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┗琥珀の多幸感は然れど耽溺の音に蕩け…(41-50/61)
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50 :
我/妻/善/逸(鬼/滅/の/刃)
2024/08/13(火) 05:12
>
あぁ……
身も心も、お腹も充実した。
こんな幸せになってていいの?
# うぇひひっ、──…多幸感、やっば。
同じ非番の日を過ごした余韻が消えない。
其の日はさ。
炭/治/郎と念願の鰻重を食べたけど…美味しいったらなかったわ。
というか誰かと食べに行く事自体、初めてな訳ですし?
何より特上だよ、特上。
こーいう日には奮発しないとね、…必要経費でしょ。
炭/治/郎ってばさ。
初めて食べるからって、やたらと緊張してたんだぜ?
其の反応がまた…可愛いったらねぇのよ。
値段の高さを知らなくて、頻りに驚いてたっけ。
> 鰻って、こんなに高いものなのか…。
なーんて二度もおんなじ事、言っちゃっててさぁ。
慣れない彼奴の為に俺が注文してあげた後も、だな。
緊張してんのか、期待してんのか…
それとも店ん中で既に漂ってる匂いが気になるのか。
やたらと…そわそわしちゃって。
# はぁ…───~、っ"…俺の恋人、可愛過ぎんだろ…!!
# 店ん中じゃなかったなら絶対、叫んでたわ俺!
# 良く我慢したもんだわ!
# 我慢出来た俺を誰か褒めてくんない!?
そんで、帰った後は一緒に風呂に入ったっけ…。
お互いが任務続きだった身で、正直…気にしてたんだよね。
いや、俺は別に炭/治/郎の汗の匂い好きですけども。
でもさ、逆は別なの。
# 出逢えた早々に抱き着いた俺が悪いのは解ってる。
# けど、いきなり何も匂い嗅ぐ事…ないと思わん?
# 任務帰りの儘、真っ直ぐ帰ったもんだからさぁ…
# 絶対、俺の身躰…汗臭かったでしょーが。
# うぅ…思い出しただけでも恥ずかしい。
お互い、久々の風呂だったから気持ち良かった。
気持ち良かったんだけど。
良かったんだけども……ね?
# 炭/治/郎の奴…
# 一緒に風呂に入った後…ま、媾いたい…とか、
# 欲しい…とか、言って来るもんだから…──
# っ…とんでもねぇ、わ。
# いやいや、かく言う俺も期待はしてましたけどね!
# 当然じゃろがい…こちとら、多感な健全男子ですから!
# 欲求不満じゃない訳、無いじゃろがい!
ま、まぁ?
そんな訳で…非番の夜は凄かった。
何がとは言わんけど。
彼奴が凄かった…その、色々と。
もう、ね…──語彙力なんて無ぇですよ。
# 俺だけ今日迄、非番になってた時点で察して頂けます?
>
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49 :
我/妻/善/逸(鬼/滅/の/刃)
2024/08/10(土) 08:02
> ♡
あぁ、…──炭/治/郎の音だぁ…。
# …♡
# …♡♡
やっと逢えたぁ……、長かったよぉおおっ…!!
俺、頑張ったよね? 頑張れた方だよね!?
たった一体しか鬼…倒してないけど!
然も本当に俺か斬ったかどうかも自信、無いけども!
そんな事よりも、だよ!
# はぁあああ…───~っ…♡
# 炭/治/郎の音、めっちゃ安心するぅ……♡
# ほんと、此の音好き…っ! ずっと聞いてられる!
# 好き過ぎて耳が溶けるぅ…、とんでもねぇわぁ~…♡
# あぁ、もう…──すき、好き、スキ…!!
此の音が無いと俺、生きていけない…!
# こんな綺麗な音を出せる、炭/治/郎が大好き…!
解ってますよ。
此処は蝶/屋/敷だって事は。
みんなが居るって事も、よーく解ってますとも。
でもね、でも…
こんなの我慢出来る訳、無くない?
今だけは。
# 今だけは目一杯、彼奴に甘えたい。
# やっと、逢えたんだから…。
ただいまぁ!
# ……で、
早々に疲れて寝ちゃいましたけどね、俺の馬鹿!
やっぱり呼吸…使い過ぎちゃったかなぁ。
でもでも! 早く帰りたかったんだから仕方が無いよね?
流石に脚を骨折させる訳にいかんから神速は使わんかったけど…。
…にしても。
# はー……
# 何つー…整った寝顔な事で。
# こんなイケメンが俺の傍らで寝てるなんて、どういう事なの。
# そんな無自覚色男が、何でまた俺なんか…好いてくれたのやら。
# 本当…謎過ぎるわ。
# でも奏でられる" 音 "は確かに" 本物 "で。
# 今も…──そう。
# …っ、嬉しそうな音…させてくれちゃってさぁ。
# あーあ…これじゃ、布団から出られないじゃん。
早く起きないかなぁ…。
# 其の赫焉の瞳に、早く俺を映してくれよ。
# 其の焔に焼かれて、焦がれて爛れちまいたい。
俺の事…一生、大事にしろよな。
# 大好きだよ、炭/治/郎。
>
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48 :
我/妻/善/逸(鬼/滅/の/刃)
2024/08/09(金) 10:36
>
> チュン、チュ…チュン!
ん、ぇ……?
あ…、あれっ? 待って。
やだやだっ、今度は何処デスカ!?
やだ…何処っ、此の森!?
俺、鬼追い掛けてなかったっけ!!?
# ──…あっ。 思い出したわ。
# 確か、何とか追い付いて…
# 鬼が振り向いた途端、気持ち悪い舌が伸びて来たものだから。
# 咄嗟に刀振ったのが舌…斬り落としちゃって、
# 怒った鬼が穴という穴から血肉、吸い付くしてやるって…
# そう言われて…
# ……。
# ………ん?
# 何か、物凄く腹が立って…そっから憶えてない。
俺が寝てた足元の…──これ、鬼が着てたヤツだよな?
何、俺…もしかして無意識にブチ切れた勢いで殺ったわけ?
其の儘、木陰で朝迄…ぐーすか寝てたと?
……やばい奴じゃん、俺。
# いやいや、でもさ!
# どーしても嫌だったんだよっ…仕方無いじゃん!?
# 今の俺の身躰はな、俺のだけじゃねぇんだよ!
# 俺の身躰にどーこーしていいのは彼奴だけなの!
# 弱い俺だからって、其処だけはっ…
# 其処だけは二重の意味でも舐めるなよ、まじで!!
ああぁ…──~、でも…怖かったぁ…。
チュン/たろぉ~…俺、今日も頑張ったよぉおおっ……!!
> " グサッ "
──~─~!!!?
いっ…だぁああ"っ…!!
なななな何すんのぉ…っ!?
やっぱお前、可愛くないっ…!!
こちとら炭/治/郎に逢ってなくて何日目だと思ってっ…!!
> ヂュンッ、ヂュン…ッ!!
……へ? だーからぁ~…っ!! たんじ…──
> " グサッ "
いだぃ…っ"!!
# …えっ? もしかして、炭/治/郎…??
チュン/太郎…炭/治/郎が、どうかしたの?
な、何よ…その目?
彼奴ならまだ任務のはず…──、…
# …あ。
俺の任務って、今回のは此れで完了なんだよな?
> チュンッ。
だから…此れで帰って良いんだよね?
> チュン!
じゃあ、じゃあさ…
もしかして…今夜にでも、炭/治/郎…帰って来る?
> チュンッ!!
…帰るわ、今直ぐ。
遠いって? 知るか、んなもん!
今から全速力で帰るわ!! そんなもん!!
っつーか何でそんな大事なこと言わないのぉ!?
> チュン!?
> ( だって、伝わってくれないんだもの…。 )
ほーらっ、行くよチュン/太郎!
疲労がなんぼのもんじゃい!
今から神速の勢いで帰っちゃるわい…っ!!
> …チュ、チュン……。
> ( 脚、骨折するよ…。 )
>
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47 :
我/妻/善/逸(鬼/滅/の/刃)
2024/08/07(水) 23:40
>
帰りたい。
帰りたい!
帰りたいよぉ〜!!
やだやだ、もう!
もう今日で何日目よっ!?
# 前の任務の時には、生身の人間の方が怖いって思ったけど…
# やっぱ前言撤回させて。
# 鬼も怖いわ、同じ位に怖いわ!
# ああでもでもっ、やっぱり" そういう "人間の方が怖い!!
# どっちよ!? 結局、どっちなのよ俺!?
# あぁ"ああ"…っ!!!(汚い/高音)
# やっぱり両方…怖い!!
──…うぅ、炭/治/郎の" 音 "が聞きたいよぉ……。
最近、とにかく炭/治/郎の心音不足。
足りない。
足りな過ぎる! 耳が寂しい!
なぁ"~にが楽しくて此の数日間、
鬼の音ばっかり聞かなきゃならんのじゃボケがぁあっ!!
# せめて炭/治/郎の音が聞けないってんなら!
# 可愛い女の子の音でも良いから!
# 数分だけでいいから聞かせておくれよぉ!
# 街で擦れ違った時とかだけじゃ全然、足んないの!
# もうこれアレだわ、耳が欲求不満なんだわ!
帰ったら、きっと…
炭/治/郎が優しい音をさせて、出迎えてくれる。
そしたら優しい声も沢山、聞かせてくれる。
沢山、耳に…
# 耳、に…──。
# 耳…──。
# ……。
──…ひ、ぇっ。
あの声を思い出しただけで、やっ…ば。
何なの、あの声。
思い出そうとすれば、する程…──やばい。
何がやばいかって、もう…あの声全部が!
あの声に、名前を呼ばれるだけで耳がやばい!
っつーか…さっきから俺、やばいしか言ってない!
何回、やばいって言ってんのよ!?
どうした俺の語彙力!
# ……あっ。
嘘過ぎない? 俺の…──
──~─~─……っ…。
嘘でしょ、炭/治/郎の声を思い出しただけなのに。
こんなこと、ある?
こんな事、なんの…?
正直過ぎない? …俺のカラダ。
そうよね、多感の年頃だもの…不可抗力、不可抗力。
もうそういう事にしておくれよ、頼むから。
あ~…、…
# 藤の/花の/家紋の/家に着いたら…──
# ─────…。 ……っ…。
>
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46 :
我/妻/善/逸(鬼/滅/の/刃)
2024/08/05(月) 21:32
>
……、…っ……。
あ、あれ?
待って…此処、何処なの?
俺、任務で街の中に居た筈だけど…っ!?
…あっ。
# そういえば。
# 夜になると鬼が出没するだの…
# そんな噂が飛び交う街で、話を聞いて回ってたんだっけ。
# それで…──、……。
# …そうだ。
# 偶々…耳に聞こえた其の声が。
# 兎に角、嫌で…
# 嫌で、嫌で、
# 嫌で、堪らなくて…。
# 道の途中で吐き気がして、其の後…
# ……あぁ、思い出した。
# 倒れたんだ、俺。
# 今、冷静に思えば。
# 耳に残っている音を思い起こせば。
# 倒れた後、誰かの声が聞こえて…
# 何処かに運ばれて。
えーと…。
それで、此処…は?
# !?
──…っ、ひぃ!? な、な、なっ、ななな何の音ぉ!!?
あれ!? もしかして村/田さん?
あ…、は…はい! 何とか。
もしかして俺の事、運んでくれたのも…──、や、やっぱり?
すみません、ご迷惑を掛けちゃいまして。
……。
# ………っ。
い、いやですね…任務続きで中々、眠れなくって~。
気が付いたら道の真ん中で寝ちゃってたみたいでして…
あはは…っ、…情けない話ですよね。
気絶すんなら、せめて鬼と対峙中だけにしろって?
村田さん…それ、俺に死ねって言ってます??
# ──…まぁ、倒れた理由なんて言える訳…無いよな。
それより、此処は何処なんです?
えっ…親切な男の人が部屋、を…?
# …大丈夫なの? それって…
倒れた俺を担いでいたら、声を掛けられて。
目が醒める迄…此の部屋を使っていい、と…。
# ……、…。
…村/田さん、すみません。
俺はもう大丈夫なんで、此処…早く出ましょ。
何で、って……あまり厄介になるのも悪いですし?
鬼の情報も聞いて回らないといけないですから…
早く出ましょ、此処から。
っ…だから、大丈夫ですってば。
俺、弱いですけど一応…身躰、鍛えてますから!
──~…っ、だ…だから…! あぁ"っ…もう。
# ──…足音がする。 まだ、遠いけれど。
# でも此の音は…解る。 此の音は…
# 此の、音は…
いいから、俺の話…聞いてください。
走れますよね、村/田さん?
黙って先に…今直ぐ、此の家を出て下さい。
村/田さんが無事に離れたのを確認したら、俺も後を追います。
訳は…聞かないで下さいね。
> ………。
あぁ、…流石は先輩だ。 行動が早い。
思えばお礼…言い損ねちゃったな。
後で追い付いたら、ちゃんと言わなきゃ。
そろそろ…かな。
此れ位、離れてくれれば…──
# 音が一気に近付いて来る…もしや、バレた?
シィィイイ…───
# …いいよ。
# 俺には、" 慣れた事だから "。
でも、村/田さんを…
俺以外の誰かを、" そんな世界 "に巻き込む事だけは許さない。
# ……。
ご、ごめんなさいねっ…村/田さん!
さっきはいきなり、走れだなんて言っちゃって。
えっ…、さっきの人にお礼はいいのか…って。
そ、そんなのいいの! だって俺達…帯刀してるんですよ?
鬼/殺/隊は政府、非公認ですし。
それに…さっきの人、警/察…呼ぼうとしてたんですから。
だから逃げるのは当然でしょ?
それよりも、良かったら一緒に鬼の情報でも集めません?
村/田さんが居ると心強いなぁ…なんて。
それと、さっきはありがとうございまぁ~す!
# 村/田さんは、別の任務の帰りだったらしい。
# 其の際の近道に此の街を通ったみたい。
# 俺を先に見つけてくれたのが彼で良かった。
# そうじゃなかったら俺、今頃…どうなってたんだろうね。
# 想像、したくもないけれど。
# 華やかな街の裏の姿を知るのは、俺だけでいい。
# …俺だけで。
>
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45 :
我/妻/善/逸(鬼/滅/の/刃)
2024/08/03(土) 13:06
>
はぁ……漸く帰って来れたぁ。
最近、俺の任務…長期なの多過ぎない?
やっと蝶/屋/敷に帰って来れたけど、流石にもう居ないよな。
押し花にした向日葵、見て貰おうと思ったのに。
# ほんとは肌身離さず持っていたいけど。
# 汚れたり、血が付いたりしたら嫌だから。
お互い…任務に追われる身。
本当にゆっくりと二人で過ごせる事は少ない。
時間も鬼も、待ってはくれない。
# あぁ、そういえば炎/柱のあの人もそんな事を言っていたっけ。
# 俺は其の直ぐ傍には居なかったけども。
# 倒れた列車の陰で、禰󠄀/豆/子ちゃんを箱に入れながら聞いてた。
# あの人の声は、良く通るから…俺の耳には容易に届いてたんだよね。
時間って本当、残酷だ。
炭/治/郎だって、本当は色々と迷う時間も欲しかっただろうに。
急ぎ足で、家を出て、山を降りて、只管に歩いて。
いきなり鬼狩りの世界に入って。
其の全部が、唯一の家族である禰󠄀/豆/子ちゃんの為。
# 炭/治/郎…
# お前はさ、ほんと凄いよ。
# 大事な家族の為とはいえ…
# たった一人で此処迄、真っ直ぐに前を向ける人を俺は知らない。
# 弱い俺には絶対…真似出来ない。
# あっ、…でもでも禰󠄀/豆/子ちゃんの為だったら頑張れるかも!?
# 俺には守る為の相手どころか…家族なんて居なかったから。
# そんな炭/治/郎が格好良くて、凄いとも思った。
# けれど、其れ以上に放って置けないとも思えちゃって…──
嗚呼、守りたい。
臆病な俺でも初めて…守りたいなんて心から思えた位に。
強いけど…危うさもある。
# 格好良いけど、きっと目に見えない心は傷だらけだ。
# 凄いのは、きっと…数え切れない程の努力と鍛錬を重ねて来たんだろう。
# 一体、どれだけの苦悩と悲しみを越えて来たのか。
# …俺と一つしか変わらないのに。
───…だから、絶対に強くなって、炭治郎も俺が守る。
絶対に。
絶対に!
………。
少しずつ頭の包帯の量が減って来た。
あぁ、良かったぁ……髪色、血で染まってなくて。
金色なのには最早、慣れて来たけど。
やっぱり周囲の人からすれば…普通に此の色も異質だよな。
どうにも、ちらちら見られちゃうのは仕方が無い。
# お、女の子に見られんのはめっちゃ嬉しいけど…っ!
う、わぁ…髪に変な癖付いちゃって向日葵みたいになってる。
恥ずかしい。
し/の/ぶさんに櫛、借りなきゃ…。
>
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44 :
我/妻/善/逸(鬼/滅/の/刃)
2024/07/31(水) 11:53
> キメ/学。
…あっづ…。
何なの、日本の此の夏。
暑過ぎない? 身躰溶けるわ。
唯でさえこんなクッソ暑いってのにさ…
馬鹿に走り回ってる伊/之/助は元気だな。
彼奴、マジ脳筋じゃん。
俺みたいな繊細さは持ち合わせてないわけ?
# あー…学校、終わったらアイス食いに行きたい。
# ──…いや待て。 こういう時はやっぱ…
伊/之/助~…
お前んとこって今日、俺のクラスと同じで昼頃に終わるよな?
なぁ、今日…割り勘で回転寿司、行こうぜ。
…何だよ、其の顔。
べ、別にお前と二人でって言ってねぇわ!!
勿論、炭/治/郎も一緒に決まっとるじゃろがい!
何でお前のクラスの事、聞いたと思ってんの!?
俺だけ学年…違うからお前に聞かなきゃ解らんでしょーが!
──…えっ?
何で直接、聞かないって?
そ、そりゃあ……
サボってるのバレたら怖いだろ、彼奴。
# まぁ…理由は其れだけじゃないですけど。
夏の所為か、彼奴…
朝に一緒に学校へ向かう時から顔…火照ってたんだよな。
あんなん直視出来ると思います?
俺には無理だね、あんなイケメン顔の奴の顔が赤くなってるなんて。
夏の暑さとはいえ…汗すら似合うとか卑怯にも程がある。
# 其れに、…あの顔…
# 如何しても思い出しちゃう。
# 俺と、…───、…そ、の…────
いやぁ"あああ"───~─…っ!!
# マジでとんでもないっ…とんでもねぇわあの子!!
# 何なの、あの完成された生き物!!
# ほんとに俺より年下なの彼奴…っ!!?
やべ、…っ、授業…終わった?
彼奴の足音が近付いてくる。
ど、どうしよっ…、どーしよ…っ。
# へ…平常心! 平常心!
>
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43 :
我/妻/善/逸(鬼/滅/の/刃)
2024/07/30(火) 11:56
>
……む、にゃ。
うー…。
さ、む…、……?
# あー…たん/じろ、行っちゃったのか。
# 見送ってやれなかったな…。
……。
彼奴程、鼻が効く訳じゃないけど。
布団にまだ…彼奴の匂い、残ってる気がする。
# うひひ…っ、お日様の匂いだぁ…。
炭/治/郎は特別、身嗜みに気を遣ってる訳じゃ無いのに。
凄く安心する匂いがするんだよなぁ…何でだろ。
同じ男、なのに。
鍛錬とか…稽古の時の同期の奴等とかだったらさ。
唯、むさ苦しい匂いしかしない筈なのにな~。
炭/治/郎のは、こう…何だろ。 …清潔感?
爽やかというか…うん。
何て言うか匂い迄、優しい。
# 何、彼奴…汗とかそーいうの迄、優しさで出来てんの??
# 出来る男って、やっぱ其処から違うんだな…──やば。
# 顔も良いし腹立つ。
# …っ、腹立つ!!
# 何なの彼奴…っ、俺の彼氏…良過ぎて腹立つんですけど!?
# あぁ"…ッ、くそ…っ、……好き!!
あっ、いけな…──向日葵!
凄いな…日が経ってるのに全然、萎れてない。
ほんと綺麗。 というか彼奴が花なんて良く良く考えたら珍しいな…。
# もしかして、此の間…俺が贈ったお返し?
# そういや彼奴、話してる時にもちょいちょい…──
…───~──!!?
は、ひっ…!? し、し、ししし/の/ぶさぁん…っ!!?
ごめんなさいっ…起きてます! 起きてますからぁ!!
…っ、…は、い?
あー…、えーと、…だ、大丈夫です。
だいぶ痛みも引きましたし…多分、傷も塞がってますから。
朝餉ですか? はい、後で行きますね。
…えっ? 桔梗?
そうですよ、俺が…その、贈りました。
すみません…隊士は必要以上に私物を増やしてはいけないのに。
頭では解ってるんですけどね。
…!!?
えっ、…い、今、何て言いましたっ!?
# 花言葉を教えたって?! 炭/治/郎に…!??
# し/の/ぶさん、博識…っ、すてき…!!
# ──…って、違ぇわ俺の馬鹿!!
# 問題は其処じゃねぇだろっ!
# 炭/治/郎に知られたんだぞ…っ、どーすんのよ!?
へ…、へぇ……そうなんですね。
…!
そうですよ!? アレは禰󠄀/豆/子ちゃんにあげました!!
あ、当たり前じゃないですかぁ~!
じゃ、俺…顔、洗って来ますね!
# ……顔、あっつ…。
# 多分、ああ言いながら本当は知ってるんだろうな…。
# 況してや…あの炭/治/郎の事だぜ?
# 絶対ぇ、誤魔化し切れてねぇわ…ありゃ。
# どうせ顔に出てただろうなぁ、彼奴。
# 音を聞く迄もねぇですもん。 …あんな素直な長男。
…ん?
そういや伊/之/助の奴…
音はするけど何処に居んの? ──…忍者か、彼奴??
>
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42 :
我/妻/善/逸(鬼/滅/の/刃)
2024/07/30(火) 00:46
>
──~…う、ぅ……よ、漸く終わった…。
# 何なんだよ…あの不気味な森は。
# 昼間でも真っ暗過ぎて、陽の光が当たらないなんてさ。
# 鬼に好都合過ぎんでしょ…あんな場所!
そんな訳で斬りました。
いや、俺じゃない誰かが。
だって…気が付いたら死んでるんだもん!
で、でもでも今回は俺も…びびりながらも斬りましたよッ!?
な…何か、近付いてきた時にあまりに気持ち悪かったから。
咄嗟に日/輪/刀、振り回したら鬼の腕が斬れちゃってまして。
腕を斬られて、鬼がキレた訳です…ハイ。
# いや、待って…何、此の洒落を効かせた様な説明!?
# 違うからね…っ!?
# べ、別に" 斬られた "と" キレた "を掛けた訳じゃ無いから!!
# そんな大喜利紛いな事、考える余裕なんか俺にある訳ないでしょっ!?
と、兎に角。
腕を斬った後にブチ切れられちゃって…
そっから記憶があんまり、無い。
ハッて目が醒めたら…足元には崩れ掛かった鬼の頸。
もう、何なの。
俺の意識が飛んでる間に…何が起きたのよ。
こんな事、続くとか…そんな事、ある?
あぁ、でも今回は怪我はしなかった。
町から離れていたし…誰も巻き込まれなかった。
俺にしては頑張った方だと思わない?
# 蝶/屋/敷に戻ったら、炭/治/郎…まだ居るのかな。
# あの優しい音を聞きながら…今夜は過ごしたいなぁ。
# ただいま、って言いたい。
>
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41 :
我/妻/善/逸(鬼/滅/の/刃)
2024/07/29(月) 07:28
>
……、…───ん。
…?
あ……、たん/じろ…
# こいつ…何つー幸せそうな顔、してんのよ。
# というか…
# あ、あれ?
# 俺…炭/治/郎と寝、て……っ!!?
……お、思わず飛び起きてしまった。
幸い…任務で疲れてんのか、起きない。
よ、良かったぁ…。
かくいう俺も今、顔…凄い事になってんだろうな。
折角、我慢してたのにさ。
久し振りに…思いっ切り泣いた気がする。
# 頭の傷……やっぱり心配させてた。
# ごめんな、…俺、それでも誰かを守りたくて。
# 俺なんかでも誰かを守れる方法、これしか思い付かなくて。
# でも、これじゃ誰かを守れても…──
お前の気持ちを守れてないよな、こんなんじゃ。
ごめん。
お前の事を何よりも…一等に優先してあげたい筈、だったのに。
# 炭/治/郎にも、さぞ思い切り怒られると思ってたけど。
# 彼奴は唯…話を聞いた後は唯、無言で暫く抱き締めてくれた。
# …ほんの少し、怒っている音はしていたけれど。
# ……?
# あっ、…そうだ。
…向日葵…
炭/治/郎が、俺にくれた花。
大抵は大きい向日葵が好まれるけれど。
くれたのは、少し花が小振りな小さなヤツ。
まさかこいつ…花言葉、知って、る……?
# 孤児の時…
# 周囲の音の汚さが嫌で、せめてと花の本を読んでた。
# 花は綺麗でいい。
# どれだけ汚れた場所で育とうが、必ず綺麗な花を咲かせる。
# …俺も、そうなれていたらいいな…。
# なぁ…炭/治/郎。
# 俺も綺麗な場所で育つのは叶わなかったけど、さ。
# 俺も此の向日葵みたいに…綺麗に花を咲かせられているのかな?
…にしても、綺麗な黄色だ。
俺の髪とおんなじ色。
うん…、…後で大事に押し花にしなきゃ。
残したい、…ちゃんと。
この大きさなら俺でも出来る。
今から任務があるから其の間、預かってて貰おう。
# 起こさなくてごめんな、炭/治/郎。
# 俺…もう少ししたら、行って来るよ。
というか、お前…
この俺の誘いを断りやがって、さ。
何なの…俺から受け取るのは嫌?
──…なんて。
本当は解ってるんだ。
お前は、そーいう奴だもんな。
# 今迄は…愛には見返りが必要だと思ってた。
# そんな俺に無償の愛を教えたのは…こいつだ。
> 一緒に居られるなら、他に何も要らない。
> 手を握るだけでも、俺からすれば鰻重よりも価値がある。
ふひ…っ、何だよソレ。
俺の片手は、そんなに価値が高いの?
じゃあ…しょうがないね。
でも、それじゃ俺の気が済まないから…
せめて…お前の口の方に、予約しておくな。
せ、接吻位は素直に受け取れよ。
次は……先の事も、もっとシて貰うんだから。
じゃ。 また後でな、炭/治/郎。
# 一輪は、『 一目惚れ 』。
そうだね、お前は俺に逢う迄…
そういう感情を抱いた事が無いって言っていたから。
# 小振りな花は、『 愛慕 』。
お前から惜しみ無い位に伝わって来る。
それはもう、逢う度…" 好き "、" すき "…" スキ "って音が半端無い。
というか寧ろ煩い。 音量下げろ!
# 俺と同じ髪色の…黄色の花弁は、『 未来を見つめて 』
……悪かった、よ。
そうだよな。 お前と此の先も一緒に、生きていくんだもんな。
今度からは…ちゃんと自分の身躰の事も考えるから。
俺も、だいすき。
>
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