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┗Ringwanderung(56-60/498)

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60 :
09/29-00:08

また一月が過ぎた。
彼奴に出逢ってからというもの時の流れが早くなった様に思う。これは…それ程までに毎日が充実しているということかもしれんな。いつも俺に寄り添い支えてくれる彼奴には、感謝してもしきれない。

俺のこの日記も、
半ば彼奴のために綴っている様なものだ。

何かと難しく捉えてしまう俺の癖を、彼奴は良く理解している。まるでRingwanderungの様に、俺はいつも出口の解らぬ霧を彷徨ってしまう。その度、俺は彼奴に救われている。彼奴は俺にとっての光であり、道標となる星だ…とこれは自分で言っていて、何か気恥ずかしいな。

これはもう百年近くも前の話だが、愛について問われた詩人が同じ様な事を言っていた。今の世も昔も、皆考えている事は同じなのかもしれんな。

アーサー。
今日も俺は変わらずお前を想っているぞ。


> 愛とはたち.こめる霧に包まれたひとつの星だ。
   - Ein Stern in ein.em Haufen Mist. -

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59 :
09/28-07:14

ふと自己形成について考える。
俺を作り上げる物はなんであるか、と。古典的且つ哲学的な思想か、はたまた単純で野生的な本能か、鍛え上げた事で形成された強靭的な精神力を携えた理性か。結局の所、正解など有りはしないのだが、考えてしまう。己の自己同一性を今も尚探し求めているのやもしれん。考えるだけ考えて答えはまた出そうにない。常に追い求めることこそが人生、か。きっとまた数ヶ月後、いや数週間後だろうか…懲りずにまた俺は同じことを考えるだろう。

日記を読み返して思う。
羞恥を覚える程の愛の囁き、惚気の羅列、思った事を直ぐに書き殴る癖を直さねばならんのだが、彼奴が喜んでくれると思うとやはり俺は止めずに今後も繰り返すのだろうな。これは俺の日記だ。極々、当たり前のように日常を書き連ねれば、自ずと愛情が垣間見える事は至極当然である、と己に言い訳をしておこう。

最愛を最愛といって何の問題がある。

>1+1=2なのは当たり前だ。
   - Jedermann weiß, eins und eins ist zwei.  -

だから此れからもこの日記の在り方は、
決して変わることはない。

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58 :
09/27-20:25

#20140927 20:25 - Leben -
今日はアーサーが59務で1日不在だった。
休日の日課である朝からのランニングと部屋の掃除を済ませ、久方ぶりに山に登った。今日は快晴だ、やはり汗を流すのは気持ちが良い。一人では何だと思い、ローデリヒを誘ってみたのだが予想通り断られてしまった。青々とした樹々と湖が美しい所だ、いつかアーサーにも写真ではなく、肉眼で見せてやりたいものだ。

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57 :
09/26-16:08

#20140926 00:10 - Leben -
夜風が涼しい季節になった。59務の帰りに夜空を見上げれば、日々変わらぬ毎日だが季節は確かに巡っているのだということに気付く。只今帰宅したぞ、アーサー。今夜も彼奴との約束は確と果たした。俺もシャワーを浴びて眠るとしよう。彼奴は今頃どんな夢を見ているのだろうな。

>Gute Nacht.
良い夢を見て眠れ。

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56 :
09/25-20:48

#20140925 20:48 - Leben -
59務の間に記念日がまた通り過ぎていった。
だからと言うことではないが、ふとある人が書いた詩を思い出した。”俺の運命はお前の運命と共にある、世に存在する何で在っても恋人たちの仲を裂く事は出来ない、俺たちもそうであろうよ”と、こんな簡潔明瞭なものではないが、要約すればこんな所だろう。彼の詩はとても美しく愛に満ちている。
”俺のものであり、お前のもの”
”お前のものであり、俺のもの”
日記を振り返れば彼奴の事ばかり書き綴っている。世間一般に言う惚気というやつに違いない。たまには世の恋人の幸せを願ってみるのも悪くはない。今日も何処かの恋人たちの記念日なのだろう。皆があの詩の様に引き離せぬ程の絆を繋ぐ事を願う。
>俺らしくない、という言葉は禁句だ。


”Wollen wir auf ewig sein.”

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