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┗だいたい調理部日誌!(31-35/49)

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35 :アーサー☆
10/19-00:54



いやー!
ギルちゃん美しくないー!


と髭が鍋の前、ギルベルトたちの隣の班で悲鳴を上げていた頃、俺は同じ班の奴等に羽交い締めにされていた。
いじめではないだろうか。なんだこの、柔道部の奴のふとましい腕。

そもそも何故俺は食器を洗い、清潔な布巾で水滴を拭い、並べた後は、以後ずっと食器がずれないように見張る係りなんだ?Why?
そりゃ確かに食器はひとりでにずれちまう時もあるが、この教室に妖精は居ないから見張る必要はないだろ。
そして椅子に座りただ食器を見詰める俺の背後に、どうして柔道部が仁王立ちしている?

シュールすぎる。


調理実習とは授業の一環であり、授業とは学生が真摯に、積極的に参加していくべきものだ。そうだろ。
そして俺は学生だ。

ならば自ずと答えは明白で、俺だって調理器具に触れて色々やっていいに決まってんだろばかぁっ!

なんだよ!なんだよ!お前ら馬鹿にしやがって!
なんだよ!
こう見えても、そりゃ部活にこそ入ってねーけど、俺は料理を人並み程度に嗜んでんだからなあ!
豆腐を誰が一番綺麗に切れるかではしゃぎやがって、クッソ!髭と一緒にはしゃぐな美術部風情が!
ひっつきすぎなんだよ畜生俺にも寄越せゴルァ!
この野郎×××が××だった癖に俺に逆らいやがって×××!!
×××!?
××××、××!!

と怒りを爆発させた結果、取っ組み合いに発展して増えるワカメが一袋鍋の中に消えたのだった。


味噌汁って簡単に消えちまうんだな、泣きたい。

[][][]

34 :菊@
10/18-23:53

本日の家庭科の時間は調理実習です。
お昼を挟んで、昼食を作りました。
事前に決めた私の班の献立は秋が旬のサンマの塩焼きです。味噌汁とおひたしも付け合せに作ります。
もちろん白く輝くご飯も炊きます。

一緒の班のギルベルト君が不慣れな様子で包丁を構えながらこれで良いのか?と確認してくるのが、普段の自信に溢れた姿とのギャップでつい笑ってしまいました。

出来上がった班から食べて良いという事で、私達の班も食べます。
炊きたての白米を班の方々に配ります。
ギルベルト君は今日の調理実習を忘れて持ってきたお弁当も食べるそうなのでやや少なめにしときました。
では、手を合わせていただきます。

やはり旬のサンマは脂が乗っていて美味しいですね。ご飯も新米なのでとても美味しいです。
班の皆さんで美味しいですねー、と言い合っていたら突然隣のギル君が激しく咳き込み始めました。
どうやら器官に入りかけてむせたみたいです。
お茶を飲んだり、大きくのどを鳴らしたりして、なんとか治まったようです。
大丈夫ですか?と聞くと、ギル君はひじょーに微妙そうな顔で答えてくれました。

「何か、むせ過ぎて鼻の奥に入っちまったみてーだ」

いわく、食べてたご飯が鼻の入っちゃった感覚があるそうです。
不快そうに鼻をかんだりすすったりしてたのですが、ひとまず諦めたようです。
少しして、再び箸を進めていたのですが、私と会話している途中で「あ今なら出そう」とギル君が言いました。

ふごー!
と今一度勢いよく鼻をかんだ後、「出た!本田出たぞ!!」と嬉しそうに報告してくださいました。

どうやら、味噌汁の薬味に入れたネギが入っていたそうです。

ギル君は私の他に同じの班の方や隣の班の方にも、「なあなあ聞いてくれ!」と報告して笑い合っています。
ギルベルト君がすっきりしたようで私も安心しました。

[][][]

33 :フランシス@+α
10/13-20:39

お、タイトルが調理部に戻ってる。
ギルベルトは本当幸せそうだね。

何処を変えたか分かるか、ってびっくりマークが後ろに付いてるね。
園芸部の名残?


>( `ヮ´)!



>\ウォオオオ!当然!最強!俺様ガチで幸せだぜー!!/

>シャッ(*`ヮ´*)=(*`ヮ´*)シャッ


>ところでよー…

>名前欄に『フランシス@+ことりのように格好いい俺様☆』って入れたら、名前が長すぎますって言われちまった。

>もう、お前の名前、髭でよくね?
>(*`ヮ´*)ケセセ!

よくないよ!?
お兄さんの髭をそんな風に扱わないでってば!

>むしろお前の中では髭って何か激しく気になるじゃねーか…正しい髭の扱いってなんだ?

#そういやいつから髭やっけー?前はおにんぎょさんみたいやったのになあ~。

それはもちろん美しいお兄さんを構成する要素として大切に扱ってよ!
ちなみにお兄さんが髭生えたのは中学で俺が大変身した頃かな。
ちょっぴり大人になったお兄さんには愛らしさだけじゃなくてたくましさもプラスされちゃったからね!
バージョンアップした俺は髭も似合う男になったのさ。

>ぷ、ぷふぉーっご!おま、ぺ、ぶっはははははは!!なんだよ意味わか、ぶはーっはははははは!!ひーっひーっ、やべえ息とまっ、ぷ…ふ…ふぐ、ば、ばっははひひひ!ひーっ!ひっくしょん!

>あ、そーいや今日俺様本田と映画観たぜー。

#へぇーそうなん!ええなー!

へぇーデートしてきたんだね。どんな映画観たんだい?

ってちょっと聞いたくせに二人ともヒドくない!?
お兄さんの扱いが雑だよ!

#(*´ヮ`)安心の!

>(*`ヮ´)フランシス落ち!

#(*´ヮ`)やんなぁ!

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32 :ギルベルト☆
10/13-10:58


待ってたか全世界の俺様ファンのひよこさんども!
だが安心しろよ、


俺様っさんじょーっだっぜぇー!
けーっせせせせ!!



こないだの焼き芋は、本田が俺様の口の端についてる芋を指でそっと取ってくれた。優しい笑顔、高鳴る俺様のピュアハート。

それからその芋を、自分の唇の前に寄せていく本田。薄く開かれた魅惑の唇。




ふー



って芋冷まして、そして俺様の頭上のことりに食べさせたぜ…。
はあぁあ…もう、堪らねえよ、あいつマジに優しいよな!やべえぜマジ照れる!


じゃがいも焼いたら生だったぜー。

>☆☆☆☆☆

どーよ。
なあなあフランシスー、けせっ、お前何処が前のタイトルと変わったかわかるか?( `ヮ´)

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31 :イヴァン☆
10/13-10:43



僕、体温低いからとっても焼き芋が熱かった。
でも悪いことばかりじゃなかったかな。
だって早く冷めるみたいで、ルートヴィッヒくんやフェリシアーノくんに分けてあげられたから。
それに…。


流石のルートヴィッヒくんもおでこが真っ赤だったなあ。ちょっと目が潤んでたし、焼き芋直撃して熱かったよね?
だけどせっかくの焼き芋なんだからって、叱って叱られてばかりじゃ楽しくないもんね。だから僕の焼き芋を半分こして、2人に渡すと、ふーふふ。
2人揃ってきょとんってしてから、おずおず受け取るルートヴィッヒくんに、おおはしゃぎで受け取るフェリシアーノくん。
ルートヴィッヒくんがまた注意しようとして口を開いたけど、そっと額に掌を当ててみた。
切れ長の瞳が親指の下で見開かれて、眉が困って八の字になって擽ったい。

「熱いね。王先生が冷やすもの持ってくるまで…嫌かな?」

「ああ、いや…嫌では、ないが…随分とお前は、なんだ。冷たい手をしているんだな」

逸らされた視線が、不器用な口調がなんだかとっても可愛かった。
勇気出してよかったあ。
するとフェリシアーノくんが落ちた焼き芋を二個拾ってから、割り口が黄色いまあるいふかふかの半分こ焼き芋を、ルートヴィッヒくんの口元に差し出した。



「隊長!イヴァン司令官殿の差し入れであります!」

「わぁ~僕司令官?やったあ。食べてねルートヴィッヒくん!」

「ヴェ!」


僕を見てフェリシアーノくんを見て、すこぶる何かを言いたそうにしてから、彼は口をゆっくり開いた。


「ルートで構わない。…司令官殿」


僕、心臓を鷲掴みされたのかと思った。愛称、ニックネーム、それってとっても仲良しだよね!
わあっ、うわあ…凄い!嬉しい!
照れ臭そうに笑って差し出された焼き芋をもぐもぐ食べるルート、くんが僕にはどんな仔犬よりも可愛い生き物に見えた。
ギルベルトくん今ならあの時の、借り物競争の君の気持ちわかるよ。
可愛い。
弟!後輩!友達…!姉さん僕に大事件です。


「あー、ずっけー!じゃあ俺も!フェリでいいよ~であります」



初めて僕が育てた向日葵が咲いた日みたいに、晴れやかな気持ちに満たされました。
秋が少しずつ濃くなっていく。

他の園芸部員もめいめいが楽しそうで、合同焼き芋パーティはみんなにそれぞれ素敵な秋を運んだみたい。


アーサーくん、アントーニョくん、みんな…園芸部でまた頑張って育てていこうね。

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