初 - 覚書帳

綴一覧
┗2641.初(21-25/142)

21 :朽木白哉
2010/04/01（木）00:39:22

嘘を吐くと宣言してどうする、馬鹿者。
それでは全く意味をなさぬではないか。

私も同感。
貴様に下手な嘘など必要ない。

お前はお前のままでいろ。

>　4/1　21：24

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22 :阿散井恋次
2010/04/01（木）21:12:47

今日は現世では嘘を吐いても良い日らしい。
確か、『えいぷりるふーる』つったか？
ってな訳で、俺も一寸嘘を吐いてみようと思う。

色気が無ェ！可愛く無ェ！
俺はそんな朽木隊長が大っ嫌………

…だ、駄目だっ！嘘でも朽木隊長の事嫌いだなんて言え無ェ！

長い黒髪に白い肌、艶っぽい唇に切れ長の黒い目、華奢な身体が色っぽい。
年上なのに二人っきりの時は俺に甘えてくれて、天然で可愛い。
俺はそんな朽木隊長が大好きだ。

うん、やっぱり嘘を吐いても良い日だからって自分の気持ちに嘘は吐けねェや。

俺には『えいぷりるふーる』なんて日は要らねェな。

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23 :阿散井恋次
2010/04/04（日）15:08:57

六番隊舎から朽木隊長の邸へと続く道にある桜並木。今が丁度満開で見頃だ。

桜の花を見ると如何しても顔が緩んで仕方無ェ。朽木隊長を象徴する花だからな。
俺は正直花なんて全然興味無ェし、花言葉なんてモンも殆ど知らねェ。でも、桜とウチの隊花である椿だけは知ってるぜ。

桜は、『優れた美人』『純潔』『精神美』『淡泊』なんかの意味がある。
…凄ェ、全部朽木隊長にピッタリな言葉だ。特に最初の『優れた美人』なんて朽木隊長其の物だし、『純潔』はまァ…俺と出逢う前はそうだったろうし。
今の朽木隊長は正直俺の手によって身体は俺色に染まっちまってるだろうけど（笑）、心は純粋な儘俺を想ってくれてるからな。
隊長の斬魄刀のイメージもあるけど、隊長自身が此の花言葉其の物だからこんなに桜の花が似合うんだろうなァ。

勉強嫌いの俺が、朽木隊長の事となると色んな事を知りてェと思っちまう。
隊長の誕生日とか、好きな食いモンとか、好きな色とかそう云うのも勿論だが、今何を感じてるのか、思っているのか。
朽木隊長は基本的に感情を表に出さねェ性質だけど、俺にはほんの些細な変化も解る。
最近はお互い自分の感情をちゃんと口にして伝える様にしてるから、其れも相俟って朽木隊長の事が本当に良く解るんだ。
朽木隊長が俺の事が本当に大好きで、大切にしてくれている事も。

そんな朽木隊長を俺も大好きで、大切で、可愛いなァって思うし倖せにしてェなァって思う。
本当に大好きで愛しくて、『好き』とか『愛してる』とか、言葉だけじゃ表現し切れねェ位想ってて。
手ェ繋いだり口付けたり、身体を重ねる事で想いを伝えても、其れでも足りなくて。

此の無限に溢れる想いを全部隊長に伝える事が出来なくて歯痒い思いをする事もしばしばだ。
本当に大切な人が居る奴は、こんな歯痒い思いをしてねェのかな？
皆如何やって自分の想いの丈を相手に伝えてるんだろう？
『好き』以上の『好き』を、『愛してる』以上の『愛してる』を伝える方法、誰か教えてくんねェかなァ…。（笑）

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24 :阿散井恋次
2010/04/10（土）13:34:59

最近如何にも緩みっ放しな気がする。
…へ？何がって？

…顔が。

春の陽気の所為もあるけど、やっぱり朽木隊長が何時も傍で笑ってくれてるって云うのが最大の理由だ。
どんなに忙しくても、どんなに疲れてても、お互いの顔を見たり声を聞いたりする事で癒される。

最近は俺の方が直ぐに眠気が来ちまって先に寝る事が多い。
昔なら俺は其れが申し訳無ェって気に病むし、隊長は寂しい思いをしてギクシャクしちまう事もあったけど、今は違う。
勿論親しき仲にも礼儀有り、だから翌日ちゃんと謝るけど其れが原因で不穏な空気になったりはしねェ。
…考え方一つでこんなにも違うんだな、自分でも驚きだ。

勿論、逢えねェ日が続いたら寂しい思いをする事もあるけど、ほんの少し隊長の声を聞くだけで其の寂しさがどっかに飛んで行って倖せな気持ちになる。
其れに、本当に寂しくなっちまって、其れでも朽木隊長の声すら聞けなかったら、有沢の言う通り此処に綴れば良い。
『寂しい、寂しい』、そんな事ばっか考えてねェでほんの些細な嬉しい出来事を大きな倖せに変えれる様な、そんな前向きさが必要なんだよな、恋愛って。

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>有沢
お前が此れ以上精進して成長したら、素敵な人になり過ぎてダチとして接するのが畏れ多くなっちまいそうだから今の儘で居てくれ。
…なァんて、まァ此れは冗談だが、精進は焦らずゆっくりな？焦って突っ走り過ぎても逆効果だしよ。
俺の呟きにも反応してくれて有難うな、お前の言う通り自分の気持ちを素直に伝えて行こうと思う。
其の瞬間瞬間が、自分の本当の気持ちだもんな。
また蝶の準備が出来たらお前の伝言板の方に連絡させて貰う、そん時にあーだこーだゆっくり話そうぜ。勿論、また偶然逢えるのも愉しみにしてっからよ。

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25 :阿散井恋次
2010/04/17（土）17:22:05

朽木隊長と俺の身長差は現世の単位で云うと八センチ差。
八センチも違うと周りの風景とか、物の見える雰囲気とかも若干変わったりするんだろうか、と思ってみたり。

時々、朽木隊長が子供みてェだなァって思う事がある。勿論、良い意味でだ。
此間朽木隊長から貰った、現世の甘味で『タルト』っつーケーキ。
四種類あって、タルトの上に苺が乗ったモノや桃が乗ったモノ、チョコレートが塗られたモノもあった。
朽木隊長に贈り物をされて凄ェ嬉しかったから自室に戻ってからゆっくり食おうと思ったら、

『今、私の前で食え。』と。

んで、俺が苺が乗ったタルトを食ったら隊長は普段見せねェ可愛い笑みで喜んでくれた。
こんなに美味いタルトを貰えて嬉しいのは俺の筈なのに、其れ以上に朽木隊長が喜んでくれて、何でそんなに嬉しそうなのか尋ねたら、

『私の贈った物を恋次が目の前で食してくれているのが嬉しいのだ。』

そんな言葉を聞いて、朽木隊長って本当に可愛い人だなァって思った。
勿論、俺が朽木隊長の立場で、朽木隊長が目の前で俺の贈り物を美味そうに食ってくれてたら凄ェ嬉しいけど、まさか隊長がこう云う事でこんなに喜んでくれるとは思わなかったから凄ェ可愛らしく感じた。
普段は大人で綺麗な人ってイメージなのに、時々こうやって見せてくれる子供みてェな可愛らしさに心が温かくなっちまう。

きっと隊長は無自覚なんだろう、こんな風に何時迄も俺をときめかせて心惹き付けている事を。
そして、こんな風に無邪気さを見せて『此の人を護らなきゃ』って思わせている事を。

身長差八センチ。体重差は十四キロ。
俺より一回り小さなアンタを護りたいと思う気持ちは当然で、然もこんなに性格の可愛いアンタなら必然的にそう思っちまう。
朽木隊長は狡ィ、こんな風に可愛い姿を見せて俺を更に虜にしちまうんだからな。
実際の身長差や体重差よりも、アンタが酷く可愛らしく思える瞬間がある。
悔しいけど、俺はアンタに骨抜きにされてる。アンタを護りてェと想う気持ちが溢れて仕方無ェよ。

時々膝を曲げて隊長と同じ高さで周りの景色を見てみてェなァって思う事もあるけれど。
でもやっぱり、上からアンタを見下ろす此の角度が好きだ。
そんで、下から俺を見上げてくれるアンタの其の表情が大好きだ。

俺は、朽木白哉が大好きだ。

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