4 :
幸村精市
2006/11/05 13:38
昨日神社でおみくじを引いたら末吉が出たから朝真田のロッカーに貼っておいた。
ああ、引いたときに少々握りつぶしてしまったからきちんと皺を伸ばしておいたよ。
そういえば校舎裏のフェンス…うん、あれは元々外れていたんだよ。
勿論俺があの場で力の限り引いたからではないよ?
やだなぁ…俺にそんな腕力があるわけないじゃないか。化け物じゃあるまいし。
勿論きちんと元に戻しておいたから安心していいよ。
ちなみに今日の名誉ある日替わり罰ゲームは末吉の御利益があったのか真田になったよ。
俺が大切に育てているマンドラゴラを口に突っ込んであげた。
俺が愛情を込めて育てた可愛い子だからさぞかし嬉しかったんだろうね。
嬉しさのあまりしばらく動けなかったみたいだよ。
真田のおかげでみんなにも気合いが入ったようだし、副部長の役目をきちんと果たせている真田は偉いな。
感心するよ。
そんな真田には感謝の気持ちを込めて今度1年分のマンドラゴラを贈るとしよう。
ふふ…真田の喜ぶ顔が楽しみだ。
7 :
幸村精市
2006/11/06 20:05
休み明けはどうも眠くていけないな。
眠気対策にいつも以上にトレーニング量を増やしてみた。もちろん部員も道連れさ。
部長命令って便利だよね。
残念ながら雨降りだったからそんなにハードな練習は出来なかったけど…取りあえず校舎の1階から屋上までの階段を往復ダッシュサドンデスが出来たからよしとしておこうか。
丸井辺りに「殺す気か!」と怒鳴られたけど、笑顔で部長命令だと返してやったよ。
ふふ、これくらいで根をあげていたら立海のレギュラーなんてやってられないからね。
勿論俺が最後まで残ったよ。入院やらなにやらでか弱そうに見えていたかもしれないがこれでも日々のトレーニングをかかしたことはないよ?
体力でも誰にも負けない自信がある。
それにどんなに苦しくても病院の窓辺でいつもマンドラゴラが励ましてくれたからね…ふふ、可愛い奴め。
そうそう、今日の栄えある罰ゲーム実行者は丸井だったよ。
…勿論最初に文句を言ったからではないよ?
そんな自己中心的な判断はしないさ。俺はいつでも公平だ。
ちなみに今日の罰ゲームは俺と二人っきりで2時間のミーティング。
そんなに難しい罰ゲームじゃないだろう?
ふふ、おかげで丸井と有意義な時間を過ごせたよ。
さて、明日はどんなメニューにしようか…。
8 :
幸村精市
2006/11/07 21:39
一気に冷え込んだね。さすが立冬ってとこかな?
気温の変化に負けて風邪を引かないように…これは部長命令だ。いいね?
と、誰宛にでもなく書いてみる。
本当に体調管理はしっかりしていかなければいけないな。
今日朝練に行く途中で通り雨に降られたよ。おかげでずぶ濡れだ。
傘?そんなもの持っている訳ないだろう。テニスバッグ背負ったままランニングしてたんだから。
基本的に朝雨が降っていないときは持っていかないな…雨に濡れるのもなかなかいいもんだよ?
まぁ、そんなことをしてるから真田に叱られるんだが。そこまで心配しなくても急に倒れたりしないさ。
心配してくれるのは嬉しいけどね。
今日はちょっと家庭の事情で罰ゲームはなしで真っ直ぐ帰った。
部員は喜んでいたようだけれど、今日なかった分明日はスペシャルメニューだから…覚悟しとけよ?
さて、何でそんなに急いで帰ったかというと、実は今日、明日と父さんと母さんが結婚記念日で旅行にいっているんだ。
それで家事をしなくてはならなくてね…朝から大変だったよ。
洗濯しようと思って洗剤を入れようとしたら誤って箱ごと洗濯機の中に落としてしまったし。
面倒だったからそのままスイッチ入れてきてやったよ。
多かろうが少なかろうがようは洗えればいいんだろう?
干すのは妹に任せてきたからどうなったのかなんて知らないな。
取りあえず何も言ってなかったから無事洗えたんじゃないか?
帰ったらすぐに晩飯作りしたんだけど…俺料理って調理実習くらいしかしたことがなくてね。
野菜を四分割に切ったものを鍋に放り込んで取りあえず煮てみた。
料理って時間がかかるんだな…いくら煮てもなかなか柔らかくならなかったよ。
何とか柔らかくなったそれにカレールーを入れたらカレーっぽいものが出来た。
ついでに冷蔵庫に残ってたウインナーを1本入れて食べるときに「ああ、こんな所に入ってたんだ。
俺の指」と妹の前で皿からすくい上げたら驚いた顔をしてそれと俺の手を見比べていたよ。
ふふ、素直で可愛いよね。
そういえば、帰り道の途中で眼鏡が落ちているのを見かけた。
何で眼鏡を落とすのか俺にはよく分からなかったけど…普通に落とせる物なのか?
思わず凝視してしまったよ。
時間がなくてそのまま通り過ぎてしまったけれど、明日もあったら柳生辺りにプレゼントするとしよう。
さて、マンドラゴラと一緒に明日の罰ゲームでも考えようか(窓から月を見ながら愛おしそうに葉っぱを撫で)
11 :
幸村精市
2006/11/09 20:53
今日も寒いな。
朝練の前にいつも走ってるから基本的に早起きなんだが、家から出るとき思わずマフラーをしてしまったよ。
もちろん途中で外したけどね。
俺もまだまだだな…真冬でもふんどし一枚で走れるくらいが理想なんだが。
実際にやったら確実に捕まるだろうけどね。
要はそのくらいの心意気ってことさ。
…真田辺りにこのことをもっともらしく言ったらやってくれるだろうか。
真冬の早朝にふんどし一枚で走って捕まる真田…ふふ、それもそれでいいかもしれないな。
あ、もちろん全て冗談だよ?
俺の口から出る言葉の20%は冗談だから。残りの80%は冗談に聞こえる本気だけれど。
あれだな、町中でやったら確実に捕まるけど、人目のない山奥だったら大丈夫なのか?
そうか…では今度の合宿でメニューに入れようか、早朝ふんどしランニング。
もちろんテニス部全員強制参加で。
俺がやるって言ったら必ず実行せざる負えないからね。
ふふ、いいメニューが思いついてよかったよ。
今日異様に黒い服をきた奴が多かったな…男ばかりだったしはっきり言ってむさ苦しい。
いや、俺も黒いジャケットだったから十分むさ苦しい奴に入るんだが。
そんな男ばかりの中をふらふら歩いて家に向かっていたら、イルミネーションが目に入った。
クリスマス…もうそんな時期なんだな。
…今年は愛しいキミを飾り付けてクリスマスツリーの代わりにしようか。
ふふ、そんな不安そうな顔しないで?きっと可愛くなるよ(マンドラゴラの葉を指で優しくつつき)
12 :
幸村精市
2006/11/11 00:04
今日も元気に部活をしてきた。やはり身体を動かすのは気持ちいいな。
そういえば、部室に電子時計が置いてあるんだけれど、誰かがアラームを仕掛けたのを忘れていたらしくてね。
変な時間に鳴りだした。
そのとき俺しか部室にいなかったものだから、手にとってはみたんだけれど…どこを押したら止まるのか分からなくて適当に黒いスイッチを下げたら画面が真っ暗になった。
自慢じゃないが機械を壊すのは俺の得意技だからね。
暫く放って置いたら、表示が2002年1月1日12時になっていたよ。
あ、投げて止めなかっただけマシだと思えよ?アラーム付けっぱなしで放置するやつが悪い。
結局柳生が直してくれたんだが。
ああ、別に俺がアナログな人間な訳じゃないよ。真田じゃあるまいし。
ただ説明書を読むのが面倒なだけだよ。別にいじれなくてもテニスが出来なくなる訳じゃないしいいだろう?
人間1つや2つ弱点があった方が可愛いもんさ。
ま、そんな弱点力でねじ伏せてやるけど。
ふふ、どこかの眼鏡と違って将軍の異名は伊達ではないよ?
そういえば、今日調理実習でリンゴの皮むき競争があったよ。
競争する意味がどこにあるのか全く分からなかったが、きっと教師なりの工夫なんだろうな。
少しでも楽しく出来るように、と。
…え?皮むきは出来たのかだって?
俺は誰だい?テニス部部長幸村精市またの名をマンドラゴラを愛で隊隊長だよ。
俺に不可能はない。一発でゴッソリ剥いてやった。
ずいぶんスリムなリンゴが出来上がったよ。
例えるなら…そう、マンドラゴラの憂い表情によく似ていたな。
リンゴの種が見えている部分は特に。
皮の方が厚かったのは目の錯覚…季節はずれの蜃気楼さ。
もちろん剥いた後は美味しく頂いたよ。皮の方を。
…味は変わらないんだからどこを食べようと俺の自由だろ?
先生の曰く「これだけ綺麗に芯だけ残して切るなんて…どうやって切ったのか教えて欲しいくらいだわ」だそうだ。
人とは違う方向で攻めて切り崩す…それでこそ将軍だと思わないか?
さて…どこかにふらりと出掛けたいような気もするが、あまり外出してキミに寂しい思いはさせたくないからな。
今日は一緒に朝まで語り合おうか…(膝の上にマンドラゴラを乗せると優しい声音で語りかけ)
13 :
幸村精市
2006/11/11 21:53
あいにくの雨で今日は室内での練習…ふう、やはりテニスは青空の下がいいと思わないか?
室内でも手は抜かないが、気分が乗らなかったから今日は午前だけで切り上げたよ。
休息もたまには必要だからね。
…そういえば、この間から俺を狼狼とやたら狼呼ばわりする奴がいるんだが…そんなに見境なく人を襲っているように見えるかい?
俺はそこまで飢えちゃいないよ。
まぁ、俺の性格からして捕食者であることは認めるが。
男なんてみんな狼みたいなものじゃないか。
欲しいものはどんな手段を使っても手に入れたい、征服したい…不可能を可能にするのが男のロマンだろう?
…ああ、裸エプロンもロマンだっけ?でも俺はTシャツ派だ。
今日は風が強いな…風が強いと言えば去年の文化祭の模擬店のテント、風で飛びそうになっていたな。
ジャッカル辺りが必死に押さえて格闘していた記憶がある。
いっそのことそのまま飛んでいったらさぞかし愉快な文化祭になっただろうに…『会場パニック!飛んだテントを追え!!』
ふふ…冗談だ。そんな物騒なことは少ししか考えてなかったよ。
そう言えば冷蔵庫に『ミルクティーヨーグルト』なるものが入っていた。
これを見たらどんな味が気になるだろう?
早速食べてみたんだけど…微妙。
まずくはないけど美味しくもない。
でもおかげでいいアイデアを思いついたよ。
これとプリンとお茶とその他諸々をスペシャルブレンドしたものを今度の罰ゲームで飲ませる…ふふ、オーソドックスな罰ゲームだろう?
味覚障害に陥れる勢いで作ってみるよ。
こういうことにはやはり変に力を入れてしまうな。
もちろん苛めなんかじゃなく部の志気を高める為の立派な部長としての仕事だ。
個人的に楽しむ分にはいいだろう?
何事も愉快にやれるのが俺の長所さ。
今日は時間もあるし久しぶりに遊んでこようか。
いい子で待っているんだよ?
どこにいても俺の中の1番はキミなんだから…そんな寂しそうな顔をしないで?
ちゃんと帰ってくるからね。(マンドラゴラの葉を優しく一撫ですると水色のリボンを結んでやり)
14 :
幸村精市
2006/11/12 17:08
今日は晴れたが風が強くて野外でのテニスは出来なかったな…。
丸井があまりに寒い!とうるさいのでコートの外周をウサギ飛びで5周というメニューを追加してやったよ。
最初は10周だったんだが、それはあんまりだろうと柳に止められてね…ふう、妙なところで甘いんだよな。うちの参謀は。
そうそう、さっそく昨日思いついた罰ゲームを実行してみた。
今回の罰ゲームは柳生…あのいつも冷静沈着な柳生が水道に猛ダッシュした姿はしばらく忘れられないな。
…ん?何を入れたか知りたいかい?
教えてやりたいのは山々なんだが、適当にある物をあるだけ入れたから残念ながら覚えてないんだ。
取りあえず例のアレは入れておいたよ。隠し味にみそ汁も少々…。
そういえば飲んでない奴も青ざめていたんだが何でだろうな?
そんなに見た目がグロテスクだったのか?
確かにドロドロしてボコボコ気泡が出ていていたが…ドロドロだったのは例のヨーグルトとプリンを入れたからだし、ボコボコしていたのは炭酸を入れたからなんだけれど。
うちの参謀の見解では、「見た目も味もこの世の物とは思えない」らしい。
まぁ、たかが罰ゲーム、されど罰ゲームだからな。
ふふ、やるからには徹底的にやらないと。
部活から家に帰ってくると、母に買い物を頼まれたので散歩ついでに行って来た。
犬の餌を買いにペットショップへ立ち寄ったんだが、店に入るとどこかのご婦人が大事そうに腕の中に抱いていた犬と目が合った。
犬と目が合う経験なんてそんなにないだろう?
思わずじーっと凝視したら、犬も逸らすに逸らせなくなったらしくてね。
結局そのご婦人とすれ違うまで視線を合わせたままだったよ。
目を離した瞬間取って喰われるとでも思ったんだろうか…やだなぁ俺はただのガーデニング好きな中学3年生なのに。
そうそう、買い物帰りに道路を挟んだ向かい側で気心しれた友達とリラックスした様子で無防備な笑顔をみせていたあの子…可愛かったな。
ああ、別に好みの顔だったという意味ではなくて笑顔が。
自然体の笑顔ってとても魅力的だとは思わないか?
どんな表情も好きだけれど、俺が一番好きなのは思わず自然に浮かんでしまった時の笑顔だな。
心からの笑顔って気心しれた奴の前じゃないとなかなか出せないだろう?
俺としたことが、一瞬目を奪われてしまったよ。
ああいうキラキラした表情は好きだな。
15 :
幸村精市
2006/11/12 17:31
そういえば昨日目に留まったゲームセンターにふらっと入ってみたんだが、UFOキャッチャーがあってね。
興味本位でやってみた。
そうしたらチロ/ルチョコ20個と食/い倒/れ人形のキーホルダー…それとなんだったかな?
バリバリ君…いや、ゴリゴリ君?そんなような名前のアイスが取れた。
チョコは妹にあげてアイスは冷凍庫の中…キーホルダーはそっと丸井のロッカーの中に忍ばせておいたよ。
食い倒れなんて丸井にピッタリだと思わないか?
街がだんだんクリスマス一色になってきたな。
ポインセチアを思わず買ってしまったよ。
あれ実は様々な色があるんだが、やはりオーソドックスに赤で。
ポインセチアの他にも名前があるのを知っているかい?
プルケリーマ…これは最上級の美しさを持つという意味で、和名は猩々木(しょうじょうぼく)。
原産地のメキシコではノーチェブエナ(聖夜)と呼ばれているみたいだよ。
ちなみに花言葉は「私の心は燃えている」
燃えるような赤色は、熱烈な愛情表現なんだってさ。
ふふ、俺がキミに向けている愛情とは少し違うね。
だって「燃えている」ということはいつかは消えるだろう?
キミへの愛情は消えるどころかいつも溢れてどうしようもないからね。
全く俺をこんな気持ちにさせて…悪い子だな。
キミも俺なしではいられない身体にしてしまおうか…なんてね、冗談。
大切に想ってることには変わりないから安心して。
…ほら、もっと傍においで。
(ポインセチアの隣に並んでいる水色のリボンを付けたマンドラゴラに微笑みかけると鉢ごと引き寄せていつものように膝の上に乗せ)
19 :
幸村精市
2006/11/14 21:33
こことここ…あ、こんなところにもある。
ふう、まいったな…こんなところに引っ掻き傷作られたらあの子に誤解されるじゃないか。
わざわざ服を捲ってまで背中に爪を立てなくてもいいと思わないか?
全く…やんちゃなんだから、お前は。俺を傷だらけにする気かい?(溜息を1つつくと先日連れ帰ってきた猫のゆうの鼻先をつつき)
ああ、初っ端から猫とじゃれていてすまない。
あまりにわんぱく坊主だったんでつい本気で遊んでしまったよ。
もちろんあの子はあの子だよ。俺の愛しいマンドラゴラ。
俺の恋人だからね。愛しすぎて食べてしまいそうだよ。
今日久しぶりにシャックリが出たんだが、いつも一発で止める俺が不覚にも止められなかった。
真田にその現場を見られて「幸村でもシャックリをするんだな…」と心底不思議そうに言われた。
柳と言い、真田と言い、俺をなんだと思っているんだ。
俺だってシャックリぐらいするさ。
そのあとに案外可愛いと続きそうだったので、裏拳を入れて「ん、何か言った?真田」と爽やかに聞き返してやったよ。
可愛いと言われることには何ら抵抗はないが、真田に言われると不愉快だ。
…ああ、誤解しないで欲しいんだが、別に俺は真田が嫌いな訳ではないよ?
真田は少しずれているが頼りになる奴だし実力もある。
信頼していなければ副部長も任せないしな。
ただ…何だろうな。時々無性に殴りたくなる。
そんな真田のおかげでストレスもそんなに溜まることなく毎日を楽しく過ごせているよ。
真田には感謝しなくてはいけないな。
おっと、他の奴の話ばかりしていたから拗ねてしまったかい?
確かに景色はいいかもしれないが、そこは寒いだろう。
俺の体温もそんなに高くないけれど、一人より二人の方が暖かいのを教えてあげるよ…おいで(膝の上に丸まっていたゆうをそっと隣に移動させると、窓辺にあるマンドラゴラを引き寄せて)
22 :
幸村精市
2006/11/15 21:53
1日にどれだけ書けば気が済むんだ俺…。
他のことに時間を費やせとは言わないでくれよ?
家にいるときまで学校のことや部活のことはやりたくない…ああ、罰ゲームとか俺がやってて楽しいことは覗いてだけれど。
さて、今日…というか昨日だな。
部活帰りに急に雨が降り出したから、ずっと前から部室のロッカーに放り込んであった折り畳み傘を取ってきた。
よし、マンドラゴラとゆうの待つ家に帰ろうと傘を開いてみると…
壊 れ て た
それはもう見事に…気付よ俺。
取りあえず一拍間を空けてから地面に叩き付けてみた。
ほら、壊れかけのものは叩けば直るってよく言うだろう?
結果、素敵なカーブを描いた柄と、意外性に富んだ方向へと折れ曲がった芸術作品が出来上がった。
俺のとどめ…ならぬ仕上げで、華麗なオブジェへと変身した折り畳み傘をそのままにしておくのはあまりにもったいないので、真田の下駄箱に突っ込んでおいたよ。
ふふ、日頃から頑張っている真田へ俺からプレゼントだ、ありがたく受け取ってくれ(微笑み)
さぁ、今日は珍しく時間が有り余っているよ。
これはキミと愛を育めという神様の思し召しかな?
…まぁそんな思し召しがなくても、キミと過ごすためならどんなに時間がなくても作ってみせるけれど。
時間は自分で作るものだろう?
…ああ、もちろんゆうのことも大好きだよ?
そんなに急かさなくても二人まとめて面倒みてあげるから…ふふ、可愛いな(ベッドの上でうつぶせに寝転がり頬杖をつくと、猫じゃらしでゆうと遊びつつ傍らのマンドラゴラにゆっくり話しかけ)
25 :
幸村精市
2006/11/16 22:44
さぁ今日もサクサク日記を書いていこうか。
…ん?そろそろネタが尽きないかって?
ふふ、心配ありがとう。でも安心していいよ。
この日記に書いてあることほぼ実話だから。
今週の掃除場所がトイレなんだけれど、丁度昨日でトイレ洗剤のマ/ジッ/クリ/ンが無くなってね。
今日それを補充したんだけれど…同じ物が見あたらなかったから、違う入れ物のマ/ジッ/クリ/ンを持ってきた。
「油汚れに」とか書いてあったが、要は掃除出来ればいいんだろう?
トイレ用だろうがキッチン用だろうがそう大差はないさ。
ふふ、今俺の班のトイレ掃除場所は爽やかなキッチン洗剤の匂いに満たされているよ。
そうそう、帰り道から一本外れた道の途中にマ/クド/ナ/ルドがあるんだけれど、今日何気なしにふと顔を上げてみたらライトアップされた巨大なド/ナ/ル/ドがあぐらをかいて片手をあげてあの特有のスマイルで見下ろしていた。
さすがの俺の一瞬立ち止まってしまったよ。
今まで意識して見たことがなかったから今日初めて気が付いた。
あんな風にいつもあいつに見下ろされていたのか…あれをこっそり巨大なマンドラゴラとすり替えたら…ふふ、楽しそうだ。
おっと、もちろんそんなことやらないよ?面倒くさいじゃないか。
それにそんなことやって捕まったら割に合わないしね。
誰かがやってくれるなら喜んで協力するけれど。
巨大なマンドラゴラも魅力的だけれど、やはりキミみたいに両手の中に収まるくらいの大きさがいいな。
俺に全部預けてくれているみたいで…ふふ、可愛い。
どんなにキミと同じ奴がたくさんいても、キミを見つけられる自信はある。
どれだけキミを見つめてきたと思っているんだい?
まだまだキミの全ては理解できないけれど、それだけ発見する楽しみがたくさんあるということだろうな。
最初から全て分かっていたらつまらない。
これからも色んなキミを探していこうか(膝の上で大切そうに水色のリボンを付けたマンドラゴラを抱くと葉に優しく触れ)
28 :
幸村精市
2006/11/18 19:53
今日は朝日が昇るのを見ながら学校へ向かったよ。
昨日から家を出ると息が白くて、もう冬なんだなと実感する毎日だ。
あまりに早く学校に着いたので、鼻歌混じりに部活の準備をしてメニューの確認をしていたらふと今日の罰ゲームを決めていないことに気付いた。
すぐに出来る罰ゲームを…と辺りを見回していたら、目に入ったのは赤いクラ/シッ/クパ/ンツ(ふんどし)
この間合宿で早朝ふんどしランニングの説明をしたときに置きっぱなしにしていたんだ。
それを眺めて罰ゲームについて色々考えていたらどうやら顔に出ていたらしくてね、気付いたら1年生が部室の入り口で固まっていたよ。
それに気付いていつものようににこやかに挨拶したら「お、俺準備してきます!」とジャージにも着替えずに走っていってしまった。
…そんなに変な顔をしていただろうか。
確かに多少にやついていた自覚はあるが。
取りあえず、思いついた罰ゲームは『レッツ☆大ゲーム大会inふんどし』
負けた奴がふんどしでトランプゲームに参加するといういたってシンプルな内容さ。
ちなみに今日の罰ゲームはジャッカル。
寒いの苦手+ふんどしが似合わない
で酷く落ち込んでいたよ。
あまりに落ち込んでいたので、ふんどしに油性マジックで「ジャッカル日本一!」と書いて携帯で記念撮影をしてあげた。
ふふ、俺ってなんて部員思いなんだろう。
さて、回ってきたバトンを真面目に答えようかどうしようか迷っているんだが…真面目に答えたら確実に読んでいて恥ずかしくなること請け合いだ。
ああ、もちろんキミについて書くんだよ?
当たり前じゃないか。他に誰について書けっていうんだい?
俺の恋人は後にも先にもキミだけさ…なんてね。
今日もいい子にしてるんだよ?おやすみ(マンドラゴラに顔を近づけると葉に軽く口付け)
31 :
幸村精市
2006/11/20 23:30
今週は俺の都合で学校に3日しか行かないものだから、ちょっと頑張ってしまってね。
家に帰ってきたのが22時半を回っていたよ…いつも手を抜いていたくせに急に頑張りすぎるのも問題だな。
全く…愛しいキミを構ってあげる暇もないよ(溜息)
今日の朝学校へ行く途中で丸井を見かけたから、そーっと後ろから近づいて冷たい手で首の後ろを掴んでみた。
丸井の驚いたリアクションが最高だったよ。
俺は夏場は手が暖かいんだけど、冬場はもの凄く冷たくなるんだ。
ああ、別に変温動物なわけじゃないから安心していいよ。俺はれっきとした恒温動物の人間だ。
丸井に散々文句を言われたから「何を言っているんだい?眠そうにしてたから目を覚ませるようにという俺の配慮じゃないか。ほら、よく言うだろう?手の冷たい奴は心が温かいって。俺のちょっとした気遣いだよ」と笑顔で諭しておいたよ。
時期が時期だからか、クリスマスの話題がちらほら上がるようになってきたんだけれど、世界中に色んなサン/タク/ロー/スがいるってことを知ってるかい?
俺が個人的に気に入っているのはドイツのサン/タク/ロー/ス。
よい子にプレゼントを持ってくるのは同じなんだが、左手に木の鞭の束を持っているんだ。
一年中良い子にしていた子にはプレゼントを、悪い子だった子には木の鞭を玄関の前に置いていくんだって。
朝起きて、玄関の前にプレゼントが置いてあればよかったねですむんだけれど、鞭が置いてあった子は父親にそれでぶたれるという特典がついているんだってさ。
嬉しい反面、恐くもあるクリスマス…それがドイツ式らしいよ。
この話を初めて聞いたときは凄く面白いなぁと思った。
1年良い子でないといけないところがミソだよね。
ふふ、俺も部員にそんな方法でプレゼントをあげてみようか…なんてね。
みんな良い奴だからプレゼントが行くだろうな。
中身は…良い物かどうかは保証は出来ないが。俺の趣味で選ぶし。
今日はそんなに寒くなかったけど、この時間帯はさすがに寒いね…ふふ、俺と暖め合ってみる?
もちろん2人っきりで…なんてね。
そんなことしたらキミが倒れてしまいそうだから傍にいるだけで満足しておくよ。(マンドラゴラをベッドのすぐ傍に移動させると微笑みかけ)
37 :
幸村精市
2006/11/24 23:29
今日は部活後みんなでご飯を食べに行った。
数人で行くことはあっても、全員で行くことはあまりないから楽しかったよ。
その場のノリと勢いで罰ゲームを無くせだの、もっと練習を軽くしろだのほざいてた奴…明日からの練習楽しみにしとけよ?
俺が今晩考えるスペシャルメニューをやらせてやるから…
…なんてね、冗談。
俺もそこまで鬼じゃないさ。
ちょっと練習量が2倍になるだけだよ。軽いだろ?
自分の言った言葉にはきちんと責任を持たないな。
ふふ、俺と一緒にいると色々学べて役に立つだろう?
ご飯を食べた帰り道、駅で別れたんだが、そこが夜遅くなると友人が必ず送ってくれる駅でね。
思わず「ここ、夜中に結構送ってもらう駅だな…」と呟いたら一緒にいた柳生が「夜中にですか?それは危険ですね」と紳士らしい言葉を口にしてくれたよ。
確かに柳生の言っている言葉は正しいが、よく考えてくれ。
俺は男だ…いや、それだけじゃ説得力に欠けるな。
最近は男でも危ないし。
でも俺より力と威圧感が勝る奴なんてそうそういやしないだろう?
なんたってパワーSだし。
そんな少々天然な発言をする柳生に笑いながら「心配ありがとう。でも俺はそんな気遣い上手な柳生の方が心配だよ」と返しておいた。
騙されそうで…と辛うじて口に出さず心の中で続けた俺は偉いと思う。
けど、少し心が暖かくなったのは事実。
言葉の力って凄いと改めて感じた金曜日。
ふふ、そんな言葉の力でそろそろ俺無しではいられなくなってきたんじゃないかい?
何の計算もなくただ単にキミに愛を囁き続けた訳じゃないよ。
大好きなキミが俺のことを好きになりますように、俺の傍が心地よくなりますように…と毎日言霊に込めているからね。
そろそろ習慣になりつつあるキミへの言葉。
いつも遠回しで肝心なことを言っていなかったね。
傍にいてくれてありがとう…キミのことが大好きだ(マンドラゴラに向かって愛おしそうに囁きかけ)
39 :
幸村精市
2006/11/25 19:34
今日は妹が友達のクリスマスプレゼントの下見をしたい!と言ってきたので、知ってるお店に連れていってあげた。
俺なんかが入るのは少し抵抗があるような可愛い雑貨屋なんだが、実は母や妹の誕生日プレゼントを選ぶときに入っているから結構回数は行ってる気がするな。
勿論店内は女性ばかりだったよ。
好奇な視線を感じつつ、ポケットに手を突っ込んでのんびり見て回った。
案外そういう場所に抵抗はない方なんでね。
そうそう、プレゼント選びって言えば、誰が相手でも今まで一回も外したことがなかったりする。
洞察力なら負けないよ?
…誰だい?パワーSだけじゃなかったんだって思った奴は。
後でゆっくり話し合おうじゃないか(にっこり)
ああ、勿論真剣に考える必要がある相手限定だが。
普段は見た目と俺の好みで相手が面白いリアクションを取ってくれそうなものをわざと選んだりしているけれどね。
罰ゲーム同様、普通じゃつまらないだろう?
俺が。
さて、やることがたくさん出来てしまったので今日は少し短めにしておくよ。
今日はあまり構ってやれないかもしれないが良い子にしてるんだよ?
ああ、もちろんいつでも心はキミの傍に。
キミを忘れたことなんか一度だってないからね?
それじゃあいってきます(マンドラゴラの葉を軽く一撫でするとコートを肩に引っかけ急ぎ足で部屋から出ていき)
40 :
幸村精市
2006/11/26 17:52
今日も部活があったんだが、よほど疲れていたのか少々ぼーっとしていたらしくてね。
真田に心配そうに「おい、幸村?」と呼びかけられたので、心配をかけまいと一言「はぁい」と返してやった。
語尾にハートがつきそうな勢いで。
俺的には大サービスしてやったつもりなんだが、その瞬間周りの空気が固まったように思ったのは気のせいだろうか。
うん、きっと気のせいだな。
自分で言っていて気持ち悪かったんだが、数秒固まった後、我に返った真田が何て言ったと思う?
「幸村…案外可愛いんだな」
今度は確実に部全体が固まったのが分かった。
ふふ、もちろん言った瞬間に鳩尾に蹴りを入れてやったよ(爽笑)
地面に倒れる真田
冷静に見下ろす俺
誰も突っ込もうとしない部員達……
そんな中、見下ろしながらにっこり笑って
「すまない、真田。聞こえなかったんだがもう一度言ってくれるかい?」
と優しく聞き返してやったよ。
思いっきり蹴ったおかげか疲れも少し吹っ飛んだな。
本当に真田にはいつも苦労をかける。
これからもよろしく頼むよ?
ああ、キミのことは蹴ったり殴ったりなんてしないよ。
大事なキミにそんなこと出来るわけないだろう?
大切に大切にしてるキミなんだから…おっと、もちろんゆうのことも大切だよ?
そんなにじゃれつくなよ…マンドラゴラの鉢が倒れるだろう?(じゃれついてくるゆうを優しく抱き上げると窓辺から離れ)
全く…いつも我関せずって顔してるのに。
まぁ、そんな気まぐれなところも気に入っているんだけれどね(ベッドの上に降ろすと顎の下をくすぐってやり)
…はぁ、本当に怠いな。
熱は計らない主義なんで計らないが…早めに休んだ方がよさそうだ。
え、何で計らないかって?
計ってもし熱があったら完全に病人になるだろう?
数字を見ていなければ、気持ち的には病人じゃないからな。
病は気から…メンタル面で負けたらおしまいなんだ。
45 :
幸村精市
2006/12/01 22:02
今日は久しぶりに咳き込んで目が覚めた。
体調が悪いと真田と柳辺りが鬱陶しいほど心配するから、滅多に飲まない薬を飲んで登校したよ。
それでも油断は出来ないな。
真田はともかく、仁王、柳、柳生辺りは勘付く可能性が高い。
それだけ洞察力に長けている訳だから、テニス部部長として嬉しい限りだが、気付かれたくないことまで気付かれては困る。
と言うわけで、今日はいつも以上に張り切って部活メニューを組んでやったよ。
いつもより多少テンションの高い俺を不思議に思ったのか、
「今日はどうしたんだ?やけに張り切っているようだが」
と柳に聞かれ、
「ああ、今日は少し寒いから身体が暖まるようにとメニューを組み直したんだよ」
とさらりと切り返してやった。
まぁ、確かにいきなり「今日から12月に入る。寒さに免疫をつけるために毎朝寒風摩擦をする」
と断言されれば疑問の一つも出るだろうな。
本当はふんどしでやりたいところだが、柳に止められてね。
せっかく朝張り切って部員全員のふんどしを用意したって言うのに…。
いつか使うことにしよう。
もちろん、罰ゲームもスペシャルメニューさ。
こないだ日吉くんに貰った茸の図鑑をまた利用させて貰った。
とても役立っているよ、ありがとう。
幸村特性茸と豆板醤が絶妙に絡み合った何が起こるか分からない激辛茸まんじゅうを普通のまんじゅうの中に一つだけ混ぜてロシアンルーレット形式出してみた。
誰に当たるかわからない…と見せかけて、実は真田に当たるように仕込んでおいたのは内緒の方向で。
ふふ、真田はさすが副部長だけあってなかなか罰ゲームに当たらないからな。
反応は……っ駄目だ、今思い出しても笑える…っ(ふるふる肩を震わせて笑いを堪え)
最初は我慢していたのか何事もなかったように座っていたんだが、次第に顔が赤くなって汗が出てきてね、下を向いてぶるぶる震え出したかと思ったら、いきなり勢いよく立ち上がって「ぬああぁぁぁぁああ!!」とか叫びながらどこかへ走り去っていったよ。
この寒い中どこへ行ったんだろうね?
明日の朝には戻ってきなよと走り去った真田に声をかけておいたよ。
うん、きっとあいつなら大丈夫さ。
さて、今日はキミのリボンを取りかえてあげるよ。
水色のキミも素敵だけれど、いまのシーズンはやはり赤かな。
愛が溢れんばかりに詰まった俺の気持ちと同じ色だよ…なんてね(水色のリボンをスルッと外すと赤いリボンに付け替え)
50 :
幸村精市
2006/12/03 21:11
真面目な日記を初めて書いたよ(笑)
いや、俺はもともとこのくらい真面目な奴なんだ…なんてね。
本当は暗い日記は俺の気分も沈むし、見てくれる人(そんなにいないと思うけれど)の気分もあなりいいものにならないから書かない気だったんだけれど、あまりに偶然が重なったものでね。
すぐに下の方へと追いやる勢いで日記を書くよ。
極力暗くならないように努力はしたんだが…こんな真面目な俺は俺じゃない(ぇ)
今日は午後から母の代わりに料理教室へ行かされたよ。
最近は男でも料理が出来ないと駄目よ!とか正当そうな理由をつけて送り出された。
きっとおせちのレシピが欲しかっただけなんだろうな。
仕方ないから行ってみたら、思ったより男が多くて驚いたよ。
小グループに分かれて作ったんだけれど、材料を切るのからは初めてということもあって外してくれた。
リンゴの皮むきだけで芯が取り出せる腕前を披露するチャンスだったのに…残念。
無難に調味料を計ったり団子を丸めたりと簡単な作業をしてきただけだけれど、結構楽しかったよ。
前々から思っていたんだが、どうも俺年上の女の人に受けがいいみたいでね。
妙にちやほやされていた気がする。
そんなにちやほやして貰ってもマンドラゴラくらいしか出てこないんだが…(真顔)
ということで、仲良くなったお姉さん方にマンドラゴラのマスコットを配っておいた(ぇ)
ふふ、反応は上々だったよ。
おせちも美味しくできたし、マンドラゴラも普及できたし実に有意義で楽しい料理会だった。
今度は切ったりフライパンを使わせて貰う約束をしたから…ふふ、次回が楽しみだ(にっこり)
さぁ、ご飯にしようか。
…え?ご飯より俺が良いって…。
ふう、仕方ないな…それじゃ食われる準備はいいかい?
…何、冗談?ふふ、今更そんなこと言っても遅いよ。
俺を煽ったキミが悪い。
大丈夫、優しくするから。安心して身体預けなよ…(マンドラゴラに近づくとチューブの栄養剤を土に差し)
…はぁ、俺の一人遊びもだいぶ板についてきたな。
だんだんレベルアップしているような気がするのは気のせいか…?
そのうち年齢制限がかかりそうだ(笑)
61 :
幸村精市
2006/12/10 22:58
時間のある内に日記を書いてしまおうか。
しばらく多忙で私信しか書けていなかったからね。
約束通り『幸村精市ワンマンショー』の詳細でも書いていこうか。
ワンマンショーを実施することになったのは、部活前着替えている最中に赤也が言った一言がきっかけとなった。
「そういえば幸村部長本当に強いんスか?ずっと入院してたし今は俺の方が強いんじゃ…なんちって!へへ、冗談ッスよ、冗談!」
……
…………
………………
赤也…冗談でも言っていいことと悪いことがあるんだよ?
(笑みを口元に湛えたままラケットを渾身の力を込めて握りしめ)
「そうか、だったら俺対部員で勝ち抜き戦をやってみるかい?鍛錬にもなるし、赤也の疑問も解決できるしいいだろう?真田」
あくまでにこやかに今日の部活を丸々潰すことを強要。
売られた喧嘩は買わないと 失 礼 だ ろ う ?(にっこり)
冷や汗ダラダラの真田
「ふむ、久しぶりに良いデータが取れそうだな」とノートを取り出す柳
単純に喜ぶ赤也
そんな赤也の頭を殴って怒る丸井
肩を竦めて「やれやれ、幸村は言い出したら聞かんからのう…」と言いつつ楽しげな様子の仁王
「またですか…」と溜息一つ、諦めムードの柳生
胃の辺りを押さえているジャッカル
固 ま る 平 部 員 …
すまない、苦労をかける(爽笑)
ということで、俺VS部員サドンデスマッチ開催。
平部員から順番に3ゲーム制で試合をしていったよ。
全ゲームをやっていたら部活中に終わらないからね。
もちろん圧勝。
ふふ、伊達に部長をやっているわけじゃないよ?
レギュラー陣はやはり一筋縄ではいかなかったが、俺が負けるとでも?
最初に片づけた部員達の幸村コールをバックに、将軍の名に恥じないような試合をしたよ。
…どんな試合だったか知りたいかい?
そうだな…試合後テニスコート内に佇んでいた俺の周りに部員が横たわっていた。
これだけ言えば通じるかな?(にっこり)
息を切らしている赤也の傍に行って
「どうだい?入院して少し腕は鈍ったような気はしていたんだけど…部長の実力を体感した感想は?」
とにこやかに聞いてやったよ。
いいかい赤也?発言には気を付けないといけないんだよ?
一つ勉強になったね(撫で)
罰ゲームなんてやってる体力は残っていないみたいだったから保留しておいてあげたよ。
楽しみは後にとっておくものだし、ね。
さて、こんなに強い俺でもキミの前に来るとただの男になってしまうな。
本当にキミには毒気を抜かれるよ。
表情筋が緩みっぱなしさ。
キミが愛おしくて仕方がない…大好きだよ(いつものように優しくマンドラゴラに話しかけると赤いリボンを整えてやり)
64 :
幸村精市
2006/12/16 20:12
ようやく一段落ついた。
だいぶ間を空けてしまったね。
寒さに負けず、元気に朝練で早朝寒風摩擦を強要している立海大付属テニス部部長
兼マンドラゴラ愛で隊隊長幸村精市です。
ふふ、継続は力なりってね。
あまりに久しぶりなんで自己紹介から始めてみたよ。
これで俺のこと思い出してくれただろう?
今日は久しぶりに時間が出来たから、少し電車に乗って遠出してきた。
…ん?部活はなかったのかって?
ああ、今日・明日とコート整備で休みなんだ。
それにあまり部活部活で自由な時間がないと精神的に辛いだろう?
愛の鞭ばかりじゃ部員はついてこないからね。たまには飴もあげないと。
帰りの電車の中で今までの疲れが出たのかついウトウトしてしまってね。
暫くして近くから「ゆきちゃん聞いて欲しいんだけど…」とねだるような甘い声。
寝ぼけた俺は、俺のこと幸ちゃんなんて呼ぶ奴いたか…?と思いながら顔を上げると隣に座っていた女の子が、前に立っている女の子の手を軽く掴みながら話しかけているところだった。
当たり前だけど、俺の事じゃなかったよ。
…まぁ俺のこと幸ちゃんなんて呼ぶ奴自体いないんだけどね(肩竦め)
寝ぼけていると変な風に思考が働かないかい?
そのまま知らない振りをしてもよかったんだけれど、顔を上げたとき立っている女の子と目が合ったから微笑みかけておいた。
一応「ゆきちゃん」繋がりだしね。
仁王によれば『黙っていれば美少年』らしい俺の微笑みにつられてはにかみ笑いを返してくれたよ。
基本的に女の子には親切だから口を開いてもその認識はあまり変わらないみたいだけどね。
傍若無人な部活態度も、柳のデータによれば女の子の目には凛として格好いいって映っているみたいだし。
やっぱり普段の行いが大切だよね。
丸井にある意味詐欺よりタチが悪いと言われたけれど…自分にいつでも正直に生きているだけじゃないか。
日々の部活が楽しくなるように(俺の気分次第で部活が始まる直前までどんなメニューか分からない)、(俺が楽しめて)部員のやる気が出るように考えてメニューを作ったり罰ゲームを実施したり…こんな良い部長どこを探してもいないよ?
…ん?誰だい、俺の心の声が聞こえるなんていうお茶目さんは。
立海大付属テニス部の奴らは
幸 せ も の だ ろ う … ?(にっこり)
さて、だんだんクリスマスが近づいてきたね。
キミの表情も心なしか明るく見えるよ。
…今度キミと一緒に夜景でも見にいこうか。
日没後20分~30分の間が一番綺麗に見える時間帯だから…部活を早めに切り上げて時間を作るよ。
ああ、遠慮なんてしないで?俺が好きで時間を作っているんだから。
キミと少しでも長くいたくて、ね(霧吹きで軽くマンドラゴラの葉を湿らせながら微笑みかけ)
66 :
幸村精市
2006/12/17 20:49
そろそろ年賀状の時期だな。
今年はどんなサプライズを用意してやろうか。
去年はマンドラゴラの魅力について薄い色の色鉛筆&細かい字でひたすら語った背景の上に書いたし…
今年はみんなの似顔絵でも描こうかな。
干 支 と ド ッ キ ン グ し て
よし、これでいこう(即決)
そうと決まったら早速みんなの写真でも撮ろうかな。
自慢じゃないが美術は得意な方なんでね。
ふふ、みんなの喜ぶ顔が目に浮かぶな。
…そろそろ愛読日記でも綴ってみようかと思っているんだが、どうしたものか。
検索避けをするか、コメントを書くかで迷っているんだけど…まぁいいか。
作ってから考えれば(行き当たりバッタリ)
という訳だから少し待っててね?
急いで書いてキミとの時間を作るから…よしよし、良い子だな。
キミはいつでもきちんと待っていてくれるし、黙って傍にいてくれる。
キミの傍はとても居心地がいいんだ。
ずっと一緒にいたくなって気付いたら時間を作ってしまうほどに、ね。
すぐ戻って来るからね(マンドラゴラを瞳を和らげて覗き込むと葉を一撫でして離れ)
71 :
幸村精市
2006/12/21 21:34
あまりに疲れが溜まっていたのか、今日は俺にあるまじき失態をいくつかしてしまった。
昼食の卵スープをひっくり返してぶちまける、手に力が入っていなかったからか、飲み物もテーブルに置こうとした瞬間にひっくり返す…。
筆箱を肘に当てて静かな教室内に響き渡る大きな落下音。
……あまりの失態の多さにさすがの温厚な俺もイライラしてきたんだが、そういうときに限って真田の姿が
見 あ た ら な い … !
八つ当たりが出来ないじゃないか(チッ/舌打ち)
こうなったらテニスで発散しようか…と無謀なメニューの数々を頭の中で羅列しながら部室へ入ると、目に飛び込んできたのは優勝トロフィーの数々。
いつもは何とも思わないものだが、今日は違った。
少しはイライラも収まるだろうと思い、片っ端からぶち壊し…にかかった訳じゃないよ?
ふふ、やだなぁ…温厚な俺がそんなことするわけないじゃないか(にっこり)
壊すんじゃなくて、
片 っ 端 か ら ひ っ く り 返 し て や っ た 。
つまり逆さまにしたんだけれど。
全てをひっくり返し終えてもまだ誰も来なかったから、部室に置いてあるありとあらゆるものをひっくり返してみた。
その後、部活にやってきた部員達の混乱具合とリアクションで随分イライラが解消されたよ(爽笑)
何が起こるか分からないのは、罰ゲームや部活内容だけではないのが立海大付属テニス部だ。
こんなことを毎日のように繰り返すことによって、より強いメンタルを形成することが出来る。
これが常勝立海大たる理由の1つ。
…とかもっともらしいことを言ってはみたが、大半は俺のストレス解消&趣味の為だ(さらり/ぇ)
…眠くてたまらないのに、何故か眠れない。
寒いせいではない。
気にかかる心配事がある訳でもない。
思い当たる原因はただ一つ。
愛しくて誰より大切なキミ……キミが足りない。
だから、傍においで?
こんな夜は朝までずっと一緒にいよう(マンドラゴラの鉢を持ち上げると大切そうに腕の中に閉じこめ)
72 :
幸村精市
2006/12/22 23:56
たまたま聞いていたラジオから聞こえてきた『男/女/男/男/女/男/女/!』のフレーズが離れない精市です。
この曲初めて聞いたけど笑える…思わず吹き出してしまったよ。
いや、違う。
今日は歌のことを書こうと思っていた訳じゃないんだ。
書きたいことが山のようにありすぎて、何から書こうか迷うんだが、もうすぐクリスマスだし我が家のクリスマスについて書こうか。
この間妹が友達を呼んで外で何かやっていた。
俺は部屋でのんびり雑誌を読んでいたんだが、外から窓をガンガン叩く音が聞こえてね。
何事かと思って外を覗いたら妹が虫取りの網で窓を叩いていた。
さすが俺の妹。呼び方がワイルドだ。
わざわざ部屋までくるのが面倒くさかったんだろうな。
「あ、やっと出てきた」
「何か用かい?」
「セロテープ投げて」
……セロテープ?
少々疑問に思ったが、気にせずそのまま外へセロテープを落下させて渡した。
でも、やはり何をしていたのか気になってね。
しばらくしてから外へ出ていったら、玄関の前にバスケットボールが3つ入りそうな大きな靴下(お菓子が入っていた布製の物)がくくりつけられていた。
クリスマス…もうそんな時期か。
そんなことを思いながら家へ入っていくと、妹が駆け寄ってきて
「見た?お兄ちゃんも枕元に靴下置かなきゃ駄目だよ?」
とにこやかに可愛らしい発言をしてくれた。
つられて微笑みながら
「そうだな…でも俺の欲しいものは靴下には入らないよ」
とさりげなく交わそうとしたら、分かってないなぁ…とでも言いたげに腰に手を当てて
「本物のプレゼントは枕元に置いて貰えばいいの!靴下を置いておけば、もしかしたらその中におまけが入るかもしれないでしょ?だから靴下は置かなきゃ!」
……いつの間にそんなにちゃっかりした奴になったんだ?
俺の影響か…?
まぁ、それくらいじゃなきゃ世の中渡っていけないけどね。
さすが、俺が可愛がっているだけはある。
将来が楽しみだよ。
さて、クリスマス当日はキミとのんびり過ごそうか。
家の屋根に登ってゆっくり夜景でも楽しもう。
あそこは小さい頃からよく行っているベストスポットだからね。
ゆったり時間の流れるクリスマスも悪くない。
そうだろう?(マンドラゴラのリボンを整えると軽く葉を撫でてやり)
76 :
幸村精市
2006/12/23 21:48
「今夜は寝かさない」
本気でこんな台詞を言われるだなんて思いもしなかった。
俺が早い時間に眠たくなるのは知っているだろう?
早寝早起きなんだから。
「それでも今日は駄目、気の済むまで好きにさせてよ…」
そんなこと見つめながら言わないでくれ。
言ったこともある。
言われたこともある。
でもそれはどちらも冗談だった。
本気で言ったことも、言われたこともなかった。
相手に無理はさせない、が信条だから。
その代わり俺も無理はしない。
…結局振り切って寝たけど。
え?いつの間にそんな関係の奴が出来たんだって?
はは、やだなぁ友達の話だよ。
相談事があるっていうから泊まり込みで聞いてやったんだが、しつこくてね。
3時まで聞いてやったがそこまでだな。
俺がいつも5時起きなのは知っているだろう?
ふふ、勘違いした奴は俺に私信を飛ばすように。
…なんてね、冗談(笑)
俺には心に決めた奴がいる。
あの愛くるしい容姿、黙って傍にいてくれる優しさ、全てにおいて俺を魅了してやまないあの子だよ。
…そう、キミのこと(笑みを浮かべるとマンドラゴラの葉をつつき)
78 :
幸村精市
2006/12/26 23:24
一生懸命な君の仕草。
真っ直ぐな瞳。
はにかんだ可愛らしい顔。
その全てが俺の気持ちを柔らかくする。
頑張っている君に免じて優しく教えてあげよう。
「値段、違うと思いますよ」
コンビニで研修中の女の子に知らせてあげた。
いつもの俺なら黙っているんだけれど、あまりに真っ直ぐで一生懸命だったものだから。
基本的に頑張っている奴と女の子とマンドラゴラには優しいフェミニストだしね。
今日は大雨で大変だったよ。
何がって 髪 の 毛 が 。
湿気が多いと広がって仕方ない。
本当にどうにかしたい、この髪質(溜息)
あまりに鬱陶しかったものだから、髪を一括りにしていたら誰だか分からなかったらしい。
テニスコートに入ろうとしたら柳生に
「すいません。関係者以外は立入禁止ですので…」
と声をかけられた。
もちろん振り向いて
「部 長 で す が な に か ?」
と極上の笑顔で返してやったよ(爽笑)
髪型一つで案外分からないものなんだな。
…ああ、でも1人。あいつだけ俺のことにすぐ気が付いた。
後ろから確信をもった口調で肩を叩き一言。
「やぁ、お嬢さん?お茶でもどう?」
…一体いつの時代のナンパだい?
ふふ、俺だと分かっていながらそんな軽口をたたけるなんていい度胸じゃないか。
まぁ一発で分かったことに免じてノッてみた。
「間 に 合 っ て ま す (即答)」
え?全然ノッてない?気のせいだよ(にっこり)
さて、明日から冷え込むようだからみんな風邪を気を付けるんだよ?
今年もあと僅か。
キミと今年過ごせる時間もあと僅か。
1秒も無駄にすることなく大切に過ごしていこう。
大好きなキミが幸せな時間を過ごせますように。
そして、これからも幸せに過ごしていけますように。
(短冊に願いを書き込むとマンドラゴラの葉にそっと掛け)
81 :
幸村精市
2006/12/29 23:40
昨日1日休んだおかげかあの体調の悪さはどこへやら。
胃腸風邪の分際で俺に住みつこうなんて甘い。
1日いられただけでも光栄に思うんだな。
今度からは門前払いだから覚えておけよ?
さて、そんなわけで1日程胃腸風邪に身体を許してしまったおかげで年賀状が終わらない。
今日1日家に籠もって書き上げる予定…だったんだが、なんせ部員の人数が多いもんでね。
半分しか終わらなかった(溜息)
でも、実は人数のせいだけじゃない。
真面目に1日籠もって書けば終わるものだった。
原因は1つ。
愛しいあの子の全てが知りたくなって、ついついあんなことやこんなことを…
…今変な妄想をした奴。
どんなことを考えたか200字以内にまとめて提出して貰おうか(爽笑)
そもそも年賀状が足りなくなってコンビニへ買いに出掛けたのが間違いだったんだ。
そのままついでに本屋でも寄ろうかと寄り道してキミについて書かれた本を発見。
キミってもちろんマンドラゴラのことさ。
これは買わないと…!と手に取り、ふと顔を上げると隣にも似たような内容の本が…。
ふふ、みんなもようやくキミの魅力が分かってきたのか。
良い傾向だ。
そう思いながら多くの本を抱えてレジへ持っていったら紙袋に入れてくれた。
そう、服を買ったり少し大きめの物を買ったりしたときに入れて貰える紙の手提げ袋。
…こんな袋本屋で貰えるとは思ってもみなかったよ。
まぁそれだけたくさん買ったんだけれど。
そのたくさんの本をうきうきしながら読み漁ること4時間。
この時間が無ければ年賀状は完成していたはずなんだが、これはこれで有意義だったからよしとしよう。
この年賀状作成にあてるはずだった4時間で新たな知識を得ることが出来た。
キミについてだいぶ理解していると思ったが、まだまだ知らないことが多くて奥の深さを思い知ったよ。
でも、だからこそ面白い。
恋愛だって同じだろう?
相手の全てが分かってしまったら面白くない。
分からないからこそ知りたいと思うし、知っていけば知っていく程心の中が好きな奴でいっぱいになっていく。
宝物箱に宝物が増えていくように。
そんな宝探しのような恋って面白いと思わないかい?
変わらない日常の中にある些細な発見…だからどんなにキミといても飽きないんだ。
これからもキミとたくさんの宝物を見つけていこうか。
…なんて、恋人がいなくてここまで書ける俺ってどうなんだ?(笑)
一人上手もここまでくると妄想の域すら越えているように思えてくるよ。
恋愛、か。
85 :
幸村精市
2006/12/31 19:33
大晦日だな。
今年最後の夕飯は俺が作ったよ。
そう、リンゴの皮むきで芯をゴッソリはぎ取った こ の 俺 が 。
まぁ手巻き寿司だったから材料をぶつ切りにして酢飯を作るだけだったんだけれどね。
切って混ぜるくらい俺だって出来るさ。…ん?
「包丁はそんなに振り上げなくて良いのよ…!」っていう焦った声が聞こえた?
気のせいだよ(にっこり)
まぁ過程はどうであれ、それなりの夕飯になった。
この町に来て2ヶ月…そんなに街にも出歩かず、ほぼ日記だけで参加の俺だが、こんな俺と関わってくれた奴がいる。
いなくなってしまった奴も、途中で連絡の取れなくなった奴もいるけれど、今現在俺と交流を続けてくれている奴もいる。
この世界は一期一会。
袖触れ合うのも何かの縁…そんな人の優しさと暖かさで出来ている物だと思っている。
だから、今の縁を大切にしたい。
出会えたことに感謝したい。
後で後悔だけは絶対したくないから、今出来ること、今しか出来ないことをしてきた。
もし、明日会えなくなってしまっても後悔しないように、この関係が続けられますように…そんな想いを込めて。
この町に辿り着き、様々な人と出会って楽しく過ごせていることに感謝したい。
こんな好き勝手やっている俺と関わってくれた全ての人にありがとうを言いたい。
今年最後の「ありがとう」がみんなに届きますように。
良いお年を。
そして、来年からもマンドラゴラ共々よろしくお願いします。
86 :
幸村精市
2007/01/01 00:10
あけましておめでとうございます。
さっき年の終わりの挨拶をしたのに、もう新年の挨拶だ。
家の近くで花火が上がっているよ。
冬の花火はどこか凛としていて好きだな。
ふふ、良い年になりそうだ。
もちろん良い年じゃなくても、自分で良い年にしていくけどね。
何事も自分次第、何でも楽しんだもの勝ちさ。
そんな感じで、今年もゴーイングマイウェイに突き進んで行くのでどうぞよろしく。
それぞれ楽しいお正月を過ごして下さい。
87 :
幸村精市
2007/01/01 22:36
テニス部員と一緒に初詣に行って来た。
初詣なんて罰ゲームをする絶好のチャンス。
もちろん見逃すはずのない俺は、部活が終わる一週間前からある指令を出していた。
『この最後の一週間罰ゲームに抜擢された者は毎年恒例1月1日の初詣へ女装で参加しなければならない』
該当者はジャッカル、柳生、真田
どうやらこいつらはメンタル面が弱いらしい。
鍛える絶好のチャンスをわざわざ与えてやるなんて、素敵な部長だろう?
さすが俺。
そんなわけで新年早々可愛い女装姿をお披露目してくれたよ。
俺は…そうだな、取りあえずスカートを捲っておいた。
スカート捲りなんて滅多に出来ないだろう?
女の子にはそんなこと出来ないし、しようと思ったこともないけど、野郎だったら捲っても全く問題ないしね。
思う存分捲ってやった。
女の子でもないのに反射的にスカートを押さえる奴らを見て大いに楽しませて貰ったよ。
今年の初笑いをありがとう。
初詣に行った後は、お年玉を貰いに親戚の家回り。
小さい従兄弟の面倒を見たり、よく手伝ったりしているものだから中身も充実していたよ。
これで当分金に困ることは無さそうだ。
やはり日頃の行いが大切だな。
89 :
幸村精市
2007/01/03 23:42
書きたいことはたくさんあるんだが時間がない。
というか朝が早いだけなんだが。
せめてバトンだけでも答えて寝たいんだが…私信はまた明日にでも。
明日は検索出来る時間に帰ってこれるよう努力しよう。
昨日眠いのに一言へ出掛けた俺は何なんだろうな?
眠さのあまり枕を脇に抱え、敷き布団、毛布、掛け布団の三点セットを引きずりふらふら歩いていたら急に重くなった。
振り返ったら包帯を腕に巻いた男が布団に頬ずりしているのを発見。
お構なくと言われたので、取りあえず俺のありったけの力を込めて枕を投げつけておいた。
避けるものと楽観視していたにも関わらず、なぜか顔面で俺の愛を受け止めてくれたあいつ。
さすがに初対面でやりすぎたかと思って無事を確かめに行ったら「大丈夫じゃない」との返答が。
優しい俺は、顔に包帯を巻き付けておいてあげたよ。
少々不満げだった?そんな訳ないだろう?俺が直々に手当してやったんだから。
…だが俺はふと我に返った。
これって包帯プレイ…?
思わず尋ねると、真顔でそれだったら手に縛るんと違う?と返ってきたので、足にも縛った方が…と際どい会話をしていたんだが、ふと眠たいから布団を持ってきたんだというのを思い出した。
寝ないと…と告げると、包帯の彼はこんなところで寝たら死ぬで!と寝かせてくれる気は全くない様子。
どうしても寝たかった俺は芝居に便乗して寝ようと試みる。
「俺はもう駄目だ…俺の代わりにこいつを…」と今にも倒れそうな名演技をしながら、どさくさに紛れてマンドラゴラを押しつけて夢の世界へ旅立とうとした。
が、包帯の彼はそんな簡単に引き下がってはくれなかった。
「嫌や、俺はお前がいいんやっ!」…何だいこの熱烈な告白劇は(笑)
そんな彼の告白をさらりと交わしさっさと寝に帰ったんだけどね。
包帯の彼…もとい白石くん、お相手ありがとう。
小芝居もなかなか楽しかったよ。
92 :
幸村精市
2007/01/04 22:06
ふと自分の日記を読み返していて重要なことに気が付いた。
今年になってから愛しいキミへのラブレターを書いていない…!
俺としたことが、忙しさにかまけてキミに寂しい想いをさせていたみたいだ。
そんなキミへの想いを今日は綴っていきたいと思う。
大好きなキミへ
年が明けてから一番最初に言ったけれど、もう一度。
あけましておめでとう。
話しかけるのは日々の日課で、キミがいつも一緒にいるのは当たり前のようになっているけれど、当たり前のことがどれだけ大切か知っている。
空気のような存在だから気付きにくい部分があるかもしれない。
いつも「いて当たり前」だから。
当たり前だと思っているから、いなくなった時なんて考えもしないんだ。
空気が無くなったら5分以内に息絶えてしまうのに。
そんなちょっと考えれば分かることさえ、「当たり前」だと思っているから無くなって気付く場合が多い。
だから俺はいつも寝る前にキミに話しかけているよね。
一緒にいてくれてありがとうって。
いつどうなるかなんて誰にも分からない。
明日事故で死ぬかもしれないし、隕石が衝突して地球が滅びるかもしれない。
だから、キミと過ごす「今」を大切に。
あの時こうすればよかったって後悔しないように。
思ったことはすぐ口に出して伝えているんだ。
キミはそれを照れくさいとか、鬱陶しいとか思っているのかな?
それでも、俺は必ず伝える。
本当に、大切な大切なキミだから。
毎日キミと一緒にいられることを「当たり前」なんて言葉で片付けたらいけない。
当たり前のことが、実は一番大切なことだから。
いつも傍にいてくれてありがとう。
…大好きだよ。
今年もよろしくね。
>俺 の マ ン ド ラ ゴ ラ
ふふ、俺の日記を今日初めてみた奴は恋人にラブレターを綴っているように見えるだろうね。
いや、間違いではないんだけれど。
ここまでマンドラゴラに対してラブレターを書ける奴なんてどこを探してもいないと自負しているよ。
マンドラゴラへの愛情は誰にも負けない…!
そんな訳で、今まで日記に小出ししていた気持ちを全部綴ってみた。
これだけ長いとさすがに鬱陶しいな(笑)
…まぁ本気で好きになった奴にはこんなことを想うんだろうね、きっと。
それにしても…独り身の俺が書くと妄想癖が激しい奴みたいでウケる(笑)
まぁ、それだけマンドラゴラが好きってことで。
…今年初のラブレターをキミへ(綺麗に手紙を折り畳んで封筒へ入れるとマンドラゴラの隣へと置き)
94 :
幸村精市
2007/01/06 17:13
最近私信ばかりでまともに日記を書いていないな。
久しぶりに書くとしよう。
…とは言ってもそうそう面白いことはないんだけれど。
明日から愛しいあの子と長野に行って来るよ。
何をしにって?
そんなのあの子と甘い時間を過ごす為に決まっているじゃないか。
以前岩手へ行ったときは残念ながら連れていってやれなかったからね。
酷いと思わないかい?
飛行機の搭乗手続きの時、俺の可愛いあの子を見て
「植木鉢の持ち込みはちょっと…」
と乗せてくれなかったんだ。
荷物と一緒に出来るわけないだろう?
俺の可愛いマンドラゴラをあんな薄暗くて寒いところになんか入れられるものか。
そんなわけで今回は電車。
これならキミとずっと一緒にいられる。
ふふ、楽しい旅になりそうだ。
そういえば、今日の部活はあいにくの天気だったので校内での鬼ごっこに変更したよ。
俺が鬼で、部活時間内中に捕まったらペナルティという名のトレーニングをさせていく方式で。
この鬼ごっこは、捕まるかもしれないという緊張感の中でどれだけ冷静に思考を働かせどう逃げ切るか、もし見付かったときの瞬間的な判断力、もちろん俺から逃げ切るスピードと体力を問われる。
自分を知り、メンタル面を鍛えるのに適したメニューだ。
もし捕まってもペナルティという名のトレーニングをすることが出来るしね。
メンタル面を鍛える際、俺が動くのが一番効果的なんだ。
恐怖を煽るため終始笑顔のまま全速力で追いかけてやったよ。
ふう、いい汗をかいた。
今日のメニューの発表の時、
「これなら遊び感覚でバランスよく鍛えることが出来るだろう?」
と微笑んで言い放ったときの部員の引きつった顔…今でも忘れられないな。
でも、ここですぐ切り替えてどうにか楽に出来る方法はないかと考えるのが丸井や仁王辺り。
案の定丸井が
「だったら、幸村に捕まった奴はペナルティをこなした後鬼になるのか?」
と、期待を込めたまなざしで聞いてきた。
それににっこりと微笑んで
「ああ、そうそう。いいところに気付いたな。俺に一回捕まった奴は、ペナルティをこなした後また鬼ごっこに復帰のサドンデスだから。」
と言い放ってやったよ。
俺が鬼から外れたらこのトレーニングの意味はないんだ。
部全体の中で、全員に強い緊張感を与えられる鬼なんて俺以外いないからね。
ふふ、雨だから部活が楽になるなんて思うなよ…?
…でもさすがに部員全員対俺の鬼ごっこは疲れたな。
少しキミに癒して貰ってから明日の準備をすることにしよう。
え?何も出来ないけどいいのって?
…こうやって俺の話を聞いてくれて、一緒にいてくれるだけで十分さ。
本音が言える奴なんてキミしかいない。
そう、キミは俺にとって特別な存在なんだ。
明日からの旅行、楽しみだね(瞳を和らげマンドラゴラに話しかけながら霧吹きで鉢の土を湿らせ)
97 :
幸村精市
2007/01/06 21:42
夕暮れ時、そろそろ電気を付けないと部屋の中が暗くなる…そんなときだった。
>ガターン バンッ!!
急に背後から窓ガラスを乱暴に叩くような音。
さすがの俺も驚いて後ろを振り返る。
俺の後ろは大きな窓。
…だがそこには誰もいない。
風が強く、パラパラと雨の音が響き渡るだけ。
じっと見つめていると、薄暗くなっていく外の明かりに照らされた窓に白っぽいものを見つけた。
よく見てみると白っぽい手形が2つ…。
まさか…そう思いながらふと視界に白いものが入った。
そちらに視線を走らせ俺は息を飲んだ。
そこには…
>物 干 し 竿 が
風で落ちたんだな。
ふふ、驚いた腹いせに怪談風に書き殴って日記を覗いた奴に報告だ。
ちなみに手形は妹が面白がって以前つけたもの。
全く、ややこしい。
まぁ、冬の怪談もまたオツだよね。
取りあえず窓辺のマンドラゴラが無事でよかったよ。
102 :
幸村精市
2007/01/10 21:24
今日母親に「ご飯片付けといてね」と言われ、炊飯器の釜ごと取りだしそのまましゃもじで米を食べ尽くした精市です。
え?片付けといてねの意味が違う?
そんなものは気にしない。最終的に片付けばいいんだろう?
ふふ、食べたもの勝ちさ。
あぐらを掻いて釜を抱え米を食べる俺を見て妹が一言
「お兄ちゃん格好いい…ワイルドだね」
尊敬しきった口調だった。
…妹が普通の男を好きになれなくなったら確実に俺のせいだと思ってくれ。
おっと、こんなことを書くつもりじゃなかったんだが。
気付いたら書き殴っていたよ。
いい加減じらさないで「I LOVE マンドラゴラ旅行記」を書けって声が聞こえてきそうだな。
心配しなくても今日中に書くさ。
あまり日にちを空けると忘れそうだしね。
ここで書こうと思ったんだが、思いの外長くなってしまったので次のページから書くことにしよう。
ふふ、今日は長い夜になりそうだ。
103 :
幸村精市
2007/01/10 22:43
お待たせしました。
え?誰も待ってないって?
いいんだよ、俺の自己満足なんだから。
さて、マンドラゴラと旅行に行けることになった経緯を軽く説明していこうか。
あれは去年の12月…真田が部活後いきなりこう切り出した。
「1月に極寒の地長野で合宿をしようではないか!」
部員と俺の反応は冷たかった。
急に何言ってんだこいつ…?合宿は8月にやったじゃないか。
全国2連覇だからってそうそう行けるもんじゃないんだよ…。
そんな冷たい視線に耐えきれなくなったのか、慌てて説明をし出した真田。
真田の話を要約すると、いつも頑張っているからたまには息抜きがてらみんなでゆっくり旅行でもしてきたら?という真田の母親の配慮で、真田の母親の知り合いがやっている旅館にタダで泊めて貰えるとのこと。
旅行と言われているのに、それを合宿にしていたら真田の母親の心遣いを裏切ることになるのに全く気付いていない真田。
練習熱心なのはいいことだけれどね、よく考えてごらん。
1月の長野…厚くて白い物で辺り一面覆われているんだぞ?
そんなところで合宿なんてしてみろ。
みんな凍傷になって帰ってくるのが関の山だ。
ということで、真田の意見は綺麗さっぱり無視した上みんなで旅行に行くことになった。
普通の合宿だったら愛しいマンドラゴラは連れて行かなかったんだが、ただの旅行となれば話は別だ。
うきうきしながらリボンを紫につけかえおめかししたマンドラゴラを連れて集合場所に向かった俺。
俺の手元を見て一瞬言葉を失う部員達。
マンドラゴラを持ってきてはいけないなんて誰も言わなかっただろう?(爽)
そして、集合場所に早くから到着していたであろう真田は何故か薄着。
「これくらいの寒さでそんなに着込むとはたるんどる!」
なんて言っていたけれど、お前の身体が小刻みに震えていたのはみんなが気付いていたぞ?
神奈川でも雪がちらつく寒い日に強がって薄着をしてくるからだ。
そんな真田の肩を叩き柳が一言
「弦一郎…丈夫なのをアピールしているつもりかもしれないが、それで風邪を引いたらただの馬鹿だぞ?」
ごもっとも。
震えている真田は放置しつつ、みんなで電車に乗り込みいざ長野へ。
電車の中では、はしゃぎ過ぎた赤也と丸井を真田が叱りとばし、そんな真田を声がでかいと殴り倒す柳。
他人のふりを決め込んで隣の席に座っていたおばあさんと談笑する柳生に、窓辺で頬杖をつきにやにやと笑いながら成り行きを眺めている仁王。
ジャッカルは巻き添えをくらっていたな。
…そんな賑やかな部員を後目に、お菓子をつまみつつマンドラゴラとだんだん白へと変わっていく景色を楽しみながら電車での時間を楽しんでいた俺。
ふふ、キミさえいればいつでも2人の世界に入れるんだよ。
…長くなったから分けることにしよう。
次は長野についてからだな。
104 :
幸村精市
2007/01/12 12:50
電車が大雪で故障して1時間遅れで到着するというハプニングはあったが、無事長野へ着いた俺達。
ただ、時間が遅れてしまったので、予定していた電車には乗れなかった。
どうしようか…と思案していると、柳がおもむろに手帳を開いて
「ふむ、こんなこともあるだろうと思って電車の時間を全てメモしておいた。次の電車は1時間後だな。」
さすが参謀。寒さで唇が紫になっている自称皇帝の誰かとは違って頼りになる。
時間まで暇だったので、ブラブラと周辺を散策。
すれ違う人が全て振り向いていたのは、俺のマンドラゴラが魅力的過ぎたのか、はたまた薄着でガタガタ震えている親父顔の中学生が気になったのか。
こんなところで倒れられても迷惑極まりないので、取りあえずデパートの中へ。
強制的にコートを買わせた。
最初は強情にも渋っていたが
「ガタガタ震えて唇が紫の奴と一緒に旅行したくないから、買わないのなら雪の中に埋めて放置するぞ?」
と、にこやかに言い切ってやると真っ青になって買いに行ったよ。
有言実行なのは実証済みだからきっとリアルに想像してしまったんだろうね。
全く世話の焼ける奴だ…。
真田にコートを買わせるだけでだいぶ時間がかかってしまったから、それ以上店の中を見ることもせず駅へ引き返した。
無事電車に乗り込むと、真田が思いだしたように「あ!」と声をあげた。
何事かと思って真田の方を見ると
「電車に乗る前に宿の方へ一度連絡しろと言われていたんだった。」
とたるんだ発言をする真田。
そんなことを呟いている暇があるんだったらさっさと電話すればいいのに…と思って、灸を据えようと俺が口を開く前に、柳生が
「だったら早く電話しないといけませんね。たるんでる場合じゃないですよ真田くん。」
と一言。
いつも注意されない奴に注意されたことでかなりショックを受けた様子で慌てて電話をしていた真田。
柳生ナイス…と思ってよく見てみると、少し離れた所にも柳生が…。
おや?と思いもう一度真田の近くにいる柳生を見てみると笑いを堪えている様子。
……仁王か!
やられた。
さすが詐欺師。危うく騙されるところだった。
言い直そう。仁王ナイスプレー。
そんな愉快な光景が繰り広げられること約50分。
目的の駅に到着。
旗を持ったお兄さんが立ってバスまで案内してくれた。
このお兄さん、何故か俺にやたら丁寧にしてくれる。
…この感覚には嫌と言うほど覚えがあるんだが。
ハッキリ言おう。
オ レ は オ ト コ だ !
まぁ、親切にされること自体は気分がいいから黙っておいた。
実害が無ければなんと思われようが構わないさ。
そんな少々複雑ながらも、妙な優越感を味わいつつバスに乗り込み旅館へ。
…ふう、ようやく旅館まで来たな。
書くネタがありすぎなのも困る。
書き終えた後、2つくらいにまとめてみようか。
そうそう、最後になったが、私信を。
こんな見にくい場所ですまないね。
■私信■
>╋広ガル視界ハ紅イ海の仁王
[mbb.whocares.jp]
ここまでどうぞ。
105 :
幸村精市
2007/01/13 21:39
マイクロバスに揺られること10分。
宿に着いた。
思っていたより随分立派な旅館。
何でも政/府/登/録/国/際/観/光/旅/館だそうで、長い歴史があるとか。
早速手続きを済ませ、ワイワイ話しながら部屋へ。
部屋もこれまた凄い。
丸井や赤也辺りが大はしゃぎでドアというドア、引き出しという引き出しを開いて隅々までチェックしていたよ。
まぁ、俺的に一番ヒットだったのは窓辺の上に置かれた注意書き。
『猿が出ることがありますので、窓を開けたら閉めて下さい。細長い物を好む習性がありますので、食べ物だけではなく、バックを持って行かれることもあります。』
猿か…朝真田辺りの布団に忍びこんでいたら楽しいリアクションが期待できるだろうか…と考えつつ、部屋のど真ん中にある炬燵の上にマンドラゴラを乗せてやった。
ふふ、今日と明日はここがキミのテリトリーだよ…。
ワイワイ騒いでいる部員を後目に潔く服を脱ぎ捨てるとさっさと浴衣に着替える俺と柳。
寒いし早く温泉に入りたいという気持ちがあったんでね。
着替え始めた俺達に何故か顔を赤くする真田。
「おーおー色っぽいねぇ…」
どこかからかい混じりの仁王の発言に笑みを浮かべて意味深な発言を返してみた。
「ふふ、お前はいつも見慣れているだろう…?」
予想通り今度は青くなってたるんどる!!と叫び出す真田。
本当に真田をからかうのは面白い。
館内は24時間入れるとのことだったので、先に外湯を回ることに。
話を聞くとこんなに大人数入れるような広さではないとのことなので、順番に行くことにした。
鍵も1部屋に1つずつしかないからね。
くじ引きで
丸井・ジャッカル・柳生・真田
仁王・俺・柳・赤也
の組み合わせとなった。
館内の風呂組と外湯組に別れて行動。
一番楽しそうな露天風呂は寝る前にみんなで入ろうという約束だけして別れた。
俺のいるマンドラゴラチーム(勝手に命名)は外湯組。
本当に隠れ湯みたいな感じで楽しかったよ。
…ただ掛け流しなものだからかなり熱い。
元々白いせいか、数分浸かっただけで皮膚が赤くなった。
「幸村部長真っ赤ッスね!キスマークとかつきやすそう!」
と、無邪気な発言をする可愛い後輩に
「そうかい?赤也もたくさん浸かったらきっと赤くなるんじゃないかな?」
そう言いつつ足で頭を踏みつけて湯船に沈めてやった。
ふふ、自分の発言には責任を持たないといけないよ?赤也。
のんびり店を冷やかしながら宿へと戻り夕飯。
夕飯がこれまた凄い。
食べても食べてもどんどん出てくる。
まぁ、育ち盛りの俺達には嬉しい限りだけれどね。
丸井なんて人の分まで取ろうとしていたし。
ふふ、キミもいるかい?…なんて部員のことはまるっきり無視してここでもマンドラゴラと甘い空気を醸し出してみた。
この旅行の目的は部員と交流を図るのがメインじゃなく、ましてや合宿するためでもない。
俺の可愛いマンドラゴラと甘い時間を過ごすのが目的だからね。
そんな楽しい夕食を終えた後は、またグループに分かれて温泉巡り。
館内の風呂は外ほど多くなかったからすぐ入り終わって、合流するべく外へ。
粉雪が降っていてとても幻想的だったよ。
愛しいキミにも見せてあげたかったんだが、さすがにこの気温の中外に連れ出すほど鬼じゃない。
キミとは帰ってからゆっくり眺めることにしよう。
土産屋の前で合流すると、雪玉投げ合いながらその辺をブラブラと散歩。
そんな賑やかな散歩の最中、ふと目に留まったのは『射的』の文字。
射的屋なんて初めてみたよ。
店のおじさんにお金を払って早速やってみることに。
射的をやるのは初めてだったんだけれど、案外当たるから簡単なんだ…と思っていると、店のおじさんに
「本当に初めて?射的荒らしじゃないだろうね?」
と、笑い混じりに言われた。
いやいや、どんなに煽てても、俺からはマンドラゴラしか出てこないですよ?
せっかくだし全員の記録を載せておこうか。
俺:15発中8発
真田:15発中5発
柳:15発中9発
柳生:15発中3発
丸井:15発中5発
赤也:15発中7発
ジャッカル:15発中6発
……仁王:15発中14発
なんでこいつはこんなに上手いんだ?
射的のおじさんの顔色も心なしか青かったよ。
新たな詐欺師の特技を発見した、そんな夜。
さぁ、宿に戻ってからはまた次のページで。
…本当にいつになったら終わるのやら(溜息)
106 :
幸村精市
2007/01/13 23:48
宿へと戻り、約束通り露天風呂へ。
真夜中だったからか、俺達以外に人の姿は見あたらず、テンションが最高潮に上がる部員達。
まぁ、気持ちは分からなくもない。
素っ裸で一番に湯船に飛び込む赤也。
そんな赤也めがけて雪玉を投げつける丸井。
騒ぐな!と誰よりも大きな声を出して注意する真田。
そんな真田の腰巻きをさりげなく緩める仁王。
「隠すのは男らしくないぜよ」との言葉と同時にタオルが落ちて声にならない悲鳴をあげる真田。
「そのくらいでガタガタ言うなんて女々しいぞ、弦一郎。そんな大したものじゃないのだし」と肩に手を置きさらにどん底に落とす柳。
赤也の投げた雪玉が顔面にヒットして、雪合戦の参加を余儀なくされたジャッカル。
そんな賑やかな部員を湯船に浸かり大きな雪玉を制作しながら眺める俺。
やっぱり楽しいことには参加しないとね。
ということで、いくつか顔ほどある雪玉を作り終えると雪合戦に参加。
心なしか真田にたくさんヒットしたのは気のせいだということにしておいてくれ。
そんな賑やかな風呂タイムを終えると部屋に戻り、綺麗に敷かれていた布団の上へ。
いつもならここで恐怖のサドンデス枕投げが始まるところなんだけれど、少し露天風呂ではしゃぎすぎたようでそんな気配は微塵もなく雑談が始まった。
泊まり込みで男だけとなれば必然的に話題は猥談だろう?
真田は真っ赤になってたるんどる!なんて言っていたが、無視して大暴露大会の始まりだ。
みんなの体験談が聞けてなかなか興味深かった。
もちろん俺も暴露したさ。
マンドラゴラLOVEとは言っているが、俺もそれなりには経験があるからね。
ほら、健康な中三男子だし。
まぁ、この話はまた別の機会に。
風呂ではしゃぎすぎたせいか、就寝時間は早かった。
次々脱落していく部員を後目に、俺はずっと構ってやれなかった、マンドラゴラの元へ。
元々今日は夜更かししようと決めていたからね。
炬燵の上のマンドラゴラを持ち上げると窓辺へ。
真っ暗な部屋の中から見る白い物で覆われた外の世界はとても綺麗だった。
傍の椅子へと腰掛けるとマンドラゴラを膝の上へ乗せ、ポツリポツリと話しかけながらしばらく外を眺めていた。
賑やかで楽しいのも好きだけれど、やっぱりこうやってゆったりした時間をキミと過ごすのが好きだ。
シンシン…そんな音が聞こえて来そうな外をただ静かにキミと眺めて1日目は終了。
2日目は、1日目にはしゃぎすぎたせいか移動時間はみんなうとうとしていたよ。
そうだな…印象深かったのは2つ。
1つは町の中に足湯があったこと。
電車の待ち時間がかなりあったから、そこで暖まりながら談笑。
服を着ているにも関わらず、足でお湯の掛け合いを始めようとする丸井と赤也。
最初の方は黙っていたが、さすがに他の人がいては迷惑になると思い一言。
「丸井、赤也、そんなに元気が有り余っているのなら、明日からのメニューは幸村スペシャルにしてもいいかい?」
その瞬間ピタッと動きを止めて高速で首を振る2人。
フフ、やはりお子さまを黙らせるには部長の特権を振りかざすのが効果的だ。
もう1つは昼飯を食べる場所を探しているとき見つけた店がゆきむら亭だったこと。
即入ることに決定。
どんなものが出てくるかドキドキしていたらしいが、ハッキリ言って俺とは無関係だ。
だから、俺の特性スペシャルドリンクが出てくる訳でもなければ、リンゴの芯を一剥きでごっそり取りだしてしまう俺が腕を振るった料理でもない。
…まぁ、そんなに期待しているなら、帰ってから嫌と言うほど味合わせてやるぞ?
料理自体はもの凄く美味しかった。
さすが、俺と同じ名前だけはある。
2日目は移動時間の方が長かったからこれくらいしかないな。
そんな感じでなかなか楽しい旅行だったよ。
マンドラゴラとも穏やかな時間が過ごせて何よりだ。
また機会があれば行こう。
…ようやく終わった(ペンと日記を放り投げ)
107 :
幸村精市
2007/01/14 23:45
今日は随分久しぶりな料理教室へ。
相変わらずお姉様方にちやほやされてきた。
約束通り切ったり焼いたりしてみたんだが…フフ。
取りあえず形にはなったよ。
皿を割ったりケーキが出汁巻きタマゴになりかけたりしても、最終的に腹の中に収まる形態になれば問題はない。
そうだろう?
終わりよければ全てよし。
なんて都合の良い言葉を昔の人は考えたんだろうね(爽)
今日はそんな料理教室の話ではなく、レポを書く予定だったんだが、時間が時間なので溜めていた私信を先に返すことにした。
料理教室の話はついでだ。
取りあえずメインはこれより下。
■私信■
>‡ 一色の想い ‡の観月くん
>タカラモノさがし。の日吉くん
>私事の日吉くん
>‥罠と甘美‥の仁王
[mbb.whocares.jp ]
ここまでどうぞ。
114 :
幸村精市
2007/01/25 23:40
最近のこの忙しさはなんなんだ。
師走以上に忙しいんだが…やってもやっても終わらないってどういうことだ?
あまりに忙しくて煮詰まっていたので、
「俺がここまで多忙な訳を10文字以内で説明してよ。…ん?出来ない?ふふ、いつの間にそんな冗談を言うのが上手くなったんだい?常にトップの立海大付属中テニス部の副部長様ともあろう真田がこんな簡単なこと出来ない訳 な い よ ね ?(笑顔で胸ぐらを掴み)」
と、腹いせに真田に迫ってみたが多少気分転換になっただけだった(つまり八つ当たり)
まぁ、そんなことをしてばかりじゃさすがに真田が可哀想だから、母親から貰った焼き肉食べ放題の割引券を使って部活帰りに焼き肉を食べに行った。
何故かうちの学校の奴らは焼き肉好きが多い。
これも七不思議に入ると思わないかい?
俺は焼き魚の方が好きなんだけれど。
焼き魚と言えば、以前晩ご飯を頼まれ冷蔵庫の中にある魚を10匹全て焼いて母親に叱られたことがあるよ。
「こんなに焼いてどうするの!それに魚はそのまま焼いても駄目なのよ?鱗も取らなきゃいけないし、内臓も…はぁ、もういいわ。精市に魚を焼いておいてって言ったお母さんが悪かったわね。」
何故か最後は謝られた。
勿論焼いた分は全て食べたよ。
食べたかったから焼いたんだし、好きなものはいくらでも入る。
育ち盛りの中学生を甘くみるなよ?
おっと、話がずれたね。
どうも焼き魚やマンドラゴラのこととなると語ってしまう癖があるようだ。
好きな物だから仕方ないと大目にみてくれないか?
さて、いつも頑張っているご褒美という名目で焼き肉パーティを開いた訳なんだが、やはりこういうみんなで箸を伸ばして食べるものは性格が分かって面白い。
焼き肉奉行の真田は、焼き方がなってない!たるんどる!と言いながらひたすら焼いていた。
しかも焼けた瞬間に隣の丸井に取られる。
あの瞬間の真田の顔…ふふ、今思い出しても笑える。
#みんなの好物を取り囲んでつつく=戦場
語っている暇があったら素早く奪い取る。
これが鉄則だ。
いい社会勉強になったな真田。
そんな真田の恩恵に預かっていた丸井。
良い席をキープしていたな。
さすが食べ物に関しての執着心は人一倍だ。
ジャッカルが皿に取った分まで横取る姿はもうあっぱれとしか言いようがない。
ただ、あまりにジャッカルが被害を受けていたので助け船を出したのが柳。
「丸井、あまり食べ過ぎると明日から減量メニュー(データに基づき体力ギリギリのラインで設定した練習)か精市オリジナルメニュー(1日起きあがれなくなる程ハード)になる確率86%だぞ?」
静かな声だったが、その冷静さそのものが効果的だったらしく、少し動きを止めた後横取りだけはやめていたよ。
さすが柳。データの使いどころも正確だ。
そんな柳は肉というより野菜や魚介類を多く食べていた印象があるな。
そして肉を食べるときは必ずレモン汁を付けて食べる。
さっぱりした味付けの方が好みなんだってさ。
しかも大体真田が取ろうと手を伸ばしかけた瞬間を狙って箸を伸ばす。
どうやら柳なりに真田の反応を楽しんでいたようだ。
涼しい顔で
「どうした弦一郎。全然箸が進んでいないようだが?」
と、言ってのける辺りさすが参謀としか言いようがない。
柳生も柳と同じで野菜系を多く食べていたな。
肉は嫌いではないがそう特に好きという訳でもなさそうだ。
肉を数枚食べた後ぽつりと呟いていた。
「ふう…丸井君は何であんなに肉が食べられるんでしょうか。心太ならある程度入るとは思うんですが…こういう脂っこい物はたくさんは無理ですね。」
焼き肉と心太を比べる辺り柳生らしいと思った。
さすがの俺もそういう比較の仕方は思いつかなかったよ。
柳生の好きな物は心太か…メモしておこう。
いつか罰ゲームで使えそうな題材だしね。
そうそう、意外だった奴大賞の仁王を忘れたらいけないな。
焼き肉が大好きだったようで、手慣れた様子で注文したのは仁王。
真田みたいにグダグダ語ることはなく、手際よく網に乗せて焼きながら上手く自分の分はキープしていた。
こういう部分はさすがだと思う。
焼くのは誰かに任せて食べるの専門だと思っていたが、そう言うわけではなかったみたいだ。
本当にこいつは要領がいいと何をやらせても思う。
最善の方法を考えてスムーズにこなすのが上手い。
焼き肉奉行大賞は仁王だな。
あと書いていないのはジャッカルと赤也か?
この2人は丸井相手に肉争奪戦を繰り広げていたよ。
ギャーギャー言いながら果敢に丸井に挑む姿はまさにあっぱれとしか言いようがないな。
あの肉に対する執着心は半端じゃない。
よくもこれだけ焼き肉好きが集まったもんだよ。
え?俺は何してたかって?
もちろん隙をついて肉を争奪したり、野菜を口にしたりしていたよ。
そういえば、小さな鉄板を網の上に乗せて焼くものがあったんだが、挟むやつでなかなか掴めなくて素手で網の上に放り込んでやった。
要は乗ればいいんだろう?
面倒くさがりな俺に鉄板を乗せさせる奴が悪い。
腹は満たされたが、やはり焼き魚がいいな。
ねぇ、口直しさせてくれないか?
キミがいれば焼き魚なんてなくても簡単に口直し出来ると思うんだけど…どう?
焼き肉臭い奴はお気に召さないかい?
それとも置いていったから拗ねてる?
ふふ、拗ねたキミも可愛いけれど、やはりいつもの凛としているキミが好きだな。
機嫌を直してこっちへおいで?(窓辺のマンドラゴラに微笑みかけると紫のりぼんを結び直してやりそっと持ち上げ)
115 :
幸村精市
2007/01/28 22:20
『こないだ焼き肉の割引券あげたんだから今日は精市が晩ご飯を作りなさい。』
朝起きるとそんな母親からの指令が書かれた紙が俺の部屋のドアに貼られていた。
俺に料理をさせて過去どうなったか知らない訳じゃないだろうに、それでも任せようとする辺りさすが俺の母親だ。
取りあえずスーパーへ買い出しに行ったが、料理なんて滅多にしない俺が何を作ろうか考えたところで何も出てきやしない。
適当に何か出来そうな材料をカゴに放り込んでみた。
>じゃがいも にんじん ほうれん草 たまねぎ
>ウインナー ベーコン 牛肉 マーガリン
>松茸のお吸い物 ブナシメジ
以上。適当に買って家に帰ってから妹に聞いてみた。
「これで何が出来ると思う?」
材料を眺めてから一言。
「取りあえず好きなの一緒にして煮たり焼いたりしたらいいんじゃないかなぁ」
さすが俺の妹。アバウトだ。
さすがに言葉のまま実行するのはどうかと思い、料理の本を見てみると肉じゃがが出来そうだったので挑戦してみることにした。
材料をぶつ切りにして炒める。
ただ材料を入れるだけだと鍋の底にくっつくのは調理実習で知っていたから、近くにあったマーガリンを入れてみた。
え?油?
ふふ、要はくっつかなければいいんだろう?
油もマーガリンもそう変わらないさ。
適当に炒めたら水を入れてそこに調味料を入れようとしたら妹に止められた。
「ちょっとまってお兄ちゃん。煮えてから味付けしないと駄目だよ?」
そういうものなのか。
最初から全部入れて放っておけば出来るのかと思っていたよ。
忠告通りまずは水だけで煮てみる。
煮えたころを見計らってこんどこそ味付けをしてみた。
…ん?なんだかみりん臭い。
味見をしたらみりんが良くきいていて甘かった。
どうやら砂糖とみりんを入れすぎたらしい。
仕方がないので醤油を足した。
まだ甘い。
もう一度足した。
>汁 が 黒 く な っ た
俺は静かに蓋を閉めた。
さぁ次にいこうか(爽)
残りは全て切り刻んでマーガリンで炒めてみた。
これは案外美味しそうに出来たよ。
炒めるくらいは俺にでも出来る。
満足しながら洗い物をしていると、刃が下に向いた状態で掛けてあったピーラーが上から落下してきた。
以前目測を誤って包丁を足のすぐ真横に落として床に突き刺さったことを思い出したよ。
どうやら俺は刃物に好かれているらしい。
そんな楽しい夕飯作りは無事終了。
終わりよければ全てよし。
それでいいじゃないか。
ねぇ、キミもそう思うだろ?マンドラゴラ?
118 :
幸村精市
2007/02/01 21:33
忙しいとやるべきことをすっぽかして違うことをやりたくなるのが人間のサガ。
俺もそんな奴だったのか…今までのペースから考えるとあり得ないくらい更新してみようと目論んでいる2月初日。
一昨日チラリと書いた土曜日の追跡記録について書き殴っていこうか。
土曜日、一人で水族館に遊びに行った。
何をしにって?勿論美味しい焼き魚を食べるためさ。
…ん?ああ、だからって水槽の中の魚をすくい上げる訳じゃないからね?
いくら俺だってそんな非常識なことはしない。
食欲を湧かせる為のプロセスだとでも言っておこうか。
そんな楽しい魚観賞をしていると、ふと聞き覚えのある声が聞こえたような気がした。
振り向く俺。
少し離れた場所にヒトデとウニを掌に乗せてご満悦気味な青学部長を発見。
どうやら手塚も焼き魚候補を探しに来ていたようだ(違)
妙な親近感を覚え、遠巻きに眺めていると、心なしかヒトデやウニで和んでいたように見えたのでしばし様子を伺ってみることにした。
無表情で海の生物と触れ合っていたものだから、子どもが近寄れなかったらしくてね。
半径1メートル以内に誰もいなかった。
さすが手塚、こんなところでも手塚ゾーンを発動させるのか。
感心しながらさらに観察。
観察…
かんさつ……
滞在時間1時間。
一体ヒトデやウニ相手にどれだけ熱心なんだい、手塚?
さすが青学の部長は侮れないと思いました。
それ以上は付き合っていられなかったので、さっさと帰宅。
勿論魚を買い漁って帰った。
知り合いのプライベートが垣間見えた、そんな土曜日だった。
また出先で誰かに会ったら追記していくことにしよう。
■私信■
>●○一億粒のプラネタリウム○●の向日くん
>‡ 一色の想い ‡の観月くん
>ぶらびっしーも。の越前くん
[mbb.whocares.jp]
ここまでどうぞ。
120 :
幸村精市
2007/02/03 22:58
妹に
「疲れたときには甘い物がいいんだよ」
と3時間ほど前に貰ったチョコもポケットの中に入れたままで放置していたらいつの間にか溶けかかっていた。
そんなに俺の体温は高いのか。
そういえば日記の数が増えていたな。
町長さんいつもいつもご苦労様です。
よし、俺も町長さんを見習って忙しさなんか吹っ飛ばす勢いで、気合いを入れて書き殴っていくことにしよう。
取りあえず今日の部活のことでも書いていこうか。
今日は2月3日、言わずと知れた節分だ。
節分の日は全員で的に向かって豆まきをする。
的には点数がついていてね、一番点数の悪かった奴は『練習量が倍』+『一番点数の高かった奴の言うことを一つ聞く』という特典つきなんだ。
ん?どうやって点数を集計するかって?
ふふ、各個人の豆に全て違う色がついているんだよ。
俺の豆は紫、柳は青…というようにね。
この豆まきはコントロールと運が試される。
伝統行事も立海テニス部にかかれば良いトレーニングになる…伊達に王者は名乗っていないよ?
今日の練習量がかかっている訳だから必死に豆まきをする部員。
どういう必死具合かって?
そうだな…真面目に豆を投げている真田の豆にピンポイントで豆をぶつけてたたき落とし妨害したり、丸井が先に的の中に自分の豆を仕込もうとしているのを見つけた赤也が「丸井先輩ズリー!俺も!!」と大声を出したおかげで俺に見付かって、「ズルはいけないんじゃないかい?(にこやかに近づきながらテニスボールを力の限り握り)」と俺が優しく注意したり…とまぁ、挙げればキリがないくらい必死な感じだったよ。
そんな死闘を繰り広げた結果、今年一番コントロール(主に運)が悪かった奴は真田だ。
半分はみんなに妨害されていたからなんだが、妨害されるのも予測した上でどう入れるかを計算して投げるのもこの豆まきの目的の一つだから、油断した真田が悪い。
策略を練るのが得意な仁王や柳には楽しい豆まきだったかもしれないな。
そうそう、点数が一番高かった奴も忘れちゃいけない。
俺…と言いたいところだが、実は丸井が一番点数が高かった。
策略はともかく、こういったコントロールや運に関して丸井は強い。
そんな丸井から真田への命令。
#『部長に告白する』
言われた瞬間固まった真田。
少し遅れて我に返り
「た、たるんどる!テニスに関係ないではないか!!」
と怒鳴るものの
「副部長なのに決まりが守れねぇんだ?」
と丸井にあっさり切り替えされ
「そうだぞ、弦一郎。一度了承したからには最後まで実行するのが筋じゃないか?」
と、冷静ながら実は面白がっている柳の加勢に言葉が詰まる真田。
妙な沈黙の後、意を決したのかぎこちなく俺の方へ向き直る真田。
腕組みしながら冷静に見つめ返す俺。
「ゆ、ゆきむら…す、す、す…好きだ!!付き合ってくれ!!」
必死さのあまり俺の肩を掴んで叫ぶように言い切った。
その瞬間笑い転げる部員達。
俺は腕を解くとそっと真田の腕を掴み
「真田の気持ちは嬉しいけど、そんなに力一杯掴まないでくれないか?…それと、勇気を出した真田に一つ良いことを教えてあげよう。丸井は告白とは言ったが『愛の告白』だなんて一言も言っていないんだから違う告白でもよかったと思うんだが?…なんて今更言っても遅いか」
親切に教えたつもりだったんだがショックを受けたようで腹を抱えて笑っている丸井に八つ当たりしに行っていたよ。
本当にうちの部員は見ていて飽きない。
そんな訳で愛の告白を受けてきたんだけれど、俺が好きって言葉を伝えるのはキミだけだからね?
心配しなくてもキミ以上の奴もキミ以下の奴もいない。
俺の中の『特別』はキミだけだから。
愛しいキミへのラブレターは何通目になるのかな。
これだけ書いても、まだ書き足りない。
それだけいつもキミを想っている。
そろそろリボンも換えてあげないといけないね…今度買いに行ってこようか(慈しむように窓辺のマンドラゴラを見つめると優しい手つきで葉をつつき)
126 :
幸村精市
2007/02/10 18:50
昨日のロシアンで部室が地獄絵図と化した(柳談)
俺的には楽しかったんだけれど。
全く、メンタル面をもう少し強化していかなければならないようだ。
…え?どんなロシアンだったって?
ほら、もうすぐ女子が殺気だって甘い菓子を異性に押しつけるイベントがあるだろう?
あれの免疫をつけようと思って、一昨日買った物を全てチョコでコーティングしてみた。
それをデカイ皿に溢れんばかりに盛り、無くなるまで一人ずつ順番に食べていった。
ああ、言うまでもないと思うけれど問答無用で強制参加だから(にっこり)
入れた物が何だか知りたいって?
そうだな…リアクションが面白かったものだけ書き出していってみようか。
無表情で頑張っていた真田。だがあれは口に合わなかったようだ。
#ナマコ入りチョコ
これを囓った瞬間声にならない悲鳴を上げて世界記録も真っ青なスピードで部室から走り去っていったよ。
味というより感触が駄目だったようだ。
…味見したときはダッシュで逃げる程でもなかったのに。
いつもポーカーフェイスで人の予想を裏切るのが得意な仁王。
あいつの口に合わなかったのはあれだな。
#練乳+砂糖入りチョコ
甘いのも用意しておこうと思って気まぐれに作った物なんだが、どうやら甘すぎた様子。
口を押さえて眉を寄せたまましばらく固まっていたよ。
どうやら飲み込むに飲み込めなかったらしい。
どんな物でも案外平気で食べられそうな赤也。
あいつが飛び上がってある物を探し求めたチョコがあった。
#豆板醤入りチョコ
何でもいいから飲む物が欲しかったようだ。
すまなかったね、俺としたことが飲み物を用意するのをすっかり忘れていたよ(爽)
ジャッカルは食文化の違いに苦しんでいたようだ。
#納豆入りチョコ
慣れればあのネバネバと匂いが癖になると思うんだが…ん?それ以前にチョコに入れる事自体間違ってるって?
ふふ、いいんだよ。メンタル面を鍛える訓練なんだから。
それに普通じゃ面白くないだろう?俺が。
柳生が喜ぶと思って作ったチョコレートを運良く食べてくれた柳生。
だが、口に入れた瞬間冷静な紳士が半泣きになって俺の方を見た。
#トコロテン(三杯酢)入りチョコ
「トコロテンが苦手になったらどうしてくれるんですか…!」
そんなことを言っていたが、チョコと心太は合わないと分かって良かったじゃないか。
それに、もしかしたら食べていくうちに好きになるかもしれないよ?と慰めておいた。
大丈夫、あれくらいで嫌いになるようなら始めから好物じゃなかったんだ(…)
さて、手強かったのは柳と丸井だな。
この2人はそう特に文句も言わず黙々と食べ進めていたよ。
こいつらのメンタルはバッチリだな。
俺が特別メニューで鍛えただけはある(満足げ)
え?俺は食べなかったのかって?
そんなことあるわけ無いじゃないか。
部長と部員はいつだって運命共同体だ。
例えオクラが入っていようが、生タコが入っていようが、梅干しが入っていようが全て文句も言わずに平らげたよ。
あまりに平然としていたからか、赤也がズルしてるんじゃないんスか?!と文句を言っていたので赤也に選ばせてやったよ。
中から出てきたタコの足を銜えながら「ほら、ズルなんてしていないだろう。何か文句があるかい?」と微笑んでやったらさすがに黙ったけれどね。
ふふ、変な物を食べたくらいで動じる訳ないじゃないか、将軍と呼ばれるこの俺が。
これで今年の立海テニス部にチョコを渡すのは一段とハードルが高くなっただろうね。
今はチョコを一欠片も見たくないようだから。
…最初からそこに真意があったんじゃないかって?
ふふ、それは俺の呟きを聞いていたマンドラゴラのみぞ知る…なんてね。
127 :
幸村精市
2007/02/12 19:11
今日妹が一生懸命バレンタインのチョコを作っていた。
「頑張ってるね。俺の分もあるかい?」
「お兄ちゃんはチ/ロルチ/ョコでいいでしょ?学校でたくさん貰えるんだし。これは友達の分。14日に交換するんだ。」
そんな妹のあっさりした言葉と甘いチョコレートの匂いで満たされていた振替休日。
町もバレンタイン一色だな。
…え?バレンタインはどう過ごすのかって?
嫌だな、そんな分かり切ったことを聞くなんて…もしかして俺を惚気させようと誘導尋問しているつもりかい?
ふふ、その度胸を買って乗ってあげよう。
勿論愛しいあの子と過ごすに決まってるじゃないか。
あの子はチョコを作ることも、食べることも出来ないけれど、きっと静かに傍に寄り添っていてくれるはずだ。
バレンタインはチョコを渡したり告白する日じゃない。
いつもお世話になっている人にありがとうを伝える日だからね。
そんな訳で今年はキミと一緒にいようと思っているんだけれど…どうだい?
いつも傍にいてくれてありがとう…そんな気持ちをたくさん伝えたい。
キミの存在が俺にとってどれだけ大きいか、キミはきっと知らないだろうね。
14日、チョコレートより甘い言葉をキミに(窓辺に佇むマンドラゴラの方をチラリと見ると口許に僅かに笑みを浮かべて日記をそっと閉じ)
■私信■
少し遅めの手紙を。
>低速落下。の丸井
>キマグレエゴイスト。の滝くん
[mbb.whocares.jp]
ここまでどうぞ。
129 :
幸村精市
2007/02/17 21:14
寒い中朝早く起きて部活をするために学校へ。
いつも通り一番乗り。
柔軟をして身体をほぐし、一人走り込みをしながら部員が来るのを待つ。
待つ……
待つ………………
…………………………………
#時間が過ぎても誰一人来ない。
どうやら部活は休みだったようだ。
俺としたことが、どれだけ部活が好きなんだと言われそうな失態だな。
仕方がないので、トレーニングも兼ねて学校に置きっぱなしだった鍵付き自転車を借りて1時間ほどかけて町内を爆走してみた。
脚力強化のトレーニング代わりにはなったかな。
ん?ああ、もちろん自転車は元の場所に戻して置いたよ。
やだなぁ俺がそのままパクる訳無いじゃないか。
結果的にいつもより濃い内容のトレーニングができて満足だ。
この俺の失態は胸にしまっておくことにしよう。
日記を読んだ奴、このことを漏らしたら…分かるよね?
ふふ、俺も極力平穏にいきたいから協力してくれよ?
135 :
幸村精市
2007/02/24 21:33
今日の部活は午前のみ。
いつも俺の都合で振り回されている真田を労ろうと思って、勝手に今日を『真田に優しくするデー』にしてみた。
まず手始めに、部活にやってきた真田ににこやかに肩を叩きながら「おはよう真田。今日も頑張ろうな」と声をかける。
一瞬動きが止まる真田。だが、それ以上俺が何もしないのを悟ると首を傾げながら着替えに行った。ふふ、ただの挨拶でそんなに反応していたら今日1日もたないぞ?
休憩の時、真田にタオルとドリンクを渡す俺。もちろん「お疲れ様」の言葉と共に爽やかな笑顔を添えて。再び固まる真田。少々悩んだ後恐る恐る受け取ると心配そうにこちらを見た。
「う、うむ。すまない…ところで幸村、今日は具合でも悪いのか?」
…俺の具合が悪い以外にこの状況は理解出来ないようだ。まぁ、いつもパワーSで愛情表現をしていたのが急に変わったから戸惑っているんだろうな。だが見当違いもいいところだ。
あまりに予想通りの様子に笑えてきたので、誤魔化す為普段とは違うやり方でからかってみることにした。
「部活をやっている姿を見れば分かるだろう?具合なんて悪くない。俺が真田に優しくしたら駄目なのか?」
両頬に手を当てると僅かに首を傾け顔を覗き込む俺。赤くなって狼狽える真田。
「そ、そんなことは断じてないが…その…なんだ、ゆき「おっと、もう時間だ。練習再開!」
そしてあっさり真田の言葉を遮る俺。
え?その時点で優しくない?…いや、これも俺の優しさだよ。だって、これ以上会話していたら吹き出しそうだったからね。
まぁ、こんな感じで真田に優しくするデーは終了。
終始普段とは違う種類のからかい方をしてみたが…これはこれでなかなか楽しかったな。
ふふ、真田は本当に俺の期待によく答えてくれるよ。
明日からまた普段通りパワーSでいくから安心するといい。
手始めに真田のロッカーにマンドラゴラの鉢植えを詰めておこう。
俺からのささやかなプレゼントだ(爽)
■私信■
>低速落下。の丸井
>徒然なるままに(仮)の観月くん
>飛び出せ!セーシュン!!の向日くん
>幸せ宅配便。の日吉くん
[mbb.whocares.jp]
手紙をどうぞ。
136 :
幸村精市
2007/02/25 23:47
今日部活帰りに近道をしようと思っていつもの道から1本ずれた道に入っていった。
裏通りなのに、いや、裏通りだからかすれ違う奴はカップルばかり。
なんでこんなに多いんだ…?と疑問に思ったのは一瞬。思い出したよ。
ここの道、通称「カップル通り」と呼ばれていてね、カップルになったら通るという暗黙の了解があるんだ。
俺としたことがすっかり忘れていたよ。…まぁ通ったからって何かあるわけではないんだけれど。
今度マンドラゴラと一緒に歩いてみようかと思ったのは内緒…にしようと思ったが、勢い余って書いてしまったので堂々と宣言しておこう(笑)
ふふ、キミとならいつでもどこでも2人の世界に入れることを証明しに行こうじゃないか。
魅力的なキミのことだ、きっとすれ違う人が全員振り返るだろうね…柄にもなく嫉妬してしまいそうだよ(いつものように窓辺のマンドラゴラへ楽しげに語りかけながらゆっくりと日記を閉じ)
141 :
幸村精市
2007/03/03 22:37
3月3日、今日は言わずと知れた雛祭りだ。
俺の家も妹がいるから毎年雛人形が出される。
まぁ、妹が大きくなるに連れ右大臣・左大臣が消え五人ばやしが消え…とうとう一昨年辺りからお内裏様とお雛様だけになったんだが。
そうそう、俺の母親はお茶目な人でね。妹が出学校へ行く前に「お雛様出しといてね!」と頼んだ日、俺が帰ってきてみると何故か雛人形が出ているであろう部屋の入り口で固まっている妹を発見。
「どうしたんだい?」と妹の肩越しにひょいと部屋の中を覗くと
>お内裏様とお雛様の顔が入れ替わっていた。
さすが俺の母親だと思いました。
もちろんすぐに抗議しにいった妹の手によって数分後には無事元の顔に戻っていたが。
こんな悪戯をするのが大好きな母。
この間の節分ではストッキングを被って鬼役をやってくれた。
…そこ、ストッキングを被った時点で鬼じゃないとか思っても言わないように。
楽しければそれでいいじゃないか。妹は大喜びだったし。
冗談抜きでこれは全て実際にあった話…いや、俺の日記に書いてあることは殆ど事実なんだけれどね。
あまりに本当の事過ぎて時には作り話だと言いたくなるよ。
ふう、いつものことではあるがだいぶ脱線したな。
よし、ここから先は真実【ホントウ】のうそ。の俺から回ってきた2度目のバトン…猫バトン。
今宵も恐怖の夜が始まる…ふふ、これから先を見た奴は俺の猫語を脳裏に焼き付けて眠れなくなればいい(酷)
【猫バトン】
・これが回ってきたら次に書く日記の語尾すべてに「にゃ」「にゃん」「にゃー」等をつけなければならない。
・「な、ぬ」も「にゃ、にゅ」にすること。
・一人称は必ず「我輩」にすること。
・日記の内容自体は普段書くような当たり障りのないもので構わない。
・日記の最後に5人!回す人の名前を記入するのを忘れないこと。
・既にやったことがある人でも回されたら【何度でも】やる事。
この間はゆうのことを書いたから今日はキミの事を書こうか…にゃ。
久しぶりのラブレターがこれかよというツッコミはにゃしでお願いするにゃん。
我輩も好きでこんな言葉遣いをしている訳じゃにゃいにゃ。
いつもと違う口調だけれど、キミへの想いは変わることはにゃいにゃー。
お前馬鹿にしてるんじゃにゃいかって?
ふふ、そんにゃことある訳にゃいだろう?
こんな口調だから誤解されるかもしれにゃいけれど、我輩はいつだってキミのことが愛しくてたまらにゃいにゃ。
それこそ、もう言葉では表せられにゃいほど、キミのことが大好きにゃんだ…にゃ。
ふう、この口調だとどうも決まらにゃいけれど、この気持ちだけは届いて欲しいにゃ。
いつでも、どんにゃときでも愛しいキミへのラブレターを猫語で。
たまには新鮮でいいだろう?…にゃ。
我輩の可愛いマンドラゴラ(にこやかに猫語で窓辺に佇むマンドラゴラへと語りかけ)
…二度目のこのバトンで猫語を極力抑える方法を思いついたにゃ。
文章構成が重要ににゃってくるけど…今度回ってきたら試してみようかにゃ(笑)
俺の所にきた時点でこのバトンは止められる運命にゃー。
ということでアンカー。
150 :
幸村精市
2007/03/07 22:13
世間では卒業式が多く行われていたらしいが俺には関係ないな。
ほら、ここの世界だと永遠の15歳だから(爽)
猫バトンを早く消化させたいと思いつつ、そう毎回毎回猫語だと眠れない奴が増殖しそうな上、きちんとしたラブレターがかけないから今日はお預け。
…そうだな、たまには俺の学校生活でも書いていこうか。
ついこの間学年末テストがあった。
このテストである先生と1つ賭けをした。
この先生はタマネギが嫌いで有名でね、その嫌いなタマネギを克服させてやろうと賭けの話を持ちかけたんだよ。
…え?俺が個人的に食べている姿が見たかったんじゃないかって?
ふふ、嫌だなそんなことあるわけないじゃないか。
指導する立場の人間が好き嫌いしていたら手本にならないだろう?
もちろん簡単に乗ってくれる訳がないけれど、テストという賭けにはもってこいの物が迫っていたんでそれをダシにした。
きっとやる気になると思ってくれたんだろうね。最初渋っていた先生も賭けの内容を提示すると、それなら…と了承してくれた。
条件は俺が学年末テストで平均点を85点以上取ること。
ふふ、甘いな先生…俺の通常の平均点知らずに条件を飲んだだろう?
基本的に85点以上90点未満の平均点が多いから普段通り勉強していればその条件はクリア出来るんだ。
結果はもちろん俺の勝ち。ちなみに平均点は88.3点だったよ。
約束通りオニオンリングを片手に意気揚々と職員室に向かう俺。
俺の学校案外こういうところはオープンでね、先生達とも仲良しだから普通に職員室で食べて下さいと迫ってみた。
最初は渋っていたが約束だから…と嫌そうな顔をしながらも食べてくれた先生。証拠写真もしっかり押さえた。ふふ、抜かりはないよ?
その現場をバッチリ見ていた教頭先生の存在に気付き、「すいません、騒がしくて…」と申し訳なさそうに謝っていたタマネギ嫌いの先生に対して「○○君、もっと食べなさい」と返してくれたお茶目な教頭先生。立海はこんな教師ばかりだよ(笑)
まぁ、学校でもこんな武勇伝を更新中な俺だが、普段の行いが良いから多少無茶をやっても「ほどほどにしておきなさいよ」程度のお咎めしか受けたことが無いな。
普段の素行って大切だよね。
こんな俺様街道まっしぐらな俺だが、いつも一番に考えるのはキミのこと。
ふとした瞬間にいつもキミのことが思い浮かぶんだ。
今何をしているかな、寂しくないかな、元気かな…いつもそんな気持ちでいっぱいになる。
きっとキミはそんなこと思いもせずにのんびり日向ぼっこでもしているのにね。
俺の一方通行なのは分かっているんだ。
それでも想わずにはいられない。
本当に罪な奴だよ、キミは(瞳を和らげるとマンドラゴラの葉を指先でちょんとつつき)
151 :
幸村精市
2007/03/11 00:50
昨日部活へ向かう途中視界の端を誰かが横切った。
何気なしにそちらに視線を移せば可愛い君の姿。
久しぶりに見つけた嬉しさから驚かせないようにそっと近づき手を差し伸べる。
それに気づき慌てて逃げようとする君。
…逃がさないよ?ようやく可愛い君に会えたんだから。
素早く包むように抱き締めると、逃げようと必死にもがく君。
でも、俺に離す気がないと分かると次第に腕の中で大人しくなり、俺の様子を伺うようにチラリと顔を上げる。
そんな可愛らしい君に微笑みかけていると、偶然真田が通りかかり「幸村、何をしている?」と訝しげに声をかけながら近づいてきた。
ふふ、君は小さいから真田の位置からじゃ見えなかったんだろうね。
俺は君を腕の中に捕らえたまま振り返ると真田の背中へと
#君 を 滑 り 込 ま せ た
声にならない悲鳴を上げて必死に制服を脱ごうとする真田。
「何をそんなに焦っているんだい?可愛いカナヘビなのに」
にこやかに真田に問いかけてみたが、それどころではなかったらしい。
そんな悪戯が大好きな将軍、幸村です(爽)
さて、猫バトンをここで一つ消化。黒薔薇の俺からの分。
今宵も恐怖の夜が始まる…。
>【猫バトン】
>・これが回ってきたら次に書く日記の語尾すべてに「にゃ」「にゃん」「にゃー」等をつけなければならない。
>・「な、ぬ」も「にゃ、にゅ」にすること。
>・一人称は必ず「我輩」にすること。
>・日記の内容自体は普段書くような当たり障りのないもので構わない。
>・日記の最後に5人!回す人の名前を記入するのを忘れないこと。
>・既にやったことがある人でも回されたら【何度でも】やる事。
とは言っても内容が…あ、そうだ、今日の部活でたまには気分転換をしたらどうだろうという参謀の提案により、明日の部活は山登り&山菜取りをしに行くにゃ。
もちろんバスにゃんて使わず自力で山までランニング…そして山菜が採れにゃかったら昼飯はにゃしのサバイバルにゃ。
気分転換しつつ基礎練習も出来る…素敵にゃメニューだろう?…おっと、にゃを付け忘れたにゃー。
さて、どうにゃることか…明日が楽しみだにゃん。
■私信■
>╋広ガル視界ハ紅イ海の仁王
>冷吟閑酔の榊さん
>跳び蹴り。の黒羽
>真実【ホントウ】のうそ。の俺
[mbb.whocares.jp]
>黒薔薇華君の俺
>三畳一間の生活の日吉
>幸せ宅配便。の日吉
>飛び出せ!セーシュン!!の向日
[mbb.whocares.jp]
ここまでどうぞ…にゃ(笑)
155 :
幸村精市
2007/03/15 22:22
明日は冷えピタ、なんて言っていた俺だが、一日であの高熱を下げてやった。
伊達に体は鍛えてないな。自己回復力が早い。
まぁ、これは俺の体質にもよるだろうが、昔から高熱が出ても次の日には熱が下がって通常の状態に戻るんだ。
…ただ、高熱だったのに身体を1日しか休ませていないものだからそんなに無理は出来ない。
今日も昨日朝練には行ったが、その後ずっと寝たり、ぼーっとしたりの繰り返しで熱に浮かされふわふわ夢の中を漂っていたような状態だったからか、昨日の日付や曜日と間違えたり、鍵当番は俺じゃなかったか?と妙な事を口走ったりしていた。
身体がもう限界だと訴えているのを「大丈夫、君ならやれるさ!」と笑顔で叱咤して扱き使う俺の性格はどうにかならないものかと常日頃思うんだが、こればかりはどうにもならないらしい。
こんなんだから入院するはめになるんだ俺…。
と、まぁ俺の健気な頑張りは置いといて、今日のよく分からないやりとりを一つ。
昼食時に薬を飲んでいたら、近くにいた女の子達が「え、幸村君薬飲んでる」「幸村君死んじゃう~!」と大げさに心配してくれた。
以前入院していたのもあるし、普段滅多に薬を飲まないのも原因なのかかなり病弱に見られているらしい。
そんな余計な…いや、優しい心配をしてくれた彼女達に微笑みかけながら「…じゃあ俺が死なないように半分貰ってくれる?俺の口移しでよければ。」とリップサービスをしてみた。
キャーと可愛らしい声で悲鳴をあげながらも「もう…やだ幸村君ってば、そんな気無い癖に!」とどこかまんざらでもない様子でその場は引いてくれたよ。
…全く、具合の悪いときくらいそっとしておいてくれ。あれが女の子じゃなくて野郎だったら、本気で苦い薬を流し込んでやるか殴り飛ばす。ほら、俺って女の子には優しいから…それに女の子は下手に扱うと後々面倒くさいしね(酷)
そんな疲労が溜まっただけの1日だったにも関わらず、明日の起床時間は4時20分。…もちろん夕方じゃなくて朝。
俺を殺す気か…?
そろそろ本気で真田が愛の鞭という名の俺の八つ当たりで瀕死になりそうなので、誰か止めてくれ。
…最近全然キミとの時間を割いてあげられなくてすまない。
キミと過ごす時間が何より大切なのに、俺の事情でそれがままならない…きっと寂しい思いをさせてしまっているだろうね。
言葉だけでは真実味がないかもしれないけれど、いつでも、どこにいてもキミの事を忘れたことはないよ。
忘れられるわけがない。
俺の心の大半をキミが独り占めしているんだから。
もう少し、もう少しだけ待ってて?
キミと触れ合う時間がどんなに少なくても俺の気持ちは変わらない。
…大好きだよ、俺の可愛いマンドラゴラ。
175 :
幸村精市
2007/04/01 14:41
昨日あれから暫く起きていたんだが、メールが来なかったので眠れたんだろうね。
かなり心配だったから一安心。
この日記を見たら「そこまで心配しなくてもいいのに!」と言われそうだが、俺は一度気を許した奴にはとことん甘い。
基本的に放任主義だが、変なところで過保護なんでね。
大好きな奴が困っている時、落ち込んでいる時に心配しない奴なんていないさ。
さて、今日から新年度だな。
そんな新年度第一発目の日記は母親の話題だ。
昨日家族でデパートへ買い物に出掛けたんだが、女の人って本当に買い物が長い。
暫く一緒に行動していたんだが、あまりに長かったので俺は別行動することにした。
スポーツショップに足を運び、グリップテープやラケットを見てから、再び母親の元へ戻ろうと洋服の中を縫って歩いていると、何だか辺りが騒がしい。
どうしたのかと思って騒ぎの中心へ足を向けると、そこには白い袋を顔に被り店員や俺の妹にブラウスを引っ張られている母の姿が…。
その様子にさすがの俺も驚いて思わず足を止めてしてしまったが、見ている場合じゃないと我に返り慌てて駆け寄った。
話を聞いてみると、試着したブラウスが脱げなくなったとのこと。
格闘の末、無事脱ぐことが出来たが、母さん…端から見ると取り押さえられている強盗犯みたいだったよ…?
何で脱げなくなるような服を試着したんだと問いかけてみると、「だってお店の人が試着してみろって言うんだもん」とあっけらかんとした様子で返してくれた。
そうか、それじゃ店の人も何も言えないな。
でも、あれはさすがに恥ずかしかった。
あの時は夢中だったが、今思えばどうしてあの時他人の振りをしなかったか不思議なくらいだ。
本当にうちの母親は予想外な事をしてくれるよ。
飽きなくていいが(笑)
エイプリルフールだが、残念ながらこれは本当の話。
嘘だと言えればどんなにいいか…。
そういえば最近可愛いキミのことを話してなかったね。
ちょっとバタバタしていて書きたくても書けなかった…というのが本音だが、決して蔑ろにしている訳じゃない。
今日は久しぶりに時間が取れるから庭で日向ぼっこでもしようか。
大好きなキミと時間を気にせずゆっくり過ごす…なんて贅沢なんだろうね。
何もしなくても、一緒にいるだけで心地良い。
そんな暖かい気持ちで満たしてくれるキミが愛しい。
今まで一緒にいられなかった分、今日はずっと傍にいよう。
俺の可愛いマンドラゴラ(日当たりの良い窓辺で瞳を和らげマンドラゴラに話しかけながら霧吹きで水をやり)
178 :
幸村精市
2007/04/04 22:39
…ハッ、良い度胸だな。この俺に喧嘩を挑もうなんて。
自慢ではないが、喧嘩に負けたことはないよ?
正当技反則技…そんなものは関係ない。
要は勝てればいいんだろう?
喧嘩した回数が少ないのは、喧嘩を売る物好きが滅多にいなかったことと、俺自身喧嘩が好きじゃなくて回避してきたからだ。
もし、喧嘩に発展したとしても基本的に本気を出す前に終わるけどね。
…でも今回のは回避出来なかった。
不意打ちにとっさに反応出来なくてね…喧嘩を売られた次の瞬間には地面が目の前にあったよ。
反撃する隙もなかった。
…え?誰に喧嘩を売られたって?
俺に喧嘩をふっかける物好きなんてアレしか思い当たらないだろう?
>階段のストッパー
あれに躓いて華麗に階段からダイブしたよ。
フフ、もちろん男らしく顔面からいったさ。
まぁ、顔自体は打たなかったんだが左足を負傷した。
捻挫…にしては痛みが強い気がするから、もしかしたらヒビが入ったのかもしれない。
病院には行ってないんで分からないが…。
明日は進級式で、午前で学校は終わるからその後に病院へ行こうと思う。
…休んで行かないのか、なんて素朴な疑問は受け付けないよ?
全く…せっかく新学期が始まろうとしているときになんて失態だ。
暫くテニスは出来そうもないな…見学しながら指示でも飛ばすか。
179 :
幸村精市
2007/04/05 20:39
階段と喧嘩したり色々とバタバタしていたものだから遅れてしまったが、日だまり町お誕生日おめでとう。
俺がこの町にやってきたのは紅葉も全盛期を過ぎた頃…11月だ。
今月で5ヶ月目。思ったより長くいることに驚いた。
最初は町に出る気はなくて、それでも町中の楽しそうな様子に惹かれてふらりと出掛けた日を思い出すよ。
区切りがいいので1つ暴露するが、実は、俺が出てきたのはこの町が初めてだ。
多分ヒヨたま家の中で俺だけ毛色が少し違う。
…まぁ誰をとっても男臭いことには変わりないんだが(笑)
今後も俺以外を出す気はないけれど、違う奴が…しかもそいつも初めて出てきた奴だが…一回だけ顔をだしているから全くないとも言えない。
こんな適当で行き当たりバッタリな俺でも暖かく迎え入れてくれたこの町が大好きだ。
町長さんには本当に感謝している。
いつもご苦労様。これからも暖かい町であるよう、住民としてマナーを守り、みんなが暖かい気持ちで住みやすい町になるよう協力するよ。
この町が笑顔と優しさとマンドラゴラ…おっと、つい俺の願望も出てしまったが、そんな暖かいものでいっぱいになりますように。
おめでとうと、ありがとうの気持ちを添えて。
182 :
幸村精市
2007/04/08 22:44
君があまりに楽しそうに笑うから、見ているだけの俺も思わず微笑んでしまった。
花見がてら出掛けた公園で芝生をはしゃぎながら転げ回る君。
川に手を入れて水の感触を楽しんだり、笹舟を浮かべているだけでは物足りず靴が濡れるのも気にせず川に入っていったね。
その大胆なところも好きだけれど、帰るとき困るから川ではしゃぐ君を抱き上げ靴を脱がせてやる。
靴を脱いだ君はさらに大胆になって洋服が濡れるのも気にせず水遊びに没頭し始めたね。
そんな君の服が水浸しになった頃を見計らって俺の方へ引き寄せた。
「こんなに濡らして…気持ち悪いだろう?ほら、脱いで。」
恥ずかしがる君を、優しい口調で宥めながら丁寧に1枚ずつ君の服を脱がしていき…とうとうシャツ1枚だけ纏った姿になった君。
俺が脱がせたとはいえ、可愛い君がそんな裸同然の姿で外にいる…でも君が悪いんだよ?
濡れるのも気にせず水遊びをするんだから…。
ま、君は何をやっても可愛いですまされるからいいけれどね。
…え?盲目だって?そんなことはない。
>可愛い俺の従兄弟の女の子(三歳)の話なんだから。
可愛いだろう?三歳の女の子がシャツ一枚で川遊び。
きっと、俺の日記を常連で覗いている奴は「またか…」と思っただろうけど、初めて覗いた奴は驚くような内容だったかな。
残念ながら俺はフリーなんでこういう甘いことが出来るのは可愛いマンドラゴラしかいないんだ。
…ん?ああ、もちろん1人遊びですが何か?(爽)
さて、実は今現在こっそり外出中なんだが暇な奴は探してごらん?
多分すぐ分かると思うから(笑)
192 :
幸村精市
2007/04/13 19:23
昨日のレポを書く前に今日の出来事を書いていこうか。最近レポやバトンばかりで日記らしくなかったからね。
年末辺りからずっと何か忘れているような気がしていたんだが、今日赤也のロッカーを見てようやく思い出した。
>年末部室を大掃除していない
まぁ、毎日きちんと整理整頓はしているし部室内はそんなに気になる所がなかったのも原因だと思うが…でも何で赤也のロッカーを見て思い出したのかって?
ああ、重要なことを一つ言い忘れていたね。立海の大掃除は室内の掃除も勿論あるが、それがメインじゃないんだ。
立海大付属中男子テニス部年末恒例行事
>抜き打ちロッカーチェック
これをやらないと年末は締まらない。今年は忙しくて忘れていたけどね。
というわけで、今日急遽抜き打ちチェックをしてみた。
部活前全員を部室に集めこのことを告げると大慌てで自分のロッカーの前へ行き扉を隠そうとする丸井と赤也。
まぁ、何となく予想はついていたのでにこやかに2人に近づくと
「ふふ、そんなに慌てても今更だよ。別にエロ本の1冊や2冊出てきたところで何の文句も言わないから安心しなよ。…それとも俺に見られたらまずいものでもあるのかい?」
と、首根っこをつっかんでロッカーから引き離した。パワーSの俺に逆らおうなんて10年早い。
それでも食い下がって
「じゃあブチョーのロッカーは誰が見るんスか!ブチョーだけやらないなんて不公平っス!!」
なんて可愛い後輩がいうもんだから、それもそうだと最初に真田に俺のロッカーをチェックして貰うことにした。
俺のロッカーに手をかける真田。
その姿を腕を組み背後からガン見する俺。
「…なぁ、幸村。そんなに見られるとやりにくいんだが。」
「気にしないで開けてくれていいよ?ただし何が出てきても後悔しないようにね。」
そんな会話をしながら意を決した真田がロッカーを開ける。
>パーン!
>バターン!!
>「ぬぁああ!!!」
>チロリン♪
クラッカー音と同時に飛び出してくるマンドラゴラ人形(腰ほどの大きさ)に押しつぶされる真田。
それを隠し持っていた携帯の写メにすばやく納める俺。
フフ、予想通りの反応でいっそ清々しい(爽)
どうせ、誰かが俺のロッカーはどうするんだと言い出すだろうと思って仕込んでおいたかいがあったよ。
半泣きになっている真田に出てきたマンドラゴラ人形を押し付けるとロッカーの中身を全部出してやった。
最初の仕掛け以外は至って普通の中身だと証明してから改めて抜き打ちチェック開始。
>真田
さすが、普段口うるさく言っているだけあってきちんと整理整頓されていた。ラブレターの1つでも入っていたら面白かったのに…今度俺が書いて入れておくか。マンドラゴラと共に。これも俺の愛情表現だ。
>柳
柳もきれいに整頓されていたな。ただ…あの日傘はどうかと思う。番傘…まぁ柳らしくていいが。置き傘が日傘というのも柳らしくていいな。
>柳生
特に問題はなかったな。まぁ、柳生は自分で管理できるだろうしチェックの必要はなかったな。
>仁王
仁王も問題ない…と言いたいところだが何だが妙なものがたくさん入っていた。カエルのおもちゃやカツラやなぜか化粧品…まぁ、なんとなく使用用途は分かるが、見えないところにしまっておけと言っておいた。
>丸井
大体予想できると思うがお菓子が大量に出てきた。菓子は持ってくるな…と言いたいところだが、腹が減る気持ちは分からなくもない。せいぜい1、2個にしておけと袋にまとめて返しておいた。
>赤也
お菓子やゲームやおもちゃ…どこに入っていたんだと言いたくなるくらいいろんなものが出てきた。これは確かにロッカーを隠したくなるかもしれないな。問答無用で袋に全部突っ込んでおいた。今度からはばれないように隠しておくんだよ、赤也?
>ジャッカル
ジャッカルも特に問題はなかったな。あまりの綺麗さに何となくマンドラゴラを入れたい衝動に駆られて一鉢入れておいた(爽)
こんなものか…なかなか有意義な時間だったよ。
別に分からないように入っていれば何が入っていても文句は言わないけれど、俺なんかに見つかるようじゃまだまだだな。
フフ、俺みたいにもっと上手に隠してごらん?
なんて、ね。
200 :
幸村精市
2007/04/15 20:48
区切りのこのページには、お世話になっている奴、大好きな奴、この町、町長さん、一期一会でであった奴、可愛いマンドラゴラ…全てひっくるめて俺の大好きなもの全てに感謝するページに宛てたいと思う。
最近は諸事情により結構町に遊びに行っている俺だが、元々は引きこもりがちな俺。
日記が主な活動場所な俺だから、マンドラゴラと二人ぼっちな生活を細々と送るだけだと思っていた。
それでも最初はよかったんだ。好き勝手に書きたいときに日記を書いて、マンドラゴラを愛でて。
そんな俺に日記越しに声をかけてきてくれた奴がいた。
だんだんやりとりをする人数も増えて、俺に話しかけるなんて物好きな奴が多いんだな…と思いつつも嬉しかった。
でも、これって凄いことだと思わないか?
無登録自体初めてでよく分からないが、ここまで繋がりが出来て暖かく迎え入れてくれる所なんて他にはないんじゃないか?と最近よく思う。
名前通り暖かい町と、暖かい人と、それを陰ながら支えてくれている町長さん。
その全てに感謝したい。俺がここにいるのはその人達のおかげだから。
もちろん、一期一会で1回しか会ったことのない奴もいる。
一期一会という言葉は素敵かもしれないけれど、人の出会いの一期一会は寂しい感じがして俺はあまり好きじゃない。
どうせ触れ合うんだから『袖触れ合うのも何かの縁』で、出会ったからにはもっと仲良くしたい。
だからと言ってもちろん俺の気持ちを押し付けるつもりもないし、今までに何人も知り合った奴を見送った。
「引き止めないで根気強く待つ」のが俺なりの道理の通し方だ。
こんな俺は無登録に向いていないのかもしれないけれど、それでもここにいるのは居心地がいいからだ。
何回寂しい思いをしても、繋がりを持ち続けてくれる奴がいる。
大好きだと言ってくれる奴がいる。
支えてくれる大切な奴がいる。
それがここに居座る理由。
日記が主な活動場所なのも、実は繋がりが欲しいからだ。
フフ、誰だよさっきマンドラゴラと二人ぼっちでも平気だなんて言った奴、なんて突っ込まれそうだな。
でも、きっとそれが俺の本音。
俺が本音を語るなんてそう滅多にないから200に相応しい貴重なページだろう?(笑)
こんな俺と繋がりをもってくれる奴、一度でも接触した奴、こんな素敵な暖かい町を作って支えてくれている町長さん…みんな俺の心にたくさんの宝物と暖かさをくれました。
一人ひとりが大切な宝物です。ありがとう。そしてこれからも宜しくお願いします。
…フフ、みんながこれを見てくすぐったい気持ちになればいい(笑)
…あ、言い忘れてた。
200ページおめでとう、俺(笑)
227 :
幸村精市
2007/05/04 09:12
予想外に目が早く覚めてしまった。
愛しいあいつは心穏やかに眠れそうだと言いましたが、俺は逆にソワソワしすぎて眠れない体質らしい。
早く寝たのに夜中に目を覚ましてみたり、早く目が覚めてしまったり…小学生の遠足前夜みたいだな(苦笑)
こんな姿部員には見せられません。いっそのことマンドラゴラのお面でも被って登校してやろうか(真顔)
さて、あくまでさりげなく書いたつもりだったが、そんな俺の重大発表にいち早く気付いた奴が祝ってくれた…というか、むしろ驚かれた(笑)
だろうな。俺も誰かと付き合うなんて夢にも思ってなかった。
マンドラゴラLOVEなんて言ってる奴を好きになってくれる奴なんているわけがないと思ってた。
そこら辺はあいつと似通ってるな。
似た者同士だから惹かれたのか、正反対だから惹かれたのか…。
ただ、少し前から気になって仕方なかったのは事実。
呟きをちらっとみて「ああ、好きな奴がいるんだな」なんて、柄にもなく落ち込んだのも事実。
俺の気持ちは手に取るように分かるが、あいつの気持ちはまだよく解らない。
解らないからこそ面白い。
これから宜しく、俺と同じ顔の漢魂。
公開羞恥プレイ道連れのお礼に、堂々と恋人宣言してやりました。
大好きだ。離してやらないから覚悟しろ?
237 :
幸村精市
2007/05/12 17:45
久しぶりに日にちを空けてしまった。
最近いつの間にか寝ていることが多かったから書けなかったのと、
途中まで書きかけの状態で寝てしまい続きを書く気が無くなったのが原因です。
未だに睡魔には勝てません。
さて、今日は野外活動…簡単に言えば遠足に行ってきた。
これを機に新しいクラスの友達とより仲を深めようという粋な計らいの行事。
スタンプラリーやクラス対抗大縄跳び大会、カレー作り…まぁオーソドックスなことをしてきた訳だが、
カレーの材料を切ろうと張り切って包丁を振り上げれば「それは私がやるから幸村君は出来るの待ってて!」と取り上げられ、
やることがなくなった俺は、余っていたカレー粉と密かに鞄の中に忍ばせておいた豆板醤を持って真田のグループへ。
遊びに来ましたと言わんばかりに暫く滞在、そして出来た頃合いを見計らってこっそり真田の皿にカレー粉と豆板醤を投入。
何くわぬ顔をして自分のグループに戻った数分後、涙目で訳の分からない奇声を発しながら水を求める皇帝の姿がありました。
もちろん記念に携帯の写メで一枚納めておいた(爽)
恨むのなら俺を自由にさせたグループの奴を恨んで下さい。
そんな悪戯大好きな俺、何故か女の子受けが異様にいいらしい。
カメラ片手にやってきては「幸村君、一緒に写真撮って!」「次は私ね!」「私が先だったのに!」と引っ張りだこ。
真田を苛めて楽しんでいる俺のどこがいいんだろうか…と疑問に思いつつ、ちゃっかり写真に入る俺。
基本的に女の子には優しいんです(何)
みんなで俺を崇め奉ればいい…なんてちょっぴり思ってしまった自分大好きな14歳。
…ふう、張り切りすぎたのか、遊びすぎたのか異様に眠い。
少し昼寝でもしようか。
240 :
幸村精市
2007/05/14 21:57
分かってる…分かってるんだ。
このまま見ない振りをしていたら、あの時のようなことになることくらい。
でも、今はまだこのままでいさせてくれ…。
>私信はもう少し待って下さい。
22通の悲劇再びにならない内には返しますが、今はそれ以上に突っ込みたいことがあるから暫しお待ちを。
今日は勘違いをしている奴が多かったので敢えて突っ込んでやる。
朝登校した時に、下駄箱で偶然会った赤也。
「幸村ブチョー!おっはよーございまっす!」
相変わらず元気だな…と微笑ましく思いながら挨拶を返そうと顔を上げると、何故か赤也の視線は俺の足下へ。
「へぇ、ブチョー面白い靴下履いてるんスね。左右柄が違うなんて」
ん?靴下…?
まさか、朝あんなことやそんなことをしていてタイムロスしたから左右間違えたか…?
そんなことを思いながら視線を落としてその原因が分かった。
「フフ、赤也。これはサポーターだよ。この間俺が階段と喧嘩したのはお前も知っているだろう?」
足をプラプラと振ってやれば、驚いた表情を浮かべた赤也。
「ええ!幸村ブチョーまだ足痛かったんスか?!」
予想通りと言えば予想通りの反応だが、そこまで驚かれると腹が立つのは
何 で だ ろ う な ?(拳を握り)
部活で走り回り、いつも通りメニューをこなして真田を弄り倒しているが痛いものは痛いんだよ。
もう一つ。
これは定期的によく言われることだが、「言い回しが上手そう」
今日なんか、同じクラスで比較的仲のいい奴にいわゆる恋愛相談をされていたんだが、
「幸村、どういう風に告白したらオッケーしてくれると思う?幸村そういうの上手そうだし参考までに聞かせてくれよ」
フフ、分かってないな…確かに俺の外見は上手そうに見えるかもしれない。だが、悪いが俺は見かけ倒しだ(キッパリ)
「そう見える」のと「実際そう」なのは違う。
恋愛だって、基本的に俺から告白することなんて滅多にないし、そんなこと聞かれたって困るんだよ。
俺から告白したのは今までに2回だけだ。
…その内1回はつい最近だろう?なんて言えてしまう勇気のある奴は前に出ろ。
言い回しが上手そうに見える見かけ倒しの俺が、マンドラゴラと共に優しい言葉を投げつけてやる(爽)
そんな訳で、思わず突っ込みたくなる勘違いを書き殴ってみました。
いくらパワーSで、笑顔で職権乱用マンドラゴラ乱用している俺とはいえ、
所詮青春真っ盛りの不器用な中学3年生だとここで主張しておく(何)
241 :
幸村精市
2007/05/17 22:25
最近愛しのあいつと一緒に眠ることが多い。
何もせずただ一緒に眠るだけ…とか言いつつ朝の早い俺は結構悪戯して出掛けていくんだが(笑)
早起きは三文の得ってこういうことだな。
そんな俺達…そろそろそういう時期だと思っていたんだ。
毎日抱き締めて眠るだけで満足だった。
でも、それだけじゃ何か足りなかった。
そんな想いが積もりに積もり…とうとう昨夜、事件は起こった。
相手の温もりで包まれた幸せな時間を過ごし、目覚めると
>上半身裸の俺と汗を浮かべパジャマの前をはだけさせたあいつ
え?何が起こった?
確かにパジャマを着て寝たはずなのに…と働かない頭を抱え辺りを見回すと脱ぎ捨てられたパジャマを発見。
>…ご馳走様でした?
なんて考えが一瞬過ぎったが、布団から出ると異様に部屋が暑いことに気付いた。
どうやら暑くて自分で脱いだらしい。
そういえば、以前も夜中に何を思ったのかパジャマを脱いで着直したらしく起きたら表裏が逆だったことがあったな…。
>結論、未遂でした(爽)
これに懲りずに今日も布団に潜り込んでやろうと思います。
また脱いでても気にしないでくれ?(何)
242 :
幸村精市
2007/05/20 01:30
本当に君は毎日飽きずに俺を揺さぶる。
時に穏やかに、時に激しく。
格好も体勢も状況も気にしてくれやしない。
…それでも俺は君に逢いに行かずにはいられないんだ。
君は俺の生活の一部だから切り離す事なんて出来ない。
君がいないと駄目なんだ…。
君に依存しきっている俺だが、一つだけお願いしたいことがある。
眠たい時、縋るものがない時は不意に揺さぶるのを止めてくれないか…?
いくら俺でも踏ん張りきれないんだよ…。
そんな俺の切実な願いなんて聞いてくれない君だって事は分かってる。
きっと君はそんな俺を楽しんでいるんだろうね。
今日もまた、君の容赦ない揺さぶりに堪えきれずに崩れ落ちそうになった。
反射的に目の前のものに縋ろうと手を伸ばし…
>座っている人に覆い被さるように窓に手をついて驚かせてしまった
くそ、電車め…これで2回目じゃないか。
目の前に座っていたお姉さんすまない。無駄な恥をかいてしまった。
乗る電車は滅多に座れない…。
さて、漸く睡魔に打ち勝つことが出来そうだから気合いを入れて私信返し。
私信の多さに案外知り合いが多いんじゃないか…?と勘違いしそうになってしまった。
ただの溜めすぎだって?そんなこと言われなくても分かってる。
◇プチ私信◇
>冷吟閑酔 仁王
本当にやってくれるなんて…!(感激)バトン回答ありがとう。楽しく読ませて貰ったよ。マンドラゴラはやっぱり最高だよね(ご満悦)
>甘えて甘えられてラブラブバカップル 柳生
バトンキャッチありがとう。ああ、こちらこそ仲良くして貰えると嬉しいよ。
>cherry blossom color 越前
俺の日記が楽しみなんて越前君も変わっているな…そんな越前君は是非ともマンドラゴラ愛で隊に(入隊書そっと差し出し/ぇ)
>瞬間百景 天根
バトン回答ありがとう。天根君らしくて思わず微笑んでしまった(笑)祝いの言葉もありがとう。嬉しいよ…ラブなバトンでも何でも大歓迎。じゃんじゃん回してくれて構わない。俺も回すしね。
>メケメ☆ケ 赤也
バトン回答ありがとう。楽しく読ませて貰ったよ。
マンドラゴラは一度はまると抜け出せなくなる保証付きなんだが…残念(笑)
>‡ 一色の想い ‡ 観月
気付くのが少し遅くなったが、お帰り。君の日記をまた見ることが出来て嬉しいよ。
◆私信◆
長くなったものはこちらで
>徒然 観月
>柳暗花明 芥川
>苛められっ子の奮闘日記 赤也
>ああもう。りんご! 不二
>飛び出せ!セーシュン!! 向日
[mbb.whocares.jp]
251 :
幸村精市
2007/05/24 20:25
様々な思惑が交錯する…
シンと静まり返った中で皆が注目するのは俺と君の姿。
息を飲む音、妙に熱い視線…
見られることに何の抵抗もないが
そんなに俺とあいつのラブシーンを見たいのか。
俺を待つように、横になって静かに待つ君。
俺の体温が高いのか、君の体温が低いのか。
ひんやりとした肌の感触を楽しみながらその肢体に指を這わせ
顎を持ち上げると君の唇を奪う。
息なんてさせやしない。
何もかも包み込むような口付けに君の胸ははち切れんばかりに膨らみ、
俺が唇を離すと同時にもっと…と言わんばかりにしぼんでいく。
フフ、せかすなよ。
時間はたっぷりあるだろう?
笑みを浮かべると身体の中心をなぞるように指を滑らせ…
>心臓の上を思いっきり押した
いや、心肺蘇生って結構重労働だな。
毎年この時期になると、放課後各部活の部長を集めて心肺蘇生の手ほどきを受けるんだが、妙に静かな中、注目を浴びて人工呼吸と心臓マッサージをするのは些か気が引けた。
まぁ、「幸村は上手だな。流れがスムーズだ。」と先生に太鼓判を押して貰えたので、可愛い部員が三途の川を渡りそうになったら張り切って引き戻してやろうと思います。
フフ、良かったな。これで安心して俺のメニューや罰ゲームをこなせるぞ、真田?(爽)
そうだ、これを機に罰ゲームもバージョンアップ化を…(何)
252 :
幸村精市
2007/05/25 21:34
ここ最近の日課…あいつのメールを読み返してニヤける。
そんな俺の顔を待ち受けにしたいと言ったあいつは色々手遅れだと思う。
いや、俺も夜中に起きて携帯を確認する辺り十分手遅れなんだけどね(笑)
今更日記で惚気なくてもいいと思うんだが、無性にラブレターが書きたい気分だから書いてやる。
君の存在は、きっと君が思っている以上に俺の中で大きくなっている。
仕草、言葉、表情…どれを取っても全てが愛しい。
ふざけていたり、真面目だったり…君と付き合う前から色んな表情を見てきたけれど、どれも俺の好きな君の姿だ。
どんな君でも、君が君である限りこの気持ちは変わることはない。
色んな君を見ながら一緒に歩んで生きたい。
君に言われて嬉しかったこと、驚いたこと、思わず顔が綻んでしまったこと…全てを宝物として大切にしまっておきたい。
頼られていないと感じているようだけど、それは大きな間違いだ。
君は俺の安眠剤だと言っただろう?
その言葉に嘘偽りはない。
情けないことに君からのメールを見ないと心安らかに眠れないんだよ。
君と付き合いだしてから必ず夜中に目が覚めるのは無意識に君を求めているんだと思う。
君がいないと安心して眠れない…こんな情けない俺を知ったら君は幻滅するかな?
自分自身に少し冷静になれとツッコミたい衝動に駆られることが多々あるよ。
それでも、この気持ちはどうしようもない。
好きだと告げた瞬間から、今まで制御していた気持ちが溢れてしまったんだ。
毎日嬉しいことが山積みで、こんなに幸せでいいんだろうかとふと思う瞬間がある。
愛しい君と一緒にいられる…こんなに幸せなことはないと思う。
付き合うことになったあの日、暫く夢でも見ているんじゃないかと思ってた。
勘違いするな、あいつにとって俺はただの友達だ…と君の日記で俺の名を目にする度に自分を戒める日々を送っていたから余計。
まさか両思いだとは思ってもみなかった。
毎日やりとりを続けるようになって、ようやく「ああ、大好きな奴と付き合ってるんだ」…と実感が湧くようになった。
それくらい大好きでかけがえのない存在なんだ。
…こんなに長々とラブレターを書いたのは初めてだな(笑)
どんなに言葉を並べても君へのこの想いを全て伝えることは出来ない。
それくらい君のことが愛しいんだ。
…書き逃げ上等(何)
262 :
幸村精市
2007/06/12 21:14
今日もいつも通り部室の扉を開けると何だか妙に騒がしい。
何を騒いでいるんだ…と視線をやれば、赤也と丸井が言い争っていた。
「絶対丸井先輩のせいっすよ!」
「いんや、お前だ。こないだのあれのせいだろい?」
俺が来たのに気が付いていないのか、そんな訳の分からないやり取りを繰り返す赤也達。
「何をそんなに騒いでいるんだい?」
後ろからのんびり声をかければ、大げさなくらい肩を揺らして振り返る彼ら。
「は、ハハ…なんでもないっすよ?ねぇ丸井先輩?」
冷や汗を浮かべて取繕うとする赤也に、何かあるなと近付こうとした次の瞬間、
>何か黒いものが丸井に向かって飛んできた
途端に悲鳴をあげて逃げ回る赤也達。
…何となく想像が付いた。黒いあいつにこんなところで会うとは思ってもみなかったよ。
お仕置きは後にするとして、どうにかしないといけないな…と、逃げ回る二人を尻目に思案していると、
「うるさいぞ、部室で何を騒いでいる!」
怒鳴り声と共にタイミングよく現れる真田。
「ああ、真田…丁度よかった。」
にこやかに近付く俺に盛大に眉間に皺を寄せた真田が俺に視線を移す。
そんな真田の状況はスルーして何の説明もせず一言。
>「今すぐ脱げ」
騒々しかった部室が一瞬にして静まり返った。
「な、何を突然…」
と、頬を赤くしてうろたえる真田につかつかと近寄り問答無用で足払いをかけて押し倒す。
あ?言っておくけど別に真田を襲いたかった訳じゃないよ?
倒れた真田の足から靴を剥ぎ取ると、壁を素早く移動していた黒い塊めがけて渾身の力を込めて投げつけた。
真田の靴と共に床へ落下する黒い物体…
>瞬 殺 ☆
さすが俺。
満足気に靴を拾い上げ
「ありがとう、叩くものが無くて困っていたんだ。」
何事も無かったかのように笑顔で返却。
もちろん後始末は赤也と丸井にやって貰ったよ。
ちなみに2人のメニューが増えたのは言うまでもない。
さて、そろそろ私信を返さないといけないな。
バトンにも答えないといけないし…取り合えず今日返せるだけ返すか。久しぶりに時間もあるしね。
269 :
幸村精市
2007/06/23 11:22
一昨日から腹痛と発熱を繰り返している幸村です。気分は波乗り(何)
放っておけば治るだろうと、早退したくせに病院にも行かず自然治癒力に全てを委ねた。
寝る、おかゆを食べる、痛みを誤魔化そうと大声で歌ってみる、妹から「お兄ちゃん元気なのか病人なのか分からないよ。っていうかうるさい」と足蹴にされる、腹巻をしてみる、暑くて窓を開ける、寝る、汗だくで起床、熱は下がった、腹痛はなくならなかった、腹を押さえながらそのまま学校へGO、みんなに「早く帰れ」と言われる、再び発熱、それでも終わらない部長業務、最低限やることやってようやく家へ帰った、まだまだ絶賛腹痛中、晩飯?そんなもの食えるか、風呂に入る、寝る…そして今日の朝。
>結論、奴はそんなに甘くはなかった。
仕方が無いので早朝に病院に行ってきたよ。
ん?何でもっと早く病院に行かなかったのかって?
今回は腹が痛いことを除けばそこまで体がしんどくなかったからだよ。
まぁ、正直に言えばただ単に面倒臭かっただけ(何)
そんなこんなで腹痛とタイマン張って3日目だけど、今日から合宿してくるよ。
え?そんなことしてないで体を休めろって?
フフ、体はこき使ってなんぼだろう?(爽)
なんて、明日には戻ってくるから大丈夫。薬のおかげかだいぶ腹痛も和らいだしね。
今以上に漢になって帰ってきます。探さないで下さい(何)
っと、そうだ。漢魂、回してくれたバトン実はこっそり日記のどこかに回答してあるから探してくれ?
ちょっと前に同じバトンをくれた奴がいたから、いらないページを消しゴムで消して書き直しておいたんだよ(笑)
よし、行ってきます。
270 :
幸村精市
2007/06/25 22:32
雨。
静かに降り続ける雨。
その雨音につられたんだろうか。
ポジティブな俺にしては珍しく感傷的な気分だ。
こんなとき君がいてくれたら、きっと天気なんて気にもならないだろうね。
会いたい、なんて言わないけど。
寂しい、なんて言えないけど。
俺だってたまにはこんな気分にもなる。
フフ、俺もまだまだだな。
もっと強ければいいのに。
いつもみたいに笑顔で隠してしまえればいいのに。
シトシトと降り続ける雨に洗い出されてしまったのか繕うことすら出来ない。
どうしようもないな、俺は。
>来るならもっと堂々と来い、腹痛め。
来そうで来ないこの不安定感をどうにかしてくれ。
腹をさすりつつ話しかける俺を見て何を血迷ったか真田が
「幸村、病院へ行け。腹に赤ん坊がいるのだろう?」
とお約束のボケをかましてくれたので、一体真田は保健体育で何を習ったんだい?俺はどこからどう見ても男だろう?え?と満面の笑みを浮かべ渾身の力を込めて傍にあったボールのぎっしり詰まったボールカゴを投げつけてやりました。
そんなこんなでただいま。
案外元気一杯です。むしろ有り余ってどうしよう(何)
そういえば、昨日久しぶりに悪夢を見たよ。いつもならすぐ飛び起きるのに、昨日は起きずにずっと見ていたな。
そうしたら、俺の性格なのかだんだんお笑い方向へ進んだかと思いきや、いきなり魔法が使えるファンタジーな奴が出てきたり、恐怖の対象だった奴にいきなり求愛されて全長2mくらいの花を貰ったりと、最終的には、怖いんだか怖くないんだかよく分からない夢になった。
あ、怖いというかグロいという方が正しいか。いや、グロい部分は上手に見えないように構成されていたけどね。
書くと多分吐きそうになる奴がいるから割愛。
そんなグロいことをしていた奴と一緒に飯食いに行ったり、プレゼントを貰ったりしていた俺は、そんなことする前にそいつを警察に突き出さないといけないんじゃないかと起きてから突っ込んでみた。
どれだけお人好しなんだ俺(何)
そんな夢(暈しすぎて何が何だか分からないだろうけど)を見たからかは知らないが、今日は何だか厄日だったよ。
罰ゲームをやりすぎて珍しく真田が切れたのを返り討ちにしたらうっかり病院沙汰になってしまったり、丸井が喉に菓子を詰まらせて三途の川を渡りかけたり…おかげで処理に追われて帰宅が通常の2時間半後になってしまった。
鍵当番じゃないのに部室を閉めないといけないってどういうことだ?(何)
おっと、余計なことを書いていたらこんなに長くなってしまった。
仕方が無い、私信は次のページだな。
276 :
幸村精市
2007/07/02 22:55
今日は学校サボって可愛い子(マンドラゴラ)ウォッチングを(花屋で)するつもりだったんだけど、仮病を装い内心意気揚々と帰ろうとしている俺へ参謀が一言。
「精市、そういえば今日テニス部OBとの交流会が無かったか?」
忘 れ て た !
可愛い子ウォッチングはまたの機会になってしまった(舌打ち)
仕方が無いので保健室で療養と言う名のサボりを決行…保険医のおばちゃんと愛を語らってしまった(何)
そんなこんなで、部の代表として大学に乗り込んできたわけだが、何だろう…真田に囲まれている気分だった。
年が数個違うだけでこうも変わるもんだろうか。
ああ、もちろん真田ほどおっさん顔ではなかったけどね(爽/酷)
とまぁ、俺の感想だけ聞けばふざけているが、それはあくまで俺の内心であってそんなこと一ミリも表には出さなかったよ。
俺のポーカーフェイスをなめるなよ?(何)
もちろん部長として真面目に部の現状を報告しあってきたよ。
さすが経験があるだけあって、参考になる意見がたくさん聞けて勉強になった。
俺もまだまだ精進しなければいけないな。
フフ、まずは手始めにメニューの見直しとバツゲームの改良だ(微笑)
ちなみに、帰りは時間があったから歩いて帰ってきた。
駅まで歩いて45分~50分かかると聞いていたが、30分で着いた俺は歩く速度が早いんだろうか。
早く着いたことにも驚いたが、それよりも驚いたのは迷わずに目的地まで到着できたことだ。
地図を見れば全く正反対の方へ進み、駅から店に行こうとすれば、いつの間にか高速道路に到着していた俺が…(実話)成長したな(頷)
さて、と。明日の部活、楽しみにしてろよ?(マンドラゴラ片手にニヤリ)
279 :
幸村精市
2007/07/07 07:07
ラッキー7が並ぶ七夕。
短冊に願い事を綴り、笹に飾る日。
織姫と彦星が『一年ぶりに逢えた幸せをみんなに分けてあげたい』なんて事を思っていれば別だけど、
きっと『そんな事を思う間ももったいない、一緒にいられる今を無駄にしたくない』と思っているに一票。
誰にも邪魔をされたくないから、毎年雲の絨毯で空を覆っているんだろうね。
織姫や彦星が願いを叶えてくれる、なんてそんな都合のいいことあるわけないだろうけど、
毎年短冊に願いを込めて文字を綴る人がいなくならないのは、何かを決意するキッカケになるから。
短冊に願いを書くことで、自分の願望を改めて再確認して決意をより固める。それに向かって努力する。
少なくとも俺は七夕をそんなキッカケの日だと思ってる。
もちろん、純粋に七夕の物語も風習も好きだけどね。
ロマンチストに見えて、実はリアリストな俺。
え?最初からロマンチストなんて思ってないって?
そんなツッコミ上手な君には俺がありったけの愛を込めてマンドラゴラ七夕バージョンを君に向かって砲丸投げだ(爽)
さて、七夕をそんな風に思っている俺の今年の願い事は
#『何でも諦める癖を直す』
自分のことや、迷惑のかからないことはやりたい放題な俺だが、一旦他人が関わってくると途端に制御してしまう。
基本的に我慢強いからな。
自分の欲求があっても、自分の中で押し留めて我慢してしまう。
その内、こんなこと望むこと自体が我儘なんだ、仕方がないと諦めて心の均衡を保つ癖がある。
その想いが俺の気持ち中で重要であればあるほど、思いをぶつけたい奴が大切であればあるほど、その傾向は強くなる。
願ったって今まで培ったものだからそう簡単に治るものでもないけど、努力はしていきたい。
このままだと本当に大切なものを見失いそうだから。
#星に願いを、自分に喝を。
#もっと上を目指せ、天まで届くように。
280 :
幸村精市
2007/07/11 22:43
雨の季節。
今雨が降ってくれなきゃ後々困ることも分かっている。
それでも憂鬱なのには変わりない。
雨自体は嫌いじゃないが、湿気がどうにかならないものか…湿気が多いと髪の毛が鬱陶しい。
いっその事切ってやろうか(本気)
あまりに髪のまとまりが悪かったので、真田に声をかけられた時思わずヤマンバごっこをして遊んでしまったよ。
マンドラゴラを片手に持って振り向きざまに『みぃ~たぁ~なぁ~?』って(何)
そんな鬱々していた俺に「晴れて貰うにはテルテルボウズっすね!」と無邪気に提案する後輩に見習って、ジャッカルを保健室に呼び出した。
何でってもちろんテルテルボウズを作るために決まっているだろう?
保健室の隅に追いつめジャッカルをシーツにくるんではい出来上がり。
ほら、何でも大きい方がいいって言うだろう?(笑顔)
そんなテルテルボウズのお陰か夕方少し晴れ間が覗いていた。
やっぱりジャッカルを選んで正解だったな。
この調子で明日は晴れてくれ。
でないと、毎日部員が一人ずつテルテルボウズになっていってしまう(何)
さて、そろそろ私信を返したいところだが、残念ながら時間がない。
マンドラゴラが餌をくれって煩くてね…フフ、待ってろよ?
今美味しい水を用意してやるからね(笑みを浮かべると日記を閉じて立ち上がり)
282 :
幸村精市
2007/07/14 20:30
予期せぬ告白。
…いや、薄々勘付いてはいた。
俺もそこまで鈍くない。
でも、気付きたくなかった。
気付かない振りをしたかった。
気付いてしまったら。
受け入れてしまったら。
もうそこで終わりだと思ったから。
逢いたくて、豪雨なんて構わず飛び出した。
何度も君に掛け合った。
でも、結局現実を受け入れるしかなかった。
俺の願いは無駄だったんだね。
分かっていた。
分かっていたけど…
>くそ、俺の三連休を返せ!
行く予定だった鹿児島は見事に台風が猛威を奮い、どの交通機関もストップ。
さすがの俺でも自然現象には勝てない。
おかげで今日一日父親と空港に行ったり来たりを繰り返し、結局払い戻しに至ったわけだが…
何も久しぶりの家族旅行の日程を狙ってこなくてもいいんじゃないかい?
そんなに家族団らんの時間を邪魔したいかコンチクショウ(何)
腹いせに某老け顔の副部長を豪雨の中呼び出し、訳も言わずに白い手袋(軍手)を投げつけると同時に殴り飛ばして放置してきてしまったじゃないか(何)
まぁ、そんなわけでバトンや私信はゆっくりと返していこうと思う。
先に行っている母さん達は大丈夫だろうか…。
286 :
幸村精市
2007/07/17 21:22
見ているか、見ていないか分からないけど、訳あって忙しい君へ公開ラブレター。
俺上手い言い回しとか出来ないし、あれで伝わったかどうか疑問だけど、無理に返事をくれなんて言うつもりはないから、取りあえずどれだけ好きか書き殴って照れさせてやろうと目論んでみる(何)
でも、改めて言葉にしようと思うとなかなか出てこないものだな。
この気持ちは無理矢理言葉にするものじゃないし、ましてや自分で作り出すものじゃないからね。
君を見て、君を想って、君に触れて…初めてこの感情が言葉になるんだよ。
俺は基本的に考えるより先に言葉に出してしまうから、どんなに格好つけようと思っても、どんなに気取った言葉を言おうと思っても、時既に遅し(笑)
好きだと思ったら好き。
可愛いと思ったら可愛い。
嬉しいと思ったら嬉しい。
触れたいと思ったら…これは言葉より先に行動だな(笑)
常に感情と口が直結している…これは君が一番よく分かってるんじゃないかな。
こんな風に、君への想いは君と一緒にいて初めて言葉になるものだから、ここで書こうという気にはあまりならない。
惚気はたくさん書くけどね(笑)
君への想いは変わらない。
どれくらい好き?なんて、よく女の子が聞くのを耳にするけど、俺はこれくらい、なんて断言できない。
好きなところがありすぎて、愛しくてたまらなくて、この気持ちに区切りなんてつけられないんだよ。
君が相手だからこんな気持ちになるのであって、君以外に恋愛感情が湧くことはない。
好きな奴はたくさんいるけどね。
それでも、君への『好き』は他の奴の『好き』と違って別格なんだってこと…覚えておいて?
君の『好き』には上も下もない。
比べる対象もいない。
ただ一つの特別な気持ち。
こんな風に想ってるのに、俺が待てない何て言うとでも思った?
待つことに関しては不本意ながらプロフェッショナルだぞ(笑)
…何回も言ってるんだから忘れたとは言わせないよ。
俺が君から離れる時は、君が俺から離れたいと思った時だって。
大体俺に選択権があるのなら、答えはいつも決まってる。
離してやらないから覚悟しろ?
言葉が出てこない、とか書いておきながらこの長さはなんだ!とツッコまれそうだな。
いつでも感情の赴くままに。
その時想ったこと、感じたこと、それがいつでも真実。
ゆっくり待ってるから、落ち着いたら戻っておいで?
愛しい君へ。
291 :
幸村精市
2007/07/26 21:45
本格的に君が恋しくなってきた。
いくら俺が我慢強いと自分で自覚していても、それとこれとはやはり別問題だ。
今まで毎日俺なりに頑張ってきた。
今だって、負けてしまいそうになる俺を見かねたあいつが頑張れと励ましてくれる。
君の優しさは嬉しいけどね。
今まではその君の励ましすらなくてもどうにかやってこれたのに…。
自分が情けないよ。
そろそろ我慢の限界かもしれない。
>人工の風如きにこの俺が誘惑されるなんて…っ(クーラー睨み付け/何)
くそ、もうちょっと根性あると思ったんだけどな。
ちなみに俺を優しく励ましてくれているのは扇風機。
今までその扇風機も使わず、自然の風で何とか誤魔化してきたんだけど、もうそろそろ限界かもしれない。
でもクーラーあまり好きじゃないんだよね。
うーん…もう少し頑張ってみるか。
さて、そんな我慢大会に出れそうなくらい我慢強い俺ですが、外見が儚げに見えるせいか、はたまたしっかりしていそうに見えて案外失態をさらしている(もちろん見た奴の口封じはしているが)せいなのか、ふと何も頼まなくても世話を焼いてくれる奴が多いことに気付いた。
何も頼んでいないのに進んで教室のドアを開けて待っていてくれる同級生。
帰り道、駅まで送ってくれる近所の大学生。
話し込んでいて人とすれ違いざまぶつかりそうになっていた俺をさりげなく引き寄せてくれるクラスメイト。
雨の日、傘も持たずに歩いていた俺に傘を貸してくれた毎朝すれ違うOLのお姉さん。
そうかそうか、みんなそんなに俺の世話が焼きたいか。
思う存分尽くしてくれればいい(何様)
そんな何もしなくても生活できそうな俺は、部室のドアに本物のトカゲを仕込んで部員にドッキリを仕掛けたり、去年買った新しいネットの行方が解らなくなったときに「怒らないから正直に言ってごらん。丸井、お前食べたんだろう?」と真顔で迫ったりする自由気まま振りを発揮しているよ(何)
日々、おもしろ可笑しく使える物は使う主義な幸村です。
俺の本性を知っているのは部員だけ。
見た目と普段の素行って大切だよね(爽)
298 :
幸村精市
2007/08/08 08:00
この痛みはなんだろう。
普段通りに生活しているはずなのに。
何もなかったとは言わない。
この気持ちは以前感じたものと同じだから。
それでも、痛みに耐えながら精一杯急ごうとした。
こんな俺を君が待っていてくれたから。
でも、そんな俺の気持ちをあざ笑うかのように、
俺の足は地面に張り付いたままそこから一歩も動かなかった。
行かなければ君が行ってしまうことは解っている。
でも動けない。
そんな自分に吐き気がした。
滅多に泣かない俺の目に涙がにじんだ。
君がゆっくり遠ざかっていく音を遠くに聞きながら、
最後まで動けなかった。
君が立ち去った後、ようやく少し動いた足を叱咤しながら歩く。
この痛みを押さえ込みながら…。
一歩ずつ、一歩ずつ。
>ねぇ…俺に何か恨みでもあるのかい?階段め(イライラしながら痛む足を冷やし)
そんなわけで、また階段から華麗にダイブしました。
男気溢れる中学三年生です(何)
あまりの痛さに吐き気と目眩を伴い、それでも何とか手すりをつたい、次の電車に倒れ込むように乗り込んだ俺を哀れに思ったのか、一部始終を見ていた車掌さんが次の駅で氷を貰ってきてくれた。
うっかりその優しさに惚れそうになってしまったのはここだけの話(何)
それだけ嬉しかったんだよ。
今現在も絶賛冷やし中…本当に何やってるんですかって話だ。
この間より痛いのは気のせいだと思いたい。
***
と、書き殴ったのが昨日。
そして案の定一歩踏み出す事に激痛が走る為、部活は休むしかなかった。
本当に俺にどんな恨みがあるって言うんだ、階段…常にダイブなんてロックな人生はいらないんだよ(舌打ち)
予想外に時間が出来たので、溜めていた私信やらバトンを片付けていくか。
324 :
幸村精市
2007/08/29 22:14
…確かにここ最近ずっと俺の定位置だったし、君の入る隙はなかったと思う。
俺がいればさすがにベッドにまではやってこなかったから。
よく俺の部屋に入り浸っていたし、自分の部屋のようにくつろいでいたから、部活から帰ってきた時に部屋の電気がついていた時点で何となく予想はしていたけれど。
でも、間違いなくここは俺の部屋で、そこは俺のベッドで…。
そんな可愛い寝顔を見せられたら悪戯したくなるじゃないか。
せっかく俺が気を利かせてこの時間まで部屋を空けてやったって言うのに、未だ俺の傍で無防備に眠っている君。
部屋に来るたびに声はかけてやったし、軽く揺すって起こしてやろうともした。
でも、布団にしがみついて全く離れようとしない…
>もう、いっそのこと油性マジックで落書きしてやろうか(マジック片手に真顔で自室のベッドで眠る妹の背後に忍び寄り/何)
一体いつから寝ているんだか、ここが俺の部屋だと分かっているのか…いや、俺の部屋だって分かってるからこそ寝ているんだろうけど。
せっかく久しぶりにマンドラゴラのことを書こうと思っていたのに、妹の話で1ページ埋まっちゃったじゃないか(何)
今から起こすと多分暫く眠れないし、かといってそのままにしておくと俺が眠るときにベッドから落ちる…どうしたものか。
まぁ、課題でもやりながら様子を見るか(溜息)
どうしても起きなかったら、若の布団に潜りに行くからよろしく(手ヒラヒラ/何)
330 :
幸村精市
2007/09/03 22:28
今年はあまり見ないと思っていたら暑くてバテていただけか。
涼しくなった今頃になって、寝ている間を狙って悪戯しに来るようになったアイツ。
朝起きる度、一つ、また一つと身体に紅い痕が増えていく。
俺に悪戯していくのは構わないんだけど、
ただ一つだけ止めて欲しいことがある。
耳元で囁くのだけは止めてくれないか?
お前に囁かれた日には気になって眠れないんだよ。
それだけ止めてくれたら、好きなとこに好きなだけ悪戯していっていいから…
>その鬱陶しい羽音だけ何とかしてくれないか?(バチン/蚊を叩き潰し/何)
本当に、今頃になって活発に活動している彼ら…いや、血を吸うのはメスだから彼女か。
別にそこまで痒くないから吸ってくれるのは構わないんだけどね、あの「プーン」って音だけ何とかして欲しい。
吸うとこなんざたくさんあるのに何でわざわざ耳元に来るんだ(イライラ)
おかげで紅い痕がたくさん…もういっそのこと全裸になって「本物のキスマークはどれだ?!」とかクイズにしてやりたいくらいだ(どんな)
さて、私信を返そうと思ったけど眠たくなってきたから今日はやめ。
また今度…今日はお休み。
***
若の日記が見たいが為に上げてみる。
俺は、ただ単に悪戯が好きなだけであって可愛くない…はず(何)
…っ!だから待っててくれるとか、そういう行動が俺のツボなんだってば!(ジタバタ)
若のが絶対可愛い。うん。
ちなみに俺から離れる予定はありませんので、心配ご無用。何なら老後まで面倒見てやるぞ?(何)
…なんて、愛故にこっそり私信もどき。
333 :
幸村精市
2007/09/10 20:52
俺が誰かと一緒にいると来ない癖に…
一人になると見計らったかのようにタイミングよくやってくるね。
傍にくる訳でも、遠くから見ている訳でもなく。
ただただ、同じリズムを刻んで。
トン トン トン
僕はここにいるよ。
いつでも側にいるよ。
まるでそんな風に語りかけているみたいで。
俺も君のことは嫌いじゃない。
時に耳を澄ますように。
時に包み込むように。
穏やかだったり、激しかったり。
色んな表情をもった君をこの身で感じたくて。
俺の方から何も持たずに君と触れ合いに行ったこともある。
俺の体温が高いから、時々俺と正反対の君のヒンヤリした感触が恋しくなるんだろうね。
…でも、不意打ちは卑怯だ。
穏やかな君だったらまだ良かったのに…
今日の君はただただ想いをぶつけるように…あんなに激しい、なんて。
>本日は多少艶やかに雨でずぶ濡れな水も滴る良い雨男、幸村がお送りしています(何/タオルでごしごし)
俺が傘を持っているときは降らない癖に、持っていない時はかなりの確率で降るとかどういうことだ?
雨は嫌いじゃないけどね、大粒の雨は困る。
せめて傘を持っているときにしてくれ。
いつもはこういうときの為に置き傘と折り畳み傘を常備しているのに、今日に限ってどっちもないなんて…狙って降っているとしか思えない(空睨み)
俺が傘を持っていない日はかなりの確率で雨が降るのでご用心(何)
さて、気分転換にマンドラゴラのリボンでも換えてやろうか。
そうだな…今日は空に虹が2本もかかっていたし、キミも虹色なんてどうだろう?(机の中から虹色のリボンを取りだし茎に結んでやり)
…うん、やっぱりキミはなんでも良く似合うね(満足げな微笑を浮かべ葉を優しく撫でてやり)
334 :
幸村精市
2007/09/12 21:49
朝練へ行く為に眠気と戦いながら電車を待っている俺の元に一通の電話。
早起きの俺にモーニングコールする物好きな奴は誰だ…?とポケットから無造作に取り出せばディスプレイには『手塚国光』の文字が。
あ?手塚が朝っぱらから俺に何の用だ?と少々眉間に皺を寄せながら「もしもし」と出てやれば「プープー…」と機械音。
おい、手塚。朝っぱらから俺に電話をかけておいてその態度はないんじゃないか?と思わず携帯を握り潰しそうになったが、あの手塚の事だ。きっと鞄の中に入れっぱなしになっていてたまたま俺の携帯にかかってしまったんだろう…と思い直し携帯をポケットにしまった。
…が、俺は手塚を甘く見ていたようだ。奴がそれだけで引き下がる訳がなかった。
暫くして今度はメールが届いた。
今度は誰だよ…と取りだしてみれば『手塚国光』の文字。
…ちょっと待て。さっきのは偶然じゃなかったのか?
訝しげに携帯のディスプレイを見ながらメールを開くとさらに訳の分からない文章が書かれていた。
>『お前、俺の知らない男と一緒に電車に乗っていただろう?誰だアイツは。』
……おいコラ手塚、何でこの俺が平日のクソ忙しい時に東京から朝帰りをしなきゃならないんだ?え?
真面目に眠い中部活に行っている俺がバカみたいじゃないか。
ちなみに電話を貰った時も、メールを貰ったときも、俺は 1 人 で電車に乗っていた。
さらに言うならお前のその台詞…彼氏というか嫁入り前の娘を心配する父親みたいだぞ?(真顔)
いくら老け顔…げふんごふん、大人っぽい顔立ちだからと言って俺はお前の息子になった覚えはない(どキッパリ)
そんな朝帰り騒動(ただの手塚の勘違い)があった今日は、向日の誕生日だったな。
向日、誕生日おめでとう!
個人的に祝ってやりたいのはセーシュンの向日と、漢魂の向日くらいか?
お祝いはそうだな…マンドラゴラ印の納豆なんてどうだろう?(にこやかにマンドラゴラのイラストが描かれた怪しげな納豆を差し出し/いらない)
味は保証するよ?…真田が(ぇ)
…まぁ、冗談はこれくらいにして、この町の全ての向日が幸せな日を過ごせるといいな。
後数時間しかないけど、目一杯誕生日を満喫してくれ?
347 :
幸村精市
2007/09/30 22:44
大好きな人の事だけを考えて…
その人の為だけに時間を使う。
今日はそんな一日だった。
何が好きなのか、どういう物を好んで使っているのか。
そんなことを考えながら雨の中色んな店を見て回った。
面倒臭がりな俺だけど、好きな人のこととなると話は別だ。
俺にとって、とても大切な人だから。
どれだけでも時間を使ってあげたい。
大切な人の為に使う時間って凄く楽しいんだ。
あれこれ見て回ってようやく決めたものを包んで貰う。
時計を見れば3時間経っていた。
もともと1人で色んな物を見て回るのは好きだし、楽しかったからあっという間だったな。
…え?誰宛てのプレゼントだって?
>そんなの俺の母親に決まってる(ドーン/NOTマザコン)
結局好みなんて大体しか分からないから、俺が貰って嬉しい物を買ったんだけどね。
要らなかったら俺が使うから返してくれ?と言いながら渡すつもりだけど、あの人のことだ。
例え10円の飴玉でも喜んでくれるだろうな(笑)
気持ちが籠もってれば何でも嬉しいって思う人だから。
プレゼントってやっぱり気持ちが大切だよね。
金を渡して「好きな物買って」って言うのは楽だし、下手な物買って不評を買うことはないけど、俺はプレゼント代わりの金は好きじゃない。
どんな大金でも全然嬉しくない。
祝う気持ちはあるんだろうけど、物をプレゼントしたときに比べて気持ちが全然籠もってないみたいだ。
物だったら、それを選ぶ間、今回の俺みたいに「何が好きかな?どんな物だと喜ぶかな?」って多かれ少なかれ自分の時間を裂いて相手のことを考えながら選ぶだろう?
例えおもしろ半分で変な物を選んだとしても、「あいつどんな反応するかな」くらいは思うはずだ。
俺はプレゼントの中身より、その『考えてくれた時間』が嬉しい人間なんでね。勿論欲しい物だったら嬉しいけど、気持ちの方が大事。
…なんて、こんなこと書くとそんな柄にもなく綺麗事並べてんじゃねぇ!とか思われるだろうか(笑)
いいじゃないか、たまにはこういう内容の日記だって。
俺の日記だから好き勝手書いてたって構わないだろう?
部員をシゴき倒した…いや、可愛がった内容があれば、大好きな若のことを惚気た内容もある。
もちろんマンドラゴラがいかに魅力的なのか綴る日もね。
今日は真面目に思いを綴りたい気分。
まぁ、雨のせいだってことにしておいてよ(笑)
352 :
幸村精市
2007/10/05 22:28
ついこの間まで暑かったのに急に涼しくなったな…この調子だと秋をすっ飛ばして冬になりそうだ。
秋の夜って色々考えたくなるのは俺だけだろうか。
涼しい風と、心地よい虫の声。
毎年、この時期になると取り留めもないことをよく考えるな。
次の日には何を考えていたのか全く覚えてないんだけどね(笑)
でも、自分を見つめ直す事の出来るこの時間は結構好きだ。
黙って傍に居てくれるキミもいるし、ね。
キミは、俺のプラスの部分とマイナスの部分を一番多く見てきたんじゃないかな。
マイナスの部分はなかなかさらせなくて、1人で悶々とすることが多いんだけど、どうしてかな…キミには素直に吐き出せるんだ。
きっと何も言わずに寄り添ってくれるキミだから、肩の力が抜けるんだろうね。
まぁ、大体一晩寝れば忘れることが殆どだし、そう大したことでもないんだけど…それでも助けられている部分は多い。
フフ、キミは「またか…」ってうんざりしてるかもしれないけどね。
それでも、文句一つ言わずにずっと付き合ってくれる…そんなキミにいつも感謝しているんだよ?
傍にいてくれてありがとう。
これからも迷惑かけ続けると思うけど、まぁ、俺に目をつけられたのが運の尽きだと思って諦めてくれ?
その代わり、俺はキミをずっと大切にする。
え?今のままで十分だって?
俺の愛情に上限は無いから、こんなものまだまだ序の口だよ。
最近構ってやってなかったから少し拗ねているのかもしれないな。
フフ、そんなキミも可愛いけど…やっぱりキミはそっぽを向いているより、正面をしっかり見据えて凛としている方がよく似合う。
そうだろう?
俺の大事なマンドラゴラ…(大事そうに鉢を抱え)
…とまぁ、久しぶりに俺のマンドラゴラに対する思いを書き殴ってみた訳だが、マンドラゴラ相手だとどうしても俺の一方通行&空回りチックになるな(笑)
もともと1人上手が売りですので全く問題ありませんが(何)
秋の夜長に、久しぶりのラブレターをキミへ。
363 :
幸村精市
2007/11/07 22:14
今まで何も言わずに快く受け入れてくれた君が。
かつてこんなに俺を拒んだことがあっただろうか。
時々は渋々の部分もあったかもしれない。
それでも、今回みたいに俺のことを完全には拒まなかったのに…。
君に甘えすぎていたのかな。
当たり前のように、いつも両手を広げて俺を迎え入れてくれていた君に安心して少しふざけすぎたのかもしれない。
何も言わずに俺の欲求を満たしてくれていた君が、酷く重い存在に変わってしまった。
…それでも俺は君を求めずにはいられないんだ。
俺にとって君は無くてはならない生活の一部分だから。
どれだけ君が俺を拒もうとも、俺は君の元へ行くのを諦めない。
そう、諦めきれない理由がある。
だって俺を急に拒みだした君は、俺にとって大切なものを隠しているんだから。
>いい加減大人しく開いてくれよ、コンチクショウ(トイレのドアをパワーSで蹴り飛ばし/逆効果)
そんな訳で、つい先日からトイレのドアの開きが悪くなった。
…あ?俺が蹴ったせいじゃないのかって?
フフ、そんなことあるわけないじゃないか。俺がドアを蹴り始めたのは開かなくなってからなんだから(爽)
まぁ、原因ははっきりしたんだけどね。
先日俺の父親がどんな状況かは知らないが、トイレで転けて肋骨を2本折ったから、その時にドアに体当たりしたんだろうな。
…肋骨2本骨折とか、本当にどんな転け方をしたんだって話だよね。しかもトイレで。
俺の豊かな想像力を駆使しても、どんな状況か思い浮かばなかったよ…まぁ、そんな父親にどんなにツッコもうと思っても、階段から落ちて2度靱帯損傷した俺は何も言えないんだけど(黙)
そんなトイレのドアの話。
367 :
幸村精市
2007/11/18 14:51
昼頃ようやく起き出してご飯を食べようと台所へ向かった。白い暖簾をくぐるとそこには完全防備でうどんを食べている母親がいた。
「どこかに行ってきたの?」
と、尋ねる前に
「精市、そんな格好で寒くないの?」
と、聞かれた。
…え?俺の格好?と、首を傾げながら改めて母親の格好と自分の格好を比べてみた。
#俺:長袖一枚・ジーパン・裸足
#母親:帽子・マフラー・セーター・ジャンバー・ズボン・靴下・レッグウォーマー
見事なまでに初秋VS真冬
俺も薄着だったのは認めるけど、家の中でその格好はないだろう母さん…と思わずツッコんでしまった。
「犬の散歩に行って帰ってきたんだけど、さっき帽子脱いだら頭が寒かったのよ。髪の毛がない人は大変よねぇ。」
そんな呑気な答えが返ってきた。
髪の毛がない人は大変だそうですけど、そこのところどうですかジャッカル桑原君(何)
ちなみに俺の昼ご飯はレトルトカレーだったんだけど、「中辛しかなかったけど辛くない?」とお子様扱いされた上、一口食われた。
いや、確かにうちは『カレー=甘口』の方程式が出来ているからいいんだけどね。
フフ、辛いのは得意じゃないけどさすがに中辛くらい食えるさ。
そんな色々と気温差溢れる話を書き殴っている最中に、昨日は俺の部屋になかったものが視界に入ったから、一旦手を止めて近くに行って何気なく手に取ってみた。
……………。
…………………………。
#…何で俺の部屋の本棚の前に妹のパンツが置いてあるんだろう。
思春期真っ盛りな男の部屋に置き去りにしていいものじゃないだろう?
いや、さすがに妹のパンツを見たって何も思わないけどさ。
フフ、ちょっとしょっぱい気分になったよ…(パンツ片手に遠い目)
これはこっそり戻しておこう。
…こっそりとか言うと俺が自分で持ち込んだみたいで嫌だけど、俺にそんな趣味はない(キッパリ)
…さて、パンツも戻してきたしここで私信返し。
もちろんスルー可。
◇プチ私信◇
>ZEROから開くNext Gate 宍戸
この間は集会に来てくれてありがとう。時間の都合上あまり話せなかったけど、今度ゆっくり話せるといいな(手振り)
>くろこ 仁王
この間は集会に来てくれてありがとう。久しぶりに話せて嬉しかったよ。また今度ゆっくり話そうね(微笑)
>ひだまり 菊丸
集会に来てくれてありがとう&この間は遊んでくれてありがとう。久しぶりにゆっくり話せて楽しかったよ。
毛根は大丈夫だったかい?(何)また告白合戦しような(手振り)
>ピンサエ
集会参加&遊んでくれてありがとう。また気が向いたら惚気をこっそり聞かせてくれ?(笑)
>メケメ☆ケ 真田
この間は集会にきてくれてありがとう。からかい倒して悪かったね(頭ポスポス)また今度ゆっくり話そうな(手振り)
>ちょ、おまっ! 伊武
この間は初めましてにも関わらず集会に来てくれてありがとう。実は一方的に知っていたから、伊武と話せて嬉しかったよ。
また、帰ってきたら遊んでやってくれ?(微笑)
◆私信◆
>ぽかぽかオレンジメール 千石
>愛及屋烏' 赤也
>パーソナルスペース 跡部
[mbb.whocares.jp]
>時リョ
[mbb.whocares.jp]
ここまでどうぞ
372 :
幸村精市
2007/11/25 00:58
行楽日和な今日はミステリーツアー…もとい、
『部長と某水族館に行こう!~行き当たりバッタリ覚悟で思ったことは即実行☆~』
を決行。
メンバーは俺・仁王・丸井・赤也の計4人。
本当は真田も来る予定だったんだが、家庭の用事で来れないとドタキャンされた。
弄り倒す予定だったのに惜しいことをした(チッ)
電車に揺られること約2時間の所に今回の目的地があった為、駅に集合して電車に乗り込んだ。
俺と仁王はともかく赤也達が黙っているはずがなく、電車の中で窓の外を流れる景色を見ながら思いつくままに実況中継して騒ぐ赤也と丸井。内容は、あの工場は巨大ロボに変身するんだとか、黄色の電車にはレモン好きの人しか乗れないとかくだらないものばかりだったが、そんな赤也達の会話を聞いていると、ああ、俺達中学生なんだな…と何故か微笑ましい気持ちになった(何)
そんな微笑ましくも騒がしい最中、隣に座っていた仁王が不意に俺の手を握ってきた。
「…何?」
「いや、俺らが手を繋いでたら周りの奴らがどう反応するか興味があってな。今日1日ちょっと協力して。」
…何が悲しくて仁王と手を繋いで水族館デートに繰り出さなければならないんだ?どうせ繋ぐなら若とが良いに決まってる…と思いつつ、普段は気まぐれな分、一度決めたら滅多なことが無い限り自分の意見を曲げない仁王の性格を知っている俺は半分諦めモードで了承。初っ端から余計な体力は使いたくなかったしね。仁王の繋ぎ方がさりげないからか、赤也も丸井も全く気にしてない…というかむしろ実況中継に夢中で気付いていない。繋ぐと言うよりは俺の手をおもちゃにしていたと言った方がいいような気がするが…フフ、どんなに手を弄ったってパワーSにはなれないよ、仁王(何)
そんな妙な展開になりつつも比較的平和に目的地へ到着。男4人で水族館なんて滅多にない組み合わせだからか、もしくは俺と仁王が手を繋いでいるからか、はたまた俺の鞄に可愛い可愛いマンドラゴラが入っていたからか、妙に注目されているような気がしたけど、そんなことは気にせず館内を散策。面白い生物がたくさんいて面白かったよ。植物も好きだけど海の生き物も好きだな。フフ、明日は焼き魚だ(食う気満々)
一通り見て回ってから、水族館の近くを散策してみると妙に長い階段を発見。見つけてしまったものは、行かないといけないだろうと、ひたすら階段を登っていった。山の斜面のような所だったから下手な神社より長かったな。まぁ、いつも俺が扱き倒しているレギュラー陣だし、息を切らすヤツなんかいなかったけどね。もしも、あれくらいで息切れなんかしていればメニューを増やす(鬼)
階段を全て登りきってみれば、だだっ広い公園になっていた。ベンチもあるし少し休憩していこうか…なんて、お茶を取りだし休憩。疲れなんて微塵も感じさせない赤也と丸井は遊具で大はしゃぎしているし、仁王は1人海の方を眺めてたそがれていた。俺はと言えば、お茶を飲みながら大きな木を凝視。
「…あの木登れそうじゃないか?」
「あ?どれ、幸村君。」
「ほら、あの大きな木。」
「んあ?お、ホントだ。登れそうッスね!」
「よし、せっかくだし登ろうか。」
そんな会話をした後腕まくりをして木登りを始めた俺達。どんなに大人っぽく見えたって、所詮中学生(笑)
せっかく登ったので、傍観していた仁王に記念撮影して貰った。フフ、高くて眺めが良かったよ。
身長と同じくらいの高さくらいまで登ったんだけど、何となく飛び降りられそうだったので飛び降りた。
着地は無事成功。お前足怪我したの忘れたのか?!と突っ込まれたけど、結果オーライだったから問題ない(爽)
一体何をしに行ったんだって言われそうだが、俺はやりたいことしかやらない(キッパリ)
思い立ったが吉日って言うだろう?木に登りたかったから登った。ただそれだけだよ。
着の身着のままに行動するのが俺だからね(笑顔)
そんな感じで好き放題して帰ってきた訳だが、ついでに夕飯も食って行こうという話になって、適当な店に入った。
中学生が外食なんて…って?フフ、そこら辺は大丈夫。事前に晩ご飯食べて来なさいってお金渡されたからね。
さすがに無断で外食なんてしないよ。
せっかく食べてこいって貰ったお金だし、食わなきゃ損だ!と言わんばかりに注文する俺達。各2人前ずつペロッと平らげてやったよ。
育ち盛りだからそれくらい軽いもんだ。
まぁ、こんな感じで適当な行き当たりバッタリだったミステリーツアー。
まさか手を繋いだり木に登るとは思ってもいなかったけどな(笑)
フフ、楽しかったね…キミとの思い出がまた1つ増えて嬉しい。
また一緒に行こうね(目を細めてマンドラゴラの葉をつつき)
373 :
幸村精市
2007/11/27 22:38
昨日から兆しはあった。
ただ、厄日かと言うくらい色々あったから気にならなかっただけなんだ。
忘れた頃に俺の元にやってくる君。
出来れば二度と会いたくない…そう思っているのに。
まるで「ワスレナイデ」と訴えるように。
いつでも急にやってくる。
今日だってそうだ。
俺が目覚めた瞬間、君はすぐ傍にいた。
会いたくなかった俺は気付かない振りをしたんだ。
…でも無駄な努力だった。
俺から離れる気配を見せずに、自己主張する君を無視し続ける訳にも行かず起きあがり…
>トイレに駆け込んだ(腹痛)
くそ、起き抜けに痛くなるなんて酷いじゃないか。
学校に行くから身支度をしなければいけないのに、腹痛でそれどころじゃなく、トイレとベッドを往復すること45分。
ようやく脂汗が引いた後、大急ぎで支度をして家を飛び出した。
所要時間15分。
人間やれば出来るもんなんだな。
…あ?そこまで頑張らずに休めばいいじゃないかって?
そうしたかったのは山々だが、今日はどうしても外せない用事があってね…フ、俺がいないと困るなんて困ったちゃんが多い部活だ(違)
そんなこんなで絶不調のまま学校に行って授業を受け、腹痛がぶり返すこともなく昼食になった。
軽くゲホゴホ言いながら給食は少なくしてくれないか?と配膳していた女子に頼めば、「幸村君具合が悪いの?」ではなく、「幸村君小食なの?」と返ってきた。
いやいや、ツッコミどころはそこじゃないだろう…と反対にツッコミたくなったが、まぁいい。女の子には優しいんです(何)
再び痛くなるんじゃないかと冷や冷やしていたんだが、どうやら取り越し苦労だったようで無事帰宅することが出来た。
明日は早起きデー。いや、毎日早起きデーみたいなもんだけどね(肩竦め)
4時20分…早起きに慣れた俺でも早いと感じる唯一の日。
フフ、冬の鍵当番なんて真田に押しつけてしまいたいよ(遠い目)
さて、起きれないといけないし今日は少し早く寝るか…お休み。
383 :
幸村精市
2007/12/23 19:49
昨日のことは寝たらスッキリした。いや、寝たって言ってもあれから3時間くらいしか寝てないけどね(笑)
答えが出ないことをいくら考えたって仕方ない。
何が大切かなんて分からないけど、感じるままでいいじゃないか。
色んな感情があった方が人間らしくていい。
フフ、俺が無茶をやらかした時のフォローは任せたぞ、
>さ な だ ☆(笑顔)
さて、話は変わって珍しく家族全員が揃った今日、クリスマスパーティをしようと言う話になって妹がケーキを作っていた。
俺だけ何もしないのもどうかと思い、「俺も何か手伝おうか?」と声を掛けながら台所を覗けば、夕ご飯を作っている母親の隣で一生懸命ケーキを作っている可愛い妹が振り返り、
>「お兄ちゃんは何もしなくていいよ。後片づけが大変になるから。」
さすが俺の妹、キッパリ言い切りやがった(爆笑)
確かに今まで普通の人はとても真似できないような神業(?)で、過程はつるの恩返しの如く「見たらい け な い ぞ (ハート)」状態だったのは認めるけど(何)
でも、そこまで言い切らなくてもいいんじゃないかい?料理なんて、過程がどうであれ最終的に美味しければ問題ないだろう?(真顔)
まぁ、そんな訳で追い払われた俺は仕方がなく部屋の掃除をすることにした。
最近忙しかったからか、改めて部屋を眺めたら台風にでも遭ったのかと思うほど散らかっていた。
これだけ盛大に散らかっているといっそ清々しい(頷き)
どこから手をつけようか迷いつつ、取りあえず大事なマンドラゴラをベランダに避難させてから棚の上の物を全て床にひっくり返した。
『やらない時もやる時も徹底的に』がモットーです。
まぁ、徹底的にやろうとし過ぎていつも途中で飽きるんだけどね(さらり)
そんなこんなで、掃除をしていれば不意に聞こえるノック音。
「あ?何?」
ドア越しに応えれば開いた扉から顔を出したのは父親。
「おい、暗くなって来たけどいれなくていいのか?アレ」
そう言いながらベランダを指さした。
訝しげな表情でベランダの方に顔を向ければいつの間にか暗くなっていた外と、冷たい風の吹く中ベランダに放置されたマンドラゴラが…っ!
慌てて冷たくなりかけていたマンドラゴラをベランダから救出。
…気付いて良かった。それにしても、いつもは全てに置いて無頓着な癖してよく気付いたな、父さん(笑)
そんな事件もありつつ何とか部屋の掃除を終えれば、丁度夕飯が出来上がったから食べにおいでと母親に言われて階下へ降りて行った。
台所の扉を開ければクリスマスのBGMがかかり、机の上には天使のキャンドルが灯されていた。
何となく優雅な気分になって、談笑をしながら夕飯を食べていたらどこからか愉快な音楽が…BGMがいつの間にかどこかの民族音楽になっていた(爆笑)
「ねぇ…さっきまでクリスマスの音楽だったのに何か違わない?」
「ああ、民族音楽みたいだよね。」
「えーおかしいな…世界のクリスマスってCDのはずなのに。」
「ま、ラテンじゃないだけマシじゃない?」
「ああ、ラテンだったら踊りながら食いたくなるしな。」
クリスマスにはラテンを聞いて踊り食い…どんな家庭だ(笑)
フフ、どんなに雰囲気作りをしても所詮俺の家族、笑いは絶えることがありません。
そういえば、今年は異様にクリスマスプレゼントを貰ったな…数の多さに思わず記念写真を撮ってしまった(何)
俺の周りには幸せを運んでくれるサンタがたくさんいるらしい。
みんなも素敵なクリスマスが過ごせますように。
少し早いけどメリークリスマス。
386 :
幸村精市
2007/12/29 22:38
今でも君の姿を見ると心臓が高鳴る。
一歩一歩近付くたびに、手に汗がにじむくらい緊張して。
触れた瞬間、鼓動が一番速くなる。
近付きたくないのに。
この感覚はもう忘れてしまいたいのに。
そんな俺の気持ちなんて君には通用しなくて。
『もう離さない』とでも言うように俺を拘束するように腕の中に閉じこめる。
逃げ出したいのに逃げられない。
落ち着け、大丈夫だ…そう何度も自分に言い聞かせて。
数度深呼吸して気持ちを落ち着けた後、
覚悟を決めて君の腕を握りしめギュッと目を瞑った。
>……ッ!やっぱり無理!!(絶叫マシンの上でジタバタ/危険)
いくら俺が神の子だろうが、マンドラゴラを愛していようが、苦手な物くらいある。
あの落ちる感覚が苦手で極力避けてきたはずなのに、珍しく家族ぐるみで遊園地に出かけたばかりに半強制的に乗るハメになった。
別に乗れと言われれば乗れなくはないんだが、嫌いなものは嫌いだ(キパ)
逆に観覧車は頂上で立って歩いたり移動したりするのは平気。お化け屋敷も最初から最後まで爆笑出来るくらい平気。
でも、ヤツ(絶叫系)だけは無理。
俺はいつでも地に足をつけて生きていきたい(何)
まぁ、それ以外は夜景も綺麗だったし楽しかったんだけどね。
さて、面倒臭いけど年賀状をいい加減書かないとな…(真っ白な年賀状の束を眺め溜息)
392 :
幸村精市
2008/01/04 22:10
気が付けば11月のまま放置されていた予定表…所詮どうでもいいことにはマメじゃない俺に毎月変えるなんて無理だったんだ。
部屋のカレンダーさえ11月の中旬まで9月のままだったしな。
12月のカレンダーを捲ったのなんか12月30日。後2日!(ドーン)
放置しすぎだろう、俺。
そんな訳で、宝物置き場に変更。これなら管理できる、はず?(聞くな)
正月の挨拶回りも終わって、家で珍しくゴロゴロしていたら
「精市、アンタ今日暇でしょう?お母さん仕事始めで今日帰ってくるの遅くなるから晩ご飯作っといて」
と、母親からメールが入った。
暇だけど…俺に料理なんてさせていいのかい?(嬉)
久しぶりに俺に白羽の矢が立って、ウキウキしながら台所へ。
いつも蚊帳の外に追いやられる俺…でも今年はひと味違うところを見せてやらないとね(鼻歌混じりに腕まくり)
俺だって今までのことで学習しているさ。
◆俺流料理の心得◆
その1 包丁は振り下ろさない
その2 野菜は四等分より細かく切る
その3 皮を剥くときは中身を残す
その4 調味料は後から入れる
その5 マンドラゴラは入れない
#完 璧 ☆(親指ぐっ)
料理の心得を繰り返してから調理開始。
今回は順調に完成しそうだったから、ニンジンやリンゴを型でくり抜いて遊んでみたり、ウサギリンゴに挑戦してみたり…。
フフ、さすが俺…美術が得意科目なだけある(自分の作品に満足げ)
いつもみたいにワイルドに盛りつけるのも男の料理らしくていいけど、今回は可愛く盛りつけてみた。
仕事から帰ってきた父親が
「お、今日は誰が作ったんだ?可愛いな」
とウキウキした様子で尋ねるものだから、
「ん?俺だけど?」
とにこやかに答えてやれば一瞬動きが止まった俺の父親。
フフ、残念だったね…妹じゃなくて。
まぁ、今までだって過程は『鶴の恩返し』状態だったけど、最終的には食べられるものになっているのはその身をもって体験済みだろう?
そんな自分に正直な父親を労って、特別大サービスで俺直々に口に詰め込んでやりました。
勿論美味いと言わせましたが何か?
そんな年始めクッキング。
フフ、今年も楽しい1年になりそうだ。
393 :
幸村精市
2008/01/06 21:48
今まで生きてきた中で初めて言われた。
何気ない言葉だけど…嬉しくて。
大好きな人の言葉だから余計。
今までそんなこと言ってくれる人なんていなかったから。
確かに今までの俺を見ていれば、誰も言わないと思うけど。
言われてこんなに嬉しいとは思ってもみなかった。
今更冗談でした、なんて言わせない。
取り消してなんてやらない。
俺をこんなに喜ばせておいて逃げられると思うなよ…?
>フフ、この俺に弁当を作って欲しいなんて命知らずな…おっと違った、嬉しいこと言ってくれるね、若(満面の笑み)
何気なしにふった夕飯作りの話題から、まさかそっちに発展するとは思ってもみなかったよ(笑)
本当に予想外の言動をしてくれる…指は入れないように頑張るから任せておけ(親指ぐっ)
おにぎりの中身は異空間でした…なんて、ロシアンルーレットをする気もないから安心してくれ?(何)
……マンドラゴラも入れないように、する(後ろに植木鉢隠し/何)
お弁当か…やっぱりここは和食だろうか。
…ん?そうやって考えられる程のレパートリーを持っているのかって?
フフ、今までの俺を見ていれば分かるだろう?
リンゴの芯が綺麗に残る皮むき…四等分に切られた豪快なカレーの具材…
ハッキリ言って持ち合わせいません(キパ)
ただ言ってみたかっただけ。
まぁ、取りあえず食べ物は入れておきます、とだけ言っておこう。
フフ、最初から期待して現実に吃驚するより、初めから胃薬覚悟しておいて現実にホッとする方がいいだろう?(爽)
優しい俺の配慮だよ。
いい彼氏を持って良かったな、若(何)
そんな訳で、その内弁当作りに挑戦する予定。
こうご期待(笑)