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┗どうしようもない私へ(159-163/187)
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163 :
摩
01/07-08:56
摩:tan
>兄さんと夏のあの子の話。
列:lightpink
>先をゆく兄様に焦がれた話。
日/帝:crimson
>共に在る英/國と寄り添う話。
氷:dimgray
>傍観者として自由を得た話。
西:tomato
日:darkseagreen
海:lightblue
波:palevioletred
瑞:darkolivegreen
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162 :
摩
01/07-08:20
【夏】
夏は、この世界の私にとって恐らく、数百年程前から、一等特別で、一等大切な…意味のある季節だ。
その話は後回しにしようか。
そうだな、夏は好きだ。
暑いのにはどうにも慣れないけれどね、私は夏が大好きだ。六月の終わり頃に聞こえ始める蝉の鳴き声…夏が来るんだと、わくわくさせられる。夏が来て、真っ青な青い空が広がり、木々が青々と生い茂って、入道雲がどっしりと構える。そんな道に出くわしたとき、絵のようだと、写真のようだと、まるで作り物のようだと、思った事があった。だけれどそうではない。あれらは全て自然が生み出したものだ。その風景を思い出すと、夏が恋しくて泣いてしまいそうになるね。
夏は本当にいいものだ!
可能性が無限に広がっている季節だ、子供が主役になれる季節だ。思い出してはごらん、小さな頃、夏が大好きじゃなかったろうか。裸足で駆け回って、セミを追いかけて、スイカを食べて海へ行って、花火を見上げ祭りに興じる…夏は楽しいことで溢れかえっているな。
さてところで。
私の愛おしいあの子の話をしよう。夏が誰よりも似合う、夏の世界のあの子は、夏生まれではない。
夏の生まれでもないのに、あの子には夏がよく似合うんだ。何から何まで夏色の人間だと、私はそう認識しているし、兄さんもそう思っているんだろう。
兄さんの完成された世界の中に、いくつも出てきた夏の世界。私は夏の日に、それらに虜になった。私が総じて彼らと出会ったのも夏の、夏の一番始めだった。翌年、また私は兄さんの世界に魅せられた。それも夏の日の話で、兄さんと私が一番近い所に在ったのも、夏の日の事だ。
そして彼女が最も愛している大事な大事な兄様に出会ったのも…夏の事だった。
私はどうやら、この世界において夏に縁があるらしい。ふふ、今までの私は夏なんて大嫌いだったよ。なのに変わったんだ、私が何故ここまで変われたのか…あの子と出会ったからだろう。あの子と出会って、私は夏の世界に足を踏み入れる事になったのだからね。
夏の世界にいると、やはりあの子のことを思い描かざるを得ない。そしてあの子に一番似合う季節は何かと聞かれれば、夏だと答えざるを得ない。
夏はあの子の為に存在するのではないかとすら、私は思えてしまうよ。
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160 :
波
01/06-18:44
どうやら彼女が、あいつのこと好いてくれたみたいなんよ。だから話し掛けはしたものの、気持ち良い返事が返ってくるかどうかは分からんし、そもそも俺ら好かれてるん?リト、俺なにかしたっけ。いつからか彼女は俺と目を合わさなくなったし、俺に話し掛けてくれなくなった。俺も話し掛けなくなったし、見て見ぬ振りして過ごして来た。俺はまあ、ただ人見知りが発動しただけだしー……とかなんとか言って、実際は拒否されるんが、拒まれるんが怖かっただけなんよ。
だってあんなに俺のこと、慕ってくれてた子なのに、拒否されるとかマジありえんし、ハートブレイクどころじゃないって言うか。
なあリト、繋がると思う?
リト、俺ね怖いんよ、本当はもっともっと色んなこと話したかった、色んなこと聞きたかった、いろんな話をしてあげたかったし、いろんなところに行きたかった。でもそれもあともう少しで終わっちゃうかもしれない。それが少しだけ、俺は悲しい。
……なあリト、返事、来るといいよな。待ってよ、二人で、一緒に。来なかったら来なかったで、そん時は思いっきり笑ってやるし、覚悟しとくといいってことで。
*
リト、リート!
彼女の隣にまた俺ら、並んでもいいみたいなんよ!喜べし!よ、よろこべし?喜ぶし!……喜べ!
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159 :
摩
01/05-12:26
実は寝込んでいた。
國ともあろう者が彼処まで衰弱するとは思っていなかったのだけれど、かなりダメージを負ってな。まだフラフラだよ、はは、情けのない事だ。
しかし、まあ、なんだ、あの人がとても優しくしてくれたのだ。それが嬉しかった。うん、死にそうな思いはしたのだけれどな。
しかし身体が不自由で仕方が無い。
國務も山積みだ…はあ、どうしたものかな。
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