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┗科学少女は幻想少女の夢を見るのか?(61-70/125)

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70 :博麗霊夢(東方Project)
2014/09/01(月) 00:32

#2013/07/29(月) 05:10

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

意識はあんたに傾くようになったのは、きっと明白な線引きをされたのは、あの日から。

「…神様にお願いしたんだ。霊夢がもっと私を見てくれるように。他のどんなやつよりも私を優先してくれるように、ってな。この意味分かるか?」

あの日を境に私と魔理沙は変わってしまった。
知らない事を沢山教えられ、伝えようのなかった私を沢山みせてしまった。
それは今までの私になかった、誰にでも平等でいる私にとっては大きな変化で、その言葉は私を狂わす第一歩だった。

#誰かと共に生きると言う事。
それはとても痛くて、けれどとても幸せで。

#誰かを想うと言う事。
それはとても弱くて、けれどとても強くて。

#誰かを考えるという事。
それはとても儚くて、けれどとても美しくて。

知らない世界の色が私の紅と白だっただけの世界に沢山の色を移しだして、輝いてる星のようで。

ねぇ魔理沙、いつかあんたは私のことを星だって笑ってたけど…私は星なんかじゃないわ。
しいて言うなら、そうね…きっと空。
何者にも何物にも縛られなくてふわふわ浮いて、辺りには輝く人や妖怪たち。私はその楽園の巫女であり、何にも混ざる事のない空だったんだから。
きっと魔理沙のおかげ。明るくなったり、赤くなったり、暗くなったり、雨が降ったり出来るようになれたんだと思う。
魔理沙が空に浮かぶ、綺麗に輝く一等星みたいな星だから。空に浮かぶ、空である私が手を伸ばしたくなるような、そんな綺麗な星であるから。

でも、星は夜にしか来てくれない、いてくれない。だからそんな魔理沙に会いたくて。毎日神社であんたの事を待ってる事も出来なくて、何度も魔理沙の家に訪れて。沢山の物を知りたくて、もっともっと色を見せて欲しくて。

私はね、未だに良くわかってない。愛とか恋愛とか。本でしか読んだことがないのよ、あの古本屋に置いてある。そう、でも私は…――
>『まるで恋のように』
あんたに焦がれてる。
空と星、星と空。紅と白、白と黒

だから、私にもっと教えて。好きとか、愛をいっぱい。溢れる程に。

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69 :霧雨魔理沙(東方Project)
2014/09/01(月) 00:01

#2013/07/27(土) 02:38

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

>>53
物心ついた頃から傍にいるのが当たり前だった。

私は、お前を目標にして。
お前よりも強くなりたくて。
お前に認めてほしくて。
お前に褒めてほしくて。
#「やるじゃない」

だからいつもお前の傍にいた。
そうすれば、早くお前に近付けると思っていたから。

お前は、私にとっての『星』だった。


気付けば傍にいるのが当然だった。

暇な時には縁側で隣り合ってお茶を飲んで。
異変の時にはお前より先に解決しようと張り合って。
面白い話を聞けば、やっぱりお前にいち早く聞かせようと神社に行って。
悔しい事があれば、お前に愚痴ってスッキリするのがいいと思ってお茶をたかって。
#「ここはお茶屋じゃないんだけど」


ある日、気付いた。

#「別に、いつもの事じゃない」

お前の目は私を見ていない。
今まで気にしなかった事がやけに気になり始めた。
私と話しているのに、お前の目は私を映そうとせず何処か遠くを見ていて…それが何だか寂しくて。
お前にしてみりゃ、何の意図も無い普通の事だったのかもしれない。でも、私は交わらない視線に何故だかひどく焦りを感じた。

私は『星』を見る。
『星』は私なんか見ずに、ただ広い夜空に煌く。


一緒にいるのが当たり前の関係。
はじめは羨望、次は友情、それから…

ああ。
私としたことが、なんという事だ。
こいつにこんな感情を抱くなんて。
どうしよう。
バレたらどうしよう。拒絶されたらどうしよう。でも、でも。

>『どうしよう 好きみたい』

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68 :博麗霊夢(東方Project)
2014/08/31(日) 23:59

#2013/07/26(金) 03:20

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

>>53

声がする。
それは確かに魔理沙の声だ。

何時も意識する事はないけれど、急に耳元で呼ばれた。誘ったのは、まぁ私なんだけど。…そんな甘く私だけに囁きかける魔理沙の声。

私は魔理沙の声が好きだ。それはなんていうか、言葉で上手く説明はできないけど、確かに好きだと分かる魔理沙の声が好き。

子供っぽくて、鈴のようで、ちょっと低いそんな声。
弾けるように耳に届くその声はまるでカレイドスコープのように様々な色を見せる。

耳元で囁かれる。あの七夕の日の事。

「…こんな感じか、霊夢?」
あぁ、そう。そんな感じ。ぞくぞくする、魔理沙の声。安心するけど…でもそれと同時に心拍数が上がる魔理沙の声。それと共に触れる柔らかな唇。
ねぇ、やっぱり私好きなの。魔理沙の事。
言葉で伝えきれないくらい、形容できないくらい、私は魔理沙の事が好き。
だってこんなにドキドキしてるの。心臓が張り裂けそう。
魔理沙の前に居る時だけ、どうしてこんなにも――

「霊夢、愛してる。」
身動きが取れなくなる。抱き締めたいのに、でもまるで魔法にかかってしまったみたいに。時間が止まってしまったみたいに。

魔理沙は狡いわ。私の事、簡単に魔法を掛けてしまうのだから。
それはそう、
>『甘く痺れるかなしばり。』

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67 :霧雨魔理沙(東方Project)
2014/08/31(日) 23:57

#2013/07/25(木) 01:50

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

>首筋、胸、腰、腿、足の甲――それから、唇。

霊夢の体になら至る所にキスしたい。
キスで足りなくなると、噛み付いて、その白い肌に赤い痕を残したい。私のモノだって、他の奴らに見せつけるように、わざと見える場所に。

霊夢は赤がよく似合う。

#なるほど。お前が好きな耳は『誘惑』か。


私の折れた箒。
私の腹に刻まれた傷痕。
それを目にする度、お前が辛そうに目を背ける。
自分がしてしまった事を悔いるように。
私はそうして自身を苛むお前を慰める。

「お前のせいじゃない」
「私は大丈夫」

私に対する罪悪感で顔を歪める霊夢を可哀想に思う。
私に対する罪悪感で心を痛める霊夢を可愛く思う。

私は大丈夫。
お前が私に心を囚われているのを確認して、最低な愉悦を覚えるのだから。

ほら、そうやって傷から目を背けて作り笑い。
その心情たるや、想像するだけで私はお前を息ができないくらいに強く抱きしめたくなるよ。

なぁ。
散々心を痛めてお前を想い続けてきたんだ。
これくらいの感情を抱いたって、バチは当たらないだろう?

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66 :Ma_ris_a=Ru_le_r(鬼_畜魔理_沙のクト_ゥルフ神_話探索_紀行)
2014/08/31(日) 23:54

#2013/07/22(月) 04:51

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

チッ、幸福幸福ってうるせぇ。そんなに幸福でいたきゃどっかの教会で尼さんにでもなって日がな一日十字架に祈ってろ。そうすりゃ無償の愛とやらで頭ン中お花畑で幸福様々だ。

あの爆弾魔、何言い出すかと思えば「げ、芸術は爆弾だぜ。」「あぁ…レイムも爆弾にすれば誰も触れない…よな?」とか吃りながら頭オカシイ事しか言わねぇ。何だアイツ、コミュ障か?オマケに人間に爆弾仕掛けるとか正気の沙汰じゃねぇ、狂ってやがる。

――あ?今何か言ったか?


ガキみたくぬいぐるみ抱きしめてる暇あったら何でもいいから声かけやがれ。長い伝言が無理でも短い伝言なら返せるかもしれねぇだろ。あの雌狐と似たような顔してる癖にその辺の厚かましさは似てねぇんだな。

言い聞かせるだけの幸福なんざfxxkだ。てめぇが本当に幸福を感じたいならてめぇで動け。まさかそんな事を自分のワガママだとか感じてんじゃねぇだろうな。こちとらそれを受け止めてやるくらいの性分持ち合わせてんだよ。分かったか、kiddy?


>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。
んん…?何か違う気がするぜ…。暫く見てなかったからなぁ。今日見てみたら数話分アップされてるし。その内もう一度見直すかな。というか、こいつ自分の事ながら口悪すぎじゃないか?こう、もっとオブラートに包んだ言い方をだな…(Σ)

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65 :RE_IM_U-R-Y_UK(オ_プー_ナと偏_執_病のゆ_っくり_達)
2014/08/31(日) 23:53

#2013/07/20(土) 19:45

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

眼帯とか女子力高過ぎ!あ、あんまりいじめないでよ…?
ううん、いや…初心者だからこそ少し大手に出るべきかしら…。
ね、ねぇ同志マリー!私は知りたい事がたくさんあるの、教えてくれない?こう、うまく協力して生き残れる方法とか…いや、マリーに聞くのは間違えかしら。(はふり)

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。
好奇心は旺盛な方が案外生き残れるって幽香……りんもいってたから。

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。
痛みに勝る何とかはないっていうけど、この世界もそんなものかもしれないわ!正直者が馬鹿を見るっていうか、傷の舐め合いしてればしてるほど下らないとかなんとか。それが彼らの幸福なんでしょうか、私にはわかりません。いや、わかりたくないだけかもしれない。
だからもっと強く、つよく私の目を奪って。マリーの目だけを見ていたいから。――…なんてね!どうかしら、私のキャラ作り。(どやぁ)

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。
目が合わなければやっぱり寂しいもので、夜何時もの時間にならない端末を見つめると少しさみしくなるものね。…いやいや!深い意味とかあるわけじゃなくて、ただそういう…いや、なんていうか…あぁもう調子狂うわね!マリーこのやろうっ!(がばっとぬいぐるみを抱き締め)……うん、大丈夫よ。私は幸福、幸福なんだから。

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64 :霧雨魔理沙(東方Project)
2014/08/31(日) 23:52

#2013/07/20(土) 08:45

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

いつもより早く寝ちまったもんだから妙な時間に目が覚めたぜ。

……なんて。
実は一睡も出来てないんだけどな。行き過ぎた夜行性がすっかり体に染み付いちまってるぜ。…ああ、霊夢のせいじゃないからな。魔法使いってのは夜行性の生き物なんだ。


残酷で綺麗な御伽話を読んでいたら、やけにお前が恋しくなってしまった。お前と一緒に寝たふりを決め込んでやろうと思ったのに、あまりにもお前の事が愛しくて、ついこの日記を開いてみたら……

―――くそ、ずるい。

早く起きろよ。
起きないとキスするぜ…?


>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。
――ここまでが今朝方の独白だ。
書き換えても良かったんだが、その時のどうしようもなく霊夢を求めて渇く感情を無かった事にするのもちょっと勿体無く感じてさ。
感情はナマモノ、だからこそ腐らないようにこういう冷凍庫に保存させておくんだ。

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63 :博麗霊夢(東方Project)
2014/08/31(日) 23:51

#2013/07/18(木) 03:21

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

なんてこった!それじゃあ、悪霊っていうのは妻の方じゃなくて娘だったって事かよ。…何だかやり切れない話だぜ。

だからお前、あの時親の事とか妙な質問をしてきたわけか。

お前はちゃんと心を持っているよ。
屋敷で話した答えは勿論、今こうして過去の事を思い返しながら何かを得ようとしてる。その助けられなかった子供が私だったら、と考えて怖いと感じている。あの屋敷の不幸な家族に触れて、お前は何も感じなかったと言うが、それは違う。

「心がない、というのはどういう事なのか」

この問い掛け自体が心の変化だ。
本当に心が無ければこんな事すら考えない。

心配するなよ。霊夢はちゃんと人の心を持っている。ただ少しだけ人より感度が鈍いだけだ。鈍いからって悪いわけでもない。鋭過ぎてもしんどい事は多いからな。

子供の事は確かに父親にとっては大きな不幸だった。でも、人間も妖怪も等しく生きるこの幻想郷においては霊夢も自分で言っているように、やっぱり「事故」なんだ。全ての平和の責任を博麗の巫女に押し付けようとする方が私にしてみればおかしな話だと思うけどな。巫女だって人間なんだから。

ところで、その霊夢が小さい頃に凹んでたって時私何か特別な事したかな…。思い出せないけど、多分普通の事をしてやっただけじゃないか?んー…でも気になるな…。くそ、あの時に時間が戻せたらこのモヤモヤも解消できるんだがなぁ!

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62 :博麗霊夢(東方Project)
2014/08/31(日) 23:50

#2013/07/17(水) 09:25

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

きっと人々に忘れられてこっちの世界に屋敷ごと流れてきたのね、珍しくないけど面倒な話。

その話は始めて聞いたけど、…私にはよくわからないわ。家族だとか愛情だとか、何が可哀想なのかよくわからなくて。
あの霊…あんたの口から聞いた限りじゃ、お父さん殺してるのよ。「ママを泣かせるパパなんて死んじゃえ!」とかいって、私まで殺されかけたし。
確かに身内の中で殺し合ってしんでしまうのはあまりいい事ではないと思うわ。でもね、それ以上にそんな歪んだ関係そのものが事故で、それは仕方のない事だと思って涙すらもでてこないの。

だから、この前聞いたでしょ?
「心がないって何かしらね。」


覚えてるかしら?昔、あんたと出会って間もない頃…私が本当に小さな時の事。妖怪を倒せずに小さな女の子を助けられなくてね。それは悲しい事故だと思ってた。この世界における、営みの上に生まれる小さな事故。でも、ある日その子供のお父さんが神社にきてね。包丁を突きつけられてこう言われたわ。



>「何故娘を殺した!」




…私が殺したわけでもないのにね。思い切り襲い掛かられて私は対応できなくて、人に手を下す事はできなくて、私は人の味方…のはずだから。なのに人に包丁を向けられちゃって、たまたま駆けつけた人に助けてもらったけど、…訳わからなくなって、暫く凹んでた。

でも、今も昔も。あの死んだ子供が…あの子じゃなくて魔理沙だって思うと…すごく胸が痛くて息ができなくなりそうになるの。これがみんなのいう「心」ってやつなのかしら。

ねぇ、魔理沙はどう思う?
前同じ事を聞いた時、あんたは××してくれたわね。これも覚えてる?なんて、あんまり昔の話はするもんじゃないかしら。…でも私はそれが凄く凄く嬉しかったの今でも覚えてるの。

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61 :霧雨魔理沙(東方Project)
2014/08/31(日) 23:49

#2013/07/17(水) 02:06

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

霊夢、これ鈴奈庵に置いてある過去の新聞記事の中に見つけたんだけど昨日行ったあの屋敷の事じゃないか?


『人里郊外の洋館の悲劇。愛憎渦巻く夫婦関係と一人娘の悲しき空白の数日間』

第九十X季 葉月の一

和風建築の並ぶ里から離れた郊外に佇む洋館をご存知であろうか。昨日、この洋館から三人分の遺体が発見された。此等の遺体はこの洋館の持ち主である○○氏とその妻、そして一人娘である事が分かった。遺体の状態から既に死後数ヶ月が経っていると見られる。
○○氏は背中に刃物が突き立てられていた痕が幾つもあり、妻のXXさんは一階の○○氏の書斎で首を吊っていた。一人娘のXXちゃんは子供部屋の床で外傷も無く横たわって死んだとされる。

最初は強盗等による襲撃で殺害されたものかと思われたが、三人の遺体発見時の様子がバラバラである事、そして遺体を調べた結果それぞれ死亡時期が異なっており、特にXXちゃんは夫婦と数日死亡時期がずれていた事からこの可能性は否定された。

事情を知る者によれば、○○氏は以前より妻のXXさん以外に女性関係があったとされ、これに耐えかねたXXさんが怨恨により○○氏を殺害したのではとされている。その後、XXさんは首を吊り自殺、両親を失ったXXちゃんがその後数日間飢餓に耐えかね死亡したとされる。

XXちゃんはまだ幼く分別がつかない年頃であったが、両親の遺体と数日間であっても過ごさなくてはならなかった事を思うと、この一家殺人事件はここ数年に起きた事件史においても最大の悲劇的な事件といっても過言では無いであろう。

――――――――

これが本当ならあの屋敷にいた悪霊はこの家族の誰かという事になるのかな。霊夢が取り憑かれた時の様子を見ると妻の霊かと思うんだが、私が取り憑かれた時はどんな感じだったんだ?

それにしても…何だかこの娘っていうのが憐れだな。子供に罪は無いのに。

…ちゃんと成仏できたのかな。

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53 :博麗霊夢(東方Project)
2014/08/20(水) 02:02

甘_い恋10題とかなんとか。時間があったら適当に、ほら一緒に埋めていきましょ?

1.甘く痺れるかなしばり
>>68

2.どうしよう好きみたい
>>69

3.まるで恋のように
>>70

4.この熱は誰の所為?
>>71

5.今なら素直に好きといえる
>>72

6.からかいのまなざし
>>80

7.上手なキスの仕方を教えて
>>82

8.君に触れたがる手
>>83

9.あのキスを忘れない


10.好きで、好きで、


(お題元サイト:ttp://have-a.chew.jp/on_me/)

68 :博麗霊夢(東方Project)
2014/08/31(日) 23:59

#2013/07/26(金) 03:20

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

>>53

声がする。
それは確かに魔理沙の声だ。

何時も意識する事はないけれど、急に耳元で呼ばれた。誘ったのは、まぁ私なんだけど。…そんな甘く私だけに囁きかける魔理沙の声。

私は魔理沙の声が好きだ。それはなんていうか、言葉で上手く説明はできないけど、確かに好きだと分かる魔理沙の声が好き。

子供っぽくて、鈴のようで、ちょっと低いそんな声。
弾けるように耳に届くその声はまるでカレイドスコープのように様々な色を見せる。

耳元で囁かれる。あの七夕の日の事。

「…こんな感じか、霊夢?」
あぁ、そう。そんな感じ。ぞくぞくする、魔理沙の声。安心するけど…でもそれと同時に心拍数が上がる魔理沙の声。それと共に触れる柔らかな唇。
ねぇ、やっぱり私好きなの。魔理沙の事。
言葉で伝えきれないくらい、形容できないくらい、私は魔理沙の事が好き。
だってこんなにドキドキしてるの。心臓が張り裂けそう。
魔理沙の前に居る時だけ、どうしてこんなにも――

「霊夢、愛してる。」
身動きが取れなくなる。抱き締めたいのに、でもまるで魔法にかかってしまったみたいに。時間が止まってしまったみたいに。

魔理沙は狡いわ。私の事、簡単に魔法を掛けてしまうのだから。
それはそう、
>『甘く痺れるかなしばり。』

69 :霧雨魔理沙(東方Project)
2014/09/01(月) 00:01

#2013/07/27(土) 02:38

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

>>53
物心ついた頃から傍にいるのが当たり前だった。

私は、お前を目標にして。
お前よりも強くなりたくて。
お前に認めてほしくて。
お前に褒めてほしくて。
#「やるじゃない」

だからいつもお前の傍にいた。
そうすれば、早くお前に近付けると思っていたから。

お前は、私にとっての『星』だった。


気付けば傍にいるのが当然だった。

暇な時には縁側で隣り合ってお茶を飲んで。
異変の時にはお前より先に解決しようと張り合って。
面白い話を聞けば、やっぱりお前にいち早く聞かせようと神社に行って。
悔しい事があれば、お前に愚痴ってスッキリするのがいいと思ってお茶をたかって。
#「ここはお茶屋じゃないんだけど」


ある日、気付いた。

#「別に、いつもの事じゃない」

お前の目は私を見ていない。
今まで気にしなかった事がやけに気になり始めた。
私と話しているのに、お前の目は私を映そうとせず何処か遠くを見ていて…それが何だか寂しくて。
お前にしてみりゃ、何の意図も無い普通の事だったのかもしれない。でも、私は交わらない視線に何故だかひどく焦りを感じた。

私は『星』を見る。
『星』は私なんか見ずに、ただ広い夜空に煌く。


一緒にいるのが当たり前の関係。
はじめは羨望、次は友情、それから…

ああ。
私としたことが、なんという事だ。
こいつにこんな感情を抱くなんて。
どうしよう。
バレたらどうしよう。拒絶されたらどうしよう。でも、でも。

>『どうしよう 好きみたい』

70 :博麗霊夢(東方Project)
2014/09/01(月) 00:32

#2013/07/29(月) 05:10

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

意識はあんたに傾くようになったのは、きっと明白な線引きをされたのは、あの日から。

「…神様にお願いしたんだ。霊夢がもっと私を見てくれるように。他のどんなやつよりも私を優先してくれるように、ってな。この意味分かるか?」

あの日を境に私と魔理沙は変わってしまった。
知らない事を沢山教えられ、伝えようのなかった私を沢山みせてしまった。
それは今までの私になかった、誰にでも平等でいる私にとっては大きな変化で、その言葉は私を狂わす第一歩だった。

#誰かと共に生きると言う事。
それはとても痛くて、けれどとても幸せで。

#誰かを想うと言う事。
それはとても弱くて、けれどとても強くて。

#誰かを考えるという事。
それはとても儚くて、けれどとても美しくて。

知らない世界の色が私の紅と白だっただけの世界に沢山の色を移しだして、輝いてる星のようで。

ねぇ魔理沙、いつかあんたは私のことを星だって笑ってたけど…私は星なんかじゃないわ。
しいて言うなら、そうね…きっと空。
何者にも何物にも縛られなくてふわふわ浮いて、辺りには輝く人や妖怪たち。私はその楽園の巫女であり、何にも混ざる事のない空だったんだから。
きっと魔理沙のおかげ。明るくなったり、赤くなったり、暗くなったり、雨が降ったり出来るようになれたんだと思う。
魔理沙が空に浮かぶ、綺麗に輝く一等星みたいな星だから。空に浮かぶ、空である私が手を伸ばしたくなるような、そんな綺麗な星であるから。

でも、星は夜にしか来てくれない、いてくれない。だからそんな魔理沙に会いたくて。毎日神社であんたの事を待ってる事も出来なくて、何度も魔理沙の家に訪れて。沢山の物を知りたくて、もっともっと色を見せて欲しくて。

私はね、未だに良くわかってない。愛とか恋愛とか。本でしか読んだことがないのよ、あの古本屋に置いてある。そう、でも私は…――
>『まるで恋のように』
あんたに焦がれてる。
空と星、星と空。紅と白、白と黒

だから、私にもっと教えて。好きとか、愛をいっぱい。溢れる程に。

71 :霧雨魔理沙(東方Project)
2014/09/01(月) 00:32

#2013/08/06(火) 03:49

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

霊夢の体温が好きだ。
暑すぎず、冷たすぎず…まぁ、あいつだって変温動物じゃないんだから当然なんだけどな。
そうじゃなくて。
私にとって。
この両手で包み込む時の、胸の中に抱き寄せた時の、隣で寄り添って眠る時の、あいつの温もりが丁度いい。

キスの時の唇も、私に触れる手指も、私を呼ぶ吐息すらも、全部のあいつの温もりが丁度いい。

一方。
あいつ曰く、私は体温が高いらしくて少し暑苦しいとか。夏なんかはベッタリくっつこうとすると結構嫌な顔をする。
その代わり、冬は湯たんぽ代わり。低血圧な霊夢は足先が少し冷たい。

#私は季節に関係なく霊夢の体温に触れていたいんだけどな。


ところで、人間は笑ったり好きな事をしてる時に体温が上がるそうだ。
つまり私の体温が高いのは、霊夢と一緒にいる事そのものが私にとって楽しい事であり好きな事だからなんじゃないか?なるほど、じゃあ私は悪くない。悪くないからこれからも季節関係なくお前に抱き着こう。


>『この熱は誰の所為?』
霊夢の所為。

うむ。我ながら素晴らしい論述だぜ。

72 :博麗霊夢(東方Project)
2014/09/01(月) 00:34

#2013/08/09(金) 02:28

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

>低く私を笑う声。酷く私を妬む声。
>強く私を恐れる声。痛く私を突き刺す声。

声は嫌い。感情が表に走って心に突き刺さるから。
いつからか、本当の意味で私は考える事を止めてしまった。
他人に好意を向ける事を諦めてしまった。

自分がどれだけ人間らしく生きるか、とか。少しでも人間らしくいたいだとか。
小さい頃、あの事件をきっかけに私は本当の意味で心を閉ざしてしまった。

じゃないと、心が痛むから。心が痛んで、いつか耐え切れずに死んでしまうから。
だったら、死んでしまう前に自ら心を閉ざして守ってあげればいい。
ただそれだけ、簡単な事だった。弱い心を他人に晒す事を恐れた強い私。

ただ仮面を付けて笑って、涙なんか流してやるものか。私はそう自分で決めて泣き虫をやめたんだから。
嘘で固められた仮面だって、何れ誰も気付かなければ本物になるのだから。
私もその仮面を真実だと信じ込んで生きていけると信じていたから。

でも、誰も触れずに居たそんな仮面にきっとあんたは気付いてしまった。
妖怪はきっと知ってたのでしょう。でも見て見ぬふり。私も深く干渉しない、それが当たり前だったから。
その当たり前をあんたが壊したの。少しずつ、力尽くで壊されたのよ。



本当はだれにも言えない。助けて、助けてって怯えてた私の心。

「独りで怖がってないで、私を少しでいいから、信じてくれ。」
拒絶を続けたあの夏の夜。

その言葉一つで、心の何かが解けて、仮面が砕かれて、溶けて、蕩けていくようで。
>『今なら素直に好きといえる。』
なにを言っても、魔理沙は笑わずに受け入れてくれる。そんな気がして。

全部全部、甘くても、優しくても、苦しくても、痛くても。
ハリネズミのような私を受け入れて欲しくて。分かって欲しくて。

――…ねぇ、魔理沙。私ね、どうしようもないくらい、あんたの事が好きみたい。

80 :霧雨魔理沙(東方Project)
2014/09/01(月) 01:27

#2013/10/07(月) 05:26

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

>>53

霊夢の目を言葉で表現するとしたら、凛として涼やか。
派手過ぎない、でも端正な顔立ち、真っ直ぐ茎を伸ばして香り立つ大きな花を咲かせる白百合のようなあいつを更に美しく飾る二つの瞳。
野心に燃えてぎらつくわけでもなく、全てを見透かすような達観したような、ちょっぴり小憎たらしい目。

最近は私をよく映してくれるようになった。
凛として涼やかな眼差しは、私の前だとやけに子供っぽく輝いたり、涙で大きく揺れたりと様々な色を帯びる。

時々。
いつもは私があいつをからかっては呆れられたり怒られたりするのに、時々あいつの目は好奇心旺盛な猫のようにきらめく。
不意にドキッとさせられたり、想定していない事をされたり言われたり…。そんな時、あいつは私の反応を見て「ふふん」と満足げに笑う。猫のような大きな目で真っ直ぐ私を見つめて、あるいは横目で得意そうに。
その吸い込まれる綺麗な眼に私はまた目を奪われる。

やられた、って。


こんな関係になるまではちょっと馬鹿にされてるみたいでムッとする事が多かったあの目つきも、今では可愛らしい
>『からかいの眼差し。』

さて、そんな眼をして今度はどんなイタズラをするつもりなんだ?

82 :博麗霊夢(東方Project)
2014/09/01(月) 01:28

#2013/12/01(日) 05:04

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

>>53

ねぇ魔理沙、キスって何かしら。
私、魔理沙に会うまでキス…だなんて知らなかったの。
魔理沙とは色んなキスをしたと思う。

初めてのキスは、確か私が寝ぼけてる時に。
次は、凄く甘い飴の味。
その次は…あんまりいい思い出でもない、無理矢理のキスだったかしら。
多分これも正確には覚えてないし、魔理沙とはそれくらい数えきれないキスをしてる。

私はキスが好きよ。魔理沙とキスをして、魔理沙を凄く感じて居られるから。
其処に魔理沙がいる、魔理沙と同じなんだって…なんだか凄く安心するの。
私が好きなキスは、おはようとかお休みとかそんな時にする優しいキス。
あ、それだけじゃないわよ?もっと深く、深く、蕩けるように甘いキス。
…メルトダウンみたいな?なんていったらあんたが怒るだろうしやめとくわ。

ねぇ魔理沙。魔理沙はどんなキスが好き?
優しいキス?無理矢理するキス?互いを確かめるような優しいキス?それとも…もっともっと深い、激しいキス?
唇だけじゃないわ。ほっぺ、おでこ、指先、手の平、首筋、耳元…これも数えきれないわね。

キスをする度に、魔理沙の事が好きになるような気がする。なんだか麻薬みたいで、…すればするほど、もっとしたくなるの。


だから、もっともっと、
>『上手なキスの仕方を教えてよ。』

…寝てる魔理沙のほっぺは何時も柔らかくて、好きなキスのひとつ。秘密にしてたけど折角だし書いちゃおっと。
おやすみなさい、魔理沙。

83 :霧雨魔理沙(東方Project)
2014/09/01(月) 01:29

#2013/12/06(金) 05:06

>゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。+☆+。・゚・。

>>53

――霊夢。

……って手を伸ばしてみれば、お前はそれに応えるように手を伸ばしてくれる。
その手がお互いの体を包むように抱き寄せて、私達は欲しいだけお互いの温もりを分かち合えるんだ。


昔はそんな事考えもしなかった。
霊夢には触れたかった。捕まえたかった。
それはあくまでお前という輝く星を目印に自分が強くなる為に。いつかお前のその背中に触れて、お前よりもっと高く空へ飛ぶ為に、私はこの腕を伸ばし、この手を懸命に伸ばしていた。

時は過ぎて、今も私はお前を求めて手を伸ばしている。
でもあの時と違うのは、私が伸ばしている手を霊夢が自ら握ってくれる事。
指を絡めてくれる事。

本当は、いつだって、どんな時だって霊夢の感触に触れていたい。
手に残る記憶だけじゃ物足りない。手のひらから感じられるものばかりじゃない。
触れた時の霊夢の表情とか、心の揺れ動きとか、そういうあらゆる『霊夢』を知りたくて見てみたくて。

>『「君」に触れたがる手』
は飽きもせずお前へと伸ばされるだろう。