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┗702.【久しぶりに】にぅ版百物語【やらないか?】

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1 :nipper774さん
投稿日:13/06/10 22:17:14 qw7+gW9cO

ルール
・1レスにつき必ず1話、怖い話を書く。
・怖さのジャンルや度合いは、著作権に引っかからない程度なら自由。
・書いた後は、「ろうそくのAA」を貼る。


以上。


1話目

昔、ある旅人が渡し船に乗った時のこと。長旅の疲れから船の上で眠ってしまった。

そうしてしばらくしたころ、ふと目をさますと、同乗していた他の客や船頭がみな骸骨の姿になっていた。

それから数日後、旅人は高熱にうなされて死んでしまったという。

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↑ろうそくのAA

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2 :nipper774さん
投稿日:13/06/11 14:16:06 ymCyFK6NO

子供のころの話だ

部屋のドアを閉めようとしたら
反対側から思いっきりドアノブを引っ張られたことがあった

兄貴か誰かのいたずらだろうと思った俺は
すぐに引っ張られたドアの向こう側を覗き込んだ
きっとそこに隠れてると思ったから

だけど
ドアの向こう側には
誰もいなかった


子供のころの話だから勘違いかもしれない
だけど今でも何かに引っ張られたドアの感触が忘れられない


たいしておもしろくない話ですまん


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3 :nipper774さん
投稿日:13/06/11 16:05:34 0VSPQeylO

四国地方には、七人みさきという妖怪の言い伝えがある。

水死した人間の幽霊で、名前のとおり七人づれで山道を歩いている。これに行き会った人間は死んでしまう。

七人みさきに殺された人間の霊は、七人みさきの一員となる。しかし、人間をひとり殺すごとに、もとから七人みさきの一員だった霊が一体ずつ成仏してゆくので、七人みさきは常に七人組である。

地域により言い伝えは異なるが、手の親指を握りしめることで、この難から逃れることができたという話もある。

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4:あぼーん

5 :nipper774さん
投稿日:13/06/14 15:14:16 oK/jlRcqO

『隅田宮内郷家の怪異』
――狗張子より

天文年間のこと、武田信玄の臣である隅田宮内郷の家に化け物が住み着いた。

化け物は姿を見せず、飯ばかりをやたらと喰った。また、使用人などが当主の噂話をすると、主人に言いつけると言って脅し、また、主人の隅田宮内郷には、自分の悪口を言えば災いをなすと言って、やはり脅した。

隅田宮内郷は放っておけず、山伏に祈祷をさせたところ、化け物は家を壊してやると言い、柱を切るような音をさせて皆を驚かせた。

後日、高僧の祈祷により化け物は祓われたが、当主の隅田宮内郷は戦死してしまった。

漫画家の水木しげるは、『めし喰い幽霊』と名づけ、自らの著書でこの怪異を紹介している。
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6 :nipper774さん
投稿日:13/07/02 23:38:38 71yxARDTO


あぼーんした分を含めて2話投下。


路地裏に、壁から体を半分のぞかせてこっちを見ている女がいた。ずっと見ているので頭に来て、文句を言おうと近づいてみたら、その女、体が半分しかなかったらしい。

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2醍馬(だいば)
馬を殺す妖怪。
馬の鼻から体内に入り、尻の穴から抜ける。入ってから抜けるまでに、馬は右へ3回転する。3回転すると馬は死んでしまう。
もし馬が醍馬にかかったと思ったら、まず馬の耳を切り、右回転しようとするのを無理やり左へ回転させる。そうすると馬を死なせずにすむ。
醍馬の姿は、見る人間により、虻のような虫であったり、馬に乗った小さな女であったりするという。

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7 :nipper774さん
投稿日:13/07/18 23:02:23 4199JDxmO

1人になっても百行ってやる!

◆目競べ◆

平清盛が、夜中、厠へ行った帰りのこと。

廊下からふと中庭を見ると、無数の髑髏がひしめいていた。

髑髏は蠢きまわっていたが、やがて密集して1つの巨大な髑髏となった。しかも、その髑髏の眼窩には目玉がはまっており、清盛を睨みつけてきた。

清盛は一瞬竦んだものの、うんと力を込めて睨み返した。すると髑髏は消えてしまったという。

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〈今昔百鬼拾遺〉

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8 :nipper774さん
投稿日:13/07/19 06:59:48 4ZzyxA3gO

このスレ好きだ(´・ω・`)



昔一度だけ心霊写真っぽいのを撮ったことがある

山の風景を写真におさめようとして
そしたら自分の顔半分が一緒に写ってた

鏡とか誰かがいたとかはなかったと思う

もうその写真も手元にないんだけど
一体なんだったんだろう。


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>>9 すまん忘れてた!
サンクス!

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9 :nipper774さん
投稿日:13/07/19 23:21:04 lYb4TAxiO

>>8
嬉しいぜ!
ろうそく! ろうそく!

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芥川龍之介は、死ぬ直前に、机に向かっている“自分の”姿を見たという。ドッペルゲンガーかな…?

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10 :nipper774さん
投稿日:13/07/21 00:34:04 Qyt5Cht3O


◇猛将・島清興◇

島清興。通称・島左近。石田三成配下の武将。関ヶ原の合戦で戦死。

関ヶ原での左近の戦いぶりは凄まじく、戦場で敵対した黒田長政の兵士たちは、合戦から数年が過ぎた後も、左近が戦場で発した「かかれ」という声を夢に聞いて苦しんだという。

また、江戸初期のこと、関ヶ原に出陣して左近を目撃した老将数人が、左近の服装について若い者を相手に語り合ったことがあった。しかし、左近の姿に関する老将たちの記憶は、まるで一致しなかったという。左近にあまりの恐怖を覚えたために、記憶が定かではなくなってしまったとされている。

左近は関ヶ原で戦死したとされているが、遺体が発見されていないことや、関ヶ原後、京都で左近の姿を見たという者が相次いだため、左近がどう最期を迎えたのかは定かではない。

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11 :nipper774さん
投稿日:13/07/24 14:05:48 lNBZFlkXO


いま、ふと携帯の送信履歴見たら、本文に『き』って一文字だけ入力されたメールが残ってた。

受信履歴じゃなくて送信履歴。記憶にない。怖い。

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12 :nipper774さん
投稿日:13/07/24 16:36:28 lNBZFlkXO


昔、家康が駿府城にいた時のこと、ある日の朝、庭に奇妙なものがあらわれた。

形は子どものようで、肉人とも言える姿で、手はあるものの指はなく、その指のない手を空に向けて立っていた。

それを見た者は化け物だと言って騒いだけれどもどうして良いのか分からず、結局、気持ち悪いからということで、城から遠い山の方へ追い出してしまった。

しかし、その話を聞いたある人は、

「それは惜しいことをした。それは“封(ほう)”というもので、それを食べれば優れた武勇を手に入れることができたのに」

と言って嘆いたという。

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13 :nipper774さん
投稿日:13/07/28 12:48:30 q59Vpc56O


無限地獄の話。

江戸時代、中山道は沼田の辺の話。

ある親子がが街道を行くと、水溜まりがあった。

父親は水溜まりを避けずに足を入れた。

水溜まりはほど良いぬるま湯。心地よさのあまり、脚を抜きたくなくなった。

さらに両手を水たまりに入れる。

気持ちが良くて両手も抜きたくなくなってしまった。

子供から「父さま、四つん這いは武士にあるまじき仕草です。やめてください」とたしなめられ、水溜まりから両手足を抜こうとすると、たちまち耐えがたい寒さが襲ってきた。

仕方なく両手足を水たまりに戻す。さらには顔をまでも付けてしまった。

子どもが大声で助けを求めたところ、通りがかりの僧が気づいて、父親を抱き起こそうとしたが、父親はついに全身を水たまりにつけてしまい、もう上がっては来なかった。

僧は残された子どもに、

「おまえの父親は無限地獄に落ちた。もうどうしようもない。これからは私の元へつき、父親の供養したまえ」

と説き、出家させたという。

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14 :nipper774さん
投稿日:13/08/04 22:57:34 WLxiRydBO


俺と友人は、まさに「親友」と呼べるほど親しかった。悪さをしたり励まし合ったりと、それは仲がよかった。

ある日、俺と友人は学校帰りの道を2人で歩いていた。俺は歩きで、友人はチャリを押していた。

ふと前を見ると、ひものつながれていない犬が、俺らを目掛けて走ってくるのが目に入った。

その時、友人は押していた自転車に乗り、俺を置いて凄い勢いで逆走していった。俺は1人残された。おろおろしながら、犬に噛まれることを覚悟していたが、犬は俺をスルーして友人を追っていった。

友人は「走るものを追いかける」という犬の習性を利用し、自分を囮にして俺を犬から救ってくれたのだろう。

また、友人は俺の知らない間に結婚していた。結婚式に俺を呼ばなかったのは、余計な出費をさせないようにとの配慮だろう。

かけがえのない友人を持てたことに、俺は感謝している。

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15 :nipper774さん
投稿日:13/08/31 20:29:03 XNpoy3wPO


たった今
弟が扉の影から 自分を見下ろす顔を見たって 

扉は開いてて
弟と自分は座ってるんだけど…

気のせいだとは言ってるけど怖い

自分も同じなことがあって
気のせいだと思うようにしてたから



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16 :nipper774さん
投稿日:13/09/10 09:25:47 vGsdhTzmO

大正時代の初め頃、東京の京橋に『画博堂』という書画屋があって、そこの3階には同好の志が集まって持ち寄った怪談話を代わる代わる話し合うということがよく行われていた。ある日、その画博堂に見慣れない男がやってきて、自分にも話をさせてくれと言う。どんな話かと聞くと、田中河内介の話だと言う。田中河内介は明治維新時の知られざる尊皇志士の1人である。その男は「田中河内介が寺田屋事件の後どうなってしまったかということは話せばよくないことがその身にふりかかって来ると言われていて、誰もその話をしない。知っている人はその名前さえ口外しない程だ。そんなわけで、本当のことを知っている人が、だんだん少なくなってしまって、自分がとうとうそれを知っている最後の人になってしまったから話しておきたいのだ」と言う。初めは、よした方がいいなどと、懸念してとめる者もいたが、大半の人々が面白がって促すので、その男が話を始めた。前置きを言って、いよいよ本題に入るかと思うと、話はいつの間にかまた元へ戻ってしまった。「河内介の末路を知っている者は、自分1人になってしまったし、それにこの文明開化の世の中に、話せば悪いことがあるなどということがあるはずもない。だから今日は思い切って話すから、是非聞いてもらいたい」というところまで来ると、またいつのまにか始めに返ってしまって「田中河内介の末路を知っている者は」と話し出す。その間に、一座の人が1人立ち、2人立ちし始めた。別に飽きたから抜けていくというわけではなくて、用で立ったり、呼ばれたりして立ったのだそうだが、私の父も自宅から電話がかかってきて下に呼ばれた。下に下りたついでに帳場で煙草をつけていると、又あとから1人おりて来て「まだ文明開花をやってますぜ。どうかしてるんじゃないか」と笑っていると、慌ただしく人が下りてきた。偶然誰も周りにいなくなったその部屋で、前の小机にうつ伏せになったまま、彼が死んでしまったというのだ。とうとう、河内介の最期はその人は話さずじまいであった、というのである。

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17 :nipper774さん
投稿日:13/09/16 05:16:11 OkSQSbCdO


捕まえたトンボの頭を取ったことがある。糸のほつれたボタンが取れるように、ぽろりと頭は取れた。

しかし指で挟んでいた羽は、羽ばたこうとしていたし、指を近づけてみたら、ちゃんと6本の脚でしがみついてきた。頭がないにも関わらず、体は単に暴れるだけではない、統率のある動きをしていた。

前脚の2本にいたっては、なくなった頭を磨こうとする動きを見せてさえいた。

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18 :nipper774さん
投稿日:13/09/22 13:49:53 B65/tOMnO


インドのガンジス河の畔のヴァラナシに、世界の中心を表すという巨大な寺院がある。

その寺院に、奇妙なモノがある。

長さ1キュビット、太さが蜂の体ほどもあるダイヤモンドの杭。それが3本立てられた、青銅の板である。その3本のうち、いちばん左側の杭には、ドーナツ状の純金の円盤が、64枚突き刺さっている。その64枚は、直径が全て異なっており、下から、直径の大きい順に重ねられている。これは、天地創造の時に神が置いたもので、名を「ブラフマーの塔」という。

司祭たちは、そこで昼夜を通し、円盤を別の柱に移し替える作業を行っている。

ただし、円盤を移し替える際は、以下のルールに従わねばならない。

・移し替えられる円盤は、1回につき1枚のみ。

・円盤は重ねてもいいが、上に来る円盤が、下の円盤より大きくてはいけない(上に来る円盤が、下の円盤より小さい場合に限り、重ねることが可能)

以上2つのルールに従い、全ての円盤をいちばん右端の杭に移動させられれば完成。

そして、全ての円盤が移し替えられた時、世界は崩壊し終焉を迎えるという。

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19 :nipper774さん
投稿日:13/10/30 13:56:32 z72A8d8lO

【タイムマシン】


ついにタイムマシンを完成させた。とてつもない時間と労力とお金を要したが、その甲斐があったというものだ。

まずは試しに乗ってみよう。機械の中に入ってと……。

そうだな。原始時代にでも行ってみようか。〝未来〟と〝過去〟というボタンがある。

原始時代だから一万年も遡ればいいだろう。

〝過去〟のボタンを押し、ダイヤルで10000の数字をセット。最後に〝実行〟のボタンを押す。

よし、これで一万年前にタイムスリップするはずだ。

少し体が重くなったような気がするな。Gがかかっているのかな。おや止まったぞ。タイムスリップは成功したようだ。外はどんな様子だろう?

おお! 想像どおりの光景じゃないか! 赤い土がむき出しの、でこぼこした地面、噴き上がる火山。

なんという荒涼とした風景! 文明の欠片も見られないじゃないか!

恐竜は、いないようだな。いたらまずいか。

とりあえずタイムマシンは成功だ。さっそく元の時代へ帰って学会で報告するとしよう。

機械に入ってと……おや? しまった! 設定を間違えているじゃないか。

〝過去〟〝10000〟に設定したはずが〝未来〟〝10〟になってるぞ。

ということは……。

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20 :nipper774さん
投稿日:14/03/09 03:10:04 VjAYVp/PO


ふと台所を見ると、家事をしている母親がふたりいた。仰天していると、その片方が振り向いた。その顔には目と鼻がなく、口だけがあり、その口は笑っていた。

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21 :nipper774さん
投稿日:14/03/29 06:41:48 bM6rwbjbO


【連続ペロペロ事件】

1984年3月3日。大阪の小学校の校庭で、舌を切り取られた少女(平均年齢9歳)の遺体が10体見つかった事件。

凶器は枝切りばさみ。被害者は共通して髪が長く、その遺体は、魔法陣を敷くように置かれていたという。

鈴木斬蔵(42)元タレントによる犯行。鈴木は、被害者から切り取った舌を瓶につめて保管していた。犯行動機は、ペネローペ式心理解脱党という新興宗教の儀式をなすためというものであった。

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22 :nipper774さん
投稿日:14/04/14 06:52:49 3XHpxo1uO


◆〝筋〟を取ってもらった話

ある記者が取材か何かをするために、山に入ることになった。

しかし記者は、山については素人だったので、ひとりでは危険だと判断し、地元に住まう猟師に頼んで案内をしてもらうことにしたそうだ。

それでいざ山に入ってみると、足元が悪くて思った以上にろくに歩けない。ところが、案内役を頼んだ猟師は、平地を歩くがごとく速く歩く。慣れているからとはいえ、猟師は年も年。いくら何でも速すぎる。

記者はくたびれて、貴方はどうしてそう速く歩けるのですか、私はちいとも進めやしない、歩き方に何かコツでもあるのですかと問うた。すると猟師は、何コツなどはないよ、慣れもあるが、儂は昔、山伏に会ったことがある、その時に、足にある余分な〝筋〟を抜いてもらったのだ、それから、こうして難なく歩けるようになったのだ、と答えたという。

……という話をネットで見たような気がするのだけど、知ってる人がいたら詳細教えてください。


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23 :nipper774さん
投稿日:14/04/15 01:05:13 lYlHpD58O


1783年(天明3年)、長野県・浅間山が噴火。この時に噴出した溶岩は実に大量で、山のふもとにあった鎌原村という村をすべて覆い尽くしてしまった。

それから年月が経ち、子が親の世代になるころのこと。

もともと鎌原村のあった場所で、井戸を掘る作業が進められていた。この時、井戸を掘る職人が、奇妙なものを発見する。

なんと、土中に、蔵が丸ごと埋まっていたというのだ。穴を掘るうちに、まずはじめに屋根に突き当たり、その屋根をやぶって中を覗いてみたところ、内装が見えたので、それが蔵であると分かったらしい。さらに驚くべきは、その蔵の中に老人の姿があったということである。

人を呼んで老人を助け出し、話を聴くと、老人は浅間山噴火の際に蔵へ逃げ込んだところ、そのまま蔵ごと埋もれてしまい、ずっと地下で生活していたのだという。蔵には米と酒が大量に貯蔵されていたので、それを飲み食いして飢えを凌いでいたのだそうだ。

実に、浅間山の噴火から33年後のことであったという。

江戸時代の狂歌師・大田蜀山人は、みずからの著書である『半日閑話』という書物に、「信州浅間嶽下奇談」と題してこの事件を記載している。

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24 :nipper774さん
投稿日:14/04/22 17:51:44 evN40tHdO

◆ロアまとめサイトより◆

信じようと、信じまいと――。

光よりも早いものは存在しない。これはよく知られていることである。しかし。

こんな話がある。

ある超能力者が、自分の発する念力の、伝達速度を計る実験をおこなった。

実験の方法はこうだ。地球から、およそ740光年離れた恒星に念力を飛ばし、意図的に激しく明滅させる……。

実験開始からわずか10秒後、恒星は見事に明滅した。

「たった10秒で伝わった! 念力の真空伝達速度は光を遥かに超える!」

超能力者はそう言って興奮した。

彼は、この実験結果の、真の不気味さに気がつくことはなかったという。

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25 :nipper774さん
投稿日:14/07/15 13:05:40 V1xLIeAQO


散歩の最中に、雨に降られた時のこと。傘を持っていなかったから、近くにあった四阿に雨宿りした。

四阿にはオッサンが1人いたから挨拶していっしょに雨宿りさせてもらった。

するとオッサンは、ふんと笑って「やっぱりな」とか言う。

無視したけど、オッサンは1人で話し始めた。要約するとこんな感じ。

「俺は小学生のころに非常に鮮明な夢を見た。夢の内容は自分の人生のこれからのことだった。寝たり起きたり食事をしたり歯を磨いたり、死ぬまでの1日1日を見て、今のところ全部夢のとおりになっている。今キミと一緒に雨宿りすることも夢のとおりだ。だが、夢の中でも寝たり起きたりしているものだから、今自分が見聞きしている世界が現実なのか、いまだ夢の続きにあるのか分からない。それが不安だ」

戯れ言であろうかと思ひけるがその時ばかりはぞぞと感じたり。

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26 :nipper774さん
投稿日:14/08/08 15:21:56 39+bUCZjO


景色が綺麗だったので写メを撮ろうと携帯を構えたら、誰もいないのに顔認証が働いた。

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8 :nipper774さん
投稿日:13/07/19 06:59:48 4ZzyxA3gO

このスレ好きだ(´・ω・`)



昔一度だけ心霊写真っぽいのを撮ったことがある

山の風景を写真におさめようとして
そしたら自分の顔半分が一緒に写ってた

鏡とか誰かがいたとかはなかったと思う

もうその写真も手元にないんだけど
一体なんだったんだろう。


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>>9 すまん忘れてた!
サンクス!

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9 :nipper774さん
投稿日:13/07/19 23:21:04 lYb4TAxiO

>>8
嬉しいぜ!
ろうそく! ろうそく!

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芥川龍之介は、死ぬ直前に、机に向かっている“自分の”姿を見たという。ドッペルゲンガーかな…?

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