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┗3420.春宵一刻(26-30/111)
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29 :
黒崎一護
2016/11/06(日)18:38:50
真っ暗闇に浮かぶ、vivid color.
小さく、紅い口付を。
沈む、沈みゆく…。
浮かばれない感情。
取り戻せない手管。
真っ白なキャンバスを目の前にして、
俺の時は心音を刻まない。
さわさわと
白兎の足跡を
森の中で探し続けて…。
まるで大地を照らす月の様なお前の隙き灯りも通さない、
緑の軍勢。
停まりそうな、俺の心臓。
どうしたんだろう。
酷く、調子が悪い。
クソみてぇな、気分。
こんな日は、逆に明るく振る舞っちまう。
…酷くされてぇな、畜生。
結論。
俺はてめーを傷付けるコトで
生を感じる只の愚者。
あの傷を忘れるな、と
魂が呪いをかけてくる。
早朝、夢を見た。
俺は相変わらず、襲われてた。
声は出ない。力も出ない。
俺ハ、コウイウ、運命ナノダと、
魂の記憶が、俺に思い起こさせようと…狂い咲いて、
定期的に見せて付けてくる、
俺の存在価値。
無意識に傷を付ける生き方をして来た。
時折訪れる春に、呪いから護られて来た。
けれど。
魂に刻まれたキズは、
俺を、開放してはくれない。
嗚呼、助けて欲しいのか。
俺は。お前らに。
くだらねぇ。
情けねぇ。
ひとりが、マシだ。
冷えてく心が、冬の夜空 オリオンの星に
露と消えゆく。
このまま躰まで、
消失してしまえば、良いものを。
早く捕まえて、
森で迷う前に。
…―――頼むよ。
○○○。
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30 :
黒崎一護
2016/11/06(日)23:59:08
「ただいま、一護。」
おかえり。
「眠いよ。」
寝ていいよ。
…
…
「話そう、一護。」
ふぇ?!
帰ってくるなり二言目に眠いって言った人が何を…。慌てて相手の前に座り直す。
互いの家族の話とか、
浦原さんとあの人の話とか、
石田が物まねが出来る話とか、
石田の好きな芸人のネタとか、
ルイボスティの話とか。(石田が好きだから)
「石田、誕生日おめでとう。」って、思い出したように言ったら、
「歌ってくれないの?」と言うので、恥ずかしながら小声で歌ってやった。
そうだ、今日の”愛してる”も言ってない。
「雨竜、愛してるよ。」って伝えたら、
うん…。と小さく返事がかえってきた。
ルイボスティの話をしてたら飲みたくなって、「いやしかし俺達出逢えて良かったよなー。」なんて石田に言いながら、昨日買ったばかりのそれを煎れて口にしながら会話してたら、
段々会話が途切れて来て…、
「ねむい?」って聞いたら、
寝ない。
って言う。
「ねんね。」って言ったら、
子供じゃない。
って言う。
…
…
何度目かの”寝ていいよ。”のあと、
すやすや寝息を立てて、寝てしまった。
俺はというもの、これからどうしようかな…と、
眠りに落ちた石田の顔を見ながら、頬杖ついている。
以前、”寝る前のトークは恥ずかしいからしない。”と言っていた、
毅然とした彼はどこに行ったんだろう。
あどけなく眠るその姿に、お前の誕生日は優しく静かに時を刻んでいく。
お前の隣じゃ、ゆっくりとだけど、前へ進めるんだな。俺…。
零時に間に合わなかったプレゼント、話しながら仕上げて、見せたら可愛いと喜んでくれた。
浦原さんが、自分にリボン巻いて、「プレゼントはお・れ♡ってやんないんですか」、って言ってたので、
まあその様な贈り物をしておいた。
俺のヘタウマな絵には唯一喜んでくれるんだよな。
渾身のメインじゃなくて、添え物の落書きに目が行きがちなのは、石田のツボが変わってるからだろう。
(ハロウィンのフェレットが可愛かったと言ってた。)
………さてと。
零時に間に合わなかったお詫びに、
本日11月6日の最後の1分をここに残して、
石田の誕生日のカーテンを閉めたいと思いマス。
………寝息ずっと聴いてたい。石田が起きる朝までそうしてたら引かれるかな?試しにやってみよ。
俺が眠るまで。ずっと聞いて居よう。
…
…寝息とまった。(笑)
石田は夢を見ないと言う。
俺と大違いだ。
俺は夢で現実との二重生活をしている。
それ程にリアルな夢を見る。
楽しい時もあるが、
しんどい時が多い。
浦原さんは白黒だっつってたかな。
あれ、俺浦原さんのコト書き過ぎ?ごめん。
さてと…。
夜は更けて行く。
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