黄金の刻を穹と歩いている時、アドベントカレンダーなるものを見付けた。一日ひとつずつ中身を開けて、クリスマス当日までの期間を楽しむというものらしい。
穹の方が興味を示し、やりたいとせっつくので一緒に購入。「皆でなのを驚かせ…喜ばせてやろう」という穹の不穏な言葉と共に抱えて列車に戻り、パムや姫子さん、ヴェルトさんにも概要を説明した。24種、俺一人ではとても用意しきれないので、やる気満々の穹に加え皆にも協力を仰いだ。…三月が喜んでくれると良いんだが。

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と言うわけで、用意をして三月の部屋に置いてある。
(言ってしまえば表紙のクリスマスツリーから飛べる)
先ずは一日目、戻ったら開けてみてくれ。

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列車に戻るなり早速ひとつめを開けて喜んでくれたと思ったら、次には「ウチも中に詰めたい！」だったので驚いた。お前の為にと用意したのに…だが、何事も全力で楽しもうとするお前らしい。
未だ空いている所はある、好きなものを詰めるといい。

一頻りはしゃいだ後はベッドに転がって動かなくなった。さて、この伸びきった桃色の兎でも撫でながら、今夜は何をして過ごそうか。
すっごく嬉しいプレゼントだったもん！本当にありがとう！ウチも丹恒へのプレゼントを隠すから楽しみにしててね。丹恒はウチのこと喜ばせる名人だなって思う、あとウチのこと大好きだよね。それが嬉しいんだ〜。昨日は力尽きてたけどお陰で今日は元気だから帰ったら丹恒にいっぱいくっついちゃう。早く帰ってきてね！


Dan Heng

# 三月なのかの迷言
「じゃあ丹恒がこの子のお世話をする係ね！」
「ウチはこの子とお話しする係」
※いーちゃん(多肉植物)に対して

これを残しておかずにいられるか、と言う程気に入っているので今更ながら。三月との記録だけをまとめたアーカイブも作成したついでに。

折り紙大学でスイーツ作りをした時も、作るのを俺と穹に丸投げしていたなと思い出した。ちゃっかりしているというか…そう言ったところは抜け目なく、甘え上手と呼べるだろう。穹には度々「丹恒はなのを甘やかし過ぎ」と指摘されているが、これは恐らく三月への態度を改めて欲しいわけではなく、”自分も甘やかしてくれ”という願望が真意だと読んでいる。…俺と三月の目が届かない所で好き勝手暴れているうちは無理だな。

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このところ、あっと言う間に広がったコミュニティと知名度のお陰か、相変わらず三月は穹と共に休む間もなく依頼と人助けに奔走しているようだ。疲れ果ててスイッチが切れたように動かなくなったお前を運ぶことは昔から何度もあったが…大学でまでそうならない事を祈ろう。

どんな時も、お前が真っ先に呼ぶ名が俺であればいい。そうしてお前が俺を呼んでくれた時、期待に応えられる存在でありたい。
今日もお前を想っている。
忙しくして寂しくさせてごめんね！落ち着いたらたっぷり埋め合わせちゃう。丹恒、あのね、ウチも丹恒が大好きだよ♡


Dan Heng