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綴一覧
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|||1-||||リロ
13 :朽木白哉
2010/03/16(火)00:01:22

夜毎に交わす蝶。
飽く事無く交わされる其れに添えた声が喩えよう無く愛おしい。

>羽音、声、薫、言葉

ありふれた日常でさえ、お前とあらば恋しいと思う此の心、私は何に喩う可きか。
言葉に出来ぬこの想いの全てを映すのはどうする可きなのか。

>鳥は歌に、獣は牙に、

>ならば私はこの双腕に、



『愛している』以上の想いをのせて、

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14 :阿散井恋次
2010/03/18(木)21:09:50

朽木隊長に初めて伝える話。


一月の終わりから二月の中旬頃…俺が朽木隊長の手を離しちまってた期間。
俺はある綴りを読み、朽木隊長の其の時の心情を知った。

朽木隊長の哀しみや孤独感、時には悲痛に歪む感情や隊長には似合わねェ汚い言葉。
俺は其れを読んだ時、酷く心が痛んだ。
自分の不甲斐無さから朽木隊長の手を離し、隊長の想いや期待に応えられ無ェ自分が凄ェ嫌だったし、何よりも隊長に不安や哀しみを与えてる事に酷く後悔した。
深夜に書かれる言ノ葉は不安で夜も眠れ無ェ隊長の心情を表していたし、何よりもこんな俺を其れでも諦め切れ無ェと云う強い想いが伝わって来た。


そんな隊長の言葉の数々を読んで第一に思った事。

『朽木隊長に、こんな哀しい言葉を綴って欲しく無ェ。』
『朽木隊長に、こんな汚ェ言葉を吐いて欲しく無ェ。』
『朽木隊長に、安心して眠って欲しい。』

自分の所為で朽木隊長を苦しめているクセに、消しては新たに綴られる孤独な言葉に俺自身も苦しめられる。
如何して俺は、朽木隊長を苦しめるだけの存在になっちまったんだろう、と。
一度そう思っちまうと、俺自身も如何して良いのか解らず、朽木隊長の気持ちから目を背けちまってた。
朽木隊長を俺から解放してやる事が、朽木隊長の倖せなんだと勝手に決め付けて、隊長から逃げ様としていたんだ。
そして、其の行動こそが俺自身も苦しみから解放されるのだと思ったから。


だけど、そうじゃ無かった。
其れでもずっとずっと、朽木隊長は根気強く俺を待っていてくれた。
時には不安を吐露し乍らも、弱音を吐き乍らも、其れでも強い想いを綴り乍ら待っていてくれた。
…そんな言葉があったから、俺はもう一度朽木隊長と向き合う決心がついたんだ。
俺も隊長と同じで、アンタが好きだからこそ苦しんでいるんだって気が付いた。

俺達死神は肉体的には強くても、精神的…特に好きな相手の事となると途端に脆くなる。其れは人間だって同じだろう。
だから、弱くても良い。そりゃ、強ければ其れに越した事は無ェけど…其れより大切なのはきっと相手を『好きだ』っつー想いの強さ。
想いが強ければきっと相手に届く。きっと伝わる。

届いたからこそ『今』がある。
伝わったからこそ、今此の瞬間、アンタを素直に好きだって言える自分が居るんだ。


だから俺は、此の帳面で自分の想いを目一杯伝えて行こうと思う。
良い事だけじゃ無く、嫌な事や哀しい事、不満も全て隊長に届く様に。
自分一人で抱えずに隊長に伝わる様に、自分の全てを此処で晒け出します。

だから隊長も、もう彼処じゃ無く此の帳面に色んな事を綴って下さい。
アンタの言葉ならどんなモノでも受け止めてみせますから。

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15 :朽木白哉
2010/03/19(金)21:49:40

>名前バトン


>1.あなたの名前は?

朽木白哉。


>2.あなたの名前の由来を知っていたら教えて下さい。

全て語るのに小一時間程時間を要するが構わぬだろうか。


>3.あなたのあだ名はなんですか?

『白哉坊』、『びゃっくん』。
…断じて認めぬ。


>4.こんな名前が良かったという名前があったら教えて下さい。

名は体を表すという。
この名で無ければ私は私ではない。
…とはいえ、それでは答えにはならぬか。良い名だと思うのは男なら『恋次』、『海燕』、我が祖父の『銀嶺』などは響きが良いと思う。
女なら不本意ではあるが『夜一』。


>5.自分の子供につけたい名前を教えて下さい。

これは…気恥ずかしい故恋次に直接。


>6.好きな苗字はなんですか?

『阿散井』、『志波』。


>7.あなたのまわりにいる他にはあまりいないような名前

これは恋次と同じ答えだな。
だが群を抜いて『阿散井』は珍しい、というか読めぬ。


>8.バトンをまわす人の名前(何人でも可)

興味のある者は是非。

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16 :朽木白哉
2010/03/22(月)02:05:44

とある綴りの話。
今はもう削ぎ落とした数頁。

不安、疑心暗鬼、暴言、自卑。
醜い言葉を綴っていただろう、傷付けただろう、失望させただろう。そんな下劣な言葉を吐き散らしたそれをお前に見られていたと知った時、何にもたとえられ無い衝撃を受けた。

酷く狼狽した私に届けられたのは、其れすら受け入れるという彼奴の強い覚悟と心。思わず零れ伝った液体の意味を文字として綴るには事足りず、お前に宛てて伝える事すらままならない。ただハッキリしているのはお前が私に伝えてくれたこと、私の穢れから目を逸らさず受け入れてくれた事を私自身が嬉しいと感じたことだった。

…お前と一緒にありたい・共に倖せになりたいという想いが溢れて、言えどもそう単純な想いでも到底無く言葉を知らぬ己を悔いるばかりで。恋しい恋しいと啼けども心は満たされぬ儘乱れるばかり。



>三月二十一日。

お前の伴侶になりたいと、

今までずっと口にする事を避けてきた、否、恐ろしくて口にする事が出来なかった願望を言葉にした。臆病な私にお前は言ってくれたな、『二人で永遠を見つけたい』と。
…そうだな。二人で倖せな永遠を見付けよう、まだまだ先は長そうだ。お前ともっと恋がしたい。もっともっと恋をして、お前の全てを受け入れたい。私も逃げずに想いの全てを此処に記して綴っていくから、お前の心に応えるから。

二人で一つになれるように。





愛している、私の可愛い子。

私の心。

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17 :阿散井恋次
2010/03/23(火)21:00:05

此間の日曜日、久し振りに朽木隊長の邸に行った。
本当に何ヶ月振りだろうって感じで、何時も俺を出迎えて朽木隊長の自室迄案内してくれる遣いの爺さんと話が弾んじまった。
あの爺さんは何時もニコニコしてて優しいからつい色々話しちまうんだが、其れを朽木隊長に話したら一寸機嫌が悪くなっちまった。
…如何やら自分を差し置いて爺さんと話が弾んだ事にヤキモチを妬いたらしい。…んな事でヤキモチ妬いちまう朽木隊長が可愛い。

朽木隊長の自室は相変わらず綺麗で、畳の匂いが心地良い。
縁側に腰を下ろし黒猫の朧と共に夜空に浮かぶ白い月を眺める朽木隊長の横顔が、酷く綺麗に見える。
こんなに愛しい恋人が、俺を待ってくれている。其れだけで嬉しいのに、俺の霊圧を感じた隊長は立ち上がり此方へと振り返り俺の名を呼び乍ら出迎えてくれる。
そんな些細な事すら倖せに感じて、俺は足早に隊長の元へと駆け寄り、華奢な身体を抱き締めた。

朽木隊長を抱き締める、其れだけでこんなに倖せに感じた事が今迄あっただろうか?
もう何度も何度も抱き締めて、何度も何度も接吻を交わし、そして幾度と無く身体を重ねた。
でも、此の日は俺も隊長もお互いの身体に触れる度に鼓動が高鳴った。
特に朽木隊長は凄ェ緊張してたみてェで、触れた心臓はドキドキと早鐘を打ってたし、珍しく言葉でも其れを伝えて来てくれた。
正直、凄ェ可愛いと思った。俺が触れる度に反応してくれる隊長が酷く可愛らしくて、俺は隊長を翻弄する。
翻弄すればする程隊長は顔を紅潮させ乍ら甘い声を上げ、艶かしく身を捩る。


俺は本当に倖せモンだと思う。
アンタの笑顔が見れて、声が聴けて。其の上俺の手によって乱れる姿迄見れるなんて…本当に凄ェ事だと思う。
隊長と過ごす一刻一刻が、其の一つ一つが凄ェ大切で凄ェ倖せだ。

『永遠』なんて本当は無ェのかも知れねェ。
だけどそうやって一つ一つを大切にする事で、ゆっくりと二人で進んで行く事で、フと気が付けば『此れが永遠なんだ』と思える様になれば良い。
其れが俺達の歩み方だと教えられた、二人だけの静かな夜だった。

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