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┗どうしようもない私へ(149-153/187)

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153 :
12/31-02:51

もう年が明けてしまうじゃあないか!
今年は全くゆっくりとすることなく、新しい年を迎える事になりそうだね。私は誰よりも一番に、好きな子に挨拶を告げたいんだが、それはどうにも難しそうだ。
知人にも手紙を綴りたいところなんだが、時間が取れるかどうか、どうしてこうゆっくりとする時間がないんだろう…。

大晦日といえば、思い出すのは去年のことではなく。ずっと昔、春色だった龍の青年を、思い出すよ。ふふ、彼は元気だろうか。


今年私に関わって下さった國達に感謝を。
新しい年も、よろしくお願いします。

[][][]

152 :
12/30-23:46

そうだ。
遅くなってごめんねひめちゃん、手紙はちゃんと受け取れたし、言葉もちゃんと理解出来てるよ。ありがとう。



僕の話に、これといった決まり事はない。
僕が語る國の名前に、本当のものなんてきっと、此処で関わりを持つ國以外は全てニセモノだもの。

夏に恋をしている眼鏡の彼女も。
夏自身も。
かつて夏を愛した、愛の國も。



夏物語に関しては全て本物で、偽物で、ただきっと気持ちだけは全て本物なんだ。嫉妬も嫌悪も悲しみも、愛しさも、全部。



兄様、を愛する彼女は本物だ。
兄様、だって偽物だけれど、本物なんだ。
彼女が語る兄はほぼ一人と言っていいだろう、例外はあるけれど、多分、そんなのはちょびっとだけ。
そして彼女が語る兄に対する想いは、嘘偽りなく、紛れもなく本物なんだよ。

はてさて果たして。
僕は何なのだろうか。これといった役目が無く、ぼんやりと。僕こそが真の傍観者なのかもしれない、もしかしたら語り役なのかもしれない、客観的に舞台を覗ける唯一の一人なのかもしれない。
全部かもしれない、だから、なんとも言えないんだけど。

[][][]

151 :
12/30-23:43

私で、言葉を紡ぎましょうか。
他の誰でもない、「私」の姿で。




さて、
私は相変わらず、悲しいのです。哀しいのです。何故か?夏に恋をしていたあの人の恋が、覚めてしまったから。
私が一番にお慕いしていたのに、(とかなんとか言ってこれは私の勝手な解釈ですが、)彼の方は遠くへ行ってしまわれました。
私のある種の夢はひとつ、秋に叶ったのです。思いがけない形ではありました、私の望んでいた形ではありませんでした、それでも私の夢はひとつ、叶いました。

それで満足すればよかったのですが、そうは行かず。私は彼の方をもっともっと深く愛するようになりました、一種の優越感すら感じながら。たくさんの方に愛される彼の方のお側に、私は居るのですよ、と。烏滸がましいお話です。
彼の方はとても自由な人でしたから。たくさんの方を愛しておられました、常に周りに人がいて、彼の方は彼の方の人間関係を築いて行きました。
私がいる世界とは、別の場所で。

そうなのです。
もう私と彼の方では、住む世界が違うのです。私は過去の世界に住まうものですが、彼の方はもう違う。新しい場所へと踏み入ってしまわれました。彼の方がお引越しの準備を、冬頃から始めていたことを、私は知る由もなかったのです。

彼の方が愛したのは、夏の子でした。
夏の子を愛していらっしゃったのです。そしてその夏の子に、無償の愛を捧げ続けた彼の方に、私は惚れ込み、感化され、溺れました。ですがあまりにも、出会うのが遅すぎた。これ程までに、自分のタイミングが悪かった事を悔やんだ事はありません。

もう、夏の子は置いてけぼりです。
私は変わらずに、夏が似合うあの子を愛しております。かつて彼の方が愛したように。だけれども、彼の方が今、夢中になっているのは。彼の心を、彼の脳みそを、彼自身を虜にしているのは、他でもなく「私」なのです。

「私」に恋をしてしまった彼の方。
そうして私も置いてけぼりに、夏の子を愛する彼の方をよく理解していた私。ですが、「私」を愛する彼の方を、理解するまでに、まだ至って居ない。「私」を愛する彼の方のお側に立つのは、私は適任ではないのです。相応しく、ないのです。


なんて悲しいことなのでしょう!
彼の方を愛しております。
ですが私は、夏の子も愛しております。
これは私の身勝手な我儘です。だけれども、やはり、悲しいのです。何故もっと早くに出会わなかったのでしょうか、こうして何百年の時を経たにも関わらず、私が彼の方と関わったのは、ほんの数年の間だけ。その数年間ですら、彼の方はどんどんと前へ進んで行く。より一層、煌びやかな場所へと進んで行くのです。


私が、過去の彼の方を想い頭を悩ませること。それは、私が「夏の子」を愛する限り、ずっと続くことなのでしょう。
それ程までに彼の方は、私の中で大きな大きな存在となってしまってのですから。たった数年の間で、私の基礎の部分を変えてしまわれた。彼の方は知らない、私だけが知っていること。私の心の奥底には、今も強く、強く根深く、夏の子を愛した彼の方が存在しているのです。




そうして私は、私が愛する最愛の方と、夏の子を愛する事を決めたのでした。
「私」を愛する彼の方のことを、この先もずっと、ぼやけた夏の中から、眺める事となるのでしょう。


彼の方との、黄金色に輝いた夏の日々は、私が忘れない、忘れてはいけない、一生の物なのです。
愛しておりました、フランシスさん。

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150 :
12/29-21:45

兄さん、兄さん、なあ、兄さん。



好きなんだ。愛してる。
兄さんが好きすぎたあまり、禁忌を犯そうとした未熟な私を許してくれないか。兄さん、兄さん…愛の國、兄さん。

兄さんのそばに居れる事が、本当に嬉しい。兄さんは人気者だからね。そんな兄さんのそばに居れるだけで満足なのに、醜い事に欲が出る。兄さんのそばに居るのは、私だけでいいのに、と。私だけで良かった。だけれど、今の兄さんのそばは、私よりもあの人の方が適任なんだよ。私は所詮過去の兄さんに囚われた身、あと数百年は恐らくこの状態なんだろう。

仕方が無い。
愛してしまったんだ。あの子を。私が。手を出してしまったんだよ、ガラス越しに見ていただけの世界に。兄さんがかつて愛した、殺したい程愛したあの子を。

理想的だった。驚くほどに。こんなことを言えば失礼かもしれないが、あの子の世界と、兄さんが愛していたあの子の世界が、とてもよく似ていた。



駒として動く私には、愛おしい人がいる。その人はあの子で、また、あの子ではない。ややこしいけどそういうことなんだ。



兄さん、帰ってきては、くれないのか。私はあなたに出会うのが、遅すぎたみたいだよ。

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149 :
12/27-03:22


今日はとっても幸せな気分ですの。
ですから、一つ、そう言ったお話を。一人で、独り言の如く、綴るのです。


お兄様とわたしは、恋人同士ではありませんが。(その肩書きはほんのひと月前ほどに、無くなってしまいました)それでもわたしはお兄様を愛し、慕い、お側に居るのです。
お兄様が好き好き、大好きなのです。お兄様もわたしわ好きで居てくださります、ふふ、あのですね、すこぅし眠い時のお兄様は、いつもよりも素直になられますの。わたしのことを、好きで居て下さるという、お兄様からの「好き」を、普段よりずっと感じることが出来るんです。…わたしの方は、と言いますと。いつでもお兄様大好きオーラを放ってしまっているようなのですが…お恥ずかしい……。
そんなお兄様、おでこにキスをして下さいました。お兄様は度々わたしのおでこにキスをして下さります。寝る前に頬にキスをしたりする事はありますが、お兄様は、おでこになさるのが好きなようなのです。
ですが、おでこが好きなんじゃなくて、わたしのおでこだから好き、なんだそうで。…わたし、初めてこのおでこで良かったなあ、なんて、思ってしまいましたわ。(ちょっと頓珍漢かもしれませんけれど)
わたしも、他の誰でもないお兄様の額に、キスをするのが好きです。お兄様の額にキスをして、頬を撫でて、気持ちを言葉にする。お兄様はぎゅっとわたしを抱き締めて下さります。何時もの厳しいお顔でなくて、崩れたゆるい笑顔で、わたしへ言葉を下さるのです。わたしはそれがとてもとても幸福で、嬉しくて、満たされて、たまらなくなっちゃいますの。
ねえお兄様、わたしも、貴方が大好きです。


お兄様、お兄様。
わたしだけのお兄様。わたしは何処へも行きません。わたしはわたしで在りながら、お兄様のものでもあるのですから。

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