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スレ一覧
┗1972.Corpse Reviver【〆】(60-64/248)

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64 :ヨルク・ビス・アエタス
2021/02/12(金) 20:03

素朴な疑問を解決


#お前どうしてそんなに喧嘩慣れしてるんだ?ホスト以外に何か過去が…
>いやいや、至って普通の学生時代だったぞ。べつに慣れちゃいねぇよ。喧嘩ったって避けて殴るだけなんだ、スポーツみたいなもんだろ?
#うちのアラヒトは万能だな。特攻服で鉄パイプを振り回していたのではなくて安堵した。
#スポーツできるのか?
>そりゃお袋の世代の話だ。ま、センスの塊だからな。俺は。
>強いて好きでもないが、モテそうなスポーツはひと通りやれるぜ。好きなスポーツ?セッ─…、うそうそ。玉突きかな。
>アンタこそどうなんだ?…乗馬とか?
#母君は足首までのスカートを穿いていたそうだな。まあそれはいい、アラヒトは今日も輝いている。
#玉突きもお前が口にすると疑わしい。
#察しの通り遠乗りや騎射だ。剣技大会でもそこそこの戦績を残している。ダーツやビリヤードも恐らく上手いぞ。やるか?
> こう言ってほしいんだろ?…俺のキューでヨルクちゃんのボールを弾けさせてやるよ。
>おっ、いいね。お手並み拝見といかせてもらうか。負けたほうが一日バニーガールでどうだ。
#………して♡
#望むところだ。(──…傍らにはブルに矢が密集したダーツの的がある。さて単純なナインボールで始めた撞球は、両者譲らず⑨のみを残して相手のターンだ。長い四肢はキューを構える姿も様になり……しかしショット直前、とんでもなくグラマラスなセクシー美女が目の前を横切り)
#素手も格好良かった、と伝え忘れていた。
>──…、…。(空仰ぎ)(ビリヤード台に相手を転がし股座のボールを<規制>る妄想で心を落ち着けるもののいきりたつマイキュー)
>(その瞬間、体が勝手に傾いた。台にめり込む勢いで身を伏せ狙う先は──極端に短いスカートの中。ほどよく引き締まった足の付け根に光沢を放つ布を捉えて満足気に口角を上げ。その後一日、政務をこなす王子の隣に控えた面妖な兎はしきりにこう呟いていたという)…──負けて悔いなし。
>ん、そーか?そりゃあんがとよ。…つっても、組手じゃアンタに勝てた試しがねぇからなァ。
#……、…しないなら勝手に借りる。(布地の下で主張するアラヒト'sキューを撫で上げ暗転)
#(各国の重鎮が囲む会議の円卓。常ならば己を嫌う輩から嫌味の一つ二つ飛ぼうものの、今日はえらく静かに済んだ。筋肉兎さまさまだ)──ふふ、またバニーを賭けて戦おうな。
#……。よし、やるぞアラヒト。(寸考、のち右足を引いて拳を構え)お前、右利きだよな?
>(結局妄想通りにショットし倒して点灯)──あんなに初心だったのに、ほんとスケベに育ったもんだぜ…。
>(会議中は秒で目を逸らされるわメイド達には面白がられるわ…悔いはないが代償が大きすぎた。日付変更とともに脱ぎながら)…次こそお前をハイレグ白兎にしてやる。
>ああ。アンタもそうだよな?……手加減してくれよ?
#セッ久(お気に入り)がしたいと言うよりは、お前に触れることに執心している。心地よい。
#期待してるよ。(愉快げに笑み、脱ぎ捨てられた衣装をビジネススーツの横にしまい)
#ああ。だが、左も下手くそな字を綴れる程度には慣らしてある。……それはお前の仕上がりによるな。
>だよなあ。このあいだ俺の部屋でオ†ニーしてた時に左使ってたもんな。…あ、右で*触るためか!(悪気なし)
#アラヒトのバカ!もう知らん!
>(バカ!って言われるの好きっつったら殴られるかな…。)ゴメンゴメン!待ってヨルクちゃ〜ん♡
#(そっぽを向きつつも謝罪の声に足だけ止め)……今日も背中合わせで話せ。
>あと6分か。しゃあねぇな、了解♡(背中合わせで繋いだ手の指先を絡め)
#……。(ほんと嫌なヤツ…けど好きなんだよなぁ。絡む指をそっと握り)
>(0時過ぎ)顔見せて?…へへ、今日も可愛い。
#!!(近すぎるぞ顔面凶器!これでも喰らって黙っていろ!)(カカオの状態から作り上げたゴデ○バ級チョコを口に押し込み完)14

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63 :黒沼アラヒト
2021/02/12(金) 03:30


王子とパリピのアフターファイブ・5


──縛りつける権利。

こいつはたまにおかしなことを言う。
どうして権利が要るんだ?

「毎晩求めるのに、権利も資格も必要ないだろ。」

そうしたいならすればいい。
タオルに埋もれた頰がピンクに染まって、こちらも血色のいい首筋へ張りつく後れ毛が色っぽい。
肘をついて頭を支える。眠たげに蕩けた暗緑にかかる前髪を、指の背で除けながら続けた。

「惚れてる相手にそうされて拒む男なんていやしない。」

まあ要するに、行動を後押しできるだけの形がほしいって話だろうが。こいつの思考はいまひとつわからん。逆も然りか。
それを無理やり重ね合わせる、そういうことなら。

「──結婚する?」

寝落ちそうなヨルクを抱き上げ、ベッドへ移動する最中。
普段通りの軽い調子で、なんの抵抗もなく、するりと言葉が滑り落ちた。



冗談を真に受けて指輪を渡したハロウィンのことが過ぎった。
エイプリルフールはまだ先だぞ、我ながら可愛げのない台詞が浮かぶ。

それでも。また揶揄いだったのだとしても。欲しい気持ちの方が勝っている。
俺はこいつを心の底から愛していて、その感情は到底、抑え付けておくことが出来ない。

「……する。」

下ろされたシーツの上で呟くように返答した。

俺にとってセッ○スは食事ではない。結婚はまして、魂の契約に等しい。
死ぬまで理解し合えずぶつかるかも知れない。
それでも、隣で生きていたい。

「俺のものになってくれ」

微睡む翠に彼を映し、右手を伸ばして肉の薄い輪郭に触れた。



こういう冗談は言わないと決めている。
どれだけ気分よく酔ったところで、戯れに口をついたことはない。面倒ごとを招くのは御免。

「わかった」

だからだ。自然に溢れたそれが本気だと自覚できたのは。
輪郭を辿る手に手を重ね、返事はひどく淡白だったが。
悪い。こういう時の語彙は、俺の辞書には載ってないんだ。

──そうして、シーツへ沈んで暫く。
寝てもいいぜ。俺も適当に寝る。前置いて、勝手に愛撫を始め、そこそこ時間が経っただろうか。
大きく開かせた脚の間に顔を埋めたまま、ふと。

「天井」

悪戯心が湧いた。

「気付いてるか?」

鏡になってんの。



天井?──…見上げた先にはだらしなく快楽に溺れる己と、それを与える彼の背中。

みるみる顔が赤く火照る。
隣のパネルの全方位鏡面がインパクティブ過ぎて、この部屋の情報をどうやら見落としてしまったらしい。

己を恨んだ。
同時に、知って黙っていたパートナーのことも。

乱暴に足で相手を押しのけて、身体を返し、手と膝をつく。

「アラヒト、後ろから…」

善いのだか眠いのだか。腹立たしいのだか、恥ずかしいのだか。
綯い交ぜの感情に歪んだ顔を、枕に深く押し当てた。






心地よい疲労感をまとい、乱れたベットに2人。並んで事後の余韻を分け合う。
腕枕に散る金の髪。紫煙の上る天井に映った姿を眺め、緩く思考を回して。俄然。

「次の休み、デートしようぜ。」

まだ長さのある煙草を灰皿へと押し付け、ひと回り小さい手を取る。

「色白だし、プラチナのほうが馴染むな。ソリティアかエタニティ、ダイヤの。
…ま、なんだって似合うか。」

指輪買って、レストランで食事して。…今度はミラールーム使う?
冗談混じりそう続け、薬指の付け根にキスを落とした。


──予約の予約、な。


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62 :ヨルク・ビス・アエタス
2021/02/09(火) 16:56


王子とパリピのアフターファイブ・4


「……、…。」

胸を締め付ける幸福を表す言葉は持ち合わせていない。
困ったような泣きそうなような、向かい合う男の色が伝染る。

ハイラルから日本に渡り、とら○あなで意気投合し…流れで黒沼家に居候中することになって、一年の半分を共に過ごした。

──だというのに、俺は彼の一体なにを見てきたのか。
想いの欠片は至る所に散りばめられていたのではないか。
彼なりのやり方で。彼が見てきた示し方で。

熱を通わせ合う指先を握り、改めてアラヒトを見据え直した。

「──誰より傍で見ていたい。理解できる事もできない事も、無理やり重ねて一つにしたい。」

ぽつりぽつりと溜め込んだ胸の内を吐き出す。

「好きだ、アラヒト。俺、」

酒の力を借りながら。

「お前のこと愛してる。」

何とか終いまで言い切った。



沈黙が続くほど、押し込めた不安が形を確かに成してゆく。

幻滅されただろうか。こんな余裕のない男は、今まで見せてきた──こいつが好意を向ける俺とは違うかもしれない。
そうやって怯える自衛心が組み立てた、おきまりのちゃらけ文句は、しかし。
真っ直ぐ向いた純真な翠に、音にしてたった5文字の言葉に。

…ひとたまりもなく溶かされてしまった。

それからカクテルを一杯ずつ。俺はアラスカを飲みながら、同じ5文字を彼に返して。
いい具合のほろ酔いとなったところで持ちかける。

「もう一件付き合ってくれ。今夜、そこで過ごしたい。」
お前と二人だけで。

──向かった先はホテル街。
城に似せた外観の門をくぐり、無人の受付を通過した先では、例のタッチパネルが九分どおりの空室を示している。

「どれがいい?プールとか岩盤浴付きの部屋もあるぞ。」
調子を取り戻した声音で、パートナーに委ねることとした。



顔つきばかりは平静を保っているが、寒空の下を歩く長躯の隣、心臓はどくどくと鳴っていた。

口にしてしまった。腹の底に溜めた心の一部を。
こいつが厭う重苦しい関係を。
だが、これ以上ないと思っていたその先を描いてくれるのなら、俺にとっては避けられない。
面倒な奴だと思われても。

──初めて訪れる施設。様々な部屋が並ぶそこに一頻り目を通し、赤と黒を基調とした岩盤浴付きを選択した。

軽く身体を流してバスローブに着替え、二人で石の上に腹這いになる。
染み入るような温かさが酒気と混ざって眠気を誘い、些か落ちかけた瞼で連れ人の切れ長を見つめた。

「……自由にさせたいんだ。けれども縛りつけたい。毎晩そばにいて欲しい。縛りつける権利が欲しい。」



このタグ(魔法)をアラヒトの色にしようと思うが、何色がいい?榛か、それとも代赭?不要だろうか。好きな色があればカラーコード(魔法)を書いておけよ。
Vi et Animo(俺の全てで)、Totus tuus(全てをお前に)──日記のタイトルも悩んでいる。良案はないか、宰相殿。俺はネーミングセンスが壊滅的なんだ。

>代赭って誕生色だったはずがすっかり隠語化しちまったな…。
じゃあコレで頼む。
>センス以前の問題で、横文字はさっぱりだって言ったろ、俺。…Corpse Reviver(死んでもお前と)なんてどう?
>古い言葉が好きなら、ne vivam si abisなんてのは。……いや、ちゃんと考えるわ。つーか俺の案より。Totus tuus、語呂もいいんじゃねぇか。美しすぎる気もするが。

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61 :ヨルク・ビス・アエタス
2021/02/08(月) 15:44


✒辞書(随時更新)


【代赭】アラヒトの誕生色であり乳首とチ<規制>
【ポンペイアンレッド】アラヒトの×××が××したときの色。ポンペイアン。
【ジョ○ソンヴィル ホット&スパイシー】アラヒトの<規制≻
【DSP(ディープシェルピンク)】ヨルクの誕生色であり乳首とチ<規制>
【セッ久】アラヒトがウィリディスに流行らせた。

【ウィリディス】国名。五大国のひとつでエルフ領。ヨルクの故郷。また、アラヒトが気を失って倒れていた場所。
【エレシアス】ウィリディス国王。ハイエルフ。ヨルクの父。豪胆な性格で、宴席ではアラヒトと下ネタで盛り上がる。
【ヨルク母】ウィリディス王妃。ヨルクを産んですぐ亡くなっている。
【兵士長ヴァイス】ヨルクの剣の師。青銀の髪を持つ。
【ウィリディスの住人】メイドのレメイ、近衛兵ユリドラ、仕立て屋ツィタ、屋敷令嬢ヘンリキュス>>2参照。美形のクリオス、ニヒルなアウルム、優男ルルディオン>>66参照。

【スコラ】学術都市。世界最大の図書館、天気を示す時計台が有名。
【イルメラ】巨乳美女。>>11参照。

【ヘルナペレスカ】別名、異種族婚の街。クリスマス時期にはマーケットが開催され、各地から恋人たちが集う。
【赤髪】マーケットを狙った人攫いの男。派手な装いのハーフエルフ。
【竜人の親子】マーケットで出会った希少種の親子。>>24参照。

【パテル・リトレ】ヨルクでさえもまま忘れる南の海国の名。父なる青、的なちゃんとした意味がある。南方はみんなこんな感じ。

【インサニア】国名。五大国の内のひとつ。軍事国家。
【ゲルトルート】インサニア国王の娘。
【ディートフリート】インサニア国王の息子。
【ヒルダ】インサニア城に勤めるメイド。

【棒の呼吸】俺を笑いで殺すアラヒトの技。その硬さから一度は岩の呼吸の派生と著したが、正しくは獣の呼吸より枝分かれしたもの。アラヒト=ケダモノ。
【ヨルヒト】アラ×ヨルの息子。黒髪翠眼。容姿は父似、性格と魔力は母寄り。愛の女神の加護を受けた天然たらし属性。
【アレク】アラ×ヨルの息子その2。金髪に榛色の目。母親似。自分の魅力を熟知した“あざとかわいい真拳”の使い手。

【JAPAN】アラヒトの母国。
【黒沼母】場末の飲み屋を経営するアラヒトの母。
【黒沼ユウリ】どこぞ富豪と婚約中のアラヒトの姉。天才肌。妖しい趣味多数。
【黒沼リリ】顔がやたらといいアラヒトの妹。有名モデル。>>27,28参照。
【黒沼父】他所に子供をこさえて失踪したアラヒトの父。
【高田・桐島・森】アラヒトの社畜仲間。
【kuroyuri】くろぬま-ゆうり女史の同○活動用HN。
【伊吹敏景】67歳/195cm/85kg 外資系企業・イブキグループ会長(アラヒトの会社)。若い頃はヤンチャしていたらしく、脱げば背中一面に紋々が広がっている。完攻めでひっくり返ることはない。

【オロチ焼き】郷土料理。式典等、正式な場で供される場合には燻煙した18cmのソーセージを使用する。
【ヒロシとタカシ】ヨルクのゲイ友。
【アーン♡】ヨルクの技。有無を言わさず対象の口を開けさせる。
【暗転】当日記において一定のいやらし基準を越えた際に仕事する規制班。手取り40万(頻度の関係で特別手当支給)、50代男性、妻子持ち、夫婦仲良好。
【ウォール・マリア】アラヒトの尻。
【ウォール・シーナ】ヨルクの大事なところ。
【モーヴ・オルトロック】アラヒトのよくない友人。通称モブオ氏。32歳、182cm72kg。装いは機械娘のキャラTにケミカルウォッシュジーンズ、履き古したスニーカー、登山リュック。ヲタ芸と仕事の機械整備で鍛えた薄割れシックスパックの肉体を持つ。分厚い眼鏡の下は意外と爽やか好青年。
【竜殺剣士】アラヒトの二つ名。



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60 :ヨルク・ビス・アエタス
2021/02/08(月) 08:59


王子とパリピのアフターファイブ・3



咥内に広がり鼻から抜ける果実らしい甘みと渋み。下戸でも楽しめる親しみやすい口当たりのチョイスは、さすが飲み屋の息子兼遊びを知り尽くした28歳アラサーだ。

グラスより口を離して茫漠と見上げた天井は。下がる数多のグラスが橙の光を煌々と反射し、まるで荘厳なシャンデリアかに見えた。

「……どうしてそう何時もつれないんだ。」

視線の先を涼やかな双眸へと変え、奥に沈む感情を量るよう、只管まっすぐ注視する。
明るい日差しの下では黄緑の強く出る瞳が、深い飴色に輝いている。美しい──と、感じ入る余裕は今はない。

「口説くもなにも、お前のだろう。」

カウンターの下、隣り合う長い指に自分のものを重ね合わせた。
違うのかと連ねた声は、鼓動のままに震えて響いた。



#歌の話に関連して、お前がアイドルで俺が追っかけな世界線を考えた。顔と愛嬌で売れている。ファン層は10代から90代と広い。…いや、俺がいるのでファン最高齢は100歳か…。アルバム『異世界☆転生』はインディーズながらオリ/コン入り。シングル「鋼鉄の代赭」のカップリング曲「白い弾丸」は疾走感が堪らないとラジオから流れっぱなしである。
#第二話も纏めてくれたんだな。ありがとう。……アラヒトくんのゴールデンボール…温かくてカイロみたいだ。(至福顔)


「──親父は」

視線を外す。逃げたわけじゃない。
持ち上げたグラスを傾け、酒をひと口、舌に乗せた。
ヨルクの唇を濡らしたそれとは違う──苦味のある重い赤。
まるで俺の腹の底だ。

「毎日、お袋を口説いてた。爺さんもだ。顔出すたび、婆さんの墓前で。綺麗だの、愛してるだの。」

手のひらを返して。
指を絡め、口元を飾る笑みを落とした。
調子のいい口説き文句など、それだけで辞書でも作れるほど蓄えているのに。
……いかんせん、こういうガチなやつには慣れていないのだ。だから正解かどうかはわからないし、どうでもいい。俺は──

「アンタに毎日惚れ直してる。──アンタにも、俺を毎日、好きになってほしい。」

向き直った俺は多分、人生で一番キマらない顔をしていたと思う。



>「参ったね。ファンには手を出さないことにしてるってのに…いつも過激なファンサうちわ持ってるあの子が頭から離れねぇ…。」聞けば、海外で活躍していた元・モデルらしい(リリ談)。どうりで華があるはずだ。俺はファンには手を出さない…が、あいつ男だしワンチャンいけるんじゃねぇかな。次のライブ終了後、偶然を装って話しかけてみるか。…ってとこ?
>その曲名、よく事務所が許したな。
>お前にそんなかわいい顔させたのが俺(の金魂)だと思うと、なんだか涙が出てくるよ。

#(うちわ表:チ○コ、裏:セッ久)――次のライブを終え、in厠。「新曲の衣装も最高だ。しかしクリスマスライブのジョックストラップを超えるものは――」股座に手を掛けながらステージを思い出す俺。そこへドンッ!ぶつかる肩。見上げた先には……憧れの黒髪とヘーゼルが煌めいていた。『へええ。アンタ、うちわの内容裏切ってソコはずいぶん初心そうだなァ。』…って言うだろ?お前。対する俺は(打ち切り)
#ARAHITOはちょっとヨゴレな立ち位置だ。バラエティにも積極的に出演させる事務所方針。
#金塊…パイレーツ・オブ・アラヒトか。お前とセットにした途端、πが別の意味に聞こえる。どうにかしろ。

>いくら俺だって初めて話す相手に言わねぇよ、そんなこと。そうだな…まず後ろから抱き締める。股に添えた手の甲を握って「ステージじゃ無理だけど、今なら応えてやれるぜ。…どう?」
>察するに、行く先々で美乳の女を攫いまくって船上にハーレムを作る海賊王の話か?悪いな。溢れ出す魅力はどうにもできん。セ◯シーサンキュー!

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WHOCARES.JP
2 :黒沼アラヒト
2020/11/01(日) 14:42

稀有な黒闇の髪と長躯が目を引く異世界転生者
Arahito Kuronuma


俺についての話をするぜ。


about me
黒沼アラヒト。28歳、10月15日生まれのB型。187cm、72kg。(最終測定時。こっちに来てから、跳んだり走ったりシゴかれたりで多少変わってる気がする。)
軽い癖っ毛の黒髪センターパートで、目の色は、結構明るい茶色…いわゆるヘーゼルってやつ。日本人じゃちょっと珍しいかもな。
『世紀の色男』とのことだ。異論はない。
追記:好色な面を除けば、これ以上ない男である。弱音を吐かず大抵明るい顔で振る舞う。人の心を掴む術に長けている。端正な見目も良い。親愛の情をもって彼を高く評価する。

──3ヶ月前には30点って言われたんだがなァ。


preface
ある晴れた日のこと、目が覚めたら異世界でした…ってね。流行りの異世界転生系男子だ。…言葉のアヤでそう表したが、本当に"転生"したんだとしたら、俺、むこうで死んだってことになるよなあ?
最近まで、ヨルク──ああ、こっちで目覚めた俺を介抱してくれたエルフ族長の息子で、要は王子様だ。そいつと一緒に、帰還の鍵を握るかもしれない賢者とやらを探して各地を旅してた。…が、なんやかんやあって諦めた。エルフの国に戻って、自堕落な生活を送ることに決めたとこだ。まァ元々、ぜひとも故郷に帰りたいってわけでもなかった。楽しくゆるーく、人生を全うできんなら、舞台はどこだっていーんだよ。弘法筆を選ばずっていうだろ。え、意味が違う?
それにだ、界隈に生きる日本人諸君なら、言わずとも察しがつくはずだ。エルフの国だぜ?エルフだ、あの。ファンタジー系作品には必ずと言っていいほど登場し、美しい見た目と辛辣なまでにクールな対応、モノによっては意外にも荒々しい戦闘スタイルで画面越しに俺達を魅了し、エ◯同人においてはひとつのカテゴリとして永く一定の人気を誇る、あのエルフだ。願ってもない展開だろ。
なんたって美人揃いなのがいい。メイドのレメイちゃんは清純系で癒されるし、近衛兵のユリドラ様はドSっぽく見えて押しに弱いとこがいい。仕立屋のツィタちゃんは妹系ドジっ娘キャラで世話焼きたくなるし、噴水広場の奥の屋敷のヘンリキュスちゃんも悪役令嬢みあってやべぇ。詰めの甘い嫌がらせされたい。

…なんて書いたらヨルクちゃん、妬いてくれっかな?はは。






11 :イルメラ
2020/11/27(金) 08:49

──ママ、元気?あたしは変わりない。

もうすぐクリスマスね。今年は去年より凄いわよ、楽しみにしていて。たぶんボヌスから送るわ。前座だけれど大劇場で踊れそうなの。あの芸術の都随一の劇場よ、凄いでしょう?


そうそう、とても良い出逢いがあったのよ。男の人。結婚?よして、柄じゃないわ。枷は勘弁。知ってるでしょ。
彼は…そうね、真っ黒な髪をしていて、涼しげな金の目でね。背が高くて、とってもハンサム。話も上手いわ。口以外のお行儀も良い。
また会えるかは分からないけれど、会えたらディナーをご馳走になるの。それから踊りを見てもらう。真正面の特等席で。


……ふふ、ママには嘘つけないわね。
そう。ほんとはちょっぴり気に入った。でも無理よ、彼には可愛いコがいるの。私の方も無理だもの。一所に留まって毎日同じ顔を見続けるなんて、考えただけで発狂しそう!どんなに素敵な相手でもね。こればかりは性分よ。



──…寝るわ。明日早くに発つの。またね、ママ。愛してる。





▼イルメラ
28歳、168cm。褐色肌に紫の眼、黒茶の豊かな髪を携えたグラマラスなジプシーの踊り子。豪放磊落な性質。世界各地に追っかけがいる。黒沼アラヒトと一夜を共にし、再会を約束した。


24 :黒沼アラヒト
2020/12/17(木) 20:34



──へえ。母ちゃんとふたりで、ケントゥリアから。
ツリーも花火も初めてか。そりゃ、いい思い出になったな。…父ちゃんはお留守番か?……、…そうか。
…俺の父ちゃん?俺がお前くらいの時、どっかにいっちまったなあ。はは、お星さまじゃねぇさ。多分。
……いや、そろそろ刺されてっかも。顔だけは出来がいいもんだから、いろんな女の人を騙してんだよ。そう、悪い人だ。
女の人と遊ぶのはいいけど、悪いことして泣かせるのは駄目だぞ。

エルフも初めて見たって?
俺もこのあいだ初めて見たよ。きらきらで綺麗…そうだな。ああ確かに、クリスマスツリーの飾りみたいだ。
つが…──、違う違う。あいつとはそういう関係じゃねぇ。友達…とも違うなあ。どんな関係、まあ…うーん。…パートナーってやつか。
んー?パートナーってのはなあ、一緒にいると最高だって思える相手をそう呼ぶのさ。…いや、番とは違…──そうそう。大事な人のことだ。
……そうだなあ。ずっと一緒にいられたら、いいよな。

けどな。“ずっと“なんてもんは、この世にひとつだってねぇんだ。そう、寂しいよなァ。
だからさ、今を大事にしなきゃいけないんだぜ。


──ほら、着いた。早く母ちゃん安心させてやりな。

…父ちゃんより強い男になって、母ちゃん、守ってやれよ。
女、泣かせる男はダセェぞ。


お。雪、降ってきた。



(セ○レ──不貞腐れてわざと意地悪く茶化した言葉は、すぐにパートナーと言い換えられた。あいつの隣は温かい。)

27 :ヨルク・ビス・アエタス
2020/12/20(日) 22:17

──色々あり。
アラヒトの同僚と妹が黒沼家に到着するまで、あと27分。



\宴もたけなわ/
 た り 


(鼻先の距離まで寄った切れ長に心音高く静止。が、すぐ逸らされたのに救われてひとり肩をなでさせる。器用に画面上を滑りはじめた指を脇から興味津々と見つめ、問いかけに応じて視線を引き上げ)はは、タイトルとはメタだな。──人が集まるなら賑やかにやらん手はない。よって雪合戦を希望する。そうと決まれば…(グラスを煽り、器の残りを詰め込んで。側にあったメモ紙とペンを引き寄せ、何か記して四つ折りにし)…チーム分けをしよう。どちらか好きな方を選んで開けてくれ。


【Choose either one】
a.ぴったり四つ折りにされた紙

黒沼 リリ(クロヌマ リリ)
10代〜20代を中心にファンを集めるファッション誌のモデル。23歳、171㎝。顔を筆頭に容姿が神がかっている。
「お兄ちゃんなんか久しぶりに見た気がするー。」

b.微妙に端のズレた四つ折り

高田 伸之(タカダ ノブユキ)
営業部の同僚で同期。28歳、183㎝。こちらも負けず劣らずのパリピ。合コン大好き人間。
「明日の18時駅前な、ひとり足んねーのよ。(耳打ち)」



書いてある人物がチームメンバーだ。

【Rules】
・2 VS 2 の対抗戦。
・魔法の使用を許可し、全メンバーが扱えるものとする。
・敗北条件はチーム全員の戦闘不能。



……、高田か。(同僚のにやけ顔が浮かぶ。パリピにあるまじきゴミのような運動神経。間違いなく4人の中で最弱の男だが、防壁くらいにはなるだろう。空いたグラスの底とテーブルが景気のいい音を立てた)──やるからには手加減ナシだ。かわいい吠え面見せてくれよ?



──15分後。妹・黒沼リリ、タクシーで帰宅。
「ただいまー。外バリ寒〜。お鍋余ってたらリリも…え?雪合戦?…いいけど、お兄ちゃんリリとユウリちゃん(姉)に勝てたことないよね。」
スパルタ王子に鍛えられたお兄ちゃんの実力、見せてやるよ。

──36分後。年末太りでダイエット中の同僚・高田伸之。チャリにて到着。
「あっ、どもー!こいつの同僚、の…アレ?…男?黒沼おま…(ドン引き)」
ヨルクの出身をしつこく聞いてくるので、ハ◯ラル王国の王子だと説明。
「あ〜!はいはいはい、ハイ◯ル王国ね。聞いたことあるわー。ヨーロッパっしょ。」


4人で雑炊を囲みつつルールを確認。



【Batsu Game】
勝利チームからの恥ずかしい要求に応える。




──斯くして火蓋は切って落とされた。
もちろん続く。


28 :黒沼アラヒト
2020/12/21(月) 04:11

マンション裏の公園はこの時期閑散として、戦場とするにもってこいであるといえよう。踝ほどまで積もった雪へ足跡を残し、いざ銀世界の中心にて対峙した。

黒沼アラヒト&高田伸之VSヨルク・ビス・アエタス&黒沼リリ。


──開始。



\鍋ログアウト/
激闘! た り 鍋 



アラヒト:──この程度の足場、湿原を革靴で走り抜けた俺からしたら問題にもならねぇな。(開始の合図と同時に背を向け、滑り台の陰に入った。こういうのは逃げ撃ちに限る。指を立てると浮かび上がったいくつもの雪玉が味方もろとも敵チームを襲い)

ヨルク:…そう来たか。(高田の悲鳴をよそに冷静にリリを後ろに匿い、片手を頭上へ。刹那目の前に築かれた巨大雪山で攻撃をすべからく受け止める。そのまま脱兎、山を駆け上って頂、リリの投げて寄こした雪玉をキャッチ。跳躍しつつ、眼下に捉えたアラヒト目掛けて力いっぱい振り被り)──俺のターンだ。喰らえ、エ○ーナル○ォースブリ○ード!(ただの雪玉)

高田&リリ:「リリちゃん見て見て、オ/○/フ〜♪まんまっしょ!」「ん〜、ありよりのなし♡」

アラヒト:(雪山のむこうの出方を窺っていれば、俄然。頭上に躍り出たヨルクに一瞬瞠目したものの滑り台の下に隠れ)残像だ。…ってな。いっぺん言ってみたかったんだ。──からの炎◯黒龍破!(片手を相手へ向けると腕ほどの蛇のようなうねうねが雪から生まれて中途半端な勢いで相手へ向かい)

高田&リリ「ねー、雪合戦やめてア◯/雪ごっこしない?エ/◯/サの真似いちばん似てた人が優勝〜」「リリちゃん優勝確定なやつー!」

ヨルク:効かん!(なんて微妙な攻撃だ…思いつつも標的を雪蛇に変え中空で撃破する。飛び散る塊に紛れて隠れるアラヒトの前へ着地、足元から一握り固めて顔面を狙い)──さあアラヒト、素直に愛を受け取ってくれ。

高田&リリ:「つかさ、俺まだ2観てないんだよね〜。ちょーレアじゃない?」「やばみ〜」

アラヒト:(目眩しの役割に散った黒龍もとい雪蛇を尻目に逃げきる前、眼前に降り立ったヨルクに足を止め)重い愛は苦手──ぶフっ(背を向ける間もなく顔へ受けた雪玉が割れ、じわじわ広がる痛みと冷えに比例し眉根が寄り)……おい、顔はナシだろ。イケメンには許されない声が出ちまったじゃねぇか。(言葉途中両肩を押し雪の上に組み敷き。くらえ、言いながら掴んだ雪を襟口から服の中へ投入)

高田&リリ「お兄ちゃん負けそうになると昔からソレやるよね〜」「やべ、上司から電話」

ヨルク:おい何す──ひゃ!(体格に負け背中から派手に倒れた雪上、相手を睨んで怒号を飛ばす。間髪入れず押し込まれた雪の冷たさに叫びながら、反射的に長躯を蹴り除け)ショックで死んだらどうするんだ!お前も同じ苦しみを味わえ!(腰から溶けかけを逃し、馬乗りになって両の手に地面の白を掬う。流れる動作で黒髪の首、左右に押し当て)

高田&リリ:「もしも…へ?明日のゴルフおれ代打ッスか?部長腰やっちゃったって?いやおれ明日コンパ──」「(動画撮影からの“お兄ちゃん詰んだ”で一斉送信)」

アラヒト:──ア゛ッ、やめ…っひイイ!む、りむりむり、も、やっ…ア!っわかった、俺の負けでいい!(背から雪にめり込み、首元を冷やされ汚い高音を上げ。一頻り悶えて裏返った喘ぎをまき散らしたのち相手の腰を叩きながら降伏し──勝敗は決した)

高田&リリ「切れた…ウソだろおい……は、負け?それよりおまえゴルフ出来たっけ?」「(自撮りからのイン◯タ投稿完了)リリ寒いから先帰るねー。」

ヨルク:(満更でもない表情で醜態を見下ろし、白旗の声に応じて首から手を退かせる。上体を折り脱力した相手の頬に口付けを、そのまま耳元に顔を寄せ)カタログのセクシーランジェリーを穿いて温泉だ。──リリ、勝っ……居ない…。


【Batsu Game】
アラヒト→あぶない下着を装備して温泉
高田→あぶない下着を装備してゴルフ



(大団円)

66 :黒沼アラヒト
2021/02/14(日) 16:53

どしたあ?君から声をかけてくれるなんて珍し……チョコ?…あー、そういや今日、バレンタインかあ。
なになに、俺にくれんの。
はは、冗談だって。わかってんよ。ヨルクにだろ?
自分で渡したほうがいいと思うけどなァ…。はいはい、ちゃんと届けてやるから安心しなって。ああ、名前は伏せて、だろ。
任せな、ヘンリキュスちゃん♪

──配達料代わりに、ちょっとばかし遊ばせてもらうけどな…。

エルフは行事を大切にする種族らしい




…なあんて悪巧みは屋敷に戻った途端に霧散。どうしてって?兵士を引き連れ視察から帰ったヨルクの前に、老いも若きも入り混じる乙女達が長蛇を成していたからだ。(若干名、男もいる気がする。)
なるほど。“はしたない”とか“近づくことさえ難しいのよ”だとか、照れてんのかと思ったが。彼女が俺に託したのはこういうわけか。

確かに、あれじゃ暫くは近づけそうにない。
諦めて裏口から屋敷に入ろうとしたところ、練兵場がなにやらピンク色だ。もちろん、物理的にじゃない。気配がピンク色なのだ。

覗いてみれば──女性の壁。その中心には美形で人気のクリオス、ニヒルなアウルム、物腰柔らかなルルディオン。
イケメン三銃士(命名・俺)がこれまた女たちに囲まれていた。

…おいおい、めっちゃ盛り上がってんじゃねぇか。バレンタイン。

更に屋敷を歩いていると、メイドさん達がカートに乗った大量の荷物を運んでいる場面に遭遇。
まさかと思って聞いてみた結果、案の定。族長宛てに届いたチョコや贈り物らしい。芸能人か。

呆れ返った俺は、甘ったるい匂いの立ち込める屋敷内を練り歩く気も起きず、与えられた自室へ引きこもる。

はあ。ヘンリキュスちゃんのコレ見せて、『見ろよヨルクちゃん。チョコ貰っちゃった〜。…なんてな、嘘だよ。アンタにだ。女の子からな。……ん、俺からかと思った?』って感じに揶揄ってやる計画だったんだが。

全く想定外だ。つまらん。が、仕方ない。今日の主役は女の子達だからな。

微笑ましさと辟易半々。燃焼し損ねた気持ちを抱えて、俺は眠りへと落ちていった。


…目覚めたらヨルクちゃんにおねだりして、ホットチョコレートでも作ってもらおう。


Happy Valentine’s Day……?




>アラヒト…好き。俺にはお前だけ。
>後ほど。

俺も愛してるぜ♪ ʚ♡ɞ

>羽根!可愛いな。