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┗1906.揚雲雀(159-163/168)

|||1-||||リロ
159 :朽木白哉
2012/05/21(月)23:20:20

 
見上げた蒼空 覆い隠す雲
届かぬ光に思いを馳せつつ
そなたも見上げるだろう空に
目を凝らす


鮮やかに 煌びやかに
住まう蒼空を照らす太陽

私が愛すそなたがふと浮かぶ
 
そして、揃いの指輪が疼いた




金環蝕など容易く視れぬものを
そなたと共に視れた事
意義深く思う




>幕は上がらず
>けれども聞こえる歌声
>二度遭う事叶わぬ日に
>何れ綴る想い唄

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160 :朽木緋真
2012/06/21(木)02:44:32




夢を視ました。

砂の城の様に脆い夢を。



此の様な刻限に眼が冴えて仕舞うなんて困ったものです。



深い蒼は未だ胸を貫いて、

差し込む光が咽喉を締め付ける。


手を差し伸べて下さる貴方様が何より愛しいのに…。
御応え出来ない己が悔しく思います。

雨は優しく降り注ぐのに、
風音に掻き乱される。




貴方様の夢の中に堕ちて仕舞いたい。

然う為たら貪って下さいますか?


総て喰らい尽くす程に、
貴方様に乱されたい。

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161 :朽木白哉
2012/10/27(土)20:08:14


# 生誕の日に


何時の間にやら此れ程の時間を過ごしていたとは些か驚いた。そして、海燕から出された禁止令から半年以上過ぎていた事にも、驚いた。

此の半年間、相変わらず海燕を待たせてばかりで。季節を楽しむ事も満足に出来ていないが…。

そなたを祝う、と云っておきながら家族団欒な訳だが…。良いのだろうか、とふと思った。
湯浴みを、と云ったのは私なのにな。

祝う事が当然で、態々非番を取る事も当然の流れで。…眠れないが故に今日は遅くなってしまったのだが。

もう何度目になるのか。
毎年そなたの誕生日には頭を悩ませている。幸せな、悩みだ。来年には、なんて言葉。そなたにしか使えぬ。


海燕、来年には私達はどう過ごしているのだろうな。屹度、甘い時間を過ごしているのだろうな。

今宵もそなたの腕の中に。
私だけの燕の元で、幾つもの夜を。

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162 :朽木白哉
2012/12/30(日)20:54:50


今年最後の恋文を認めよう。
明日を待つには私には些か時間が足らぬ故、一足早い恋文を。

今年一年、纏めるならば改めて海燕の存在を大きく感じた年だった。
昔のように鬱ぐ事こそ無かったが、其れでも酷く揺らいだ一年で、
其れ故海燕を待たせてばかりだった。

禁止令も未だ解かれる事は無く、私は海燕の腕の中。
子ども達との時間もあまり取れぬままではあるが、此の侭海燕との時間を増やしていければ、と思う。

来年はどんな年になるのか。
否、どんな年にしようか。


愛し我が君と、愛し我が子達との時間を増やしていこう。

来年も、あの言葉を囁いてくれ。


愛し我が君、
私は何時も兄の腕の中に…。


朽木白哉

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163 :志波海燕
2013/01/31(木)21:46:38

花束いっぱいの愛を、お前に。

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