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┗2285.[時計の針を亡くした時計](163-167/177)
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163 :
朽木ルキア
2011/06/29(水)20:46:08
貴様には解るまい。
あの、区切られた空に手を伸ばす、矮小な存在の覚悟など。
貴様には、解るまい。
あの、狭い空を見上げるという、微かな孤独の祈りなど。
貴様には、解る筈など無いのだ。
空の様に広く、遠くを見つめても尚、太陽の様に輝きを映す背中を持った貴様には。
解って欲しくない、貴様は理想なのだから。
狭い空を見上げて、不意に思い出す過去。
そういえば、今頃どうしているだろうかと、懐かしさを思う。
彼方はどう思うが解らぬが、どうにも私には懐かしく、手を伸ばしてみたくなる程の希望を感じたのだ。
嗚呼、微かな祈りを、聞き届けてくれるのは、誰なのだろう。
狭い空を見上げた。
小鳥達の囀りが私の耳を侵していく。
何時か、私は鳥になりたいと思った。
燕の様に、大鷲の様に、この狭い空の中を、悠々と飛びたかったのだ。
未だ空は遠い。
>(嗚呼、私はどうして此の様な矮小な存在なのだ。祈る事しか出来ず、空を見上げる事しか出来ず、それでも尚、空に憧れ、太陽に憧れ、そして貴様に憧れる。)
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164 :
阿近
2011/07/10(日)20:50:03
七夕、なんて忘れてたぜ。
星に願いを、なんて、周りは言うが、俺は願った事があまり無い。
だが、今の願いならある。
>常に暑くない世界に行きたい。
ついでに。
冬は寒くない世界に行きたい。
(じゃあ、どんな世界がいいんだよ、というツッコミはしない方向で頼む。)
旧暦の七夕は未だらしいから、その内また願い事でも。
暇があればの話だが。
(来週は大分依頼が溜まっているという事実は無かったことにしておこう。うん。)
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165 :
朽木白哉
2011/07/10(日)20:51:36
星降る夜。
私は一人、夜道を歩く。
はぐれ鬼を捜して。
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166 :
阿近
2015/05/31(日)12:32:28
久方ぶりに来てみれば、懐かしさを思い出して、足跡を残そうと思った。
やり方を忘れて、亡くした針を探して、馬鹿みたいに愛しくなった。
それが今、
自分の過去を振り返るのに必要なのは。
たった少しの勇気。
かなりの勢い。
そして振り返る痛み。
馬鹿みたいに言葉を紡いだ日々を思い出した。
馬鹿みたいに笑い合っていた友人を思い出した。
馬鹿みたいに愛しくて堪らなかったアイツを、抱き締めた温かさを思い出した。
今の自分には、あの頃の全ては無い。
刀を抜き、刃を向ける。
その向こうに残るのは何だろうか。
わからない。
痛みか、苦しみか、喜びか哀しみか。
とにもかくにも、掌は確かに愛しさを包んだ。
愛してるなんて言葉は美しすぎる。
好きだなんて言葉は気障すぎて。
ただ、ぶっきらぼうに言った言葉が、アイツを縛っていたのかと思うと、俺は苦しくて堪らない。
言葉遊びをしよう。
ただひたすらに、ひたすらに。
望んだのは、ただ、空に身を投げる、覚悟だ。
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167 :
朽木ルキア
2015/06/13(土)06:49:31
貴方はそうして離れていき、何時か私を忘れる。
それでいい。
それでなくては。
そうでないといけない。
何時かは離れ、
何時かは忘れ、
何時かは懐かしみ、
何時かは涙する。
それでいい。
それでなくては。
そうでないといけない。
貴方は今、どうしているのか。
私と離れるのを恐れ、ただ温もりを抱いた貴方は。
問うのみ。
しかし、答えなどなく。
ただ、私は、振り返る。
そして、ただ、私は、後悔して。
ただ、私は、自責の念に囚われ。
ただ、私は、涙する。
>貴方を忘れるなど、ありはしない。
(ありはしない、のに。)
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