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┗Affoga e squaglia.(71-75/85)
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75 :
南伊
08/05-02:49
嫌いになれたら楽なのに。
お前は心の奥深くまで捕らえて離そうとはしてくれない。
雁字搦めに絡み付いた温もりが、言葉が、笑顔が、…全てが、忘れられない。
お前を思い出して自分を慰めてみた。
興奮するどころか余計に虚しくなったよ、…畜生。
愛された記憶に押しつぶされそうだ。
>----------
馬鹿みたいに過保護で心配症な所が好き。
もういい大人な俺をやたらと溺愛して可愛がって余計な心配をしてくれた所が好き。
いつも穏やかでニコニコ笑っててマイペースな所が好き。
『ロマは弱いからすぐ死ぬ』なんて言われた時はウザいを通り越して呆れたけど、…それでも嬉しかった。
なあ、アントーニョ。
お前がくれた、擽ったくて胸焼けしそうな程甘ったるい愛情は、今でも何より大切だよ。
過去になんてしたくないし出来そうにもねぇんだ。
俺は今夜も未練がましくお前を思い出してる。
そういえばあの日からこの想いの置き場所をずっと探してる。
預けられそうな奴にはまだ出会えてねぇけどな。
…いや、出会えなくていいのかもしれない。
吹っ切りたい、でも、まだ想っていたい。
二つの気持ちが鬩ぎ合うんだ。
どうするのが正解なのか俺にはまだ分からない。
>----------
…なあ、凄ぇ会いたい。
せめて、ごめんとありがとうとさよならを言わせて。
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74 :
南伊
08/01-01:17
所詮は砂の城だったんだろう。
呆気なく簡単に壊れてしまう、まやかしの幸せ。
ただそれは、あまりにも脆かった。それだけの話だ。
お前の目に入る可能性なんてきっと著しく低いのに、それでもこうして綴ってしまうのはどうしてだろう。
吐き出したいだけか、ナルシシズムの一環か。
…ああ、一縷の望みに縋りたいんだ、きっと。
一人でいると色々と持て余しちまってどうしたらいいのか分からなくなる。
なあ、アントーニョ。お前はどんな夜を過ごしてる?
一人で気ままにやってるのか、…それとも。
>----------
嫌いな所だって確かにあった筈なのに、今はそれすらも愛おしく思えるんだ。
考えれば考える程、ああ、お前じゃないとダメなんだと身に染みて仕方ねぇ。
胸の一番真ん中、大きく抉れた傷がズキズキ痛む。
アントーニョ、お前が攫っていった俺の気持ちだよ。
なあ、元には戻れないとしても、それは返してくれねぇかな?
お陰で余所見も出来ねぇんだ。
お前を吹っ切る為のきっかけすら掴めねぇとかどうすればいいんだ。
許可も無く勝手に持ってくんじゃねぇよ、…ちくしょうめ。
>----------
お前だけにずっと囚われていたかった。
お前さえ居てくれれば外の世界なんて知らなくても構わなかった。
いつだったか、首輪を着けてくれると言ってたな。
とうとうその夢は叶わなかったけれど…本当に繋がれたって良かったんだ。
愛する人に身も心も囚われるなんてこの上ない幸福だ。
そしてそのまま二人過ごして、最期の時は共に朽ちていけたなら…。
今となっては万に一つも叶わないだろう、儚い夢だった。
叶わない。
分かっているのに、それでも想うことを止められないなんて、俺は。
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73 :
南伊
07/29-00:57
指の隙間から零れ落ちては降り積もる時間が澱になる。
楽しいことでも考えたいのに、何を見てもお前が過ぎって邪魔をするんだ。
悲しいと思うことも重荷になるのに。
我ながら馬鹿みたいだと思うけど、それでもこの気持ちは確かに此処に在って。
はたから見ればなんて滑稽なんだろう。
それもこれも全部お前のせいなんだよ、アントーニョ。
お前が俺を置いていくから悪いんだ。
なあ、迎えに来てくれよ。
遅くなったって怒ったりしねぇから。
バカみたく能天気な、太陽みたいな笑顔を見せて。
空いた隣がやけに冷たくて、こんな夜は一人だと持て余しちまって仕方ねぇ。
>----------
あんなに傍に居たのに、今はこんなにも遠い。
思い返せばお前にはいつも見透かされてたな。
鈍くてぽやっとしてる癖に俺のことには目聡かった。
許された気がして救われてた。
分かってくれて嬉しかった。
俺もお前のことを分かる度に嬉しくて。
全てを受け入れたかった。
今もそれは変わらない。
…ああ、ダメだ。
お前が居ないと呼吸も上手く出来ない。
苦しいよ、アントーニョ。
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72 :
南伊
07/28-03:52
眠れない。
会いたい、逢いたい、あいたい。
抱き締めて、髪を撫でて、キスをして。
笑って、名前を呼んで、可愛えって言って。
俺は本当に幸せだったんだな。
きっとこんな毎日がいつまでも続くんだろうって、なんの根拠も理由もなく信じてた。
お前の居ない毎日は酷く虚しい。
空っぽで悲しくて冷たい。
なあ、何処に居るんだよ。
会いたい。
>----------
雫が頬を伝う度、日々が一つ遠くなるようで。
泣きたくなんかねぇのに涙が溢れて止まらない。
苦しくなるって分かっていても、過去に浸ってしまうんだ。
あの時のお前は確かに優しく笑っていたから。
見返したら眩しくて、直視も出来やしねぇ。
ずっと憧れてた。
いつだって明るくて前向きで、のほほんとしてて、誰よりも優しかった。
何も出来なくて、不器用でバカで弱い俺にも優しくしてくれた。
不釣り合いだって自覚はあったけど、背伸びして追い掛けてた。
そのままの俺が好きだって言ってくれて凄ぇ嬉しかった。
少しずつお互いを知っていって、ぶつかっても、それでも俺を受け入れて、傍に居てくれて。
毎日毎日、本当に幸せだった。
俺には勿体ねぇくらい。
過去形になんてしたくない、…のに。
アントーニョ、お前の全てが今も愛おしくて恋しいよ。
誰よりも好きだ好きだ好きだ。
お前だけ愛してる。
代わりなんて要らない。
お前じゃねぇとダメなんだ。
もう一度だけでいい、お前が欲しい。
抱いて、お前を刻み付けてくれよ。
酷くしていいから。
…なあ、夢の中でいいよ、俺を愛して。
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71 :
南伊
07/26-19:30
あの日、お前が消えちまった日から、二ヶ月が経過した。
季節はすっかりクソ暑い夏だ。
最後に交わした言葉は、いつも通りの、なんてことない他愛のない会話。
こんなことならもっとちゃんと伝えておけば良かった。
お前への感謝も、愛情も、何もかも。
今となっては後悔しかねぇ。
もしも過去に戻れたのなら、もっと素直になりたかった。
胸の奥深く、突き刺さったトゲはずっと抜けずに俺を苛む。
逢いたいよ、アントーニョ。
抱き締めて。
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