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┗雨によく似た涙の雫(34-38/53)
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38 :
Arthur
12/09-03:29
>---
ずいぶんと寒くなった。
ペンを握る手が冷えてしまいそうだ。
暖炉用の薪を買ってこないといけないな。
>---
まっさらなノートが欲しくなってきた…がしかし、
今度燃やしてしまったら、もう次はないんだろうな。
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37 :
Arthur
09/10-22:49
新しい紅茶を買った。
たくさん入っていて、おまけもつけてもらって、家に帰って早速一杯淹れてみたんだ。
柔らかい、鼻を抜ける花の香り。
雨が降る寂しい匂いを拭い去ってくれるような優しい味。
読書をやめてペンを取ったが、香りにつられて現れた妖精たちが邪魔をしてくるので上手く書けない(以降、落書きのようなものが続いている。)
>---
押し花の栞でも作ろうか。
電子書籍?そんなもの持ち歩くわけないだろう。
弟やあいつにバカにされようと、それだけは譲れない。
紙とインクの魅力はここ数年で出てきた新参者なんかじゃ敵わない。
日記然り。
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36 :
Arthur
07/14-00:58
>ーーー
ただただ、優しい雨の音がする。
>ーーー
自ら捨てたものを心の拠り所にするのはよくないと、解っているんだ。
けれど、こうでもしなきゃ俺は独りでいることに耐えられない。
お前に良く似たやつを探そうとした、でも、違ったんだ。
お前はこの世界に一人しかいなくて、けれどもう、いなくて。
俺はとんでもなく不器用だけど、愛されていたと思っていたよ。
俺なりに、愛していたと思っていたよ。
苦しい。
お前にはもう二度と会えないとわかっている。
お前が俺をもう覚えてなんかいないとわかっている。
俺はそれでも、お前だけを愛してる。
今日も、焼いたケーキはしぼんでしまった。
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35 :
Arthur
07/04-14:25
>ーーー
おめでとう、かわいい弟。
>ーーー
この時期になると気分が悪くなる。
あの頃もそうだった、俺の気分が悪いのをからかう声が腹立たしくて、けれど傍にあったのがひどく安心できて好きだった。
___、お前もまた、アルと同じように素晴らしい記念日を迎えるんだな。
#俺はあの頃から変われないまま
大樹が年輪を刻むように積み重ねていく年月。
果てしない、けれどいつかあるかもしれない果てへ向かって、俺たちは人々の幸せを願いながら生きていく。
俺もあの頃のように幸せでいられたらいいのに。
今はもう、お前が傍にいないから。
幸せな日々はもう戻らない。
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34 :
Arthur
06/01-04:39
#季節はもうすぐ、またひとつ巡って
あの日が近づいてくるのを、肌が感じ取っている。
>ーーー
6/25
一番上にあげるのもなんだから、ここでいいか。
>今日は休みで、買い物に出たんだ。
昼の間晴れていて、街中を走り回る子供たちの笑い声が耳に心地よくて、随分昔には泣き声しか聞けないころもあったななんて思い出してしまったりした。
ああそうだ、弟たちはよく笑ってたっけ。
二人が小さいころ、四人で、あいつが作ったメシを食ったり俺の淹れた紅茶を飲んだり、平和な時間だったな。
昔は子供だった大人たちも、あの頃のような笑顔を見せてほしい。
俺も頑張らないとな。
>ーーー
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