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96 :
小島水色
2010/10/19(火)13:32:20
君がいないこの街は、
どこか冷たい。
―――
久し振りに訪れた街。
一人で来るのは初めてかな。
此処に来る時は何時も君が隣に居たからね。
相変わらずの雑踏。
耳を塞ぎたくなる音楽。
ゴミの山。
変わらない賑やか過ぎる街の景色がそこにはあった。
ただ、何だろうね。
僕の好きなこの街が、
いつもより色褪せて見えたんだ。
君のいない街は
こんなにもくすんで見えて、
こんなにも冷たい。
立ち止まって空を見る。
嗚呼、
僕の空は狭くて暗い。
モノクロの空に君が恋し。
>僕の世界は君に侵されていた。
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97 :
朽木白哉
2010/10/21(木)01:33:40
夕暮れを見ぬ間に日が暮れて、
鴉の帰路は宵の色へと羽が融ける。
知らぬ間に随分日が短くなったものだ、筆を走らせる指先が冷えたと思えば窓の外は薄暗い。
つい先日まで騒々しい程鳴り響いた虫の声すらもこの静寂を前にまるで削げ落ちたかの静けさ。
便りが無いのは元気の証拠というが、空の執務机を見るとやはり何処か物悲しい。
とは言え此処には居ないお前の先の便りを見る限り、存外向こうで充実した日々を送っている模様。そう言えばむくれて否定する様が目に浮かぶものの、毎日忙しく働くお前を想うと眩しい程だ。
任務が忙しいと言う、されど何処か使命感に燃えるお前の姿が美しい。熱心な姿勢ほど目を惹くものは無いな。
…私が案ずるべき事など、最早お前には無いのやも知れぬ。
一生懸命なお前が愛しい。
(其の横顔を拝めぬのが残念なところなのだが)
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98 :
朽木白哉
2010/10/23(土)00:14:19
明日からまた忙しくなる。
非番を返上しての茶会…これも勤め。やむなしか。
お前も明日は仕事か、はたまた向こうの非番を有意義に過ごしているのだろうか。
急に冷え込むが体の疲れをとるには湯に香を入れ蝋燭の火を眺めると良いと聞く、心が落ち着くのだそうだ。
疲労が酷い時には甘い物も良いと聞く故、…特別に此度は経費で落として良い事とする。頑張っているお前への褒美としよう。
今年も残すところあとふた月と少し。年が変わる前には、一度此方へ帰還できたなら良いのだが…過剰な期待はお前の負担になりかねぬ。
此度はこのあたりで。
…おやすみ。
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99 :
朽木白哉
2010/10/24(日)22:50:01
模索。
―――
ひとつ決めてはまた戻り、ふたつ退き振り出しへ止まる、思い悩む時さえも。
お前を想えば至福に変わる。
焦がれる気持ちも愛しさも、全てはお前が与えてくれるもの。
ありがとう、愛している。
何時届くかは解らぬが、改めて此処にこの言葉を刻む。
愛している、恋次。
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100 :
朽木白哉
2010/10/26(火)00:56:35
確保。
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