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┗1906.揚雲雀(161-165/169)
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161 :
朽木白哉
2012/10/27(土)20:08:14
# 生誕の日に
何時の間にやら此れ程の時間を過ごしていたとは些か驚いた。そして、海燕から出された禁止令から半年以上過ぎていた事にも、驚いた。
此の半年間、相変わらず海燕を待たせてばかりで。季節を楽しむ事も満足に出来ていないが…。
そなたを祝う、と云っておきながら家族団欒な訳だが…。良いのだろうか、とふと思った。
湯浴みを、と云ったのは私なのにな。
祝う事が当然で、態々非番を取る事も当然の流れで。…眠れないが故に今日は遅くなってしまったのだが。
もう何度目になるのか。
毎年そなたの誕生日には頭を悩ませている。幸せな、悩みだ。来年には、なんて言葉。そなたにしか使えぬ。
海燕、来年には私達はどう過ごしているのだろうな。屹度、甘い時間を過ごしているのだろうな。
今宵もそなたの腕の中に。
私だけの燕の元で、幾つもの夜を。
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162 :
朽木白哉
2012/12/30(日)20:54:50
今年最後の恋文を認めよう。
明日を待つには私には些か時間が足らぬ故、一足早い恋文を。
今年一年、纏めるならば改めて海燕の存在を大きく感じた年だった。
昔のように鬱ぐ事こそ無かったが、其れでも酷く揺らいだ一年で、
其れ故海燕を待たせてばかりだった。
禁止令も未だ解かれる事は無く、私は海燕の腕の中。
子ども達との時間もあまり取れぬままではあるが、此の侭海燕との時間を増やしていければ、と思う。
来年はどんな年になるのか。
否、どんな年にしようか。
愛し我が君と、愛し我が子達との時間を増やしていこう。
来年も、あの言葉を囁いてくれ。
愛し我が君、
私は何時も兄の腕の中に…。
朽木白哉
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163 :
志波海燕
2013/01/31(木)21:46:38
花束いっぱいの愛を、お前に。
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164 :
朽木白哉
2013/02/12(火)20:49:20
海燕と出逢って、六年。
此の年月は、此の世界では驚くべき程長い。私とて、こんなにも長い年月を共に過ごせる相手に巡り会えるなんて…夢にも思わなかった。
今はあまり話せぬが、其の内に時間が出来るだろうと思っている。
作らねば、出来ぬモノでは在るのだが。其れでも、海燕となら過ごせると思っている。
今宵も兄の声が聞きたい。
新たな一年を刻みたい。
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165 :
朽木白哉
2013/08/02(金)01:30:22
新たな一冊に、込み上げる懐かしさに似た何か。
恐らくは、私が知る、月の君。
何故か、…安堵を憶えた私が居る。
戻らぬ燕の羽音も遠く、形を成さぬ不安が過る日々なのに。
流れる風の薫りに誘われて覗いた綴りに兄の影を見た。此れが思い過ごしならば、無礼を詫びねば為らぬ。息災か否か、未だに兄の存在は私にとって別格なのだと識る。
愛しき燕の姿は見えず、七日目の夜とて過ごせぬ侭、時は過ぎた。其れでも、燕の帰る場所は私だと確信しているが故に、待っていられる。此の昊は燕に続いていると識っているから。
共に過ごす時には何を話そうか。けれど、零れる言葉は屹度想いを紡ぐのだろう。そして、共に休むのだろう。
傍らには私達の子ども達が寄り添って。
最早此の綴りを見る者等居らぬのだろうが、未だ此の世界に生きている証に一筆。
形を成さずとも、私は燕のモノ。
そして、燕は私のモノ。此れ迄綴った想いは変わらない。
月夜の晩には、殊更強く、燕が癒されるよう。
私の想いは、変わらず燕へと謳われる。
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