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┗1906.揚雲雀(155-159/168)

|||1-||||リロ
155 :朽木緋真
2012/03/08(木)13:13:28


眺める蒼は透き通って、

舞う魚達は気持ち良さそうに目の前を行き過ぎる。


鮮やかな色と滑らかな動きに見入るけれど、矢張り違う物だと認識してはふと笑みが浮かぶのです。

時間の流れが違うようで、けれども、そんな事は有り得ない。知っていながら、誤解してしまう私は何を考えているのでしょう。


幼子と戯れながら、其の子の見た世界に思いを馳せるの。


屹度とても大きいものなのでしょうね?
いつか、そんな世界を識りたいわ。いいえ、屹度私は識っているの。視えていないのね。


広大な世界に独り、遠い何かに手を伸ばすわ。

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156 :朽木緋真
2012/03/18(日)09:07:56



涙が滲むの。

矢張り私は水の中には居られないわ。咽が苦しくて堪らない。
…曖昧に為る思考で至るのです、泡沫の如くに消えて仕舞うのだと。



止まらない、(止められない)
一種の破壊衝動。




何もかも喪って、骸さえ遺しません。

生まれ、育ち、死に、
其れが理なのですもの。抗う事等愚行の極み。



なればこそ、此の苦しさを歓びと受け入れます。
直ぐ其処に迫る甘き死の誘いとして。

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157 :朽木緋真
2012/03/30(金)21:14:06



唄い手は歌詞を紡げない。


高らかに謳うには聊か足らないのです。


だって今は暗い暗い闇の中。



見えないのです。
何も視えない程の闇。




そう、詰まりは今は幕間の一時。
僅かな休憩を挟んで幕は上がります。





紡ぐ唄はもう少し後で。




> …なんて、独り言なのです。

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158 :志波海燕
2012/03/31(土)02:06:39

>禁止令発動
伴侶の権利はこーいう時に行使しないとな。

暫く俺が白哉一人占めするから、誰も近付かないこと。
何人か白哉の蝶先知ってると思うが、飛ばすの禁止。

もし飛ばしたら今までにないくらいものすごく嫉妬してやるから覚悟しておけよ?



白哉、おまえの居場所は、俺の腕の中だろ。
今は俺のことだけ見てればいい。おまえの視界に、俺以外映すの禁止な。
おまえが俺から離れられないのと同じで、俺だっておまえから離れられねぇんだ。

(暴君? なにか問題あるのか? コイツは俺のなんだから、隠したっていいだろ?)

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159 :朽木白哉
2012/05/21(月)23:20:20

 
見上げた蒼空 覆い隠す雲
届かぬ光に思いを馳せつつ
そなたも見上げるだろう空に
目を凝らす


鮮やかに 煌びやかに
住まう蒼空を照らす太陽

私が愛すそなたがふと浮かぶ
 
そして、揃いの指輪が疼いた




金環蝕など容易く視れぬものを
そなたと共に視れた事
意義深く思う




>幕は上がらず
>けれども聞こえる歌声
>二度遭う事叶わぬ日に
>何れ綴る想い唄

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