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┗1622.玉散る刃の巡恋歌(157-161/186)
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157 :
志波海燕
2011/10/06(木)02:21:40
ベタベタじゃねえか、オカッパ。
反応するのもちィと癪だったが、数多居る被害者の一人として今回だけは乗ってやる。
…なァんてな。
息災で何よりだ。
オメーは古株中の古株、天然記念物並に貴重な存在かもしれねえんだし、居ねえと居ねえで何だか締まら無ェ気がする。
単なる俺の感想だがな。
まァ、取り敢えず。
お帰り、つう事で。
其れから。
気付かれて無ェと思って油断してるだろう、其処の橙代行野郎。
俺は丸っとバシっとお見通しだぜ?
ダテに長え事出入りしてる訳じゃねえ。
オメーの一寸した癖やら何やら、まさかとは思ったが彼奴に振った話を聞いて確信に到った。
そもそも此れに気が付かねえ可能性は相当高ェ気もするが、気付いたら…アア、あっちで弄らせろ。
因みに、万が一振られる可能性も考えて先に言っておくが俺は遣らねえ。
断固拒否。
そもそも向かねえんだよ。
彼奴が代わりに全力で応えるみてえだから楽しみにしとけ。
ンで。
恐らく、今頃呑み過ぎちまってる、オマエ。
元々酒強い訳じゃねえんだから、俺が居ねえ所で酔うな。
酔って無ェなら早く帰って来い。
俺は寝る。
以上!
…と、書いた所で蝶が来やがった。
返してやっても良いんだが、仕置きがてら此処に止め置く。
此処で私信ばかり綴るのも珍しい。
偶にはこう云うのも悪く無えか。
── 十日夜 ──
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158 :
浦原喜助
2011/12/28(水)02:37:40
何に縋って居るんだか。
躱せないならば構わなければ良いし、
見えないならば探さなければ良いんス。
阿保らしい鬼事はお止めなさいな。
解って居て尚、そうは出来無いのが昔っからの悪い癖。
此れは恐らく死んでも直らない。
死神。
既に死んじゃってますがねえ。
所詮は抜け切らない古の思考、か。
── 繊月 ──
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159 :
志波海燕
2012/03/02(金)00:35:53
壁に向かって石を投げても何ら面白く無え。
其れならば、川に向かって投げた方が余程マシだ。
水面に対して斜入した小石は、緩やかな曲線を描いて宙を舞う。
投げ方一つで近くに沈んじまう事も有れば、予想に反して大層遠く迄届く事も有る。
静かな水面で有れば其れも叶うんだろうが、荒れた川では跳びもしねえ。
だが、其れでも。
俺は濁流に向かって石を投げてえ。
荒々しい波でさえ決して流されん小石を、俺は心底好むらしい。
撃ち堕とせぬ鳥こそが
最も美しく最も手に入れたいモノで
曰く激しい矛盾の中にのみ存在する
最も狂わしき情欲
此れが、
永劫変わらぬ思考論理なのだろう。
── 上弦ノ月 ──
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160 :
浦原喜助
2012/03/05(月)01:04:12
気付いたら此の綴りも残すところ後四十、飽きっぽいアタシが一つの「書」に固執するだなんて我ながら吃驚っス。
あれから、アタシは新たな綴りを持った事も無いし今後も新しいモンを拡げる心算は無い。
此れが終わったあと如何するか、なァんて事は考えなくも有りませんが、此れが満了を迎える頃には醜い執着心も少しは薄らいでいるんスかねえ。
色々なヒトに出逢い、
各々の意見を聞いて、
様々な憂鬱を抱いてなお、
気付いたら最後はココに居る。
誰に意見を求めるでもなく、ココには自らが辿って来た「軌跡」が有るから。
昔のアタシに意見を求めるが如く、無意識に足が向くらしい。
感傷に浸るだなんて女々しい事は言いません。
ただ、変わらずに在る「何か」がアタシの支えになって居るのも事実なんスよ。
気紛れでも、帰れる場所が有るってのは良い事じゃありませんか。
喩え、特別な居場所でなくとも。
理由無く郷愁に駆られるのが人間の道理ってモンでしょ。
ねえ、君もそうは思いませんか?
── 十日夜ノ月 ──
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161 :
藍染惣右介
2012/03/15(木)23:27:22
孤独感とは何時何処で感じるのだろう。
生まれた時から孤独しか知らぬ人間は、喪失感さえも失っている。
失う物が無ければ、其れに伴う哀しみや憂いといった感情も知らずに育つ。
知る機会にすら恵まれず、喜怒哀楽の代償として得る罪の意識にも苛まれず老いて逝くだけだ。
以前の私は、其のような生き方は詰まらないと考えていた。
組み敷く者が居れば、組み敷かれる者が居る。
世は、常に強者と弱者に分かたれており、己は必ずや強者の側に属していると自覚していた。
然し、永久の監獄から見える真の闇を前にして、今更ながら自責の念を感じるのだ。
闇の闇に呑まれつつ、初めて私は後悔という気持ちを識った。
起伏無き生命など無意味だと感じていた日々が、どれ程に愚かで如何ほどに恵まれていたのか。
私が得ようとした力など、何ら意味の持たぬ物だったのだと知って仕舞った。
人は忘れなければ生きて往けず、人は忘れる事で生き続ける。
其の存在を忘れられるのを最も恐れる癖に、忘れる事でしか其れを証明出来ない。
愚かで哀しい生き物相手に、
此の私が本気になるべきでは無かった。
そう、思わないかい?
── 無明 ──
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