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91 :
朽木白哉
2010/09/27(月)00:22:58
久しぶりに飛ばした蝶。
迷わず行き着いてくれれば良いのだが。
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思いがけず直ぐに帰したらしい蝶に微睡みながら手を伸ばす。
頼り無い指先に留まる蝶は確かに役目を果たしてくれたようだ、久方振りに耳にする声音に思わず口元が緩む。
有難う恋次。
今日も怪我などせぬように。
>9:12
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92 :
朽木白哉
2010/10/04(月)00:16:17
少し間があいた。
気付けば今年も残りふた月、時が過ぎるのは早いものだ。
現世に『はろいん』、という南瓜の祭があるというのをルキアに聞いた。老若男女問わず、仮装をして練り歩くという奇怪な祭だそうだ。現世に詳しいお前は既に知っているのだろうが…。
ルキアに促される儘、好きなように小さな南瓜の目と眉をくり貫いてみたが、何が足りぬかと思えば頭の紅い尾。朧が何処からか拾ってきた松毬を頭に添えてやると大きさといい、良い具合におさまった。(朧には代わりとして大振りの鈴を。先程から音が凄まじい)
…後から知ったが、祭の本番はまだ少し先との事。この南瓜はやはり寂しくなった執務机の上へと備えておくとする。
―――
些か大きな任を総隊長より遣わされた。
疑問を持てど他に選択の余地など無いのだ、私はこの身を賭して励む心算でいる。
恋次、お前がいるから頑張れる。
―――
一人で焦って自爆。
もっと他を客観視できたなら。
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93 :
朽木白哉
2010/10/10(日)11:04:08
受けた任もひと段落。
僅かながらに怒号の日々故此処への筆を疎かにしてしまっていたようだ。
今日の空模様も些か重い。
―――
>以下私信
燕の志波家長男、白兎の我が義妹へ宛てて
相変らずの愛らしい回答、堪能させてもらった。
私も恋次も予てから挑戦してみたいと思っていたもの故、嬉しく思う。恋次が帰した後に二人でゆるりと回答していくつもりだ。
季節の変わり目の所為か朝夕は極度に冷え込む、両名とも互いの為に自愛の心を忘れぬよう。
…などと、兄等には無用の心配だろうが。
機会あればまた、恋次も交えて酒でも交わしたいところ。
長くなったが此度はこれにて。
礼を言う。
阿散井恋次・朽木白哉
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94 :
朽木白哉
2010/10/12(火)02:57:42
次に逢ったら何をしよう。
衝動的に逢いたくなった時、最近そんな事を考える。
以前、現世の遊園地での逢瀬に夢を馳せたという恋次の綴り書きが凄まじいと揶揄した私が、今になって同じような事を考える事になろうとは…。
……許せぬ。
彼奴が帰したら開口一番、何と言おう。
「長らく待ちわびていた」
「怪我はないか」
「逢いたかった」
「元気にしていたか」
…落ち着いて言葉を紡げるものなのだろうか。
否、それよりもまず彼奴に触れたい。
言葉などそのあとで良い。
私自ら出向いて無駄に高い位置にある耳朶を確りと掴む。この間手加減は無用、思い切り抓って人気の無い所に引き連れる。馬の手綱を引くように。
彼奴を前に立たせたら、強く強く抱き締める。
(この辺りは毎夜大使で練習せねばなるまい…大使には申し訳ないが、暫し彼奴の代わりを務めて貰わねば)
そうすれば彼奴にも、言葉足らずとも伝わってくれる筈。私の想いも、心も、体温も全て。
どんな顔をするのだろう。
そう考え空想に浸るだけでも愛おしい。
人目を考えず粗野な振る舞いをする私に、困った顔をするのだろうか。はたまた、あの逞しい腕の中に私を抱いて、穏やかな顔で久しく感じぬ温もりを分けてくれるだろうか。
そろそろ冷え込む季節だが、お前はちゃんと私を温めに戻ってくるのか。お前は私の湯たんぽなのだから、傍に居てくれねば凍えてしまう。
…などと、子供のような戯言を、今日くらいは残してもよかろう。
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95 :
朽木白哉
2010/10/15(金)01:06:18
先日道端に咲く彼岸花を見た。
お前を思わせる紅色の鮮やかな其れが風に揺られる傍で、それより少し背の低い白い彼岸花も揺れていた。
驚いた、彼岸花とは紅だけではないのだな。
紅の横に咲く白を見た時、私とお前の姿が脳裏に浮かんだ。
色に例えるなど聞き飽きたか?
…そう言うな、斯様な些細な事でさえお前を想い、愛おしく思う私を女々しいと笑ってくれても構わぬ。
彼岸花は秋を示す花。
もうそんな季節か…夏にお前が発って、もう四季が移り変わろうとしている。早いものだな。
次に声が聞けるときは、きっと目出度い報告も聞けるのだろうが…今はそれを楽しみにしておくとしよう。
気候もなかなか安定しない。
変わらず体を労わる事を忘れぬようにな。
> 愛しこ犬は温かくして眠ること
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