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┗9.806の誘惑(11-15/88)

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15 :神≠聖
07/31-02:22

自身の丈の倍以上ものヒトに囲まれ、知りたくも無い事が耳に留まってしまうように成ったのは何時からだろうか。俺と云うモノが形成された時だったのかもしれない。ようは曖昧だ。利己心を振り翳すヒトビトは見てくればかりが肥大し、器が相応では無い。矮小な自身を隠そうとでもしているのだろうか。逆効果だと云うのに。感情を乗せぬ瞳で見上げても、浮かぶ表情は変わらず。アナタ方がどれ程滑稽か例え俺が零したとて、答えは言わずもがな。排他的な其の精神、如何なものだろうか。利己の暴力。何時しか自身に降り掛かるとも知らず。されど俺は闇の中。述べる気も無いのだけれど。

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14 :
07/30-17:01

気付け。気付よ。声が聞こえる。鋭利な刃物より露骨な視線。貫き通して尚、足りはしないと呻く。恨む。じんわりと這う様に、蝕む様に、少しずつ、少しずつ指先から色が変わって行くのが解らないのか。認識した瞬間では遅い。絡め取られて窒息。僅かな酸素を求む様に喘ぐ唇。虚しく開閉。歪んだ世界が流転し、気付くのだろう。其の罪と罰に。

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13 :
07/28-22:29

鏡越しに向けた銃口を捉えたような冷えた感覚。眼前に立ちはだかる石を見上げる。二分するように仕向けたのはあいつ等で、行動したのは自身。目的はあいつに向けたものでは無い。独特の笑みを口許に湛えた奴は、其の変わらぬ表情で吐く。「それでいいのか」と。知った被りをかます奴は、何を腹の底に蓄えているのだろうか。知りたくも無い。どうせ碌な事では無いのだろうから。まるで此の煮え繰り返るよな腹底のよに。全てが全て独り善がり。

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12 :
07/28-12:51

整った唇から詠うように零れる音。其れに絡め取られ、私は夢を視る。目蓋の裏に広がる暗をスクリーンに、まるで走馬灯のように流れる映像。何時の日かの貴方、そして私。第三者として客席に鎮座する私は脳内に流れる映像を拒むことは出来ない。眼鏡越しに観る世界。セピア色に揺れる。オペラ座のような豪奢な装飾は一切施されてい無い、どちらかと言えば廃れている、そんな空間。目蓋の裏。頭が割れんばかりの拍手喝采にのみ、戻ることが許される場所。現実に起きた事象は記憶に留まらず、幾度も魅せられる夢に囚われる。そうして私は私を保つのです。

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11 :
07/26-03:36

一人慰めた所で、虚無感が広がるばかり。火照る体躯とは裏腹に冷える心。ぐっと重みが胸にかかり、喉奥が痛む。途中で投げ出すくらいなら、触れないでくれ。其れは触れられない事よりも、ある種の拷問だ。疑問符ばかりに支配される。辛いんだとは思わない。思えない。いっそのこと切り落としてしまおうか。満たされているはずだと言うのに。迸り、滴り落ちた液体と共に、体外へと吐き出されてしまったのか。概念の人の真似事。此の湧き上がる物は感情かも危うい。だがしかし、痕を残した其れは紛れもなく現実だ。

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