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仲間一覧
485.《FREEDOM-千夜一夜-》
 ┗2

2 :イエロー
01/29(月) 19:16

目次1
箇条書き①>>3
箇条書き②>>4
箇条書き③>>5

第501夜『ただいま』前編>>6
第502夜『ただいま』後編>>7

第0巻EPISODE OF GILT
樗蒲-壱->>8
樗蒲-似->>9
樗蒲-参->>10 2/10
樗蒲-肆->>11 2/12
樗蒲-後->>12 2/20



余談シリーズ 第一弾





イエロー
「初めましての方は初めまして、そう出ない方もお久しぶりです…皆さんお元気ですか?船に乗り込んでから12年経ちました。沢山の方と出会い感化されながら自作エピソードを書いてきました。そこで前作の物語でモデルキャラになった方々を覚えている限りでご紹介致します


最速でモデルキャラになったのは3番手さんの作品からワーナー姉妹をモデルとしたキャラで名はピティちゃん…だったかなと記憶しております。能力もご好意で同じワナワナの実を使わせて頂きました…ありがとうございます

オリジナルワナ
「ピティちゃんの七つ罠シリーズその七ボウガン」とかだった様な違うような…エッグマン編でハナとの対戦カードだった記憶があります


続いて海賊バカさんがモデルのラルフド・バッカーノ…こちらは海軍中将として出してたハズです
ソフィが好きと有難い言葉を頂いたのでソフィとの絡みを作ったのを覚えています
バッカーノは渋くてカッコイイ海兵でした


続きまして恐らくほぼ同期?だったハタマキさんがモデルのフラッグマン・ローリー…名前を考え付いた時自画自賛してました(笑)
ローリーは今でも何故かすぐ出てきて戦闘シーンも多かった印象がありますね
能力名「螺子巻流」とかだった様な


そして恐らく最後?だったと記憶しております
3番手さん+ステイクのモデルキャラがヴァンボーイ・スリィマン
今思うと出演シーンが短かったかなと後悔してます


"X算"の
スリィマン
悪魔の実を食べておりましてこちらの能力が少し複雑なんですが2つの特性がある異例な悪魔の実となっておりました

名はカケカケの実…
何かを掛けて勝負をする事により勝ち負けにより能力が変化する…例えば勝てば相手の掛けたモノを奪う事が出来、負ければ自分が掛けたモノを奪われる等

そしてもう1つの能力は単純明快で相手の人数×複数攻撃が可能なのと隙が出来るが能力を温存する事で何倍もの質力を出し攻撃する事が出来たりとか…複雑なんですよね」


スリィマン
「ひゃははは!アラクネは俺の獲物だぜ」


画像(jpg) 46.7KB
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3 :イエロー
01/29(月) 19:24

箇条書き①

【ミルキィ、東の海篇】
無邪気の少年…1~3夜
稲妻海賊団…4~7夜
ラグス島…8~16夜
美食家巡るバトル…17~28夜
宝探しの冒険…29~33夜
稲妻海賊団船長現る…34~35夜
孤高のラブ島…36~40夜

【ハルク、番外篇】
真緑の紅髪の男…41~51夜

孤高のラブ島Part2…52~55夜
激突必死のローグタウン…56~94夜
ミルキィの過去…95~99夜
”伝説の予感”…100夜


【ミルキィ、偉大なる海篇】
玉ねぎと双子岬…101~110夜
フラワーガーデン…111~119夜

【三羽烏、番外篇】
復活祭…120~123夜

モンブリン王国…124~174夜
ユガデール海域…175~178夜
ワンダー王国…179~200夜
ワンダー王国Part2…201~291夜
1億越えの男…292~293夜
世界からの声…294~296夜
ある男の誕生秘話…297~299夜
7-4=3…300夜
金槌頭の魚人と謎老師…301~306夜
ギルトからの招待状…307~310夜
ヒヤシンス諸島の冒険…311~329夜
謝肉祭(予選)…330~351夜
謝肉祭(本選)…352~500夜(未完)


その後に始まる


【サンダー、聖戦篇】※未掲載
簡単な概要


【稲妻】のイエロー・jail・サンダー率いる稲妻海賊団は打倒世界政府を目標に動いており謝肉祭後にマリージョアへ侵入して後に"聖戦"と呼ばれる戦争を引き起こす事に


東、西、南、北の海、そして偉大なる海(グランドライン)で仲間を集いマリージョアへ向かい暴動を起こす
目的は"世界政府全軍総帥"の男を倒す為に


政府側の対抗勢力の1つとして立ちはだかる王下七武海の面々と王下七武海の男だったロパート・ギルト率いる天賦海賊団の面々


サンダーは死の縁、今際の際に立つ事により発現した幻の覇気<聖王色の覇気>
※聖王色の覇気は悪魔の実、覇王色、武装色、見聞色を全て無に返す事が出来、触れた相手をまっさらに消し去る事が出来る
発現時間は3分間のみ


その力を持ってギルトを瀕死まで追い込む事に成功して実の兄であり天竜人の1人で有りながら世界政府全軍総帥のアルバート聖の首を取る事に成功し


最後に戦死した


PROFILE
稲妻海賊団船長
【稲妻】のイエロー・jail・サンダー
懸賞金3億6000万ベリー

★バリバリの実
全身から放電させる事が出来る能力、自身に電流を流して身体能力のリミットを外し爆発的な身体能力を得れる事を得意とする

そして"聖王色の覇気"を発現させる事にも成功する
過去にも現在にも発現させた者はサンダーただ1人

サンダーは元天竜人であり、その時の名はイルバートである


EPISODE OF THUNDER
1 奴隷で元海賊の男【霆】のサンダーと言う男に出会い、この世の素晴らしさを教えて貰い、天竜人から人間に戻してくれた


2 しかし兄アルバートに親しくしてる場面を見られてしまい疎まれて【霆】のサンダーは殺されてしまう


3 兄アルバートを恨み、世界政府へ憎しみが出たイルバートは自身の名を捨てて亡きサンダーと同じ名前を騙り海へ出る


4 兄アルバートが異例の世界政府全軍総帥の地位に抜擢された事を知り、兄アルバートを打ち倒す決意を立て各地で仲間を集める


5 そして聖戦へ…
サンダーは兄アルバートの首を手に取り息絶えたが最後まで悔いは残して無かった


6 稲妻海賊団は事実上解散となり残党達は今では海賊四天王の一角【紅髪】のハルクの仲間となる事になる

(Android/Chrome, ID:uBo6EO060)
4 :イエロー
01/29(月) 21:54

《FREEDOM。》
ミルキィとあらすじ箇条書き②


1 東の海のある島の港町にて物語は始まる
主人公の名はミルキィ・ロード
彼は赤ん坊の頃浜辺で置き去りにされていた所を現在の父親が助けて育てる事になる


2 幼い頃港町の隅の方で行われた闇市場のセリに掛けられていた悪魔の実を食べた事をキッカケに能力者となる


3 そして当時港に停泊していた【笑う海賊団】と交流していく内に海賊に憧れを抱き10年後に海賊となる


4 18歳で船出を迎え最初に出会ったのが稲妻海賊団であり初戦闘を行い、後にまた会う誓いを立てる


5 初めて上陸したラグス島、そこでは同い年で船大工をしていた男キャップ、そして浜辺で倒れていたクラッチ・D・サンドと出会い仲間となる

キャップは祖父達が作り上げた偉大なる船を見つけ出す事を夢に

サンドは以前まで天賦海賊団に所属していたが力不足を理由に降ろされていた過去があり再度高みを目指す為ミルキィの船に乗る

仲間を2人加え、キャップの祖父が作った船ヴィクトリア号を譲り受け3人は次の航海へ向かうのだった


6 3人は次の島で1人の女を巡る騒動を起こす事になる

ミルキィ達がレストランにて食事をしていた所出会った女がアンヌ・ソフィ

彼女は武装する集団に追われていたのだ
訳を聞いて明かされたソフィの過去 

王下七武海の1人エニフェス・エッグマンがソフィの持つ"古代のレシピ"を奪う為に追っ手を東の海へ向かわせていたのだ

しかし無事ミルキィ、キャップ、サンドの3人により返り討ちにされた

ソフィは再び偉大なる航路を入る為に、そして世界一のシェフになる為にミルキィの仲間になる事に


7 4人は次なる島へと繰り出して孤高の島ラブ島へ上陸した

そこは何も無い建物の残骸だけが広がる島だった。奥にポツンと取り残された教会がありそこで出会ったのがクリスチャン・ハナ

ハナの過去は悲惨だった
ラブ島はかつてセカイの歴史について追求してる者達が集っており、世界政府はそれを良しとせずラブ島への理不尽な一斉砲撃攻めにそして島は壊滅状態へ

ハナは唯一の生き残りであった

そしてハナは最果ての島シルクーロード島にある鐘を鳴らす事を夢に目仲間になる事になる


8 航海を進め偉大なる航路直前ローグタウンに立ち寄る事に

ここでは稲妻海賊団との再会や紅髪海賊団との出会い、そして王下七武海であるロパート・ギルトと出会う事となる

ギルトに完全なる敗北を期したミルキィはリヴェンジを仲間達に誓う

偉大なる航路に入る直前にマーブルズ・サザとの出会いもあり、一時仲間になる事になる
何やら訳ありであった


9 無邪気一味となり偉大なる航路(グランドライン)へ渡る一行は数々の宿敵と出会いながら冒険へ


10 モンブリン王国へ上陸した一味はサーカス海賊団との遭遇や崩壊した国をその目に見た

かつて栄えたモンブリン王国は既に無く、侵略者アフターによる洗脳が行われていた

そしてこの国でクライシス・セナと出会う

無邪気一味は侵略者アフターとの小競り合いに巻き込まれてゆく

ミルキィの手によりアフターの野望を打ち下されて、少しづつ変わりゆくモンブリン王国
サザの能力により洗脳された人々は解かれていく

そしてハナとの兄妹だった事をセナは明かして驚くミルキィ。セナの過保護過ぎる愛情とハナには兄妹である事は黙る事を条件に仲間になる事になる

王下七武海の部下だった事実を隠してサザはミルキィ達に別れを告げた


11 無邪気一味は因縁のある相手エニフェス・エッグマンが居るワンダー王国へ遂に上陸した

無邪気一味は次々とエッグマン率いる食客達との戦闘を行った

そしてミルキィはエッグマンとの初戦闘で見事までの敗北を期した

崩れゆく精神の中、実の姉である"陽気"な海賊アヴィリル・シルキーと出会い、諭され奮起する事に

2度目の長期に渡る戦闘にてエッグマンに辛く勝利し、ソフィは過去の因縁から解放され無事正式な仲間となる


12 新たなる門出を迎え、航海する無邪気一味はギルトからの謝肉祭出場の招待状を受け取り「謝肉祭の優勝者にはプレゼントとしてエッグマン失脚後の王下七武海の席orギルトとの挑戦権」との記載を見てミルキィはギルトとのリヴェンジマッチに誓い参加する事に
一時ヒヤシンス諸島へ向かう事となる


13 謝肉祭が開始されて各地から兵(つわもの)達が集まる

予選ではルーキー海賊団の黒兎海賊団や億超海賊団達も参加していた

そして同じく参加していた天邪鬼一味とのひと騒動をキッカケにキャップとミルキィには亀裂が生じていた

同じくその場でハルモニア・ネオン、キャンサー・バブルとの新たな出会いもあった

(Android/Chrome, ID:uBo6EO060)
5 :イエロー
01/29(月) 22:21

ミルキィとあらすじ箇条書き③


14 気まずい空気が流れる中ミルキィとキャップは天賦海賊団W副船長のシャオイェンと遭遇する

シャオイェンの能力により無邪気一味の大事な海賊船ヴィクトリア号は崩壊していく

キャップは不甲斐ない自分、そして頼りない船長ミルキィに腹を立て一味を辞めると宣言した


 15 慌ただしい中本戦が始まり、無邪気一味は次々に兵達との戦いに勝利していった矢先、準決勝での出来事。突然暴走したキャップを止める為ミルキィとキャップは戦う事に

2人の喧嘩は加熱していき本気の殺し合いまでに発展した所でサーカス海賊団の船長ジェイク・スピアが止めに入る

船長として男としてスピアはミルキィを煽り、サーカス海賊団がキャップを引き取る事をミルキィに伝えたのであった

もしキャップを返して欲しければ次の決勝戦でサーカス海賊団に勝つ事を条件に出したスピア

ミルキィはメンタルがボロボロになりつつ会場の外を歩き、そこで海賊ヴァンボーイ・スリィマンと出会う

一通り事情を聞いたスリィマンはミルキィに言葉を掛けた。背中を押されたミルキィは無事決勝の舞台へ上がる事に

無邪気一味の面々はキャップ奪還の為にサーカス海賊団との血戦を繰り広げ、遂に決勝の大将戦スピアVSミルキィとの戦闘が開始されると同時に事件が起きた


16 スピアVSミルキィの戦闘が開始されると同時に海軍本部"大将キラ星"率いた雪崩込む海兵達による妨害による試合中止

海兵達の乱入により数多くの海賊達が捕まり最終的には無邪気一味も崩壊しミルキィも捕まる事になる

実はギルトの策略であり裏で海軍との密約で決勝大将戦を合図に海賊達の一斉摘発を約束していたのである

これにて謝肉祭は閉幕するのであった


16 ミルキィは絶対的な監獄の中で弁護士の立場であったデビル・フェンスとの出会う

そして王下七武海の部下として特権として監獄へ来ていたマーブルズ・サザとの再会を果たす

ミルキィはもう1度仲間達との再会を夢に脱獄をしたのであった


17 ミルキィは自身の弱さを嘆き一時海賊は休業して3年間の修業をする事になる
無邪気一味にはサザが連絡役として自身の能力イシイシの実の能力で仲間達の居場所を探し当て修業に専念する事を伝えた

師匠は2人、1人はビフォー(ロードの血縁者)
もう1人はセオと呼ばれる精神医の先生

最初の1年間はメンタル面をセオに鍛えられ克服し、残りの2年でビフォーによる体力面、能力面、覇気の会得などを教わった


18 そして仲間との3年越しに再会を果たす
そこで正式に仲間になったのがマーブルス・サザ、ハルモニア・ネオン、キャンサー・バブル、デビル・フェンスの4人だった

キャップは何処かぎこちない様子ではあったがミルキィの言葉でいつものキャップに戻り、謝罪もして正式な仲間と再びなる事に

そしてその後に運命の対決でもあった無邪気一味と天賦海賊団とのラストバトルを繰り広げられる事ととなる





パラメータで見る無邪気一味
一味の心力 技術力 体力 知力

ミルキィ
心★★☆☆☆
技★★★★★
体★★★★☆
知★★☆☆☆

キャップ
心★★★★☆
技★★☆☆☆
体★★★★★
知★☆☆☆☆

サンド
心★★★★★
技★★★★☆
体★★★☆☆
知★★★☆☆

ソフィ
心★★★☆☆
技★★☆☆☆
体★★☆☆☆
知★★★★☆

ハナ
心★★★★☆
技★★★★☆
体★★☆☆☆
知★★★★★

セナ
心★★★★☆
技★★★★☆
体★★★★☆
知★★★★☆

ネオン
心★★★★★
技★★★☆☆
体★★★★★
知☆☆☆☆☆

バブル
心★★☆☆☆
技★★★★★
体★★☆☆☆
知★★★★☆

フェンス
心★★★★☆
技★★★☆☆
体★★★☆☆
知★★★★★

サザ
心★★★★★
技★★★★★
体★★★☆☆
知★★★★★


画像(jpg) 143.1KB
(Android/Chrome, ID:uBo6EO060)
6 :イエロー
01/31(水) 19:52

第501夜『ただいま』前編


時系列は20年前に遡る
無邪気一味は謝肉祭(ファストナハト)後から離れ離れになっており3年間の時間を有して仲間が全員揃ったある日の話


キャップが設計図を1人で書き、父シャップと共に作り上げた最高で自由な海賊船《フリーダム・ヴィクトリー号》のお披露目会でもあった


ミルキィ
「にィ…にははは!凄ェ船だなキャップ」


無邪気一味 船長
【無邪気】のミルキィ・ロード
懸賞金2億2200万ベリー


ソフィ
「キッチンも広いし、それに最新型オーブンも付いてるじゃない」


無邪気一味 シェフ
【美食家】のアンヌ・ソフィ
懸賞金4300万ベリー


キャップ
「…」


何処か素っ気ないキャップ


サンド
「ハハハ、キャップまだ"溝"があるのか!こういう時は飲んだ方がいいぜ」


無邪気一味 戦闘員
【魔獣殺し】のクラッチ・D・サンド
懸賞金1億3100万ベリー


キャップ
「うっせェ…ワケ酒バカ」


実はミルキィとキャップには謝肉祭の際にイザコザがありキャップは一味を辞めていた為とても気まずい様子だった


ソフィ
「あんた男ならグジグジしてないで仲直りしたらどうなの?キャップ」

キャップ
「うるせェ…ワケ」

セナ
「ふゥ…いつまでも子供のままだな。3年間何やってたんだお前」


無邪気一味 船医
【黒治療】のクライシス・セナ 
懸賞金9700万ベリー


キャップ
「おいてめェここは禁煙なワケ。甲板で吸え」

:
:

ハナ
「セナ君髪型変えた?それにお髭も凄い似合ってるね」


無邪気一味 見習い
【赤毛】のクリスチャン・ハナ
懸賞金1800万ベリー


セナ
「ぶごふぉ…」


動揺して吸っていた煙草がむせたセナ


ハナ
「セナ君大丈夫?」

セナ
「何でもない。キャップ…所で俺の医務室はあるんだろうな」

キャップ
「あァ。最新器具も揃えておいた、こっち来るワケ」

:
:

ミルキィ
「ハナ!この3年間で身長伸びたか?」

ハナ
「ふふふ、成長期ですから♪」


3年前までは一味で1番背が低かったハナは見違える程成長していたのであった


ソフィ
「あんたもそのボサボサの長ったらしい髪切ったらどうなの?ミルキィ」

ミルキィ
「再出発の願掛けで伸ばしてたんだ。それに散髪ならサザが…てあ、やべェ!!紹介が遅れた」

ソフィ
「な、何よ」

ミルキィ
「正式に一味に入る事になった奴らがいるんだ」


ミルキィの言葉で影から4人が現れた


サザ
「酷いすよミルキィさん」

ハナ
「サザ君だ!久しぶり」

サンド
「ハハハ!ロベリア(王下七武海の1人)の下からようやく離れられたのか」


サザは元王下七武海の部下でそこを辞めてミルキィの仲間になった経緯があった


サザ
「はい…色々あってミルキィさんにはこの3年間お世話になってました。そしてこれから以後宜しくお願いします」

ミルキィ
「そしてずっと不在だった"副船長"なんだけどサザがやるってよ」


鼻くそをほじりながら呑気につぶやくミルキィ


ソフィ
「何平然と言ってんのよ!副船長って大事なポジションでしょ」

サンド
「ハハハ、俺は賛成だぜ船長」

ハナ
「あちしも!サザ君冷静だし頼れるもん」

セナ
「は…?」

サザ
「皆さん相変わらずですね」


無邪気一味 副船長
【銀】のマーブルス・サザ
懸賞金1億3300万ベリー


ダダダッ

サザの背後から慌てて出て来る1人の男


バブル
「おいおいおい俺を忘れるなァ!3年間で更なる腕を磨いた男!狙撃なら俺に任せろ。キャンサー・バブルが一味に入ってやる」


無邪気一味 狙撃手
【鉄砲玉】のキャンサー・バブル
懸賞金3600万ベリー


ソフィ
「あ。あんたもいたんだ」

ハナ
「ふふふ」

バブル
「おにゃのこ組〜〜!!反応うっすいわ!!以後宜しく頼むぜ」

ミルキィ
「バブルも民間人だったのにこの集結の一件でとうとうお尋ね者入りだな!にははは」

バブル
「あ…忘れてたァァ汗」


スタン

バブルの背後からも1人の女が降り立つ


ネオン
「私も!私も載ってるぞこれ!」


自分の手配書を持ち現れたネオン


ソフィ
「自慢するな。それに初頭で8000万超えとかどんだけよあんたは…」

ネオン
「私も一味に入った!ミルキィの為に頑張るぞ〜!」


無邪気一味 戦闘員
【一角獣】のハルモニア・ネオン
懸賞金8200万ベリー


サンド
「ネオンもか…頼もしい戦力だな。ハハハ!」

ソフィ
「もうあんな無茶しないでねネオン」


サンド、ソフィ、ネオンの3人は同じく謝肉祭後崩壊したヒヤシンス諸島を離れ"夜の国"と呼ばれる特殊な環境下で3年間過ごしながら修業をしていた

(Android/Chrome, ID:LZ05kDbZ0)
7 :イエロー
01/31(水) 19:57

第502夜『ただいま』後編

セナ
「ネオンまた筋肉付けたか?ますますガタイ良くなったんじゃねェか」

ネオン
「うん!"夜の国"で散々鍛えられたんだ!筋肉も沢山付けた!また皆を守ってあげられる!」

セナ
「守る?何勘違いしてんだ…また無茶したら許さねェぞ」

バブル
「ネオンちゅわん!そのたわわに実った胸に飛び込ませて〜〜」

ネオン
「ん?胸なんか嬉しいのか?これでいいならいいぞ」
 

ぺらり

平然と服をめくり胸をあらわにするネオン


バブル
「わーい!!

…ぶべぼ〜!!」


ソフィ
「やめなさい!ネオンも服しまうの」

ハナ
「バブルちゃん止めて」


ソフィとハナにコテンパンにされるバブルであった  


バブル
「…はァはァ…ますます頼りになりそうな女性陣……んでもよ力なら俺達も付けたよなァ?セナ」

セナ
「お前はともかく俺だけな」


セナとバブルは謝肉祭後崩壊したヒヤシンス諸島を離れ長い期間戦争を続ける島にて3年間潜伏する形で修業をしていたのであった


バブル
「あのスリリングでエキサイティングな日々は忘れようとも忘れられねェぜ汗」

ハナ
「あちしだって"お母さん"の元で歴史を学んだり能力の修業したんだよ!」

セナ
「……母親か」

ハナ
「セナ君何かあった?」

セナ
「何でもない」


ハナは謝肉祭後崩壊したヒヤシンス諸島を離れ一時世界政府に拉致されたが母親に助けられて共に3年間過ごしていた


サンド
「ハナも頼りになりそうだな」

バブル
「てかミルキィよ…この"おっさん"誰よ?どっかから紛れ込んだのか?」

ミルキィ
「ただのおっさんじゃねェよ」

フェンス
「ごほん…あのミルキィ殿…私も自己紹介しても?」

ミルキィ
「あァ!」

フェンス
「無邪気一味の諸君お初にかかる。私の名はデビル・フェンスと申す…訳あってミルキィ殿に命を預けると誓った。若輩者ではあるが宜しく頼む」


無邪気一味 相談役
【海賊弁護人】のデビル・フェンス
懸賞金5400万ベリー 


バブル
「おいおいただのおっさんじゃねェか!大丈夫かよ」

ミルキィ
「にははは!心配すんな今は解んないけど3年前は俺より強かった男だ」

サンド
「へェそりゃ心強いな。ハハハハ」

フェンス
「フェハハハ… 私もこの3年間で更に力を付けた」


再会に喜ぶ一味にただ1人浮かない顔の男


キャップ
「…」

ミルキィ
「キャップ話せるか?」


ミルキィとキャップの2人は甲板に出た


キャップ
「なんだよ話って」

ミルキィ
「……あの時はギルトにしてやられた。それに船までぶっ壊された。だけどお前が一味を辞めたってのは結果的にお前が原因じゃないんだ」

キャップ
「違ェワケ。俺は自分の意思の弱さが原因でギルトの野郎に付け込まれたワケ。それに一味を辞めるって言ったのも本心だった」

ミルキィ
「にははは」

キャップ
「何がおかしいワケ」

ミルキィ
「でもお前は船に戻ってきたんだよキャップ。俺はお前が居なきゃ嫌だしこの船だってお前か居なきゃ扱えねェ、そうだろ?」

キャップ
「何が言いてェワケ」

ミルキィ
「戻って来いよ…いつものキャップによ」

:
:

キャップ
「…すま、ねェ、悪かった」

ミルキィ
「キャップ。俺達は心身共に打ちのめされて来た。だけど負けた事ねェ奴は強くならねェ事を教えて貰った……それにリヴェンジはこれからだ!今度は絶対負けねェ…約束だ」


2人は握手した

一部始終を見ていたソフィとサザが声を掛けた


ソフィ
「いつまでやってんのよ。せっかく新しいキッチンで作ったご飯が冷めちゃうわよ」

サザ
「仲直り出来た様で良かったです」

キャップ
「…サザてめェ!何が"副船長"なワケ!この俺を差し置いて…俺は認めねェぞ」


無邪気一味 船大工
【型破り】のキャップ
懸賞金9800万ベリー


サザ
「いつもの調子に戻って良かったです、しかし副船長の座は譲れません」

キャップ
「んだとこの野郎!」

ミルキィ
「サザとも打ち解けて良かったな」

キャップ
「何が打ち解けて、だよ!それにギルトを打つ算段はあるワケ?あんなカッコつけといてよ」

ソフィ
「それに各地では"聖戦"をキッカケに海軍の強化をされてるそうよ」

サザ
「"聖戦"…ミルキィさんとも知り合いだったサンダーは死に稲妻海賊団も事実上の解散でしたね」

キャップ
「どうなんだよミルキィ」

ミルキィ
「算段ならある。それに頼りになる仲間も戻って来た事だし確率は数段上がる」

:
:

サザ
「ようやく皆さんが揃った様ですね」

ミルキィ
「皆が再び集まった記念それに新メンバー加入に乾杯だ」


当時読者さんが描いて下さったハナのイラスト


画像(jpg) 18.2KB
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8 :イエロー
02/03(土) 21:50

樗蒲 ‐壱-


ここはセカイの狭間


背景はグレーで空も黒く虚無だけただただ広がっている


ロパート・ギルト当時5歳はこの概念のセカイの狭間で弟ロパート・ニカの肉の塊を抱えひたすら歩いていた


彼は母親が所有していた悪魔の実シンシンの実を心臓ごと食い破りこの世に生を受けた


:
:
:
そして10年が過ぎて行く


ギルト
「ここが"呪術の村"か…とは言っても成れの果てか」


ギルト当時15歳


荒れ果てた村を見てそう呟く


顔を長い前髪で隠す青年
「人が訪ねて来るとは珍しい…な」

ギルト
「第1村人発見★」

顔を長い前髪で隠す青年
「ここには何も無い立ち去れ」


後の天賦海賊団W副船長の1人となる男シャオイェン


シャオイェン
「その手に持つモノは何だ」


シャオイェン当時17歳


ギルト
「クヒヒヒ★弟さ。この村に来ればニンゲンに還してくれると聞いて来たんだ」

シャオイェン
「何て惨い姿なんだ、しかし残念ながらこの村の人々は私が皆殺しにした所だ、私以外に呪術を使える者はいない」


ギルトの持つ肉の塊を見て嘆くシャオイェン


ギルト
「クヒヒヒヒ★なら拘束してでも、嫌でも弟を還して貰うよ?」


ザッ…

間合いを詰める2人


シャオイェン
「私と殺る気か?」

ギルト
「命の弾丸(ライフピストル)」


指を鉄砲の様に構えて光を放つギルト


シャオイェン
「悪魔の実か」


素手でガードするシャオイェン


ギルト
「クヒヒヒ★そう簡単にはやられはしないか」

シャオイェン
「何故笑う?」

ギルト
「楽しめそうだから★」

シャオイェン
「人形返し」

ギルト
「く…ッッ」


ギルトの手が傷付き血が溢れた


ギルト
「僕が与えた攻撃が自分に跳ね返ったって訳か?流石呪術っぽい攻撃だね」


先程のギルトの攻撃はシャオイェンの手に持っていた人形に当たりそのままギルトに跳ね返っていた


シャオイェン
「無駄な考察だ、お前に教える義理はない」


ブスッ

そう言うとシャオイェンは手に隠し持っていた人形に指を差し込む


ギルト
「ぐは…」


腹部から血を流し出すギルト


シャオイェン
「お前の胸を狙ったつもりだが、何故逸れた」

ギルト
「一瞬で解ったよ、ネタは手に持っていた人形、それに攻撃すればダメージが跳ね返る、そしてこの距離が能力の発動条件、そんな所だねクヒヒヒ★」

シャオイェン
「論点をずらすな、常人ならば解っていても躱す事は不可能なハズ」

ギルト
「僕は超人さ」


ギルトは自身の能力でシャオイェンの身体の動きを鈍らせていたのだ


シャオイェン
「何故動けない」

ギルト
「僕の能力は他者の心身を操る…そして自分自身の心身も鍛える事が出来る」

シャオイェン
「そんな能力があるのか」

ギルト
「命の超人(ライフフィジカルアップ)」


バキバキ

全身を筋肉で覆うギルト


シャオイェン
「何と言う能力だ」

ギルト
「最強だよ」


バキィ

シャオイェンの背後を取り殴る


シャオイェン
「く…は」

ギルト
「どう?多分君じゃ僕には勝てないと思うけど君を殺してしまうと弟は助からない…これ以上命のやり取りをしたくないんだけど」

シャオイェン
「御託を並べるな…終わらせてやる
赫雨(アゥサィ)」


ササー…ササー…
赤い雨がギルトに注ぐ

これもシャオイェンの能力の技の1つ


ギルト
「ぐはッ」


血まみれのギルト

:
:


ギルト
「は、寝てた?」


ギルトはシャオイェンの技を喰らい気絶していた


シャオイェン
「お前じゃ私には勝てない」

ギルト
「クヒヒヒ★流石は呪術の村の使い手」

シャオイェン
「何故笑うんだ?」

ギルト
「可笑しくてね、何故さっきの技の直後トドメをささなかった?」

シャオイェン
「ささなかった訳ではない、させなかったのだ」

ギルト
「何故?」

シャオイェン
「お前は気絶する瞬間無意識に覇王色の覇気を発動させた、その気合いに負け私も倒れていた」

ギルト
「覇王色の覇気??何だそれ★」

シャオイェン
「王の器にのみ発現出来る力だ、まさか本物を見るとは思わなかった」

ギルト
「クヒヒヒ★王なんて興味はないけど覇王色か…悪くはないかな」


シャオイェンはギルトの底に眠る力を目の当たりにしてギルトについて行く事にした


そして数週間の期間弟ニカの肉体を呪術を用いりこの世に蘇らす事に成功していた


シャオイェン
「さて"王"よ、この先の目的は?」

ギルト
「王?まァいっか。"ブルー"と呼ばれる一族が有るらしい、実際見てみたい」

シャオイェン
「ブルーだと…噂程度でしか聞いた事ないが実在してるとは思えない」


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9 :イエロー
02/05(月) 20:21

樗蒲-似-


ギルトとシャオイェン…そして人間に還して貰ったニカの3人の冒険は始まった


シャオイェン
「ニカは賢いな。もう言語まで把握したのか?」

ニカ
「そんな事はないですよ。肉の塊だった頃もギルトの能力で意識はあったのである程度の認識能力はありましたので」


パタン

ニカはそう言うと手に持っていた本を閉じた


ギルト
「そろそろ着くよ、クヒヒヒ★」


シャオイェンと出会って数ヶ月、各地でブルーと呼ばれる一族の住処を聞き周り遂にブルーと呼ばれる種族の住処に辿り着いた


シャオイェン
「彼らは一定の場所に留まる事はない。転々と住処を移動していて探すのに苦労したよ。所で王よ?彼らと接近してどうするつもりだ」

ギルト
「そうだね…まずは戦う」

シャオイェン
「無茶な…噂でしか聞いた事はないが彼らはこのセカイの狭間でも獰猛で野蛮な一族で聞く、王にもしもの事があれば…」

ギルト
「獰猛で野蛮ね。良いね僕と気が合うじゃん」


ギルトは住処に赴き、ブルーの一族と接触を図った

大体の住人達はギルト達の来訪に意図も介さなかった所へ1人の若者が近づいて来た


青白い肌のドレッドヘアーの男
「ここで何をしてんだ?道に迷うにしては来る場所を間違えたな…」

ギルト
「へェ…やっぱり体も青いんだねだからブルーなのか」

青白い肌のドレッドヘアーの男
「てめェッッ!」


後の天賦海賊団副船長の1人になる男ブルー・セイリウス


セイリウス
「長老には無闇に余所者とは関わるなと言われてるんだ…殺されねェ内にさっさと去れ」


セイリウス当時18歳


ギルト
「クヒヒヒ★感じて来るよ凄い生命力だね、僕と命のやり取りをしようよ?きっと楽しいよ」

セイリウス
「マジで冗談が通じねェ野郎だ、命のやり取りだ?ふざけろよ」

ギルト
「大真面目さ」 


ギッ

そう言うとギルトは右拳を構えてセイリウスに放つ 


セイリウス
「仕方ねェな…長老にドヤされる前にてめェを消してやるよ」

シャオイェン
「王よ。私も加戦するぞ」

ギルト
「シャオは下がってて、大丈夫だから」


バキィ

混じり合うギルトとセイリウスの拳


セイリウス
「褒めてやるよ。一撃で沈めるつもりだったが…そんな華奢な体のどっから力が湧いてくるんだ」

ギルト
「クヒヒヒ★だがこっちも能力を使わなきゃ死ぬね。
命の身体強化(ライフフィジカルアップ)」


筋肉で体を覆うギルト

バキィ…!


セイリウス
「超人系(パラミシア)か」

ギルト
「行くぞ」


バキィ!

セイリウスに強烈な一打を入れるギルト


ギルト
「同じ人間にしては皮膚が硬いな…拳が奥まで食い込まないね。それにそんなもんじゃないでしょ?クヒヒヒ★」

ニカ
「遊んでますねギルト」

セイリウス
「次で沈めてやるか」


そう言うと宙へ跳ぶセイリウス


シャオイェン
「何だあれは」

セイリウス
「ザ・アース(青い地球)」


宙に跳んだセイリウスがギルドに向かい突っ込む

バゴォォン…!
地面をえぐる大技


セイリウス
「…何?」

ギルト
「命の糧(ライフガード)」


眩い青いオーラでセイリウスの大技を凌いでいたギルト

バタンバタン…
そして背後ではブルーの一族の人々が次々と倒れていく光景が見えた


セイリウス
「…てめェ俺達一族に何をしやがった?」

ギルト
「僕の能力にはね…人の生命力を奪う特性があるんだ★それを発動させて君達ブルーの人間の生命力を奪い防御壁にさせて貰ったんだ」

セイリウス
「何て言う能力だよ!」

ギルト
「それにしても君は強いね、僕の能力でもまだ君の生命力には干渉出来なかったよ」

シャオイェン
「王よ…それは"覇気"です。強い覇気であればあるほどどんな能力も受け付けなくする事が出来るかと」

ギルト
「へェ…"最古の超越者"だね君って。でもね心配しないで、彼らは殺した訳でない、生命力を均等に抜いただけ、今は気絶してるだけさ」

セイリウス
「てめェ何が目的だ?」

ギルト
「最初は特に考えてなかったけど気が変わった…僕の仲間になれ」

セイリウス
「抜かせ…誰がてめェの」


ゾッ!!

ギルトの気迫が一瞬でセイリウスに伝わった


ギルト
「命令だ」

セイリウス
「何て気迫だよ…もし俺に勝てたら考えてやるよ」

ギルト
「やったァ」

シャオイェン
「また…子供の様にはしゃいで」

ニカ
「ギルトも私も子供ですよまだ15歳だし」


必死の攻防が続く中シャオイェンとニカは眺めるだけで精一杯だった

:
:

セイリウス
「はァはァ俺が息切れするとか…」

ギルト
「そろそろお終いにしよう、君がとっておきを見せてくれた様に僕も本気を見せよう★」

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10 :イエロー
02/10(土) 12:00

樗蒲-参-


ギルトVSセイリウスもクライマックスが迫っていた


セイリウス
「ざけんなッ!!その前に終わらせてやるよ
ザ・アース(青い地球)」


ザッ!!
宙に跳んだセイリウスは

全身を覇気で覆わせてギルトに突っ込んだ


シャオイェン
「王…!」

ギルト
「命の交換(ライフエクスチェンジ)」


摩訶不思議な現象が一瞬にして起こる

それはギルトの生命力とセイリウスの生命力が逆転したのであった


シャオイェン
「先程まではギルトの能力は奴(セイリウス)に通じなかったのに、この一瞬で奴の生命力までも干渉出来る様になったのか…流石は王だ」


セイリウス
「な、んだと」


セイリウスの体の覇気は解けて質力も半減していた

しかし勢いを止めらずギルトに突っ込む


ギルト
「クヒヒヒ★
ザ・アースだっけ?喰らえ」


バゴォーン…

セイリウスの生命力を得たギルトは迎え撃つかのこどし強烈な一打をセイリウスに与えた


セイリウス
「ぐ、は…ま、まだだ…」


顔が半分エグれても尚立ち上がるセイリウス


ギルト
「流石最古の超越者だね」


セイリウスは立ったまま気絶して2人の勝敗は決まった


そして時間は流れて夜更けへ


セイリウス
「クソ…俺は負けたのかよ…」

ギルト
「起きたかセイ」

セイリウス
「セイ?何で俺の名前を」

ギルト
「一族の人に聞いたよ」

セイリウス
「フン…結果はどうであれ俺の負けだ。煮るなり焼くなり好きにしな」

ギルト
「クヒヒヒ★さっそくだが旅立とう…いいね?ニカ、シャオ」

シャオイェン
「こんな野蛮な男必要か?まァ王が言うなら別に反対はしないが」

ニカ
「私は賑やかになるなら賛成するよ」


:
:
こうしてギルトとセイリウスは死線を越えて仲間になった

セイリウスは一族の下を離れる事は後悔していなかった

そして4人の冒険が始まったのであった


ギルト
「しかし良く食べるねセイは」

セイリウス
「うるせェな…体格維持には食わなきゃいけねェんだよてめェもどうだギルト?」

シャオイェン
「貴様…王に向かって何て口の利き方を」

セイリウス
「何が王だよ!てめェこそ何神官気取ってんだよ馬鹿じゃねェの」

シャオイェン
「呪い殺してやるぞ、掛かって来い」

セイリウス
「俺の生命力で跳ね返してやるぜ!セィハハハ」

ギルト
「止めなよ2人共」

シャオイェン&セイリウス
「解ったよ」

セイリウス
「んで次なる目的はあるのかギルト」

ギルト
「そうだね…この狭間も飽きたしそろそろ世界へ行こうと思う★」

セイリウス
「また漠然としてんな、世界か。ギルトが行くなら俺も着いていくぜ」  

ニカ
「しかし世界へ行く方法は?」

ギルト
「行き方を知ってる者達がいるってね、シャオ」

シャオイェン
「ええ…私の故郷"呪術の村"もその彼ら"組織"が作ったとも言われてる」

セイリウス
「組織だァ?」

シャオイェン
「タンパク質の塊に話しても無意味」

セイリウス
「んだとコラ」

ニカ
「まァまァ…是非会ってみましょうよ」

ギルト
「クヒヒヒ★面白い奴らだったら仲間に入れてもいいな」


:
:
ギルト達は果てしなく続く虚無の大地を歩き続けた

そしてシャオイェンの案内の下、約半年間掛けて【世界への行き方】を知る謎の組織の居場所へ辿り着く


ギルト
「轟々しい城だな」


目の前には白い城があった

ギィィィン…

着いた瞬間招かれたかの様に門が開いた


ニカ
「ここが世界へ行く方法を知る場所か」

シャオイェン
「基本彼らは人と接するのを好まない」

セイリウス
「なら実力行使で聞き出すまでだ」


城の中へ入るギルト達4人


:
:
大広間に入る最中、大きなテーブルの奥に1人の男が席に座っておりギルト達を見つめていた


襟元にⅠの称号がある白髪の男
「待っていたぞ"忌み子"よ」

ギルト
「忌み子…?それって僕の事?」

ニカ
「望まれず生まれた者への蔑称だね」

ギルト
「挑発したって無駄だよ何とも思ってないし」

襟元にⅠの称号がある白髪の男
「ロパートの子供よ」

ギルト
「僕の母親を知ってるのか」

襟元にⅠの称号がある白髪の男
「奴に与えた悪魔の実"シンシンの実"はお前が継承したのだな」

ギルト
「何故知ってる?」

大剣を背負う黒ずくめの男
「ドゥハハハ!兄ちゃんら詮索は無駄やで。この男は"何でも"知ってるからのォ」


大広間の隅からそう呟いた大剣を背負う黒ずくめの男


ギルト
「僕の質問に応えろ…!」


ギルトはここに来て初めて険しい表情をした


襟元にⅠの称号がある白髪の男
「お前がここに来る事も知っていた。世界を憎むか?忌み子よ」

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11 :イエロー
02/12(月) 12:41

樗蒲-肆-


ギルトの過去を知る謎の組織と出会い、場面は緊迫としていた


ギルト
「!!」


ザッ!!

激昂したノーモーションの蹴りを入れるギルトだが意図も簡単にいなされた


シャオイェン
(ギルトがここまで乱すとは…初めて見る光景だ)

ニカ
「あなた達は?何故僕達の事情を?」

襟元にⅠの称号がある白髪の男
「ナンセンスだ、お前はニカだな…良くぞ生きていたな」

ギルト
「なら力を示してでも吐かせてやるよ」

セイリウス
「イイネェ…実力行使なら任せなッ」

襟元にⅠの称号がある白髪の男
「ギルト…お前と戦う気などないのだが…少し話をせぬか?」

大剣を背負う黒ずくめの男
「おいおいまさか…」

ギルト
「話なんてする訳ないだろう」

襟元にⅠの称号がある白髪の男
「このセカイの狭間から世界へ行きたいのだろう?」

ギルト
「あァ。だがイチイチお前の発言には癇に障る」 

襟元にⅠの称号がある白髪の男
「行く方法を教えてやってもいい。その憎しみを糧にして世界を暴力で支配して見せよ…シンシンの実は元々その為にお前の母親に渡した物だった」

ギルト
「何…一体どういう事だ」

襟元にⅠの称号がある白髪の男
「お前の母は"我が組織"のメンバーだった…最後は残念だったが」

ニカ
「母がこの組織の一員…お前は何者なんだ?」

襟元にⅠの称号がある白髪の男
「部外者がいる以上これ以上は話せない、席を外して貰おうか?」

シャオイェン
「貴様…黙って聞いてれば先程から上から物を!」


ギリッ

シャオイェンは能力を発動する構えを取る


襟元にⅠの称号がある白髪の男
「呪術の村の者か。貴様の食べた"ジュリョジュリョの実"もまさに我が組織の与えた力に過ぎない」


…シン…

シャオイェンの能力は何故か発動しなかった


シャオイェン
「何故発動しない…!」

大剣を背負う黒ずくめの男
「無意味や、やめとき兄ちゃん」

セイリウス
「能力なんかに頼るからだ。俺がやってやろうか?」

大剣を背負う黒ずくめの男
「ひゃ〜〜こっちはセカイの狭間で生まれた異質な存在霊長類最強の生物か…これは手強いな」

セイリウス
「んだと!」

ギルト
「下がれシャオ、セイ…僕とニカが居れば良いだろう」

セイリウス
「ちッ」

シャオイェン
「解った」

襟元にⅠの称号がある白髪の男
「駄目だ。話を聞くのはお前だけだギルト」

ギルト
「何故?弟も血縁者だよ。聞いても問題ないだろう」

襟元にⅠの称号がある白髪の男
「選ばし忌み子はお前だからだ。ギルト」

ニカ
「…」


渋々ニカ、シャオイェン、セイリウスの3人は席を外した


襟元にⅠの称号がある白髪の男
「我が組織は裏で暗躍するもの、人づてなどでも聞かれては困る。勿論これを他の者に口外する事も断じて許されない」

ギルト
「解ったよ。仲間達には明かさない」

襟元にⅠの称号がある白髪の男
「良かろう…私の名前はパラドックス…そして我が組織の名もまた"ParaD’’ox"…そしてお前の母親もメンバーだった…目下世界調和を掲げている」


ParaD’’ox 総帥
【Ⅰの称号】パラドックス 


ギルト
「世界調和…その組織が僕に一員になれって事?」

大剣を背負う黒ずくめの男
「察しがいいやん。兄ちゃんの母親は"V"の称号持つメンバーだった…だが亡くなってからはずっと欠番やった」

パラドックス
「そしてお前にはVの称号を与えよう…」

大剣を背負う黒ずくめの男
「因みにワイは"III"や、宜しゅう頼むで」


大剣を背負う黒ずくめの男、世界では王下七武海の一角に成す男、その正体は

ParaD’’ox
【III】またの名は【豪剣】のドゥドゥ


パラドックス
「そして世界調和には力が必要だ。シンシンの実も強力だが…更に悪魔の実を2つ渡して置こう」


パラドックスは2つの箱をギルトに渡す


ギルト
「中には?」

パラドックス
「1つは相手の五感を奪う能力"カンカンの実"…そしてもう1つは"ギミギミの実"」

ギルト
「カンカン…にそしてギミギミ…こっちは何の能力が秘められているんだ?」

パラドックス
「ギミギミの実は人間を選ぶ。慎重に選定者を選ぶ事だ。その能力はセカイの狭間の空間にも干渉出来うる能力であり、この世の仕組みを変えうる事が出来る能力」

ドゥドゥ
「まさかその実を与えるとはな」

ギルト
「それと何故僕をメンバーに選んだ?」

パラドックス
「単に母親の後釜などではない。"宿業"で結ばれているんだよ…ギルト」

ギルト
「宿業?」

パラドックス
「お前には任務を1つ与えよう…後に世界に出現するだろう"ロードの末裔"の抹殺だ」

ギルト
「ロード?聞き慣れない言葉だね」

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12 :イエロー
02/20(火) 16:31

樗蒲-後-


明かされた"ロード"の存在…そしてEPISODE OF GILT の物語は収束へ


パラドックス
「ロードとは我々組織とは何百年もの間争いを続けている一族…私達にはとても邪魔な存在である

先程宿業と言ったろう?貴様の母親が愛した男、つまりお前の父親は我々が相対する"ロードの男"だった…しかし片方(ロード)の遺伝子だけではどうやらお前には意思は受け継がれなかったらしい

やがてお前の父親は別の女と子供を授かった。その者がロードの血筋、年齢で言うと今は13歳…そして貴様の"異母兄弟"に当たる」

ギルト
「意思だって?そんなものに興味はないし父親の記憶だって微塵もないから何とも思わないし、それにそれが宿業だと?笑わせるな」

ドゥドゥ
「ドゥハハハ!肝が据わってるな兄ちゃん」

パラドックス
「ロードは何百年の間我らに反旗を翻し繰り返してきた一族…その末裔を抹殺…それが条件で世界へ解放してやろう」

ギルト
「良いだろう…解った。それで世界へ行けるならね」

ドゥドゥ
「因みに今は席を外しておるが世界にはワシの他に"IV"と"II"もおる。IIはとある海賊団の裏で暗躍してる、"IVの女"は確か范(ファン)帝国の一人娘に成りすましてるハズ…各自任務があり動いておる」

ギルト
「帝国?海賊団?何だそれ」


ParaD’’oxの組織に加わったギルトは世界へと立つ事に


後に天賦海賊団を結成して


ドゥドゥ
「良かったんか…"真実"は明かす事なく奴を解き放って」

パラドックス
「奴(ギルト)の憎しみは利用出来る…何れ世界を支配出来る器だ…流石は"リヒト"の子だ」





/時間は遡る16年前へ/





ギルトのロパート性は母親の性を名乗っていたものであった


ギルトの生みの親
母親ロパート・リヒト
※リヒトとは光という意味


母親はParaD’’oxの組織に属しておりVの称号を与えられたメンバーであった


そして与えられた任務は生き残りであった1人のロードの男の抹殺であった


そしてターゲットにしていたロードの男と幾許かの戦闘を交え、彼の背景や死生観などを知っていく内にリヒトは何と………


…逆に恋に落ちしまったのであった
まさに『恋はいつでもハリケーン』である


リヒト
「ねェ聞いて…子供が出来たの!しかも双子よ!…だからタイミングを見て私は組織を抜けるわ」

ロードの男
「子供!?でかしたぞ!!
しかし…組織を抜けるなんて大丈夫か?」

リヒト
「えェ何とかしてみせるわ…」

ロードの男
「解ったよ…もし何かあれば俺が守ってやるからな」

リヒト
「いいえあなたには迷惑は掛けられないわ…何とかするわ」

:
:

ロードの男
「それで子供の名はどうする?双子なんだろ、まァ兄の方の名前は決めたけどな」


彼の名は"クロス・ロード"
ロードの生き残りである

そしてギルトの父親でもあり、後にミルキィの父親にもなる男


リヒト
「何て名前?」

クロス
「ギルトなんてどうだ!」

リヒト
「ギルト??何故そんな名前に…」

クロス
「金箔…って意味だ…つまりは金の卵…どうだ轟々しいだろ…にははは」

リヒト
「何て無邪気…子供みたいな事を言うのね…それじゃあ弟は私が決めるわ…ニカなんてどう?きっと笑顔が素敵な子になるわよ…それにもう1つのセカイでは"自由の象徴"の名前なのよ」

クロス
「にィ…良いんじゃねェか?」

:
:
だが時は残酷で後にParaD’’oxにリヒトはクロス・ロードとの関係性がバレてしまうのであった

クロスの身を案じたリヒトはクロスの下を離れる事を決意したのである


リヒト
「私は組織を抜けるわ…あなたの目指す世界調和は到底理解出来なかった…」

パラドックス
「腑抜けたな…何故裏切ったリヒトよ」

リヒト
「大切な存在が出来た…我が子の為にも…それに愛を知ってしまったからよ」

パラドックス
「とても残念である」


そしてリヒトはパラドックスの手により瀕死状態までに追い込まれた


パラドックス
「せめてもの償いだ息は残してやったよ…最後の足掻きを見せて貰うぞリヒトよ」


リヒトは約半年間近く飲まず食わずでお腹の赤子にも栄養も与えられず瀕死の状態になりながらも生きていて


遂にその時が来た


赤ん坊
「おぎゃあおぎゃあ」


生まれた赤ん坊は栄養が足りておらずリヒトの心臓を食い破り誕生し母親リヒトは無惨にも絶命したのである


ギルト
(ぼくのなまえはろぱーとぎると…そしておとうとのなまえはえがおがすてきなこ、にか)


心臓を食べたせいか母親リヒトの能力シンシンの実を遺伝して赤ん坊の時点で既に人としての認識があったのである


ギルトとニカの誕生であった

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