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┗477.【妄想の】二つ名キャラで小説を書こうぜ【暴走】(2-51/100)
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2 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/09 15:31:55 EqjiOaWtO
【この小説単体での事前注意】
・無限審問官(ウロボロス)視点です。
・バトルをやります。
・「*」は章が変わったことを意味します。
────────────
──カーテンの隙間から差し込む光で、俺は目を開けた。
ゆっくりと上半身を起こし、寝起きでぼんやりする頭を覚醒させる。ベッドの横の目覚まし時計を見ると、九時半を過ぎようとしていた。俺はカーテンを引いて、窓の外の景色を眺める。街は今日も、人で賑わっていた。
ふむ、いい朝だ。
──いや待て。……九時……半……!?
「やべ……っ!」
出せる限り最高のスピードで俺はターンして窓に背を向け、クローゼットに向かってダッシュする。
組織での集合は基本七時半だってのに、二時間も遅刻だ。くそ、どうして今日に限って目覚ましが鳴らなかった!?
いい朝から最悪の朝へと急転直下だ。俺は急いでクローゼットに手をかけ、いやその前に寝間着だ、寝間着を脱ぎ、その時偶然クローゼットの横のカレンダーに目が行き、
「………………………」
……一気に脱力した。
脳内を整理し、今日の日付を思い出す。そして、その日付をカレンダーと照らし合わせ、再確認した。
「……あー、そういや久々にゆっくり寝ようと思って、目覚まし機能解除したんだっけ」
喜ばしいことに──もしくは自分に呆れたくなることに──今日は非番だった。
(124.146.175.77)
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3 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/09 15:33:15 EqjiOaWtO
*
大国の首都であるこの街には、数々の組織が存在する。
俺が所属する組織──『異端審問会』も、その一つだ。これはお上のお達しを受けて動く、れっきとした政府の組織だ。
やる仕事はその名の通り、ターゲットに対する審問。主なターゲットは政府に仇なす者、もしくは普通に犯罪組織の一員といったところだ。ただ、この『異端審問会』に所属する人間は、武器などでの拷問はしない。
使うのは、己の能力だ。
だからこそ、『異端』なんて単語が頭についている。勿論、ターゲットが能力者というケースも少なくはないのだが、基本的にこの『異端』というのは、俺たちが能力者であるということを知らしめるための接頭語なのだ。
ただ、この能力に関しては、『審問向きである』という共通点以外は全員バラバラの能力を持っている。また、『異端審問会』に所属している時は決して本名を明かすことはせず、会員同士でも互いの本名は知らない。……まあそもそも、『異端審問会』に限らず、自らの真名を口にする能力者はあまりいないのだが。
ではどういう風に呼んでいるのかというと、能力名をコードネーム代わりとして呼び合っている。指令を受ける時のような正式な場、また部下と上司との会話など礼節が重んじられる場面では、能力名をフルネームで呼ぶことになっているが、そのフルネームがやたら長い時は、同僚同士なら普段は短くして呼び合うこともある。
例えば俺と同じチームである虚構審問官(モノクロームクライシス)は『ローラ』だし、絶滅審問官(エクストリームクライシス)は『エリー』と呼ばれている。
そして俺は──
「あら、奇遇じゃない」
……俺の家の玄関先に陣取って置きながら、何が奇遇だ。
街に散策にでも行こうと思って、扉を開いた矢先の遭遇だ。声の主──虚構審問官(モノクロームクライシス)、通称ローラは、艶然と笑んでいる。絶対良からぬことをたくらんでいるに違いない。横にはやはり絶滅審問官(エクストリームクライシス)、エリーもいる。任務中は制服だが、今日は二人とも私服だ。まあ、俺も当然ながら私服なのだが。
「……で、何の用だ。いくらチームだからって、非番の日まで一緒に行動しなければならないなんて規則はなかったはずだが」
俺の台詞に、ローラは頬をふくらませる。子供かあんたは。というか、実際子供であるところのエリーですら、そんな真似はしてないぞ。
「つれないこと言うわねー、いーじゃない非番でもなんでも。ね、エリー」
「ねー、ろーら姉」
おい、女子二人で意気投合してるんじゃない。
「だいたい奇遇なんだから、規則に書いてあろうがなかろうが別にいいじゃない。ほら、」
だからその奇遇ってのが既に破綻してるだろという俺の意見を言わせてもらう様子もなく、ローラはぐい、と俺の腕を引っ張った。同時に、エリーが俺の背中をどん、と押す。
「さっさと行くわよ、うろちゃん」
「うろにーもえりーたちと一緒に行くんだよ!」
「………………………」
……そう。
不本意ながら、俺──無限審問官(ウロボロス)の呼び名は、「ロロ」でも「ロス」でもなく──とても残念なことに、「うろ」なのだった。
(124.146.175.78)
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4 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/09 15:34:53 EqjiOaWtO
*
「……本当に、どうにかならないのかその呼び名は……」
人でごった返す大通りを歩きながら、俺はぼやく。正直聞いてくれないかと思ってほぼ独り言に近い感覚で口に出したのだが、意外にもちゃんと聞きとってもらえたようで、前を行くローラが振り向いた。
「何よー、別にいいじゃないうろちゃんで。可愛いわよ?」
「いや……可愛いとか、そういう方向性は求めてないから……」
というか『うろ』って、可愛い以前にあまりよくない意味の単語に多くないか。
「いちいち文句の多い子ね。まあいいわ、エリー、なんか他の候補ある?」
話をふられて、エリーは「んー」と考える。しばらくの沈黙の後、ぱっと顔を輝かせた。
「じゃあ、うろうろは!? うろうろー!」
「悪化してんじゃねェか!」
『うろ』から離れろ『うろ』から!
「それじゃあまり変わってないじゃない」
ローラが異議を唱える。流石最年長ローラ、言う時はしっかり言ってくれる。ダメ出しの後、彼女も少し考えてから再び口を開いた。
「そうね、じゃあ『ろぼちゃん』で」
……機巧兵士じゃねーんだから……
俺の落胆をよそに、ローラはうんうんと頷いている。
「ろぼちゃんもなかなか可愛いじゃない。じゃあこれからはこの路線で行きましょうろぼちゃん」
「ぼろぼろー!」
「……ああ、やっぱ『うろ』でいいわ」
おまえらにとって俺はなんなんだ……?
「あらつまらない」
俺の妥協がお気に召さなかったようで、ローラは口を尖らせる。『つまらない』ってなんだ『つまらない』って。
「せっかくいい名前考えてあげたのにー。無駄な頭脳労働をさせた罰よ、今日は『エトワール』で奢りなさい」
「何故呼び名の変更を頼んだだけで、高級菓子店で奢らなきゃならん羽目になるんだ!?」
「それだけの対価は必要よー。あ、」
何か思いついたかのように、ローラがにんまりと笑う。良くない兆候だ。絶対良からぬことを言われる。
(124.146.175.78)
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5 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/09 15:36:06 EqjiOaWtO
「……そういえばうろちゃん、昨日奢ってくれるとかいう話、してたわよね?」
いやしてない、と言いかけて、俺はその台詞を抑えた。
ローラの能力は、『信じているものを反転させる』能力──今迂闊に否定でもしようものなら、逆に信じこまされる。だが、口を開かなければやり過ごせる。いや、口を開いたとしても別の話題にすり替えれば──
「ねえエリー、そう言ってたわよね?」
きらん、とエリーの目が光った。
「うん、言ってたよー。ねえうろにー、そう言ってたよね?」
──畜生。
なんの為のチームか、すっかり失念していた。
エリーの能力は、『答えなければ親しい者が誰か死ぬ』能力だ。こんなくだらないことで友人や他の同僚を死なせるわけにはいかない。
だけどおまえらも死ぬ可能性があるってことわかってる? あとこんなことで能力乱発するな、乱発。
「ごー、よん、さん、むぐっ」
「ああわかったわかった。奢ってやるからやめろ」
カウントダウンに入ったエリーの口をふさぎ──それで能力の発動が停止するわけじゃないが、台詞に割り込む為だ──、俺は降参の意を示した。どうせ朝から俺の家の前にいたのも、これが狙いだったんだろう。無理矢理信じこまされるよりは、不本意だろうが自分の意思で行った方がマシだ。
(124.146.175.78)
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6 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/09 15:36:46 EqjiOaWtO
「よーし交渉成立ね。行くわよエリー!」
「うん!」
どこに交渉の余地があったんだろうかと俺が考えている間に、女二人はすっ飛んで行ってしまった。まあ、『エトワール』の場所は知ってるから……
「……帰ろうかな」
よく考えたら、奴らに付き合う必要はないんだった。このまま帰れば俺の所持金は無事で済む。
ただな……それをやった場合、明日俺がどんな悲惨な目に合わされるのかという心配もついてくるんだよな……
「あら、何やってるのこんなところで」
女の声に、ローラが戻ってきたのかと思い、ぎくりと俺の肩が跳ねる。
だが、すぐにローラとは違う声だと認識を改めた。同時に、あまり会いたくない相手であるということも理解する。
俺はゆっくりと振り向いた。
「奇遇じゃない。お久しぶりね、ウロボロス」
そういやこいつは、今となっては俺をフルネームで呼ぶんだった。
「今、『奇遇』って奴を信じられなくなっててな……本当に奇遇か、おまえ?」
ローラ以上に、この女の『奇遇』は油断ができない。だが、彼女は肩をすくめた。
「あたしだって、いつまでも暇な任務やってるわけじゃないのよ。素直に再会を喜んでくれたっていいと思うけど」
……まあ、一理はあるが。
挨拶程度で意地を張っていても仕方ないので、俺は彼女の要求に応えてやることにした。
「久しぶりだな。──不在検死官(ピクシーゲーム)」
(124.146.175.78)
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7 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/09 15:38:13 EqjiOaWtO
とりあえず前半としてここまで。
後半が書けたらまた投稿させて頂きます。
(124.146.175.77)
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8 :SERNの名無しさん
投稿日:11/02/10 05:46:58 iqKT79+0O
お疲れ様でした!!!
まさか小説まで出てくるとは思いませんでした!
展開が早いとかなく違和感なくすんなり読めました!!楽しみに続き待ってます!
(210.153.86.80)
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9 :SERNの名無しさん
投稿日:11/02/10 06:10:48 iqKT79+0O
せっかく二つ名の感想スレッドがあるので、そちらに小説感想を書くというのはどうでしょうか?
そしたら小説途中で感想書いてしまうとか雑談とかなってしまうとかのトラブルをある程度防げると思います。
(202.229.176.160)
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10 :◆0gE85SI5tw
投稿日:11/02/10 19:47:30 nWzeDIeqO
息抜きに投下
男「拘束過剰(センチメンタルドールズ)発動!」
センチタソ「…おはようマスター、それで今回は誰を?」
男「ターゲットは俺だ!」
センチタソ「…えっ?」
男「はやく!早くするんだ!」
センチタソ「え、えと…」
男「は、はやく縛ってください////」
センチタソ「しねばいいのに」
(123.108.237.25)
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11 :◆j4qknp56G2
投稿日:11/02/10 21:48:56 XE2HN8rFO
>>10最高です。声に出して笑ったw
>>10さんにインスピレーションもらって書いてみた。
センチタソ可愛いよセンチタソ。
いつでも、呼ばれるのを待っている。
冷たい空間の中で眠っているのは、フランス人形もかくやとばかりの美しさを誇る少女だった。人の手で作られたかのような造作の顔立ち。指先の、爪一枚に至るまで磨き上げられた美しさ。プラチナブロンドを少しきつく巻いた髪。身に纏うのは黒一色のドレス。レースもフリルもふんだんに使われたそれは、少女に良く似合っていた。
少女は胸の上で手を組み、眠っていた。胸は小さく上下し、頬には赤みが全くない。けれど、不健康さはない、自然な肌の白さだった。
不意に、閉じられていた目を縁取る長い睫毛が、ふるりと震えた。見落としてしまいそうな小さな違和感。少女の眠りを妨げる、唯一のもの。
(―…、………、……)
それは音のようなものだった。視覚されず聴覚されない、けれど、少女を目覚めへと導く、確かに音のようなものだった。
母親が我が子を抱きしめるような愛しさすら伴って、少女は覚醒する。
少女は降り立った。かつり、と、靴と地面の擦れ合う音がする。空間に質量が戻ってきた。ここには、大気すらある。
ゆっくりと目を開き、鮮やかな世界を視界いっぱいに映す。
それから、ふんわりと笑う。
「…おはようマスター、」
(111.86.141.81)
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12 :◆0gE85SI5tw
投稿日:11/02/10 22:43:56 nWzeDIeqO
>>11いいですね、そして
>>10へ繋がると考えたら…
もういっちょ投下
男「ぐわっ…くそ!」
センチタソ「マスター!大丈夫ですか!?」
男「な、なにか縛る物を…」
センチタソ「わ、私の包帯でよければ!」
男「ありがとうセンチタソ…」スッ
センチタソ「なぜベルトを外そうとしてるのですかマスター?」
男「…(蔑む様な視線もいいな)」
センチタソ「……(なぜこいつが私のマスターなのだろう)」
(123.108.237.27)
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13 :◆j4qknp56G2
投稿日:11/02/11 00:44:55 AWMVVzKIO
>>12センチタソ可愛いし使役者も可愛い!w
主さまが戻るまで支援。
SSではシリアスな雷帝殿を。雷帝殿と深淵検死官は犬猿の仲だといい。
「命を何だと思ってるんだ、」
低い、唸り声のような声に、深淵検死官は柔らかい笑みで応える。
目の前の大男は、嫌悪感を隠すこともせず、今にも飛び掛りそうな程怒りを蓄えてこちらを強く睨み付けている。
「なくなると困るもの、ですかねえ」
大男、雷帝剣舞と対する深淵検死官の足元には、頭を抱え蹲る男がいた。
敵軍のものと思しき腕章をつけた以外は、ごく普通の素材で作られた在り来たりな服を着ている。中肉中背、発達した筋肉もなければ特殊な能力もない。
我々とは違う、ただの一般兵。
男は今、泣いていた。声にならない声が口の端から漏れ、全身がかたがたと震えている。無理もない。1度、己の死を体感したのだ。それもきっと、残酷で残虐な方法で。
いっそう厳しく、深淵検死官へ、己の味方に当たる男へ視線をやる。
「さて、雷帝殿には、どんな返答が望ましかったのやら」
くすくすと、酷く楽しそうに深淵検死官は続ける。彼の能力は、死そのものを扱うものだ。対象者の死を選ばせ、体感させ、その空間限りの死を味わわせる。
けれどそれは、術者である彼もまた、その死に立ち会うということでもある。対象者の選んだ残虐な死を、目の当たりにするということでもある。
それなのに涼しい顔で立ち尽くす彼が、雷帝剣舞は得体が知れず、気味が悪かった。恐怖、よりは嫌悪感に近しい感情。
それは、深淵検死官の一挙一動、端々に現れていた。言葉尻を掬うような応対も、いかなる状況でも崩れることのない笑顔も。
少々意地の悪い能力を持つからこそそうなのか、それとも、
「例えばですが、」
笑みのような表情を貼り付けたままで、軽く首を傾ける。年頃の乙女ならば可愛らしい仕草だが、顔立ちが整っているとはいえ、大の男に似合うそれではない。
それではない筈なのに視線を逸らせないのは、怒りからか、恐怖からか。
「なんとも思っていない、と言っ」
全てを言い終わる前に、頬を冷たい衝撃が走り、遅れて空気を切り裂くような間抜けな音と、熱を持った痛みが溢れた。じくじくじく、血が伝う。
深淵検死官のすぐ背にある壁には、小さなナイフが突き立てられている。雷帝殿の視線が強く突き刺さる。
あと776本。声もなくカウントして見せ、また柔らかく笑った。
(111.86.141.86)
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14 :◆0gE85SI5tw
投稿日:11/02/11 01:35:30 ty+TdslJO
>>13なにこれかっこいい
支援&投下
男「いけ!センチタソ!アイツをつかまえろ!」
センチタソ「了解しましたマスター」
男「…」
センチタソ「…」
サッ
サッ
男「……」
センチタソ「……」
ササッ
ササッ
男「もう!なんで隠すの!」
センチタソ「なんで覗こうとするんですか!」
男「そこにスカートがあるから…かな」
センチタソ「」
(123.108.237.21)
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15 :◆0gE85SI5tw
投稿日:11/02/11 04:47:39 ty+TdslJO
夜勤は暇なので
投下…
男「いけセンチタソ!今度はアイツを捕まえてくるんだ!」
センチタソ「了解です、マスター」
男「……」
サッ
センチタソ「…」
男「…!スパッツ…だと!?」
センチタソ「残念でしたねマスター」
男「くっ…」
センチタソ「…マスター?」
男「そんな…ゴスロリの下にスパッツだなんて…あんまりだっ」グスッ
センチタソ「な、なにも泣かなくてもっ」
男「萌えが…萌えが半減じゃないかぁぁあ」ダー
センチタソ「け、血涙!?」
(123.108.237.3)
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16 :◆0gE85SI5tw
投稿日:11/02/11 08:50:07 ty+TdslJO
センチタソがかわいすぎて生きるのが辛い
夜勤終わりにもうひとつ投下
男「センチタソ…あいつ捕まえてきて…」
センチタソ「明らかにテンション低いですねマスター…」
男「ソンナコトナイヨ」
センチタソ「はあ…大丈夫です、その…今日は…あの…はいてませんから」
男「!!?…それってノーp」
センチタソ「さすがにそれはないです」
男「ですよねー」
サッ
センチタソ「いきなり堂々と覗かないで下さい!」ゲシゲシ
男「あぁ…そんな////」
センチタソ「なんで蹴られて嬉しそうなんですか!」
男「まあ、それはさておき…センチタソまさかそれは…」
センチタソ「えと…ドロワにしてみました…」
男「ひゃっほぅ!センチタソ!グッジョブだ!むしろグッジョブだ!」
サッ
センチタソ「だからって覗かないで下さい!」ゲシゲシ
男「あぁ…もっと///」
センチタソ「本当にきもちわるい」
センチタソ「ま、まあ昨日みたいに血涙を流した挙げ句に貧血で倒れられても困りますからね。し、しかたなくです////」
男「センチタソ…」スッ
センチタソ「だからなんでベルトに手をかけるんですか!」
(123.108.237.25)
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17 :◆0gE85SI5tw
投稿日:11/02/11 09:00:08 ty+TdslJO
いま気づいた…これ小説でもなんでも無いな…
>>1さん
順序が逆になって申し訳ないですが、もう少しSSの投下してもよろしいでしょうか?
(123.108.237.25)
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18 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/11 14:49:46 bluYcnHPO
あわわしばらく戻ってこない間にこんなに……
遅ればせながらレスさせて頂きます。というか遅くなってしまって申し訳ないですorz
>>8さん
ありがとうございます! 展開の早さも違和感もあまりないと言って頂けてほっとしています! 読みにくくないか心配だったもので……(^^;)
ようやく続きの投下です。と言ってもまだ完結していませんがorz
ご期待に添えるものでしたら嬉しいです(*´∀`)
>>9さん
ここでの感想も可ということにしているので、問題はないですよ。書き手さんにもコテハンやトリップをおすすめしているので、おそらくあまり混乱は出ないかと思われます。と言っても、こういう形式のスレは初めてなので、断言はできませんが……(汗)
それでも、最初はこちらでも感想を書けるようにして様子を見ようかと思っています。
あ、でも、感想スレに感想を書きたい方は、それでいいと思いますよ!? どちらに感想を書くかは、書く方自身にお任せしようと思っています。
>◆0gE85SI5twさんセンチタソ可愛いww男との掛け合いもナイスです、というかナイスコンビです(`・ω・)b
どんどん投下しちゃって下さい! というか私が読みt(ry
>◆j4qknp56G2さん支援ありがとうございます! センチタソもゆったりとした空気が流れていていい感じですが、雷帝さんと深淵さんがかっこよすぎて! シリアス万歳!←
そして◆j4qknp56G2さんのSSで深淵さんの能力をちょっと勘違いしていたことに気づいてしまった……深淵さんごめんなさいちょっと飛び散……もとい小説改訂してきます。深淵さん自身が出るパートじゃなかったのは不幸中の幸いか……
手直しできたら続き投下させて頂きます。不在さんのパートが予想以上に長くなって、後編諦めて中編にしました、すみませんorz
中編の後、ようやくバトル&エピローグの予定です。
(124.146.174.48)
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19 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/11 16:13:11 bluYcnHPO
*
『聖検死団』、という組織がある。
やってることは『異端審問会』とほぼ同じだ──ターゲットへの審問。いや、『審問』はうちの十八番だから、『尋問』とでも言おうか。この『聖検死団』も、政府組織だ。
ただこの二つの組織の間には、決定的な、とまではいかないものの、特徴的な相違点がある。
『異端審問会』は、相手から情報を得ることを優先する。相手が死んで情報もお陀仏、というわけにはいかないのだ。だから実際、うちの能力者のほとんどは、相手を死なせずに情報を聞き出す能力に長けている。相手の嘘を察知し、その上事後処理として認識にまで介入できるローラ然り、相手は死なないが別の人間が死ぬため、答えざるを得ない能力のエリー然りだ。
しかし一部には、例外、特殊、別動隊のような感じで、相手を殺す形態の能力者もいる。余談だが、俺の能力もそういうものだ──と言っても、相手を生きて返すこともできるので、この二点を合わせ持った能力者として結構重宝してもらっているのだが。
対して『聖検死団』は、情報を求めはするものの、まず相手の死を重要視する。死への恐怖で相手が何か喋ってくれたらラッキー、くらいのものだ。『尋問』と言うよりやはり、『執行』の方が近いかもしれない。
目の前にいる女──不在検死官(ピクシーゲーム)は、その『聖検死団』の一員だ。しかしその能力は、『聖検死団』では珍しく『死なない』能力──いや、正しくは『死なせない』能力で、『聖検死団』がどうしても死なせたくないターゲットがいた時、この女が使われるらしい。
(124.146.174.47)
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20 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/11 16:14:18 bluYcnHPO
だがそれ以外の時は基本的に暇なんだそうで、衛生兵も兼業している。そっちも結構楽しいようで、私服まで衛生服なほどだ。ただ本人に言わせると、「医療の仕事やってる時は白の衛生服、私服として使ってるのは桃色の衛生服」として使いわけているらしい。
今日着ているのは、桃色。とすると、医療仕事はないのだろう。仕事や任務の際は結い上げている髪が下ろされているのを見ると、本当に暇なのかもしれない。
「どうしたの、そんなにじろじろ見て」
俺の視線に気づいたのか、彼女は口の両端を吊り上て微笑む。
「もしかして、『今日も美人だな』とか思ってた? きゃー恥ずかしー」
「何勝手な妄想で照れてんだ……」
「女たらしの近くにいると身の危険を感じるわー」
「俺が、いつ、女をたらした!?」
そういう理由で自分から女に寄って行ったことなんか一度もねェよ!
……むしろ、
むしろ俺は、
「……どちらかというと、被害者の方だろ俺は」
「──あら」
彼女の目が、不機嫌そうに細くなる。
「『被害者』だなんて、弱者ぶるようになったものね」
「そういうわけじゃ、──」
……くそ。
反論の言葉が、思いつかない。
「……結局、あなたには悪夢としての記憶しかないのね」
不機嫌そうな顔から一転し、彼女は自嘲と寂しさの入り交じったような表情を浮かべた。
……自業、自得だ。いや、芝居という可能性だってある。未だに俺と接触したいが為の。
哀愁漂う表情のまま、彼女は言葉を続ける。
「それでもあたしは、」
──やめろ。
「あなたのことが、」
──やめろって。
「今でも──」
「──それ以上言うな」
耐えかねて、俺は制止の言葉を口にしていた。
「俺たちはもう、終わったんだ」
僅かに彼女から目をそらし、早口で言う。
「ふったのは俺だが原因はおまえだ、そうだろ」
彼女は一瞬沈黙し、つんと横を向いてから答えた。
「……そうね」
活気のある大通りとは裏腹に、俺たちの間には沈鬱な空気が漂っていた。
俺と彼女は、つき合っていた。
──もう三ヶ月以上も前のことだ。
(124.146.174.47)
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21 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/11 16:16:05 bluYcnHPO
*
『異端審問会』と『聖検死団』──この二つの組織は、元々は一つの組織だったらしい。
だがある時、組織は二つの派閥にわかれ、派閥同士の抗争が勃発した。この二つの派閥というのが、『異端審問会』と『聖検死団』、それぞれの前身だ。その抗争がおさまった後も両者の仲の悪さは変わらず、むしろ溝が深まるばかりで、最終的に別々の組織を立ち上げた。そしてそのいがみ合いは未だに続いており、抗争に直接関わったことのない俺たちの世代ですら、『異端審問会だから』という理由だけで聖検死団の奴らに難癖をつけられることはしばしばある。……まあ、うちも同じことやってる奴はいるだろうし、一概に文句ばかりも言えないのだが。
彼女と出会ったのも、その過程だった。
ある日、俺は聖検死団の連中に囲まれ、ひと気のないところまでご同行願われた。連中の話によると、俺の能力が一応『殺す』ことのできる能力ということで引き抜きに来たらしい。しかし、なんだか雰囲気が物騒な感じだったので、俺は丁重に断った。
すると、まあ予想通り連中は俺を殺しにかかった。一応殺しは御法度のはずなんだが、人通りがないもんで、証拠を隠滅できると思ったのかもしれない。俺も応戦して連中を昏倒まで追い込んだのだが、何分、人数で分が悪すぎた。終わる頃には、俺の方も深手を負い、動けなくなっていた。
俺の能力は、傷を完全には治癒できない。仲間がいたら治療してくれたかもしれないが、生憎俺は一人だった。ここで死ぬのかと思い、徐々に意識が遠くなって──
──気がつけば、診療所の寝台に寝かされていた。
そこで衛生兵をやっていたのが、不在検死官(ピクシーゲーム)だ。当時『クシー』とのみ名乗っていた彼女は、聖検死団の一員ということを隠し、担当の衛生兵として俺についた。
目的は、『異端審問会の情報の入手』。異端審問会で重宝されていた俺は、他の同僚たちより深く実情を掴んでいるのかと思われ、目をつけられたらしい。
衛生兵という立場で俺に近づいた彼女は、俺に好意を寄せているふりをし、俺はそうと信じ込んだ。結果、俺たちは恋人同士として付き合うこととなり、俺の傷が完治して診療所通いを終えた後も、俺と彼女の関係は続いた。
が──唐突にそれは終焉を迎える。
(124.146.174.48)
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22 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/11 16:16:45 bluYcnHPO
聖検死団の上層部が、俺から芳しい情報を得ることはできないと悟ったらしい。当然だ、いくら付き合っている相手だろうと、俺も任務や組織のことは、軽々しく話したりはしない。利用価値なし、と判断した奴らは、彼女に俺を抹殺するよう命じたのだ。殺害能力がなくとも衛生兵なら薬にも詳しい、単なる体調の悪化に見せかけて人を殺すこともできるだろう。
だが、彼女はそれをしなかった。
何故しなかったかなんて、俺は知らない。
……知ったことじゃない。
とにかく、彼女は俺の殺害命令に従わなかった。上層部には何かと理由をつけて、はぐらかしていたらしい。だが、そのうち聖検死団は別の奴を刺客として寄越した。そいつの口から全てを聞いた。俺が彼女に騙されていたということを。非常に鬱陶しかったので、話の途中でそいつを昏倒させ、彼女に別れを告げて、逃げるように立ち去った。
後で一人になり、落ち着いてから、始末しておいた方が良かったんじゃないかとも思ったが、それ以上、俺に対して刺客が来ることはなかった。聖検死団も、いつまでも異端審問会のたった一人に関わっているほど暇ではないのだろう。彼女も未だに聖検死団にいるところを見ると、俺を殺さなかった件での追及はなかったか、あってもうまく逃れたらしい。
──ともかく、そうして俺と彼女の関係は破綻した。
元に戻ることは、ないだろう。
(124.146.174.48)
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23 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/11 16:18:17 bluYcnHPO
「──ああ、そういえば」
暗い空気を払いのけるかのように、彼女は俺に声をかけてきた時の笑顔に戻り、話題を転換した。
「さっきいた女の子たち、誰? あたしと別れてから早速ハーレムつくったの?」
「違うわ」
あんな女ども、いくら見た目が良かろうがハーレムなんかには絶対したくない。
「まああなた奥手だし、同時に二人は無理か……じゃあお姉さんの方が彼女でちっちゃい子は連れ子? しばらく見ないうちに一家のパパかーうーんやるわね」
「全然違う!」
何故おまえは俺の同僚という線を考えない!? あ、制服が基本の異端審問会で、今日はあいつら私服だったからか……いや、その前に俺の同僚ということを聖検死団の奴に話していいものか……だが誤解が解けないのも困ると言えば困るし……
脳みそをフルに回転させ、言葉を慎重に選びながら、俺はゆっくりと彼女に言った。
「ただの知り合いだ。別に変な関係じゃない」
「……本当に?」
かつん、という靴音と共に、彼女が一歩、距離を縮める。まとう空気から、茶化すような感じは消えている。
「知り合いにしては、随分親しそうだったけど」
更に彼女が間合いを詰める。もう俺と彼女との間に距離はない。
「『ただの知り合い』なんてことはないでしょう?」
蛇のように片腕を俺の首に絡ませ、耳元で甘い言葉でも囁くかのように。
「『うろちゃん』、なんて呼んでもらっちゃって……ねぇ?」
……畜生、そんな所まで見てやがったか。
彼女は愉しそうにくつくつと笑う。だが、その目に喜悦の色はない。
「人の元彼に手ェ出すなんて、ね……。死なないのが残念だけど……内臓の一つくらい、頂いちゃおうかしら」
「やめろ」
俺は彼女を軽く突き飛ばして距離を取った。というか、俺は馬鹿か。何むざむざ間合いに入られてんだ。
(124.146.174.48)
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24 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/11 16:19:00 bluYcnHPO
「手ェ出された覚えはないし、『元彼』にまで干渉するんじゃねェよ。どれだけ束縛したいんだおまえ」
「あら、そんなこと」
一触即発の危ない空気をさらりと捨てて、彼女はふふんと不敵に笑う。……本当に雰囲気がころころ変わる女だ。
「あたしが本気になって束縛しようと思ってたら、知り合いの子に頼んであなたをがんじがらめに拘束してるわよー。……あら、それもいいかも」
「余計な事は考えるな!」
本当に自分の都合しか考えない女だなおまえ!
絶対本気になるなよ!
「……まあ、いいけどね」
どこか余裕のある顔で、彼女は言う。
「あたしにもいい男はいることだし。知ってるー? 今度チーム組む男、すっごいあたしにでれでれなのよー」
そう言ってニヤニヤ笑う彼女とは反面、俺はなんとも言えないような気分になっていた。
なんだ……ちゃんといるんじゃないか。
新しい恋の相手って奴が。
「良ければ教えてあげましょうか? ……と言っても流石に能力や外見は問題ありだから名前だけ」
彼女の言葉に、俺は意識をそちらへ戻す。
名前……と言っても真名ではないだろう。おそらく能力名だろうが、場合によっては能力名だけでその能力をある程度推測できなくもない。
「……いいのか?」
俺の確認に、勿論、と彼女は頷いた。
薄く紅をひいた唇の、両端が上がる。
「──『ウロボロス』」
その名前に、俺の思考が、止まった。
「…………な、」
「ふふ、当然あなたじゃないわよ」
彼女は悪戯が成功した子供のような笑顔で、通信用電子端末を取り出し、それを操作する。
「ちゃんとうちの組織の人です。読みが一緒ってだけで書き方は違うし」
彼女が示した端末の画面には、『深淵検死官』という文字が表示されていた。
……こいつが、彼女の新しいパートナーらしい。
まあそういうわけで、と彼女は電子端末をしまった。
「あたしもしばらくそっちのお仕事に入るから、当分会えないかもね。あ、こっちの『ウロボロス』はあなたに会いたがってたから、仕事の合間にそっち行くかもしれないけど」
俺は別に会いたくない。
「ま、一応気をつけといてねー。あなたのことだから大丈夫かもしれないけど、うちの『ウロボロス』結構ドSだし」
……余計会いたくなくなった……
「じゃあご健勝で。ばいばーい」
実に楽しげに手を振って、彼女は雑踏の中に消えて行った。
……人が襲撃されるかもしれない可能性を自分で言っておきながら、ご健勝も何もないと思うんだが……
(124.146.174.48)
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25 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/11 16:19:39 bluYcnHPO
「んー、あの子何? 彼女ー?」
声と共に、俺は誰かに背後から抱きつかれた。おい胸が当たってる胸が。
「ローラ……もう食い終わったのか」
「そんなわけないじゃない」
俺の疑問を、ローラは即否定した。だろうな、奢りなんだし限界まで喰うよなおまえら……
「あんたがいつまで経っても来ないから、ドロンされたのかと思って見にきたのよ。食べた分払わされないように、エリーは残してきたけどね。そしたらあんた逆ナンされてるじゃない、お姉さんもううろちゃんの将来が心配ー」
「……逆ナンでも彼女でもない……」
そしてあんたにだけは将来を心配されたくない。
「ふーん。まあ正直どうでもいいけど」
言って、ローラはあっさりと俺から離れた。どうでもいい憶測ならするな。
いや、それより。
「……どのくらい、見てた?」
「んー? 今来たところだけど」
あっけらかんとしたローラの答えに、何故か俺はほっとした。
「……そうか」
「うん。それじゃ、とっととエトワールに戻るわよ。一日の個数限定の甘味があるんだから、早く食べないとなくなるのよ! 油売ってる暇があるなら甘味買いなさい財布!」
「……おお、とうとう財布呼ばわりか?」
こうして俺はローラに引っ張られてエトワールに行くことになり、こっそり帰る予定は儚く消えたのだった。
(124.146.174.47)
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26 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/11 16:21:16 bluYcnHPO
後編改め中編終了。
次の投稿は、真・後編となります。
(124.146.174.47)
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27 :◆0gE85SI5tw
投稿日:11/02/11 18:24:53 ty+TdslJO
>>19ありがとうございます(´ω`)ノ
でわでわさっそく投下
「『拘束過剰(センチメンタルドールズ)』…それが私の名前…」
美しい白金の髪を揺らしながら少女はゆっくりと近づいていく…
「今日のお相手は貴方かしら」
目の前の男に囁くように問いかける…
なおもゆっくりと、しかし確実に男との距離を詰めていく…
「あら貴方…素敵な黒髪…素敵な指先…素敵な瞳…」
次第に早く…しかし優雅に…
その美しさに目を奪われていた男も、彼女の内面の異常さに気づき走り出す…
「なぜ?なぜ逃げるの?」
走り出した次の瞬間男は足を取られた…見ればいつの間にか包帯が巻き付いている…
「私の名前は『拘束過剰(センチメンタルドールズ)』…今宵は貴方を愛しましょう…私の能力(あい)で貴方を包み込みましょう…」
必死に包帯をほどく男の腕に更に包帯が巻き付く…幾重にも幾重にも、徐々に男を呑み込んでいく…
「これで貴方も私の物…もう誰にも渡さない…」
センチタソ「…これはなんですかマスター」
男「センチタソの初期設定(笑)」
センチタソ「ひとつも残ってないんですが…」
男「だって対象者を愛するなんて…そんなの俺は耐えられないから」
センチタソ「マスター…少し嬉しいです///」
男「俺以外の男を縛るなんてっ!」
センチタソ「あ、前言を撤回しますね」
(123.108.237.4)
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28 :◆0gE85SI5tw
投稿日:11/02/11 22:51:51 ty+TdslJO
センチタソ「あれ?でもマスター、この間は普通に私に命令出してましたよね?」
男「あれは…まあ、その…パンツミタカッタカラ」
センチタソ「」
男「……ごめんなさい」
センチタソ「いいえ、もうなれました」
男「本当にごめんなさい…」
センチタソ「いいですって…」
男「それより…今度見たくなったときは素直にいってくださいね////」
男「えっ」
男「その…///わざわざ覗かなくてもマスターにだったら…////」
男「センチタソ…////」
センチタソ「なにニヤニヤしてるんですか?」
(123.108.237.5)
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29 :
sage
投稿日:11/02/12 02:12:18 ???
とりあえず自分の二つ名キャラで会話文。能力者ってまともな会話とかできない人多そうだと思う。
『任務、空家、窓辺にて』
アトミックサイクル「バレンタインのおっさんは仲間に誤射ですか恐ろしいですね給料泥棒!」
インビジブルサン「瞬殺再帰・・・さっき自分がその手の銃で何したか、脳に残ってるか?」
アトミック「射線上に入るなって、俺言わなかったっけ?」
ハッピーエンドオブザワールド「知ってると思いますが虚数蜘蛛の胃に穴があく前に補則をしますわ。誤射とは英語でフレンドリーファイヤーといい、字面的には友好的で問題ございませんのでぶっちゃけ彼に何しても平気かと」
インビジブル「友達がendして燃えますってか。よしわかったちょっとそこ座れお前」
アトミック「え、ちょ、なにライター構えてんですかいい笑顔ですね能力必要ないじゃないですか!そもそも発火能力じゃないけど!」
ハッピーエンド「だって仲間内で能力使ったら血塗られた惨劇のおじさまが怖いのですもの」
アトミック「怖いのですもの。じゃねえよお嬢様っぽい喋り方なら何でもいいとでも思ってんですかお嬢様言葉をなめてるな・・・?」
インビジブル「瞬殺再帰のこだわりがときどき怖いと思いました、まる」
アトミック「そ、そんな人のこと変態みたいに言ってるとしまいには泣きますよ自分。・・・標的、出てきました。ふざけないで真面目に逝きましょう?」
ハッピーエンド「補則追加ですわ。おそらくいま、彼は漢字が間違っているというボケをしたつもりだったんでしょう。けれどわたくし視点からだとどう見聞きしても普通の会話だし音的にはあまり違いがないので意味がありませんわ」
インビジブル「その・・・気付けなくて、ごめんな?」
アトミック「なんか気遣ってる風ですけど最悪ですよこいつら」
(202.229.177.93)
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30 :◆0gE85SI5tw
投稿日:11/02/12 04:50:49 Nz6qZBSZO
男「ただいまー」
センチタソ「お帰りなさいマスター」
男「お仕事疲れた…癒してセンチタソ!」
センチタソ「えっ!?癒すって具体的になにをすれば…」
男「そうだな…頭を撫でてください!」
センチタソ「マスターにしてはまともですね…まあ少し恥ずかしいですがそれくらいなら////」
男「ほんとに!?ありがとうセンチタソ」
センチタソ「お疲れ様でした」ナデナデ
センチタソ(なんだろう…懐かしいような…悲しいような…)
男「……ありがとうセンチタソ…」
(123.108.237.5)
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31 :◆0gE85SI5tw
投稿日:11/02/12 06:48:07 Nz6qZBSZO
男「センチタソ、センチタソ」
センチタソ「なんですかマスター」
男「センチタソっていつ寝たりするのかな?」
センチタソ「そうですね、大体はマスターが寝てるときに寝ていますよ」
男「それ以外は?」
センチタソ「そうですね…基本的に睡眠とかは必要ないですからマスターが起きている間は起きていますね」
男「そっかぁ、じゃあセンチタソの寝顔を見るのは無理なのかぁ」
センチタソ「まあ、見せませんけどね」
(123.108.237.25)
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32 :◆0gE85SI5tw
投稿日:11/02/12 09:45:44 Nz6qZBSZO
センチタソ「マスターマスター」
男「なぁにセンチタソ」
センチタソ「マスターはその…彼女とか作らないのですか?マスターは黙っていればそこそこかっこいいと思います」
男「彼女いるよ?」
センチタソ「えぇ!?初耳なのですが…写真とかないのですか?」
男「写真はないけど…はい」
センチタソ「これって…鏡ですか?」
男「うん、そこに彼女映ってるでしょ?」ニコッ
センチタソ「!!…////」ゲシゲシ
男「な、なんで蹴るのさセンチタソっ」
センチタソ「ま、マスターのくせに似合わないことするからですっ////」ゲシゲシ
男「そっか…似合わないかぁ」
センチタソ「…マスター?なぜそんなに寂しそうなのですか?」
男「そんなことないよセンチタソ、よし!ちょっと出掛けようか!」
センチタソ「?いいですけどどこへ…」
男「散歩だよ、さ・ん・ぽ!」
センチタソ「???」
(123.108.237.21)
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33 :◆0gE85SI5tw
投稿日:11/02/12 10:10:59 Nz6qZBSZO
男「うー…ん、今日はいい天気だなぁ…」
センチタソ「本当ですねマスター」
???「あらお二人さん、こんにちは」
センチタソ「あ、桃さん!こんにちは」
男「どーも」
桃色旋律(ストロベリーヴェロシティ)「今日はどこかへお出かけかしら?」
男「いいえ、ただの散歩です」
桃「そうなの、今日は素敵なお天気ですものね。いってらっしゃい」
センチタソ「はい!」
センチタソ「はぁ…桃さんっていつみても可愛らしくて素敵です…とても丁寧ですし」
男「本当…とても年上には見えないよなぁ」
センチタソ「えぇ!?桃さんってマスターより年上なんですか?」
男「うん、ていうか下手すると団長と同年代…うちの隊長が入団した時すでにベテランって呼ばれてたらしいし…」
センチタソ「…団長さんっていくつでしたっけ…」
男「たしか今年で52…」
男「………」
センチタソ「……」
センチタソ「…考えるのよしましょうか」
男「そ、そうだね!」
(123.108.237.22)
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34 :◆0gE85SI5tw
投稿日:11/02/13 01:47:08 Jt3ZKYm7O
男「ただいまー」
センチタソ「お帰りなさいマスター」
男「ほらセンチタソも」
センチタソ「えと////た、ただいま…です/////」
男「お帰りなさいセンチタソ!」
男「たまには散歩もいいね、また行こうねセンチタソ」
センチタソ「はい!また連れていって下さいねマスター!」
男「お腹すいたし、おやつにしようかな…手伝ってセンチタソ!」
センチタソ「了解ですマスター」
男「そういえばいつも見てるだけだけど、センチタソってご飯食べれるの?」
センチタソ「あ、考えたことなかったです…どうなんでしょうか?」
男「少し食べてみる?」
センチタソ「はい!」
男「…なら、美味しいの作らなきゃね!」
男「出来た!センチタソ、センチタソ食べてみて」
センチタソ「(ドキドキ)えいっ!」パクッ
センチタソ「モグモグ」
男「どうかな?」
センチタソ「!すごく美味しいです!マスターこれはなんですか?」
男「アップルパイだよ」
センチタソ「自分に味覚があったこととか、色々とビックリですけど…」
男「きっとセンチタソなら気に入ると思ったんだ!」ニコッ
センチタソ「モグモグ」
男「(かわいいなぁセンチタソ)これからも時々作ってあげるね」
センチタソ「ふぉねふぁいひまひゅみゃふふぁー(お願いしますマスター)モグモグ」
(123.108.237.27)
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35 :◆0gE85SI5tw
投稿日:11/02/13 06:47:40 Jt3ZKYm7O
支援&投下
男「ただいま…」
センチタソ「お帰りなさい、お疲れ様ですマスター」
男「やっぱり戦闘任務はしんどいなぁ…」
センチタソ「マスター前から思っていたんですが…なぜ私を戦闘任務に連れていってくれないんですか?」
男「!?それは…」
センチタソ「確かに私の能力は戦闘向きではないです。しかしこの間のように応急処置や補助役にはなれると思うのですが…」
男「うん、そうかもしれないね」
センチタソ「…足手まといでしょうか…」
男「それは違うよ」
センチタソ「でも…」
ぎゅっ
センチタソ「!/////ま、マスター?/////」
男「ごめんねセンチタソ…でもね?あんな危険な場所に君を連れていきたくはないんだ…」
センチタソ「でも…もっとマスターの役に立ちたいです…」
男「…ねぇセンチタソ、家族を戦場に連れてきたい人はいないよね?」
センチタソ「…はい」
男「これは俺のわがままかも知れない…」
センチタソ「…マスターはなぜ、そこまで私に優しいのですか?」
男「俺はねセンチタソ…従者と術者じゃなく大切な家族だって思ってるんだ…だから…」
センチタソ「…」
男「…ごめんね…」
センチタソ「謝らないで下さい…」
(123.108.237.5)
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36 :◆0gE85SI5tw
投稿日:11/02/13 10:12:10 Jt3ZKYm7O
センチタソ「マスター!見てください!ほら!流れ星ですよ!」
男「……」
センチタソ「…マスター?」
男「はっ!…ご、ごめん、なんだいセンチタソ?」
センチタソ「いえ…大丈夫ですかマスター?なんだか最近ぼーっとしていることが多い気がしますが…」
男「大丈夫だよ、ほら!最近戦闘任務多かったから疲れてるだけだよ」
センチタソ「本当に最近多いですよね…、私も一人でお留守番している時間の方が長い気がします…」
男「ん?なぁに?俺がいないと寂しいのかな?」
センチタソ「はi…い、いえ、むしろマスターがいない方が気が楽です!せ、セクハラもされないで済みますし////」
男「センチタソ…」スッ
センチタソ「べ、ベルトに手をかけないでくださいっ/////…って、このやり取りもなんだか久しぶりな気がします…」
男「そうだね…よしっ!明日は休んで、またお散歩でも行こうか?」
センチタソ「それもいいですけど…その…」
男「ん?どうしたの?」
センチタソ「…お家で…マスターとゆっくりしたいかなぁ、と/////」
男「センチタソ////」ガバッ
センチタソ「い、いきなり抱きつかないで下さい////」ゲシゲシ
男「あぁ…久しぶりのセンチタソの蹴り…も、もっと蹴ってください//////」
センチタソ「雰囲気ぶち壊しですねマスター」
(123.108.237.25)
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37 :◆0gE85SI5tw
投稿日:11/02/13 10:16:12 Jt3ZKYm7O
ミスった…orz
男「久しぶりの休みだなぁ…」
センチタソ「そうですねマスター♪」
男「ゴキゲンだねセンチタソ♪」
センチタソ「そそ、そんなことないですよ?私はいつも通りです」
男「そうかそうかそれはよかった♪久しぶりにアップルパイでも焼こうか?」
センチタソ「本当ですか!」
男「うん、いつもお留守番してくれているセンチタソにご褒美だよ」
センチタソ「ありがとうございます、あ、もちろん私も手伝いますよ?」
男「うん一緒に作ろう?」
ピンポーン
センチタソ「あ、マスター!お客さんみたいです」
男「…俺とセンチタソのラブラブなひとときを邪魔する奴など知らん!」
センチタソ「いつ私とマスターがラブラブになったんですか!」
男「え?いつもでしょ?」
センチタソ「違います!」
ピンポーン
センチタソ「ほ、ほらお客さんがお待ちですよ?準備なら私がしておきますから」
男「仕方ないな…」ガチャ
男「隊長…」
(123.108.237.27)
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38 :◆0gE85SI5tw
投稿日:11/02/15 00:11:58 PQOEAyKAO
日付変わりましたが…今日はバレンタイン?とか言う日だったらしいので
男「ただいまー」
センチタソ「あ!おおお、お帰りなさいマスター!」
男「ん?そんなに慌ててどーしたのセンチタソ?」
センチタソ「ああああの…その」
男「あ、そーだこれ冷やしとかないと」ガサゴソ
センチタソ「…もしかしてチョコレートでしょうか?」
男「そうそう、俺もまだまだ捨てたもんじゃないみたいだね。同じ団の娘と桃さんからもらっちゃった」
センチタソ「そうですか…よかったですね!マスター!」サッ
男「……ジー」
センチタソ「なな、なんでしょうマスター」
男「いや、ご飯食べようセンチタソ」
センチタソ「はい」
男「ごちそうさまでした、さてと。」
男「ではでは貰ったチョコ食べようかな…」ガサガサ
センチタソ「……」
男「あ、センチタソも食べる?」
センチタソ「マスター…それは頂いた相手に失礼だと思います。相手の気持ちをしっかりと考えてあげてください。きっとその方だって…」
男「その方だって?」
センチタソ「喜んでくれるマスターの顔を想いながら、悩みながら、ドキドキしながら渡してくれたハズです…」
男「ガサガサ…だと嬉しいんだけどね…まあ、こんなもんだよね…ホラ」
センチタソ「…『いつもお世話になっています。これからも宜しくお願いします』…あ、あれ?」
男「どう見ても義理です本当に(ry」
センチタソ「ぷ…ふふ…あははは」
男「センチタソひどい!そんなに笑うなんて!」
センチタソ「すいませんでしたっ…では、お詫びにこれを」
男「!!やったぁぁあぁあ!!センチタソからのチョコレートだぁぁあ!!」
センチタソ「まま、マスター夜中ですから!夜中ですから!」
男「ありがとうセンチタソ!」
センチタソ「勘違いしないで下さいね?義理ですからね?それに疲れてる時は甘いものを…っていうじゃないですか…ってそんなにニヤニヤしないでください////」
男「わかったわかった。ありがとうねセンチタソ」
センチタソ「はい!」
(123.108.237.21)
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39 :◆j4qknp56G2
投稿日:11/02/15 22:04:42 XsUytjwYO
流れ切って済みません;
黒の立体(キュービックナイトメア)と躯形淘汰(カラミティトラップ)で、チーム影使い、みたいな。
背景描写フェチには1000字の1スレは辛いorz
頭上に傘が生えてきた。音をつけるなら、にょきり、だろうか。
続けて、気怠げな男の声が降ってくる。
「なにしてんだ、影子」
「かげこ、って言うな、影男」
男の言葉の選び方にはからかいが多少含まれていたが、声音そのものには、探してましたやっと見つけました、という疲労感が伴っている。それを感じ取れる程度の付き合いだ。愛も、恋も、まして情もないとは言え。
ありふれた公園のベンチに腰掛ける、少女、と言って差し支えない女の服装は黒のセーラー服だった。髪は腰まであろうかというロング。ソックスもローファーも黒尽くめの中で、肌と袖のラインが際立って白く、唇と胸元のスカーフが目を引いて赤い。
今それらは、元来あるべき素材感を無くして濡れそぼっている。髪の一本一本に至るまでずぶ濡れだ。
男は、男だった。少女と並ぶと、よく言って兄弟、悪く言えば後ろ指を指されかねないような格好をしている。上下とも白のスーツ、白のシャツ、ワインレッドのネクタイ、白いパナマハット、赤茶けた髪。外見だけで言うなら、細い釣り目も相俟って、決して柄が良いとは言えそうにない。年の頃は30前後だろうか。少女と並ぶと、外見だけで言うなら、犯罪的な絵面である。
「なあ」
かげお、と呼ばれた男が声をかけ、かげこ、と呼ばれた少女は振り返らない。ざあざあと、耳障りな雨音の中、何を見ているのか真正面に視線は固定されている。
言い淀むような、温い沈黙があった。口を開いては躊躇い、頭の中でぐるぐると繰り出すべき単語を探す。
横たわるような、断絶のような、沈黙。暫く、石突も骨も手元も、不自然なほど真っ黒な傘に降りしきる雨の音だけが続く。
「帰ろっか」
不意に、少女の口から零れ落ちたのは、今までの無関心さからは程遠い誘い文句だった。傘が雨を遮る、その範囲の中でだけ響く声。
うん、だか、おう、だか鈍い返事があって、少女の頭にタオルが投げつけられる。柔らかいそれに顔をうずめ、小さく少女は笑った。
(111.86.141.79)
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40 :◆0gE85SI5tw
投稿日:11/02/17 11:03:59 HDPmsETFO
>>38続き
隊長「いや、休暇中にすまないな…」
男「いえ、…それより急な休みを頂いて申し訳ありません」
隊長「なに、最近の様子も見ていたしな…無理にでもっと思っていたところだ」
男「ありがとうございます。ところで本日の用件は?」
隊長「まあ、様子見を兼ねて明日の予定を伝えに来ただけだ。」
男「わざわざ隊長本人が出向かなくても…」
隊長「『様子見を兼ねて』と言っただろう。」
男「…そうでしたね。問題はありません、団長にもそうお伝えください。」
隊長「そうか…わかった。あぁ、予定だが、移動日も合わせて君にはもう一日休んでもらう、そして翌日捕獲任務にあたって欲しい」
男「隊長!それは…」
隊長「団長『直々の』依頼だ。心配するな難易度はC+…君なら問題は無いだろう。ただし『確実に』『生かして』捕らえることが条件だ」
男「…了解しました。」
隊長「これが相手の潜伏先だ…無理はするな以上。ゆっくり『彼女』と休日を過ごしてくれ、ではこれで」
男「はい、では後日報告の時に」
ガチャ
男「はぁ…」
センチタソ「マスター?どなたでしたか?」
男「隊長だったよ…。」
センチタソ「珍しいですね、隊長さん直々に来られるなんて…もしかして…緊急の任務…とかでしょうか?」
男「ううん、違ったよ。様子見にきてくれたんだってさ。あ、それと明後日に捕獲任務が入ったから」
センチタソ「!!…ってことは久しぶりに私の出番ですね!?」
男「うん…あと移動日も兼ねてもう1日休んでいいって。」
センチタソ「そうですか!よかったですねマスター♪」
男「うん…」
センチタソ「…マスター?どうしたんですか?」
男「え?あ…いや、どうやって2日間センチタソとイチャイチャしようかな?って…」
センチタソ「そんなこと考えなくていいですっ!////」
男「ま、とりあえずはアップルパイ作ろうか?」
センチタソ「はい!」
(123.108.237.26)
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41 :◆0gE85SI5tw
投稿日:11/02/17 12:12:02 HDPmsETFO
安価ミスった…パス入れ忘れてたorz
>>4038でなく
>>37の続きです…
林の中
男「くそっ!なにがC+だ…どう見てもA以上だろうが!」
センチタソ「マスター!大丈夫ですか!」
男「ああ、俺から離れるなよ!どうにかして隙を作らなきゃ…。でも…どうすりゃいい…くそっ!」
センチタソ「私が…私がもっと役に立てれば…」
男「センチタソ…ごめんな苛々して?…大丈夫。止血してくれてるだけで大助かりだよ」ナデナデ
センチタソ「…はい」
男「よし、少し冷静になった…離れて体勢を直そう。」
ザシュッ
男「っはあ…そんな暇は無いみたいだな…」
雷帝剣舞「無駄だ…出てこい。たったの二人で来たことを後悔させてやろう…」
男「(なんだよあの剣の本数は…反則だろ!)」
雷帝「…出てこないか?なら炙りだすまでだ」
男「(くっ…時間が無いな……いや、方法はある…でも)」チラッ
センチタソ「マスター…私が、あの男の注意を引きます。その隙に…」
男「なっ!何いって…」
センチタソ「大丈夫です。さっきアイツは『二人で』って言ってました。まだ私がマスターの能力だと気づいてません。」
男「そういうことじゃない!そんなのは許さない!」
センチタソ「すいませんマスター…でも、このくらいしか私には出来ませんから!」ダッ
男「待てっ!…くそっ!」
雷帝「…ほう、子供の方が出てきたか…男はどうした?お前を置いて逃げたか…いや、それともさっきので死んだか?」
センチタソ「マ…彼は途中で逃げたわ…だから私が相手になる」
雷帝「ふははは!お前になにが出来る!…まあいい、一瞬で片をつけてやろう!雷帝剣舞!」フォン
センチタソ「嘘!?」
雷帝「おや?どうした…まさかいままでのが俺様の本気だとでも思っていたのか?くくく…残念だったなぁ!」
センチタソ「(マスター…どうか無事に逃げて下さい)」
雷帝「…死ね」
男「待て!…俺が相手だ…」
センチタソ「!?どうして…」
男「バカだなぁセンチタソ…俺がセンチタソを置いて逃げられるわけないじゃないか…」ナデナデ
雷帝「…別れの挨拶は済んだか?」
男「…もう少し待てよ…せっかちだな。この状況で逃げようなんて考えねえよ」
男「なあセンチタソ…目を瞑って…」
センチタソ「ま、マスター!?////何を…///」
男「いいから」
センチタソ「…はい////」
ぎゅっ
男「大好きだよセンチタソ…」
センチタソ「マスター…」ぎゅぅ
雷帝「見せつけてくれるねぇ…まあせめてもの情けだ、そのまま死なせてやるよ…剣よ降り注げ」
ヒュン
男「ごめんね…センチタソ」どんっ
センチタソ「!マスター!?」
雷帝「ふははは!子供を突き飛ばしたか!だがもう遅い!」
男「…お前がな」
(123.108.237.2)
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42 :◆0gE85SI5tw
投稿日:11/02/17 14:51:40 HDPmsETFO
無数の剣が降り注ぐ
周りの木の葉が木屑が舞い上がり視界を奪う。
「マスター…マスター!」
必死で叫ぶ少女の声
土煙の向こうから返事はない、かわりに鈍い音と低いうめき声が聞こえた
「ぐふっ…あ、ありえん…777の剣の全てを捌きき…るなど…お前はな…んだ…」
「さあ…俺が知りたいよ…あぁ目が霞んできやがったな…くそ…まだ……もう少し…だ…け…」
晴れた視界の向こうには、倒れた二人の男がいた
「マスター?マスター!」
少女は駆け寄り男の肩を揺する、ピクリとも動かないが辛うじて呼吸はしていた。
「よかった……マスター…ほ…んと……うに…よかっ…た」
夜の林に少女の泣き声がこだまする。
「…ぐっ…うぅ……ふ……ぁっ…」
整わない呼吸を無理やり整え、溢れる涙を必死に堪える
頭の中では、まだいくつもの言葉が駆け巡っていたが、少女は次に何をすべきか知っていた。
夜の林に衣擦れの音
月明かりに輝く白が二人の男を呑み込んでいた
(123.108.237.22)
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43 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/22 16:15:29 JEROLKucO
どうも、審問官小説を書いている奴です。
前回の投稿からだいぶ日数が経ってしまったのと、諸事情により、審問官小説の後編を途中までですが、投下させて頂きます。
というか、なんで十日以上も経ってるのに最後まで書けてないのかと……本当に申し訳ありませんorz
今日明日中には残りも仕上がるかと思うので、現在の投下以降、書けた分だけ投下という形にしようかなと思っています。
では、とりあえず後編ということで投下させて頂きます。
(124.146.174.36)
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44 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/22 16:16:53 JEROLKucO
*
──数日後。
そいつは、思っていたより早くやってきた。
「てぇい!」
「ぐあっ!」
飛び蹴りを後頭部にくらい、俺は危うく地面に倒れかける。
「ってェ……なにしやがんだエリー!」
「だってうろにーが『もう帰る』とか言うんだもん!」
「任務が終わったら帰るのは自由だろうが!」
『だもん』じゃねェよ『だもん』じゃ!
あとちっこいくせに人の頭蹴るんじゃねェ! どれだけ跳躍力あるんだおまえ!
「まあ待ちなさいようろちゃん、帰るにはまだ少し早いわ」
ローラが妖しく笑う。ああまた何を考えてんだこいつらは。
「今日は『スフェラ』で夏服の新作が発売されるのよ。というわけで、」
「もういい! それ以上は聞くか!」
また俺に奢らせるつもりかよ!
「いーじゃないちょっとくらい、うろちゃんの私服も見つくろってあげるわよ?」
「うろにーにんむないときもくろいふくばっかだもんねー」
「俺がどんな色の服着てようがおまえらには関係ないだろうが!」
「関係あるわよー。ただでさえ制服黒ずくめなのに、私服まで黒ずくめだと気が滅入ってくんのよ一緒に歩く側としては。何あんた、なんかの悪役?」
「じゃあ一緒に歩くな」
なんでわざわざ服までおまえらの好みに合わせなきゃならねェんだ。あと俺は休日くらい一人で過ごしたい派だ。
(124.146.174.35)
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45 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/22 16:18:25 JEROLKucO
「それにかっこいいだろうが、黒」
俺の台詞に、ローラはむう、と難しい顔をする。
「かっこいいとか、そういう方向性は求めてないのよね」
……何故だろう、どこかで聞いたことあるような台詞だ。
「だいたい、制服ももうちょっと華やかにしてほしいのよね……黒地に銀、デザインもなんか独裁者の親衛隊かって感じだし。こんな仕事してると、余計そんな印象を受けるのよねー。帽子とか被りにくいし」
自分の制帽を手に持ち、ローラはくるくると回す。人差し指の第一関節あたりに引っかかっている制帽は、今にも飛んで行きそうだ。
だが彼女は途中で回転を止めると、そのままほい、とエリーの制帽の上に乗せた。元々子供がごっこ遊びをしているようなエリーの制服姿が、更に冗談めかしたものとなる。
「全く、うろちゃんみたいな髪の短い男どもと違って、女はできるだけ髪形くずしたくないんだから、そこんところもうちょっと考えてほしいわよね」
「そういうんだったら、えりーのあたまおさえないでよぅ」
制帽に片手を置いたままぼやくローラに、エリーが抗議する。
確かにローラの、肩にかかるかかからないか程の髪はウェーブがかかっているし、エリーも毛先がカールしている。制帽を被ったら、型がつくことだろう。とはいえ、そんな理由で制服や制帽のデザインを変えられても困る。
しかし、この話題を続けるのもいい加減面倒になってきたので、俺は打ちきりとばかりに片手を振って言った。
(124.146.174.35)
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46 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/22 16:19:29 JEROLKucO
「そういうことは上に言え、上に。俺は知らん。あと私服は何着るかは俺の自由だ。というわけで、俺は帰るからな」
「待ちなさい」
「待つんだようろにー」
さっさと帰ろうとした俺の腕を、女どもが片方ずつ掴む。くそ。
「新しい服買ってくれる約束はどうしたのよ?」
「そんな約束はしていない! 信じさせても無駄だからな!」
「うろにーのかいしょうなしー」
「か、甲斐性っ……エリー、そんな言葉どこで覚えたんだ……」
「まあついてこれないというなら仕方ないわ、財布だけでも置いて行きなさい」
「カツアゲか!?」
「うろにーはみつぐくんなんだよ!」
「やめろ! というか本当にそんな言葉どこで覚えてくるんだ、おまえだなローラ!」
「あの、もしかしてあなたが、『ウロボロス』さんですか?」
「しらばってくれてんじゃねェぞてめェ!」
「……今の、あたしじゃないわよ」
「……あ?」
真顔のローラの台詞に、一瞬、困惑を覚える。だがよくよく思い返すと、それは確かにローラではなく、第三者の声だった。俺たちはバカ騒ぎを中止し、その声の方向に振り向く。
(124.146.174.35)
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47 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/22 16:21:49 JEROLKucO
そこにいたのは、片眼鏡(モノクル)をかけ、柔らかい笑みを浮かべた、いかにも好青年という外見の男だった。服装も、きっちりはしているがカジュアルなもので、堅い印象は受けない。
だが、何故俺の名前を知っているのだろう。
「俺が『ウロボロス』だが……何か用か」
俺の返答に、ぱっと男の顔が輝く。
「ああ良かった、あなたを捜していたんです」
──捜していた?
何故だろう、と考える前に、俺の脳内にはあいつの顔が浮かんでいた。
そういえば。
あいつと初めて会った時も。
ちょうどあいつはこんな笑顔で、
「──『検死を開始する』」
そう言った男の笑顔が、変質する。
次の瞬間、男の背後に黒い線が伸びたかと思うと、その線から引き出されるように黒い影のようなものが、スライドするように現れた。その影はあっという間に俺とあの男の周囲を取り囲み、地面まで覆いつくして、漆黒のドームが完成する。
他の人間は──いない。
すぐそばにいたローラやエリーの姿までないことから察するに、ここはあの男の結界内──言わば戦闘領域(バトルフィールド)ということなのだろう。気づけば、男と俺の間には、この結界の壁と同様の色の、重たそうな机、そして相対して座れるよう、二脚の椅子が置かれていた。
「まあ、さもしい所ではありますが、立ち話もなんですので、どうぞおかけください」
自身も椅子に手をかけながら、男は俺に勧める。その笑顔は既に、会った時の人の良さそうな笑みに戻っていた。
だが──この空間を出現させた時の笑顔を見てしまっている以上、もうこの笑顔に好感は持てない。あの、狂気が滲み出ているような笑顔を見た後では。
(124.146.174.36)
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48 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/22 16:23:02 JEROLKucO
「……遠慮しておく」
そう断ると、男は肩をすくめた。
「別段、椅子に座るくらいでは何も起きませんよ。立ち上がれなくなるということもありませんし。私からの攻撃に関しては、話が終わるまでは仕掛けないとお約束しましょう。どちらにせよ、不意をつくような真似はできない能力ですからね」
……話?
怪訝さが表情に出たのか、男は俺の顔を見て笑みを深めた。
「何か用か、とお聞きになられましたね。ええ、私はあなたに二つ、お話があって参りました」
「二つ……だと?」
「ええ」
男は頷き、奴の向かいにある椅子を手で軽く指し示した。続きは座って、ということらしい。このまま突っ立っていても埒があきそうにないので、俺は渋々椅子に座った。
今のところ、妙な作動は……ない。
「では、まず公の用事から済ませましょう」
同じく椅子に座った男が、話を再開する。
「ああ、公の用事というのは、他でもない、私の組織からの命なのですが……私がどこに所属しているかご存じですか?」
男の試すような笑みを見ながら、俺はゆっくりと答える。この領域をつくり出した時の言葉、そしてあの女の警告(?)から考えて。
(124.146.174.36)
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49 :◆Nq5PNg/rCw
投稿日:11/02/22 16:24:34 JEROLKucO
「……聖検死団、だろ。あんたは深淵検死官──『ウロボロス』だ」
「はいご名答です」
実に楽しそうに、深淵検死官はぱちぱちと手を叩く。
「まあクシーの方からも少しは話があったと思いますし、そこまでわかっていらっしゃるなら不要でしょうが……一応けじめということで、改めて自己紹介をさせて頂きましょう。お初にお目にかかります、聖検死団に所属しております深淵検死官(ウロボロス)と申します。以後お見知り置きを」
優雅に一礼して、男はにこりと笑んだ。
……それにしても、『クシー』か。もう長い間、あの女のことをそう呼んでいない。先日会った時は、今やこの女は俺をフルネームで呼ぶんだな、などと思ったものだが、考えてみれば俺も同じだった。
いや──今はそんなことを考えるのは、よそう。
「……で、公の用ってのはなんだ。それは聖検死団が異端審問会に、俺を通して話があるのか、それとも俺個人にだけ言いたいことでもあるのか?」
「今のところは後者ですが、あなたの返答次第では、前者も含まれる可能性もありますね」
俺の問いに、深淵検死官はすらすらとよどみなく答える。
「もちろん、我々はあなたの意志を尊重しますよ──でなければ、問答無用で強行手段に出ていますしね」
「この空間に閉じ込めるのは強行手段じゃないのか?」
「単に、周囲への被害を防ぐための措置ですよ。心配しないでください」
ということは、被害が広がる何かしらをやらかす可能性があるのか。
余計心配だ。
「ああ、あと、この空間内にいる間は、私は他からの干渉を一切受けないようになっています。攻撃するだけ無駄なので、その点留意しておいてくださいね?」
……自らの保身を確実にするための措置でもあったのか。くそ。
そういうことなら、俺が奴に攻撃をしかけるためには、この空間をどうしても破らなければならないわけだ。だが、この手の空間というのは、なかなか破れるものじゃない。俺も能力を使う時はこういう場をつくるから、よくわかる。
……と、すると、自分から解除させるしかない、というわけだ。
「この空間の影響に関してはよくわかった。だからさっさと用件を話せ」
「わかりました」
再び頷くと、深淵検死官はその『用件』を口にした。
「率直に言いましょう。実は、あなたを勧誘しに来たんですよ、『無限審問官(ウロボロス)』さん。──我が聖検死団にね」
(124.146.174.36)
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50 :◆0gE85SI5tw
投稿日:11/02/23 10:48:39 sRrDuGncO
久しぶりに来たら
>>1さんの話が乗ってるぜ、ヒャッホウ!
続きが気になるぜ…
こちらも一週間ぶりに投下、最後まで行けるかな…
男「…う、ぅう……はっ!」ガバッ
男「…ここは…」
桃「あら…おはよう、男くん。気分はどう?」
男「…最高ですよ、桃さん」
桃「それはよかったわ。」
男「…あのあとどうなったんですか?」
桃「あの娘が運んできたのよ、うちの支所までね。それでうちの団員が貴方とターゲットを回収したわ」
男「そうですか…そうだ彼女!アイツはどこですか!?」
桃「…落ち着きなさい、彼女なら大丈夫よ。ずっと貴方に付きっきりだったから、外で休ませてるわ。いま呼んできてあげる…」
男「…お願いします。」
桃「……ただその前にひとつ言っておきたいのだけれど、」
男「……言わなくてもわかっています」
桃「…そう。いまドールちゃんを呼んでくるわ…」ガラッ
男「…もう…時間がない…か」
桃「ドールちゃん、男くんが起きたわよ?…ってあら?ドールちゃん?」
団員「あ、桃さん!彼女なら先程団長が「話がある」って連れていかれましたよ?」
桃「!…あらそう、ありがとうね」
桃(…あまり好ましくない状況ね…変な気を起こさないといいのだけど…あの子ちょっと強引なところあるのよね)
桃「…とりあえず男くんに伝えましょ」
ガラッ
男「おかえりなさい桃さん!…ん、センチタソは?」
桃「…団長に連れていかれたらしいわ」
男「!!」バッ
ガラッ
ダッタッタ…
桃「はあ、男の子ってなぜ皆せっかちなのかしら…」
(123.108.237.21)
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51 :◆0gE85SI5tw
投稿日:11/02/23 11:10:42 sRrDuGncO
団長室
団長「いきなり呼び出してすまない…」
センチタソ「いえ…お話ってなんでしょうか?」ソワソワ
団長「男の事なら心配しなくていい、どうやら無事に目を覚ましたようだ。先程連絡が入った。」
センチタソ「そうですか!よかった…」
団長「うむ…私としても彼が無事でなによりだ。まあとりあえず掛けなさい」
センチタソ「はい…」
団長「話というのは他でもない、『君』と『彼』の事だ…」
センチタソ「私とマスターの事…」
男「…どこだ!?どこに連れていかれた!?あ!」
団員「お!目を覚ましたのか?」
男「さっきな、それより団長見なかったか?」
団員「団長ならさっき部屋に入ってくの見たが…」
男「そうか!ありがとな!」ダッ
団員「お、おい!……いっちまった…随分慌ててたがどうしたんだろ」
団長「そうだ…君と男の事だ…君は自分自身の事をどう考えている?」
センチタソ「…?質問の意図がよくわかりませんが…」
団長「…ふむ…では言い方を変えよう…君は『自分の異常性』を理解しているかね?」
センチタソ「…」
団長「…自分で考え、会話し、食事をとり、あまつさえ使役者の意思に反した行動をとる…はっきり言おう。そんな能力は聴いたことが無い」
センチタソ「…なにが仰りたいのですか?」
団長「…もちろん、ある程度の自我を持つ能力も見たことは有る、しかしその場合も基本的な行動(プログラム)に基づく範囲内でだ」
センチタソ「…」
団長「……自分の事はわからないかな?なら、彼の異常性については?君は先日目の当たりにしたはずだ。」
(123.108.237.21)
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