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┗MephistopHeles
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1 :
普
01/06-22:03
「 悪魔ニ身ヲ売リシ哀レナ奴ヨ
尽キヌ欲望ヲ満タシテヤロウ 」
>…暗闇に紛れて誰かの声がした…
#_______________,,,,
なんて書かれた紙切れを拾った俺様の
非現実的な現実の話を綴る日記帳
#破壊/猟奇/暴力/流血/描写散乱#
#完主体/独白/虚言癖/卑猥/露骨#
#規約厳守/乱入不可/交流不可#
>其ノ他諸々閲覧ハ自己責任ダ<
概要と言う名の覚書 >>0,2
目次及び好きな物を詰める所 >>0,3
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13 :
普
05/18-06:39
#________________,,,,
無意識なる牽制を前に
曇り硝子に愛言葉を記した
彼は凍て付く心臓を以って
金色の獣を征するだろう
無垢で残酷な瞳のまま
祈りの涙は水瓶へと落ちる
砂糖細工で作られた希望は
ただ一つを除いて
その身を貫く刃へと変わる
#________________,,,,
#未完成のまま物語は終結する。
#俺様が帰還後に残っていたら綴る可能性はある。
[
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削][
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12 :
普
03/07-19:59
第7頁
#________________,,,,
「堅物な弟が見せた涙と不甲斐ない俺」
>2015-XX-XX 21:03
静寂に包まれた部屋に微かに聞こえたの
はヴェストの乱れた小さな呼吸音だ。彼
奴は誰にも相談出来ずに悩み続けてたん
だ。俺のせいである以外の何物でもない
はずだってのに、俺は自分の事の様には
思えねぇ…だって、何一つ記憶に残って
いないからだ。其れを正直に話すとヴェ
ストは顔を上げて、涙でぐちゃぐちゃの
ガキみてぇな顔をして「大丈夫だ」と繰
り返した。呪文みてぇに、ずっと繰り返
し繰り返し、ヴェストは言ってた。落ち
付かせようと肩に触れたが、明らかな強
張りを前に何も出来なかった。そりゃ、
兄弟同士でヤッちまったとか、気持ち悪
ィよな、普通。
>21:44
俺なりに対策を考えてみたんだ。そして
ヴェストに頼んだ。俺をベッドに縛り付
けてくれと、だが断られた。「兄さんに
そんな事を出来るはずない」と、なんて
兄想いの弟だ。思わず抱き締めちまった
ら、ヴェストは震えながら頬を紅潮させ
て、「あまりくっ付かないでくれ」と引
き剥がされた。ヴェストがあまりにも気
まずそうにしてるから冗談のつもりで「
意識のあるうちにちゃんとヤッちまうか
」て言ったら「兄さん!」怒鳴られた。
でも俺の洞察力は見逃しちゃいなかった
ぜ。ヴェストの股間が膨らんでいた。条
件反射だとしても、不思議と嫌な気がし
ねぇ俺は、やっぱいつの間にか彼奴をそ
ういう対象として見てたってことか。最
低か、俺は最低だな!こんな兄ちゃんで
ごめんな、ヴェスト。目からなんか出て
来るぜ…。
#________________,,,,
[
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削][
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11 :
普
01/26-18:33
第6頁
#________________,,,,
「家族会議を開催する事を決定した」
>2015-01-XX 15:00
ヴェストの日記を覗き見してからずっ
と考えちまってる。日記を開いたこと
への罪悪感はこれっぽっちも感じちゃ
いねぇ。寧ろこれは読んで正解だ。俺
がたまたま見てなけりゃ、ずっと知ら
なかったままの真実なんだからな。可
愛い弟がマジで悩んでるってのに、張
本人がこれじゃ仕方ねーしな。そもそ
も兄貴の俺がヴェストを疑うとかマジ
有り得ねーから。其れは説教してやる
からな。取り敢えず、今日は真剣に話
合わねぇとならねーな。状況はかなり
最悪だ。記憶が無いとは言え、実の弟
に手を出すとか…最悪過ぎる。しかも
ヴェスト…俺、マジでヤッちまったっ
て事なんだよな。ヴェストォオ!早く
帰って来てくれ!俺はお前が帰ってく
る前に罪悪感に押し潰されてぺちゃん
こになっちまう。
>18:17
ヴェストが帰って来た。顔をあわせる
と直ぐに「何かあったのか」と問われ
ちまった。日頃は鈍感な癖に、こうい
う時だけ気付くんだ。後でちゃんと話
すと言えば、ヴェストは一言だけ返事
をして寝室へ消えた。それからの晩飯
はいつも以上に…と言うよりは、全く
会話が無かった。後で俺の部屋に来い
とだけ告げて俺は自室に篭る。こんな
時に寛げねぇからな。ヴェストの返事
は無かったが、彼奴はちゃんと来るだ
ろう。ヴェストはそう言う奴だし、何
より「俺様の言葉は絶対」というのが
実は昔からの暗黙の了解だったりする
んだ。子供の頃に覚えたことってのは
そう簡単には忘れられねぇらしい。特
にヴェストみてぇな堅物なら尚更だ。
>20:30
「兄さん、入っていいか」というヴェ
ストの声がした。「Ja」とだけ返事を
すれば、直ぐに戸は開かれた。ヴェス
トの奴、すげぇ深刻な顔して俺を見る
んだ…こっちまで緊張しちまうだろう
が、家族とは思えぬこの凄まじい緊張
感。まるで敵地に単身で立たされた気
分だ。俺が彼奴の日記を差し出せば、
顔色一つ変えずに「中を見たのか」と
問われた。いつの間にか、ヴェストは
大人びた表情を見せるようになった。
なんて呑気なこと考えてる場合じゃな
ねぇよな。頷く俺にヴェストは力無く
膝から床に落ちていった。まるで神に
懺悔でもするかの如く、強く床に額を
押し当てて、其れを俺はただ黙って見
てる事しか出来なかった。
#________________,,,,
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10 :
独
01/25-20:20
第XX頁
#_________________,,,,
>2015-01-XX
俺は如何するべきかとても悩んでいる。
出張から帰宅した日からというもの、兄
さんの様子が可笑しい。酒を飲んだとは
いえ、実のところ完全に記憶がないわけ
じゃなかった。だが、兄弟といえど言う
べきではないこともある。心苦しさは否
めない…ただ兄さんには記憶が無いよう
だし、尚更言い難い。今日こそはと思い
ながら数日が過ぎてしまった。あれは夢
遊病の一種なのだろうか。病/院へ行く
べきか、だが…兄さんには何て説明すれ
ばいいんだ。毎夜、俺の部屋を訪れる兄
さんとその誘いに甘んじる俺は…頭が可
笑いのだろうか。相談するにもこんな話
誰が信じると言うんだ。兄さんですら、
信じてもらえるか分からんと言うのに…
それに兄さんは俺の身を案じてくれてい
る。昨晩、何とかしようと兄さんを突き
飛ばし怪我を負わせたのはこの俺だと言
うのに、兄さんは其れすら覚えていない
ようだ。こんな状況下でとても言えたも
のではない。このままでは、俺の身が持
たないかもしれない。別々に住むべきだ
ろうか、しかし…他の奴らにも兄さんは
同じ事をするんじゃないだろうか。それ
ならば、やはり…いや、考えるまでもな
いな。明日にでも図/書/館で本を探し
てみよう。
#_________________,,,,
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