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┗雨によく似た涙の雫(16-20/53)
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20 :
Arthur
10/07-00:33
腹が減った、けどもう夜中だな。
こういうとき、あいつなら手早く軽いスープだとか、ホットミルクだとか(俺はガキかよ)、出してくれたりするんだろうか。
勿論あいつはいない訳で、空腹をごまかしながら布団に潜り込む。
>ーーー
少しずつ寒くなってきた。
菊が、この季節は栗ご飯が美味しいんですよと言って嬉しそうにしていたな。
おっと…また飯の話か。腹が減ってるんだ、仕方がない。
>ーーー
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19 :
Arthur
09/13-00:38
俺のために用意された服に、何の感慨もなく袖を通す。
一日があっという間に過ぎていくのは、何世紀経っても変わらないことだ。
近所で赤ん坊が産まれた。
綺麗に手入れされた庭で盛大に祝っているのを見かけたのはつい最近のことだったというのに、その赤ん坊はもう一人歩きもできるようになった。
永遠を生きる俺には子を成すための機能が備わっていない。
きっと他のやつらも同じだろう。人と恋はしても、子を成したやつを見たことはない。
>ーーー
人の子だったら俺も特別な何かになれただろうか。
それとも、不特定多数に埋もれて、あいつと話すことすら叶わないのだろうか。
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18 :
Arthur
09/05-00:56
>ーーー
淹れた紅茶が苦くて、焦がした菓子も美味くなくて、散々だった。
美味いケーキが食べたい、あの手で作られた、シンプルなケーキ。
フルーツもクリームも沢山使って、綺麗にデコレーションされたもの。
>ーーー
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17 :
Arthur
08/11-22:55
>ーーー
ああ、またいつの間にかこんなに時間が経ってたのか。
忙しくなるとすぐこれだ。
>ーーー
そういう運命なんだと受け入れるべきなんだ、わかってはいる。
俺がそうしてしまったんだからな。
>ーーー
好きだ、___。
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16 :
Arthur
07/31-15:47
考えすぎだとわかっているのに、見かけた言葉が胸に刺さる。
あいつもここを見たら、そんな風に思うだろうか。
燃やしてしまうまでは、俺のものだ。
俺の書きたいように書く、それだけ。
>ーーー
数年経っても、思い出せば、こんなに。
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