スレ一覧
794.寿司好きのシェパードとかき氷の森(保存)
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87 :と/り/な/ん(実/況)
2015/11/06(金) 06:41

目次
NEXT is ...>>500

#eたoいhちeょoうh(軍パロ、人間関係>>167)
仕事と恋人(>>4)戦果(>>6)異動(>>11)もどかしい(>>16)キ輩ヨ(>>17)進むべき道(>>18)葉書(>>20)真夜中の孤独(>>21)軍人の休暇(>>24-27,>>29,>>33)整備(>>42)昇進秘話(>>45)軍人映画(>>51)救急法(>>54)書類仕事(>>55,59)滑走路(>>67)ダイエット講座(>>77,76)あだ名(>>79)警衛(>>92)射撃検定(>>116)煙草(>>117)見送り(>>124)牛乳(>>129)クリスマスバイキング(>>138)ジュースジャンケン(>>139)ジュージャン2(>>155)定年(>>164)スポーツ選手(>>165)ジュージャン3(>>168)ア虻ブ(>>169,177)全自動プレス機(>>170)体験搭乗(>>181)ジュージャン4(>>183,191)楽天的(>>188)Pあ-しP(>>192,198)一般人(>>196)き大っく将んとジュージャン(>>197,252)3.11(>>201)災害派遣(>>209,231,214)早朝(>>216)プロテイン(>>229,251)野戦特科(>>238)バドミントン(>>241)資格(>>248,249)守破離(>>255)プリンアイス(>>285)蚊バトル(>>286)水虫(>>290)無線(>>301)蚊バトル2(>>303)アイス(>>306,322,343)トンボ(>>309)ポ/ケ/モ/ン(>>311)ぎょうてん(>>312)アザ(>>314)ゴム印(>>324)女子レスリング(>>340)蕎麦(>>359)親孝行(>>368)のしのし(>>372)ボケ(>>373)痴情のもつれ(>>376)生死とミス(>>377)食欲(>>387)アイスジャンケン(>>394)パンツ(>>392)許容範囲(>>402)ベンチプレス(>>414,415)海外(>>425)レスリング(>>462)雑談集(>>493)

#eたoまhねeぎoh(日常あるいは飯の話)
ボーリング(>>75)ビーフシチュー(>>84,405)狩り(>>114)風邪(>>127)すき焼き(>>147,146)クッキー(>>265)ライブ(>>283,348,349)寝台特急(>>382)キラキラ(>>385)駆け抜ける(>>404)ファイナル(>>457)

#とヘりイなホんー(日常話)
食べ放題(>>7)デート(>>13)寝癖(>>31)上司(>>34)遊園地(>>39,38)食べあわせ(>>52)恋愛心理バトン(>>57,56)特権(>>125)女子力(>>136)移り気(>>137)風邪アピール(>>144)年末コメント(>>149)リフレッシュ(>>161)隣人(>>182)がっかり寿司(>>186)電話(>>237,242,304)先輩(>>245,247,450,472)ミントン(>>295)海(>>307,321)時計(>>316)ジャズ(>>379)一年前(>>383)明けました(>>409)交遊関係(>>411)ワンナイト人狼(>>412)目(>>418)リア充(>>419)金曜日飲み(>>434)鶏堀(>>438)ピース(>>442)来世(>>452,482)カンマ(>>455)CoND(>>458,459,468)そ/げ/部(>>461)豹変(>>467)俺の銃(>>470)夕暮れ(>>479)締めの挨拶(>>499)

#ス1ナ時7ザメとミ引ン肉チ(日常話)
無限(>>12)タイトルの由来(>>14)抜粋(>>30)時報(>>111)待ちぼうけ(>>152)アイスと甥っ子(>>156)キャラクターと姪っ子(>>204)オーケストラ(>>223)文明的(>>224)洗濯(>>233)誤解(>>335)スクワット(>>380)恋(>>449)エイプリルフール(>>480)

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4 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/08/19(水) 23:07

軍パロ注意。

射撃とか、戦場とか。何てことなく行っている俺は心が死んでいるのかもしれない。不安になってあ般ろ若まに聞いてみたら「お前は立派に人間してるよジジイ」と言われた。
毎日ぼんやりと戦って何となく生き残って。お前は何のために軍人になったんだって言われたらそりゃ金が欲しいからだ。……ぶっちゃけすぎた。国を守るとか高尚なもんはないけど、俺の好奇心を満たせるかと思ったんだよ。
俺に大事な人が居たらとか思う。「行かないで!」とか言ってくれる人が居たら、俺は戦場に行くのを止めたんだろうか。またあ般ろ若まに聞いてみると「そんなこと言われたら、お前はソイツを切り捨てるだろうな。絶対に」と言われた。
「何でそんなことが分かるんだよ」
「だって考えてみろよ。お前、自分のやりたいこと邪魔されたら怒るだろ」
「……まあ」
「お前はそんなぼんやりしてても一応軍人だし、一応やるべきことだと思ってる戦いを阻まれたらお前はもう軍人じゃなくなる」
「軍人じゃなくなる?」
「お前が軍人であるために。お前がeたoいhちeょoうhであるために、お前は戦い続けてるんだ」
「そんな格好いいこと言われても」
「仕事と恋人どっちが大事かって言われて仕事取るクソ野郎ってことだよハゲ」

今日も今日で、俺は小銃を担いで戦場へ行く。朝食堂で偶然あ般ろ若まと会えたら「行ってこい、ハゲ」と言ってくれる。タタンと撃って、尻の痛くなる車に乗って帰ると「今日も生きて帰ったか」とあ般ろ若まが出迎えてくれる。
別にあ般ろ若まは恋人じゃねえけど。
大事な人ではあるかもしれない。

6 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/08/21(金) 21:50

軍パロ。

今日の戦果。
C地区にて二人用掩体構築の一つを担当。完成後直ちに歩哨へと交替。休憩後、俺も歩哨へと回る。俺の勤務中は敵の接近は無し。情報科の話によると、少し怪しい動きがあるらしいので接近に注意されたし。
疲れた……隊長らしい仕事してねえな。こういうのは新参兵のF顎Bがやる仕事だろ。でも金曜だし、明日は休み……だったか?休みだったらプリンでも食って昼寝しよう。


あとき堕っ天く使んにポッキー貰った。

7 :と/り/な/ん(実/況)
2015/08/22(土) 23:13

ほ堀りが甘いもん食べに行きたいっていうんで、スイーツ食べ放題に行ってきた。んで、夜は焼肉食べ放題だよ。なんだそりゃ。別に好きだからいーけどよぉ。
俺達もそろそろ年なんだから、バカ食いとかしてっとビール腹になるとおもうんだよな。そこんとこ、分かってるのか?実際おっさんって言われるようになると食べ放題とか若々しいこと出来なくなるし。いや、まだ大丈夫だ。おっさんじゃなくてお兄さんだろ。
そもそも男二人でスイーツって何?ホモなの?死ぬの?店員に生温い目で見られたぞオイ。パンケーキとか取ったらちっさい子供にガン見されたぞ。
はー……またお見合い募集生とかすっか……。

×××

なんか潜ってみたら下の方に沢山実/況/者の日記があった。読もう。
俺流行りに疎いからさっぱりだわ~。

11 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/08/26(水) 07:13

軍もの。

このシーズンは異動が多い。
ここはそこそこ戦闘が多いし、普通科の俺が呼ばれるなんてねえかなと思ってたんだが、俺も上司から呼ばれて異動を言い渡された。噂によると前線になりつつあるところ。「行けるか?」と言われて断れる筈もなく「はい、喜んで」と答えた。
廊下に出て、ため息をついた。
何が嫌かって、今の仲間と離れることだ。あ軍ろ医まとかき大っく将んとか、F顎Bとか。出会いもあれば別れもある。そりゃあ新しいとこでもやってけるっちゃやってけるんだろうけど、俺の同志はアイツらだなって思うんだ。

憂鬱になりながらあ軍ろ医まの居る医務室へ顔を出した。
「なんだそんな浮かない顔して」と言って出迎えたあ軍ろ医まは憂鬱な俺とは反対に、何だか機嫌が良さそうだった。異動になった旨を伝える。
「残念だな」
「……ああ」
「俺はそんな悲しくねえけど」
随分冷たい奴だと軽く睨むと、向こうはニヤニヤして紙を渡してきた。
「……あ軍ろ医ま中将、転属?」
何度読み返しても、文章は同じで。その転属先は俺と同じ場所だった。書類は何枚かあるようで、めくると同じくF顎Bとき大っく将んの転属書もあった。
「不思議な偶然もあるもんだなー」
棒読みの言葉は白々しく響いた。理由を聞こうと口を開いたが、聞くのも馬鹿馬鹿しくなって止める。何はともあれ、また同じ面子でやっていけるんだ。口には出さないがこれほど嬉しいことは無い。
「………」
「何だ?」
「いーや、なんでも」
あ軍ろ医まは珍しく毒の無い笑顔でにこりと微笑んだ。

12 :ミ引ン肉チ(実/況)
2015/08/29(土) 22:55

ス1ナ7ザ時メ君と寿司食べ放題に行ってきたよ。
初め10分は「うまい!無限に食べられる!」とか言ってたのに、顔がどんどん死んでいくス1ナ7ザ時メ君が中々面白かった。
それなのに最後の最後で酒盗チーズを頼んだバカ野郎だったね。そんなス1ナ7ザ時メ君も可愛かったわ。

13 :と先りな生ん(実/況)
2015/08/30(日) 22:53

ほ堀りと遊びに行くことにした。
「デートだな」ってにこやかに言ってみたら「は?」って顔された。殴ってやろうかと思ったけど、ほ堀りらしい顔だから許した。
朝早く目が覚めたから朝の街を二人で徘徊した。何処もかしこも空いてて、っつーか店すらまだ全然開いてなくて、ほ堀りとどーでもいい話しながらぶらぶらと当てもなく歩いた。そのうち映画でも見るかってなってチケットを買う。そうするとまた時間まで暇になるわけでぶらぶらした。
「ココナッツミルクが飲みたい」とほ堀りが言い出したから、タイ料理屋に入って飯を食った。お互い辛いのが苦手なのに辛いもん食って。まあ向こうはデザートにココナッツミルクが出てご満悦だったようだけど。俺はココナッツミルクはそんなに好きじゃねえの。そういや、映画見るときもココナッツミルクスムージーが売ってて買ってたな。しかも買ったくせに飲みながら「なんか違う」とか言ってやがったし。
「……何処行く?」
「猫カフェかな」
「ほ堀りって犬好きじゃなかったっけ」
「癒されるのなら何でも好きだけど」
「俺も好きだよ」
「……な、何が」
「何動揺してんだ馬鹿。この流れで癒される動物以外ねえだろ」

14 :ス1ナ7ザ時メ(実/況)
2015/09/01(火) 07:43

暇だしタイトルの由来でも話しちゃおうかな。
ス1ナ7ザ時メさん便乗大好きって前にも言ったと思うんだけど、その時皆日記の話してたのね。だからス1ナ7ザ時メさんも作るって言ったんだけど、やっぱりタイトルなんてさっと思い付くものじゃないじゃないですか。だから、皆に聞いて単語を出してもらったんだよ。
「寿司」
「かき氷」
「シェパード」
「森」
だったね、あからさまだね。
そんな単純な理由。
その時に居たのはテ寺ラゾ蔵ーさんとpにoゃeんzさんとと鳥りっ神ぴぃさんだったっけ?三日坊主かと思いきや、何だかんだ日記も半月は続いたもんで。友達もミ引ン肉チ君位しか居ないし、ただの独り語りになるけど、これからもよろしくね。

16 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/09/02(水) 23:01

根も葉もない適当な話。

き大っく将んとえ新ふ参び兵ーがもどかしい。
ようやくくっついたらしいと思ったら、もだもだしてるらしいし。
そもそも二人がくっついたのも周りが茶化して押しまくったからで。

「たいちょーう、デートしてきました!」
「おう。で、どうだった?」
「えっと……」
「うん」
「手、繋いで……」
「繋いで?」
「……ハグ、しちゃいました」
「それだけ?」
「それだけ」
「……まあ、そんなもんか」

「って訳らしいんだけど、あ軍ろ医まどう思う」
「いや、き大っく将んヘタレすぎでしょ!」
「そーかぁ?」
「だってどっちもあのデブからだったんでしょ?男なら気合入れてガッとヤッちまえよ!」
「ヤるってのはその」
「初デートでそこまでは無理だわ俺」

「……ガッとヤッちまえばいいんじゃねえの?」
「えーでもさでもさぁ!一回キスとかしたら俺止められる自信ねえよ!?」
「そこは序盤なんだから我慢するべきじゃね?」
「止まらねえよ俺は!」
「暴走機関車き大っく将んかよ」

17 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/09/04(金) 22:14

食堂でえ新ふ参び兵ーと飯食ってたら、チャラそうな奴が親しげに話し掛けてきた。どうやら、俺たちの異動先にはソイツの親しいヤツが居るらしく、よろしくと言っといてくれという話だった。
ソイツはえ新ふ参び兵ーの元同僚らしく、キ輩ヨというらしい。
「隊長も俺と一緒なら何度か会ってるでしょ」と言われて首を傾げたら「いい加減顔と名前覚えろよ!」と怒られた。しかし、顔を会わせたことがあるにしろ、あんな馴れ馴れしく俺に話し掛けてくるヤツは中々居ないと思う。
キ輩ヨの親しい人の名前、何だっけ……。

18 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/09/06(日) 22:53

軍もの。

俺がまだ新参兵だった頃の話だ。
同じ部隊の上官(と言っても一期上の一士。されど一期上、位が一つ上なだけで恐ろしい格差が生まれる)と同じ部屋になった。初めは怖い先輩かと思いきや、意外とジョークも通じるし良い先輩だった。
ある休みの日。俺は部屋で昼寝していた。ふと意識が上がってきてうっすら目を開けると、先輩が部屋で誰かと電話していた。「何言ってんだ?」いつもと同じ冷静な声でも空気に怒気が感じられて、俺は思わずまた目を閉じた。
「俺は幹部になんてならねえからな」と話す声はどうやら親宛てらしく、ああそういえばこの人の親は准尉とかだっけと鳥頭ながらも思い出す。彼は淡々と転職について話していて、理論的に親を論破していた。俺は彼が電話を切っても寝たふりをしていた。
そのまま俺はとろとろと微睡んで寝ちまったんだけど、微睡みながら俺は軍に入るのが嫌な人も居るんだなと再認識した。当然っちゃ当然なんだけど、俺は何となく入って楽しんでる人間だから気付かなかった。
俺は俺自身が決めた道だから、どんなに辛かろうと何も文句はねえし受け入れられる。けど、その人は親の敷いたレールを走らされて、親とぶつかってる。
同情なんてしたら可哀想だと思ったけど、夢の中でくらいバレねえだろうと思って。
どうか彼が望むべき道を作れますようにと。
俺は祈った。

オチ?
ソイツは俺が隊長になる前に辞めたよ。

20 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/09/13(日) 21:38

軍もの。

思い出したように葉書を書いた。絵葉書を買って、残暑見舞いと書いて輸送科の郵送ポストに突っ込む。
宛先は遠くの部隊のかつての戦友。もう死んでるかもしれねえし、届く保障もない。昔は頻繁に連絡を取り合ってたような気がするんだが、忙しくていつの間にか連絡を取らなくなっていた。
あ軍ろ医まに言わせると「自然の摂理」らしいけど、自然の摂理で終わらせられるほど俺は流されやすい人間じゃねえ。苦楽を共にして命を預けあった仲間、そうそう忘れられる訳がない 。
返事、来ると良いんだけど。

21 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/09/14(月) 22:43

ちょっと怖いかもしれない昔話。

暗い中、真夜中。耳が煩いほどに静かな夜。
俺がまだ新参兵で、歩哨をやっていた時のことだ。

歩哨ってのは大体二人一組で、片足を組んで見張りをする。首はなるべく動かさず、視線だけでボソボソと警戒地域の名前を呟く。もちろんお互い会話なんて無し。年食って階級が上がってたらもっと手を抜く方法なんていくらでもあっただろうが、新人の俺たちにそんな余裕は無かった。
しばらく経つとボソボソと呟く声も言葉にならなくなってきて、ゲシュタルト崩壊が始まってくる。自分が何を喋っているのか、何を見ているのか分からなくなってくる。頭は回ってねえけど、体は機械的に動いてる。そんな状態で、俺も俺のバディも歩哨をやっていた。

突然、俺のバディが動いた。俺は敵が来たのだと一気に頭が覚醒したんだがどうも違うらしい。バディは自分のナイフを抜き、そして自分に刺そうとした。……した、って過去形なのは俺が止めたからだ。敵にバレる危険は勿論あったけど、それより仲間の命のが優先だし。
バディの銃とナイフを奪って、身動き取れなくしてから有線で外哨長に連絡をする。すぐに交代要員が来て俺達は後方待機場に戻ったが、俺のバディはそのまま衛生科の人と共に居なくなった。
俺はちょっと話を聞かれて後は普通に休憩してた。俺のバディはその後数ヵ月戦場で見ることは無かった。多分、入院してたんだろう。

真夜中の孤独は人を狂わせるって話。

29 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/09/24(木) 19:34

休暇四日目。

朝起きるのは休暇でない時も日課であるので、苦痛ではない。あ軍ろ医まのところに行くのが新たな日課だと思えば良いのである。それに退屈を一人で過ごすよりも、あ軍ろ医まと一緒に居る方がよっぽど楽しい。
普段は用が済んだら追い出されるのが常なんだが、今日は追い出されなかった。と言っても特に何か話したいこともやりたいこともあるわけではなく(というか向こうは仕事中だ)、ただ黙って同じ空間に居るだけ。あ軍ろ医まは書類を書いたり、たまに来る患者の診察をしたりする。俺は備え付けのベッドで寝転がって図書室で借りてきた本を読む。動きと言ったら患者が来たらカーテンを閉めて隠れる位か。あー、あ軍ろ医まにコーヒーを淹れてやったりする甲斐性はある、俺が飲みたかっただけなんだけど。
昼休みになったら、き大っく将んが遊びに来た。何か用があったわけじゃなくて、ただ騒ぎに来ただけらしい。三人で食堂に昼飯を食いに行く。食ってる間、なんか寂しいなとか思ってたんだが食い終わったあとに気がついた。え新ふ参び兵ーが居ねえの。
「え新ふ参び兵ーは」と言ったら「今日は演習で山の中だよーん」とき大っく将んから返ってきた。
山だったら数日は帰ってこない。し、帰ってきたら帰ってきたで臭い(野営に風呂なんて高尚なもんあるわけがない)から一日は会いたくねえ。
……というか、え新ふ参び兵ーが野営ってことは、本来だったら俺も行く予定だったんじゃねえか!肝心の時に居ねえ隊長とか使えねえ隊長だ。

30 :ス1ナ7ザ時メ(実/況)
2015/09/26(土) 00:56

休暇五日目。

俺「全部嘘っぱちだもん、半分くらい」

テ寺ラゾ蔵ー「ス1ナ7ザ時メとと先りな生ん合わせよう」
俺「とりザメ?」
テ寺ラゾ蔵ー「えおザメのから揚げ?」

テ寺ラゾ蔵ー「いつ脱出できるの?忍者村からの脱出」

テ寺ラゾ蔵ー「うわーん、トイレ。うわーん、トイレ」
pにoゃeんz「テ寺ラゾ蔵ーと違ってそれどころではない」

俺「乱入ってどうやんの?」
テ寺ラゾ蔵ー「乱入クエストだよ」

×××

うわ、日付越えてる!これ昨日の分の日記ってことで!
pにoゃeんz「なんか日記始めたばっかの子供みたい」
テ寺ラゾ蔵ー「律儀だな!」

×××

テ寺ラゾ蔵ーさんに唆されたので、手紙?っていうのを設置することにしました!
テ寺ラゾ蔵ー「またそうやって人のせいにして」
友達の居ないス1ナ7ザ時メさんに救いの手を!
皆さんのお手紙、待ってます!

×××

俺「これさ、全部俺が自演して一人ツッコミしてるみたいだね」
テ寺ラゾ蔵ー「(上の文章見て)これ小説の後書きみたいだね」

俺「俺凄い悪い子だ!」
テ寺ラゾ蔵ー「中学生の台詞みたい」
pにoゃeんz「『ヤバいよ、俺三時間も起きてるわー』」

31 :と/り/な/ん(実/況)
2015/09/26(土) 23:39

休暇六日目。

び/く/ぞ/ーに言われたから書く。
何でここの日記って恋人の話ばっかなの?俺も欲しいんだけど。ふざけないで。
続きはWebで。
び/く/ぞ/ー「続きはチャンネルで!」
と/り/な/ん「俺チャンネル無いんだけど」
S/i/n「チャンネル無いの人かー」

×××

髪の毛切りに行った。いつも通ってる(正確には通ってた)ところに半年ぶり位に行ってみた。
そこは漫画が沢山あってさ、髪切ってもらってる間に読めんだよな。昔は髪染めてたからさぁ、何冊もそこそこ読めたわけ。でもさー、今回は髪切るだけだし。全然読めねえの。俺元々髪の毛短いし時間掛かんないし。寂しい。
でもまあ、なんだ。折角だしワックスとか付けてもらってかっこよくしてもらったんだよ。俺もモテるかなって……うるせーよ!
そこまではいい。でも今日普通に休日だし、やることねえんだよ。やることって言ってもお菓子買う程度でさ。ちょっと買い物して家戻って、暇だから生放送とかするだろ。そしたら夕方だし眠くなってきたんだ。昼寝もいいかってソファで寝てたんだけど、俺が寝てる間にほ堀りが家に勝手に上がって来たんだよ。俺の家のことなんだと思ってるのって感じなんだけど、そこはとりあえず置いといて。起きた時には俺の買ったお菓子を食ってた。ひでえ。
「この髪どう?」
「寝癖ひどいよ」
「寝癖じゃない、ワックス!」
「寝癖だって」
鏡を見てみると、さっきまでは綺麗に整ってた髪型がソファに寝転がってたせいで確かに寝癖のように立っていた。悲しい。

×××

び/く/ぞ/ーのチョーシが悪いらしい。イカの話じゃないぞ。
元気になったらS/i/nと一緒にまた遊ぶか。って毎回別れの度に言ってる。笑えるのが意外とそのスパンは短いってこと。

×××

暇すぎて死にそう。

33 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/09/28(月) 22:54

休暇明け。
あ軍ろ医まに「体の調子はどうだ」と聞かれ「よく分からん」と返すのもこれで何回目か。戦場に居なければ確かめようが無いが、戦場に居ると悪化するこの負のサイクル。肉体的なものだけでなく、精神的な何かも有るのではないだろうか。そう疑問に思ったが、あ軍ろ医まの治療は相変わらず俺にはよく分からなかったので口を挟むことは出来なかった。
今日から任務に復帰した訳なんだが、丁度今日俺達の部隊が演習から帰ってきた。から、車の整備とか部屋の整備とかそんなんばっかだった。え新ふ参び兵ーは臭えし、偽装網も天幕も何もかもが汚いし、もうアレだった。

あー今日はスーパームーンか。色々適当なこと言ってやろうかと思ったけど、今日は妙に忙しかったからまた今度。

34 :と/り/な/ん(実/況)
2015/09/29(火) 22:09

酒と言ったらワイン。そんな俺。
飲み会の場で上司から「なんで大人になったらビールがうまいか知ってるか?」と何回も言われた。そう、酔った野郎は絡み酒というスキルを覚えてこの上なくめんどくさい。下っぱの俺は愛想笑いを振り撒いて焼酎をちびちび飲んだフリをするだけ。ほ/りは可哀想なことに一発芸として何曲も歌わされて(既に一発じゃない件)ビブラートって何?説明してよ!と上司から言われている。
実は適当な定食屋で夕方にほ/りと二人で飯を食っている。にも関わらず、酒の力ってのはすげえもんで意外とつまみが腹に入った。酒が入るとやっぱフライドポテトがうまいよなぁ、なんて話をしていると「枝豆でしょ、まだまだだなー」なんて茶々を入れられ。会社の飲み会ってのはめんどくさいよな。
タダ飯食えるのなら話は除く。
……つまり、そういうことだ。タダ飯最高。飲み会万歳。

×××

そうそうそう。
そりゃ気になる人(恋愛的な意味じゃねえ)はいるけどさ、積極的に話しかけるには勇気が足りねえよな。消極的、みんなそう。だから最近コソコソしてんの。

38 :と先りな生ん(実/況)
2015/10/02(金) 20:30

ひと夏面子で遊園地に行った。その2。
午後。
「脱出ゲームのやつ行きたい」という俺の提案に3/雲が興味持ってくれて行くことになった。すげえ面白かったけど、序盤でやられてすぐゲームオーバー。
そして、俺の一番の楽しみ。
お化け屋敷。
ス/ナ/ザ/メが「ス/ナ/ザ/メさん怖いのやだ!絶叫系も嫌だけど、怖いのはもっとやだ!」と駄々を捏ねているのを無視して入った。とは言え、11人で入ると全然怖くねえから4人ずつで入ることにした。俺はお/ち/ゃ/な/い/と、桃/+、あ/の/ポ/ンと一緒に。
「わー怖えー、すげえ怖えよ!」
「と/り/な/ん先生棒読みですよ。全然説得力無いんですけど」
「そういう桃/+さんは一番後ろでいいんですか」
「やです、あ/の/ポ/ンさん替わって」
「俺も嫌だよ!」
ペンライトを持つ俺が先頭で、桃/+、あ/の/ポ/ン、お/ち/ゃ/な/い/との順番で歩いてた。俺はホラゲー感覚で色々観察しながら歩いてたんだけど、途中で飽きて後ろと交代。
あ/の/ポ/ン、桃/+、お/ち/ゃ/な/い/と、俺の順番。後ろから見てると桃/+がすげえ面白いの。部屋入る度にキョロキョロするし、変なステップ踏むし。最後に出口が見えた時なんか「ヤッター!!」って言ってスキップダッシュで出口に向かったからな。別グループのは/た/さ/こにも「桃/+さんテンションヤバい」って言われてたし。何が一番怖かったか?「俺がバイトしてた時、幽霊役にオカマがいたんですよね」という桃/+の台詞が一番ぞっとした。思わず尻を押さえちまったよな。
他にも色々あったけど、メインはこんなもんだから割愛。たまには大勢で出掛けんのも悪くねえな。
ああ、は/た/さ/こは結局午前中に逃げたジェットコースターに午後乗ってたな。笑顔の3/雲とと/も/ゆ/きに挟まれて。

39 :と先りな生ん(実/況)
2015/10/03(土) 20:27

ひと夏(昼)面子で遊園地に行った。企画者は3/雲。
その1。

正直俺は絶叫系はあんまり得意じゃねえんだ。正確に言うと、フリーフォールが苦手。でもフリーフォールとジェットコースターは切っても切り離せんものだから、絶叫系はあんまり得意じゃねえってわけ。しかしながら、ひと夏面子が全員行くってのに俺だけ行かんってのもおかしな話だよな。遊園地のウリが絶叫系だとしても、それ以外にも楽しむもんがあるし俺のお目当てはそれだったから、行くことにした。……既に絶叫系にビビっていたというのは否定できねえ。
前日になって、mo/to/k/unの仕事が猛烈に忙しくなったとかで残念ながらドタキャンになった。「と/り/な/ん先生、僕の遺志を継いでください!」と言われて遊園地の割引チケットを渡された。ひと夏面子全員集合って話はなんだったんだ!
で、まあ。行ったんだが。一週間前からピンポイントで雨の予想がされてたから、中止になるんじゃねえかとう不安だったんだわ。朝は小雨っぽいのが降ってたんだが、到着する頃(3/雲とと/も/ゆ/きが車出してくれた)には晴れてていい天気だった。思わずお/ち/ゃ/な/い/ととハイタッチしちまった。
基本的に車を出した二人が先頭に立って色々とここ行きたいあれしたいだとか言って歩いてた。最初に行ったのはジェットコースター。座席が回転?するヤツらしい。桃/+は昔この遊園地でバイトしてたらしくて「これが一番怖いって言うお客さんが多かったですね~」とか言ってた。初っぱなに一番怖いの持ってくるのかよ!黙って並んでたら、ス/ナ/ザ/メが話し掛けてきて「俺も怖いの苦手なんですよ、一緒に頑張りましょう」と励まされた。
感想。何が何だか分からないうちに終わった。内臓を掻き回されるっつう感想はこのことを言うんだなと思い知った。ガッチリ上半身も固定されてたにも関わらず尻とか浮いてたし、左右に振り回されてもう訳が分からなかった。
次、ジェットコースター。「次も行くのか……」とあ/の/ポ/ンが呟いてたら「午前中はジェットコースター全制覇にしましょう」とと/も/ゆ/きが言って俺は正直震えたね。次のヤツはどんなジェットコースターなんだと桃/+に聞いてみたら「これはひたすら速いだけですよ~。始めにビュッて出て速さを楽しむヤツなんです」だってよ。
「じゃあ何で途中で一回すげえ登って落ちるのがあるわけ」
「やっぱちょっとはコースター感を出したかったんじゃないですかねえ」
「そんなコースター感いらねえよ!」
感想その2。確かにすげえ速かった。登って落ちるのも速すぎて内臓浮く暇すらなかった。出発の前にカウントダウンがあるんだが、ス/ナ/ザ/メが「うん……はいここ!……うん……はいスタート!」ってマジで言ってんのが笑えた。
次も当然ジェットコースター。今回の桃/+解説は「直角に上がって抉れるように落ちるんすよ。そこで焦らされるのが滅茶苦茶怖いっていうウリで、他は特になんもないです」。確かに直角に上がっていくのが怖すぎてヒィヒィ言っちまったし、落ちる直前で斜めにちょっと止まった時も意味不明なくらい錯乱しちまった。
「次はどんなジェットコースターなんだよ」「長いってだけで普通ですね。普通のジェットコースターです」桃/+とそんな会話をして並んだんだが、ちょっと癒しを求めてス/ナ/ザ/メとは/た/さ/こと一緒に逃げてメリーゴーランドに乗ったんだ。……何故か虚無を感じたよな。逃げたとはいえ、結局並んで乗っちまった。は/た/さ/こはメリーゴーランドから降りた後行方を眩ましてそのまま逃走してた。最前列にと/も/ゆ/きが乗ったんだが、腕を離して終始謎の舞を踊ってた。3/雲が降りたとき「と/もくん、後ろの人達が『あの一番前に居る人やばーい』って言ってたよ」とツッコミを入れてた。俺も乗ってる時すげえツッコミたかったんだけどさ、恐怖を堪えるので何も言えなかった。しょうがない。謎の脱力感。
次はジェットコースター……じゃなくて、絶叫系。バイキングっぽいやつ。俺が一番苦手な奴。端で気配を消してたら、お/ち/ゃ/な/い/とが励ましに来てくれた。
「と/り/な/ん先生、何してるんですか」
「やだ、乗りたくねえ」
「此処まで来たんだから乗りましょうよ」
「そう言うお/ち/ゃ/な/い/とは怖くねえのかよ。絶叫系得意じゃないとか言ってたくせによお」
「そりゃ乗る前は怖いって思いますけど……乗っちゃうと案外楽しいんですよね」
「裏切り者め!」
午後はと/り/な/ん先生の楽しみにしてたの行きましょうよ。そう励まされて乗った。
酔った。
怖いとか以前に気持ち悪かった。

42 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/10/05(月) 21:37

心頭滅却とか精神統一を謀るには、単純な作業が一番良い。
というわけで、たまには靴磨きでもするかと思って、汚い半長靴を出して外に出た。靴磨きセットと共に非常階段に腰掛ける。
……と思ったけど、あまりにも泥で汚いからこれは一度水で洗わないと綺麗にならなそうだった。靴紐を取って、水ですすぎながらタワシで半長靴を擦る。明日には乾いてるだろうから、靴磨きは明日やるわ。
靴紐は洗剤につけて擦り洗い。軍人ってのは野球部と違って親が洗濯して制服を真っ白にしてくれる訳じゃないから、料理以外の家事スキルが必然的に上がる。むしろ真っ白にしたら戦場で目立って殺される。料理?料理は食堂か缶飯だよ。
靴磨きが延期になったので、予定は洗濯に変更。泥汚れは一度手洗いで擦り洗いしねえと洗濯機じゃ落ちねえってばあちゃんが言ってた。
環境の整備ついでに銃の整備も。全部バラして、乾拭きして、薄く油を塗る。銃の手入れは本気でやったら一日じゃ終わらないから程々にしておく。そういや、え新ふ参び兵ーは銃の分結が得意で、普通分解3分結合4分のところを分解2分結合2分半でやる意外と凄いヤツだ。

大分心が落ち着いたように思う。
これで明日も冷静に過ごせそうだ。

45 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/10/07(水) 17:20

外の芝生で日向ぼっこしてたら、き大っく将んがやってきてパンプキンプリンをくれた。最近秋っぽいスイーツが多くて密かに嬉しかったりする。
二人でプリンを食べながら雑談をする。
「き大っく将んってどうやって偉くなったの」
「なんだ突然!」
「こんな厨二病がトップだなんて軍も末だなと」
「ひどくね!?俺だっていつもふざけてる訳じゃないもーん!」
ぐえ、と変顔したき大っく将んだが、真面目に気になってもいた。いくら有能だとはいえ、若くして大将という座に登り詰めるのは普通では到底不可能なことであるから。
「昔一発芸大会あったじゃん?」
「ああ、あったな」
「当時のトップが『優勝したら何でも一つ言うことを聞く』って言ったんだよ」
それで僕ちゃん気合入れて優勝しました!とドヤ顔で言ってきたが、無視して続きを促す。
「当時の俺は幹部なりたてほやほやの3尉だったんだけど『3佐にして!』とお願いしたのです!そして、昇進しました!」
「……マジで?」
「マジ」
その時は納得しちまったけど、もしこれが本当の話だとしても、昇って3佐……少佐までである。つまりそこから上は実力という訳だ。どちらにしろ疑わしい話だった。

51 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/10/10(土) 21:46

また一人で映画見に行ったんだけど。軍ものを選んでちょっと後悔した。
俺は軍人だ。日常で小説の世界のようなことをやってるし、使ってる。それが当たり前でさ。だから、映画の中の軍人にリアリティーを感じられないんだよな。分かるか?音楽やってるヤツが音楽映画とか漫画見てツッコミ入れるっての。アレ、すげえ顕著に出るんだよな。
所詮作り物とかファンタジーだから、とかで済ませばいいんだけど。違うだろ、軍ものに拘ってるならもっとちゃんとやってくれよってならねえ?俺でもちゃんと軍隊だ、おおっ!てなるところはあるんだから。監督とか俳優とかで音楽やってるとか、運動やってるって人は居ても軍人やってたって人は中々居ないだろう。見映え優先なのも分かるけど、さ。
おい主人公、戦場でそんなことするなよ。5回は死ぬぞ。
「お前それサバンナでも同じこと言えんの?」

なんでこういうこと書いたかって、一人で行ったのがマズかった。あ軍ろ医まが居たら「ここおかしいだろ!」とか笑ったり共感出来る仲間が居んのに、それが出来ねえ。すげえ誰かに話したくてモヤモヤすんの。
次は見るときはブッ飛んだファンタジーか普通の現代ものにしよう。

52 :と/り/な/ん(実/況)
2015/10/11(日) 20:52

妖精に振り回されてるねーちゃん(>>>906)と話してた時のことだ。
食のコラボレーションの話で盛り上がって暇だった俺は実際にやってみた。
「奇跡のコラボレーションを果たしたのはイチゴ味のハイチュウとチョコ味ビスケットですね。意外と美味です」とのことだったんで、スーパーに行って探してみた。でも案外無いもんだな。しょうがないので、代案としてブドウ味のハイチュウとしみチョコ(みたいなやつ)を買った。
食べてみる。ハイチュウ一個としみチョコ一個じゃ釣り合わねえと思ったので、ハイチュウを口に含んでしみチョコを何個か押し込んだ。
引用感想「食べたけど……なんか、よくわからなかった。別に不味くはなかった……んだが」
別に不味くは無かった。口の中の容量がいっぱいいっぱいで食べにくいとか、砕けたザラザラとハイチュウがあんま混ざらねえとか、そういうことは気にならなかった。混ざった味を確かめるのに苦労したけど。そうだ、不味くはねえんだけど苦労すんなら別に単体でも良いんじゃね?って。
次はちゃんと同じもん買って食う。こうご期待。

ちなみに、俺からオススメしたのは向こうに書いてある通り、焼肉アイス。正確に言うと「甘口タレのついた焼肉の上にバニラアイスの乗っけて食う」こと。
焼肉食べ放題に行ったときに肉を食べ飽きて、ほ/りをからかう為に食わせてみたら「マズイ!」と言われたことがきっかけ。やっぱゲテモノって食ってみたくなるだろ?俺も食ってみたの。そしたら肉の熱いしょっぱさとアイスの冷たい甘さが意外と美味くて。何個か食っちまったよな。
「美味いよ」
「と/り/な/ん味覚おかしいんじゃねえの!?」
「失礼な。良いもん食ってるわ」
「えー……やっぱりマズイ」
ほ/りには全否定されたけど、俺は美味いと思ってる。
ねーちゃんの感想は「総評、後悔する味でした」だと。きっと焼肉のタレとプレーンヨーグルトっつうアレンジが不味い原因だよ、絶対そうだ。豆腐を選んだらそれはそれで別の冷奴料理的なのになって美味かったんじゃねえの?
なんだか申し訳なくなったんで、スイートポテトを作って写真で口直し(目直しともいう)させた。俺ね、料理しねえけどしようと思えば出来るから。

54 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/10/13(火) 21:22

今日は戦闘が休みで、演習をやった。普通の訓練じゃなくて、救急法の演練。俺もえ新ふ参び兵ーも使うのは初めてじゃねえから、そんなに手間取ることはなかったけど、一応記録として日記に記しておく。

その一。自身が負傷した場合の止血。
CAT(戦闘用止血帯)を使用する。片手でも扱える設計であり、四肢に巻き付け、締め付け用スティックを捻ると絞まって止血出来る。利き手ではない方の手で60秒以内に行えるようになること。
その二。人工呼吸法。
省略。
その三。TCCC(戦闘負傷者救護)。
俺達が実際によくやるやつ。敵陣警戒中に狂った奴を止めるのも(>>21、発見→応急処置→搬送)これと似たようなもん。というか、救助は大体こういう流れか。
応急処置。敵の射撃下にあるので非常に危険。大体敵の射線上で倒れてるので、味方の援護射撃を貰いながら助けに行く。
戦場治療。自陣までずりずり引っ張って敵の攻撃が当たらない位置まで持ってくるので、ちょっと安全。CAT活躍。大抵大量出血でショック状態なので、雨衣などの防寒処置を行うと良し。
後送処置。衛生科などの医療施設に運ばれる。俺らの出る幕無し、あ軍ろ医ま頑張れ。

以上。
皆も戦場で撃たれたときはこれを思い出して実践してみてくれ。

55 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/10/14(水) 22:05

隊長にもなると、前線の戦闘と指揮だけこなしてればいいってわけじゃなくて書類仕事もやるようになる。
今日の書類はめんどくさいランキング上位に輝きそうな面倒なやつだった。おかげで軍人なのに残業。

普段だったら戦闘終了のラッパが鳴って、トラックの後ろに乗って帰って終わりなのに、ラッパが鳴ってもまだ帰れやしねえ。ずっと書類とにらめっこ。
眠いし頭ボンヤリしてくるし、集中が切れてくると余計にミスが多くなって残業時間が増える。
明日は前線出れっかな……体動かしてえ。

×××

誠心誠意、バトン書いてます。

56 :と/り/な/ん(実/況)
2015/10/14(水) 22:34

バトン続き。
前はこちら。(>>57)

> 21:恋人との思い出の曲はありますか?
思い出っつーか、聞くとソイツを思い出す曲はある。
> 22:束縛されるのは苦痛ですか?
限度による。今は許容範囲広いよ。
> 23:恋人のためにならなんでもできますか?
結構甘やかすしきくことが多い。今は暇だし、大体言うこと聞いてあげられそうだな。
> 24:あんな事なんでいったんだろうという台詞はありますか?
ある。言わんが。
> 25:今の恋愛をしていて得たものと失ったものがあれば挙げてください。
プラスマイナスゼロ。
> 26:恋愛相談のできる誰かがいますか?
適当にび/く/ぞ/ーとか挙げとこう。
> 27:恋愛アドバイスは自分の行動をどのくらい左右しますか?
なるほどって納得したい時に聞く程度だから、あんまりかな。
> 28:浮気されたら?
……まあ、最後に戻ってくるなら遊んでこいよ。殺すけど。
> 29:相手に欠点を見つけた時あなたの心理に何か影響はありますか?
あばたもえくぼ。
> 30:恋人にはなんの隠し事もしない自信がありますか?
世の中言わなくて良いことだってあるんだぞ。
> 31:見せる見せない自分がありますか?
二面性があるってことなら、イエスだな。
> 32:恋人に言われて悲しかった言葉は?
「私が居なくてもと/り/な/ん楽しそう。私が恋人である意味ってある?」概ねこんな台詞。
> 33:恋人に言われてぎゅっとしたくなった言葉は?
沈黙。
> 34:恋人を殺したくなった事がありますか?
可愛すぎて殺したい。
> 35:恋人に一言どうぞ。
……もう無理、限界だ!恋人なんていませえん!!俺だって惚気たいわ!!
> 36:最後に回したい人をどうぞ。
妖精さんメモのお前!(>>>906)
なあ、バトンやってくれるって言ってたよな?頑張ってくれ。

57 :と/り/な/ん(実/況)
2015/10/14(水) 22:34

あのさあ、俺恋人いねえじゃん。でも「バトン」で検索したら出てくるのは惚気、恋人紹介、愛の告白……お前ら大好きかよ!!だから俺はこれから恋人がいる「かもしれない」設定で書きまーす。
惨めとか言うなよ。やめろやめろ。

#恋愛心理バトン

> 01:最近ときめいてますか?
仕事に、人間関係に、キュンキュン胸と胃が締め付けられてる。
> 02:自分はホレやすい方だと思いますか?
わりと。でも、それはきっと興味であって恋じゃねえの。
> 03:そして移り気な方だと思いますか?
わりと。冷たいけど、一緒に居る意味ねえなって飽きたら。
> 04:もう恋なんてしないと思ったことはありますか?
それは無いかな。所詮長いクールタイムだと思ってる。
> 05:ヤキモチはけっこう妬いてしまう方ですか?
妬いてる、のかね。誰と話してるかとか探ったりはしてるけどよ。
> 06:ジェラシーは愛ゆえ?所有欲ゆえ?
所有欲の大元は愛とかそういうのだと思うんだが。
> 07:自分の行為の正当化のために付き合っていた事はありますか?
無いよ。不誠実な事はしない主義だから。
> 08:運命は待つ方?自分から手に入れようとする方?
どっちも。欲しいからしばらく待ってちょっとずつ探りながら近付いてみる。
> 09:恋人ができても「もっと自分にふさわしい人がいるのでは?」と思ってしまう?
よっぽどヤバイ奴じゃない限り、それはねえかな。相手に俺より相応しい奴は居るだろうとは考えるけどさ。
> 10:恋人と喧嘩してしまう原因は何にある?
価値観の違い。許容範囲の違いで大体喧嘩する。喧嘩にもなんねえんじゃね?ここまで許せる、許せないとか。
> 11:なぜ自分は冷めてしまうんだろうと悩む事がある?
ある。冷める原因は、分かってるんだけどな。
> 12:今の好きな気持ちを本当に「好きなんだ」と断言できる?
今ってなんだよ、やめろよ……。
> 13:あなたのすべての恋愛の延長線上に結婚という通過点はありますか?
考えたことが無いっつったら嘘だ。メキシコ行く?カナダでも良いぞ。
> 14:どこからが浮気だと思いますか?
向けていた矢印を他の奴に割き始めたら。いや、これは冷める時か。
> 15:自分の改善点を恋人に指摘されたらそれを感謝できますか?
有難いよ。俺に本当に興味が無かったら指摘すらされねえもん。
> 16:プライドが邪魔してそれが障害になる事が多い人ですか?
素直になれねえことはある。
> 17:あなたの理想の恋人像を教えて下さい。
面白いやつ。
> 18:リードするのが好きですか?されるのが好きですか?
どっちでも、過ごしやすいと思った方で。
> 19:恋愛の主導権は常に自分にないと不安ですか?
そんなことはない。
> 20:つい駆け引きやテクニックを意識してしまった事がありますか?
押して駄目なら引いてみろって?恋愛に熱中してるときにそんなの無理無理。

続き(>>56)

59 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/10/16(金) 19:51

え新ふ参び兵ーが警衛上番だったので、俺は駐屯地に留守番。つまりまた書類仕事。
とはいえ、今日は雨だったから良かったかもしんねえ。雨の日の戦場とか濡れるし疲れるし、銃の後の整備が面倒だし。今日とか寒いからさらに萎えるよな。
そうは言っても、あんま悠長にしてらんねえ事態が起こったんで、通信で指揮も取った。なんだこの人手不足。
ほんと、ねむたい。

67 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/10/21(水) 20:03

迷彩服のアイロンを掛けに娯楽室に行った。娯楽室にあるアイロン台は窓際にあってさ、アイロン掛けながら外が見れるようになってんの。俺が住んでる居室は四階だから、航空科が使う滑走路がよく見えるんだよな。残留で暇なときはそっから外眺めてヘリが飛ぶ所見てたりするし。
普段は電灯も何も無いから真っ暗な外が見えんだけど、今日は違った。青いライトが点々と点いてんの。考えれば理由は簡単、ヘリが飛ぶ日で暗くなってもまだ帰って来てねえからってだけの話だ。空港とかでも滑走路に明かりついてるだろ?それと同じだ。何だか知らねえけど青一色のそれに俺は見とれちまったんだ。本来の目的であるアイロンを適当に終わらせて俺は夜の散歩に出た。
長袖迷彩服の上衣を着てても最近は肌寒くて、今日もひんやりと空気が冷えていた。風が無いのが幸いだ。俺は滑走路脇の道をブラブラと歩く。この駐屯地はそこそこ都会な場所だというのにそんな賑わいなんて一切無く、ヘリのプロペラ音と鈴虫の鳴く声しか聞こえない。しかも、節電か何か知らないが、道も電灯の灯りはほぼ無く、かなり暗い。別に見えるから構わないけど。この道は体力錬成用のマラソン外周コースからも外れているし、任務帰りの人ともすれ違わない。周囲には俺一人だけだった。
時折、遠くからラッパの練習の音が聞こえてくる。朝と夕の課業を知らせるラッパのメロディ。ちなみに俺はラッパは吹けない。
しばらく青い道を眺めていたが、妙に寂しくなって部屋に戻った。部屋に戻ったらえ新ふ参び兵ーが呑気な声で「何処行ってたんですかー?」と言ってきたので「散歩」と答えた。
「もしかして隊長、おセンチですか?」
「何それ」
「俺が部屋に居なくて寂しかった、ってかあ!?」
「うるせえ」
俺は一人じゃない。

75 :eたoまhねeぎoh(実/況)
2015/10/25(日) 22:06

癒し系クラゲ女が「どうしましょう。上と下が結構真面目なこと書いてますのに。わたしの日記、バカ丸出しじゃないですか。訴訟。」と言ってきたので、バカ丸出しなこと書いてやろうと思う。

き/っ/く/ん達とボーリングに行ったんだけど、その時の出来事。
き/っ/く/んは「俺はスコア300を出してやるぜ!」と言ったかと思うと、ボールを持って突然走り出した。そのまま叫びながらレーンの中に入り、ピンの目の前で止まってボールをぶつけた。当然ストライク。

き/っ/く/んは出禁になった。

76 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/10/26(月) 22:20

続き(>>77)

その二。運動する。
「運動しようしようって思っても、後回しにして結局やらないんだよねー」って同僚の意見。俺らみたいに仕事が運動とかならいいんだけどな、世間じゃそうもいかない。
(1)運動時間の設け方
これが一番の課題。重い腰を上げるまでが大変なんだよな。
俺が同僚にオススメしたのは「動画を見ながら」だ。動画とか、テレビを見ながら体幹トレーニングをする。体幹ならゴロゴロしてる時に突然始めてもいいしな。
他にもいくつか意見貰ったから、自分に合いそうなのを選んでくれ。
え新ふ参び兵ーいわく「物で釣るんですよ!漫画一冊ごとに腹筋20回とか!それで逆に漫画読まなくなったら、オタク卒業できますよ」ってよ。き大っく将んは「他人にダイエットするって言い触らすのが一番!周りに見張って貰ったら自分でやらざるを得ないだろ?」だって。
(2)運動の仕方
一日腹筋100回とかそんなの毎日続くわけねえだろ。それに、一般人に出来るわけねえべ。痩せたいならちょっとずつでいいんだ。
基礎の基礎。体幹トレーニング。上下左右の四通りを50秒だけでいい。すげえしんどいから。
腕立て伏せの肘ついた版の体勢で50秒キープ、30秒休む、片肘ついて横向いて(組体操の三人で半円作るみたいな体勢)50秒、30秒休む、反対の片肘で50秒、30秒休む、上向いて肘ついて逆腕立て伏せみたいに50秒。おわり。簡単だ。
理想を言うと二セット、もっと出来るなら繰り返しやっていいし、秒数も増やしていい。本当はこの体勢の後足を上げるとか回すとかあるけど、そこは自分で調べてくれ。これなら動画見ながら簡単に出来るし、長くても10分で終わる。ただ、これで大事なのは正しい姿勢でやること。尻上がってたりすると楽な姿勢になって意味がないし、腰下げると腰を痛めることもある。一番自分が辛い体勢が一番効果的だ。
あ軍ろ医まは「自分の出来る限界の回数までやって、毎日一回ずつやる回数増やしてけば一年後には最低365回出来るようになるぞ」って言ってる。筋肉ってのは限界までやらなきゃ成長しねえから理に叶ってる。毎日一回ずつ増やすってのは無茶だけど、例えば二分間だけ全力で腕立て伏せとか腹筋をする。それを毎日やれば二分間で出来る回数は絶対に増える。全力でってのがポイントだ。

ちなみに、軽くアドバイスしてその子は三日で2.5kg痩せた。いやその人は元軍人だし本気出せばすげえ運動出来るからなんだけど。
痩せたいなら、ちょっとは試しても良いかもな。俺は腹減ったからプリン食うわ。

77 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/10/26(月) 22:23

《eたoいhちeょoうh隊長のダイエット講座》

嘘。そんなコーナー無い。
この前さ、かつての同僚(ここポイント)の女の子にこんな相談されたんだよな。
「私、ダイエットしようと思うんだけどどうしたらいい?」
困った。簡単に言うなら運動するのと食生活改善が一番手っ取り早い。でも、ダイエットしようと思っていきなり高いハードル設けたんじゃ絶対に挫折する。ので、簡単そうなものをいくつか挙げてみた。
その前に、彼女がダイエットしたい理由。彼女は元軍人だった。でも、今は普通の会社員になりデスクワークがメインになって、運動する機会が一気に減ったらしい。加えて一人暮らしによる食生活の乱れにより急激に太ったらしい。それで、普段から運動(という名の戦争)してる俺に相談を持ち掛けてきたそうだ。

その一。生活の改善。
まあ、基本的に早寝早起きってのが大事。太陽が沈んだら寝て、陽が昇る頃に起きるんだよ。無理?だよな、知ってる。無理ならさ、決まった時間を作ったらどうだ。決まった時間に寝て、決まった時間に起きる。これが案外難しいんだよ。仕事関連で難しいって話じゃなくて、意思の強さが。大体夜更かしは「寝ようと思ったのにあとちょっとだけって思ってたら、気が付いたら夜更かししてた」とかそんなんだし、朝は「眠くて起きれない」ってヤツだ。でも、そこをキッチリ決める。朝ごはんの時間とかも毎日なるべく同じ時間にすると、ルーチンが出来てリズムが出来てくるんだよ。そうすると、規則正しい生活になるぞ。キッチリ飯を食うようになると、あんまおやつとか間食しなくなるかもな。飯の時間近くになると腹が減るっていう良いサイクルも出来るから。
そこに至るまでが難しいって?一人じゃ挫けて難しいかもな。
じゃあ飴と鞭。運動して、お菓子も食えないんじゃ辛いばっかりだ。かといって、甘いもん我慢しなかったら太るだけ。でも食っちゃいけねえって訳じゃねえの。俺がオススメしてるのは「好きなお菓子のお徳用パックを買ってきて、一日一個食べる。お徳用パックが無くなるまでダイエットを続ける」ってこと。チョコ一個、小袋一個を糧に頑張って、一日の終わりにご褒美として食う。良いと思うんだよな。人間、目標がねえとやる気出ねえし、目に見えて数が減ってく方が分かりやすいしな。俺は実際にやったことねえから効果があるかは知らねえ。

続く(>>76)

79 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/10/28(水) 19:38

俺の上司は部下を変なあだ名で呼ぶ。
イワンコフ、柏餅、オガリン、つむつむ。
言っとくけど部隊全員男だからな。

「つむつむ、イワンコフ、射撃用意!」
「射撃用意!」
「撃てーっ!」
こんなん戦場で言われたら笑えるだろ!

俺?
俺はエオタン。
あ軍ろ医まはあろろん、え新ふ参び兵ーはKU(クソ歌の略)。

84 :eたoまhねeぎoh(実/況)
2015/11/01(日) 22:22

ビーフシチューを食った。会社の社食じゃなくて、き堕っ天く使んの家で。
そのビーフシチューは焦げ茶色に白い生クリームが渦を巻いて掛けられていて、つやつや輝いていた。そろりとスプーンを入れるとその茶色と白の螺旋はあっさりと崩れ、不思議な模様がスプーンの上に収まった。慎重に口に入れて、熱々の温度を楽しむ。はふはふ、なんて効果音が出そうな位熱くてどろりとしたものが喉を通る。もう一口。香りが鼻まで上がってきて、ああビーフシチューだなんて今更な感想を覚えた。
「美味しい?」
き堕っ天く使んが静かに聞いてきて、俺は黙って頷く。彼の視線はひたすら俺の持つスプーンにだけ注がれていた。茶色に紛れてとろとろになった牛肉を掬う。じっくり手間を掛けて煮込んだのであろうそれは掬うだけでも崩れそうで、塊としての威圧感と崩れそうな儚さの真逆の要素を両方とも持ち合わせていた。案の定口の中ではあっさりと崩れ、いや蕩けてすぐに牛肉としての形を失った。だがただ柔らかいだけじゃない、牛肉としての味がそこにはあった。
「俺は固い牛肉も好きなんだけどね」
き堕っ天く使んもスプーンを取り、自分の皿のビーフシチューに手をつけた。
「だって、食べごたえがあるじゃん?」
また、黙って頷いた。甘いスイーツのようなニンジン、味の染みたジャガイモ、たまにしか見付けれないタマネギ、心地好い食感を与えてくれるブロッコリー。どれもが別々に色んな方向から舌を楽しませ、個性を放ちながらもビーフシチューとしての枠に収まっていた。
「ビーフシチューにブロッコリーって異色だと思う?」
俺は首を横に降った。
「全てが柔らかくて食べやすいビーフシチューも良いと思うんだけど、俺は一味欲しかったんだよねー」
ブロッコリーをまた一口食べる。緑の部分はしんなりとして、白い部分はしゃっきりとその形を保っている。他の具材と違って、完成する直前に入れたのだろう。異彩を放っていたが、俺は純粋にそれを美味しいと思えた。次に作ってくれる時もまたブロッコリーを入れて欲しいと思う程度には。き堕っ天く使んのビーフシチューでブロッコリーが入ってないことなんかなかったけど。
「バターロールも食べてよ」
ニッと歯を見せて笑った彼はパンの入ったカゴを俺の前に押し出した。一つ手に取ると、ほかほかとまだ温かかった。焼いてからそう時間が経っていないに違いない。表面が艶めいて綺麗な焦げ色を見せるそれは芸術品と言っても差し支えないほど美しかった。ちぎってそのまま口に入れてみる。バターの香りが控えめに口の中に広がり、パン特有の甘さが顔を見せた。
「美味しいね」
素直にそう感想を述べると、き堕っ天く使んの顔はぱっと輝いた。多分普段だったら「違いの分かる男だなあお前は!」とか騒いでいたんだろうけど、今日は言葉少なめに「今日のは自信作なんだ」とだけ言った。
浸して、食べる。バターロールの甘みとビーフシチューの味が絶妙に合わさってまた美味しい。無心でちぎって食べ、たまに別々に食べる。目の前の作品に舌と手を集中させてたら、あっという間に皿の中身は空になった。
「おかわりいるよね」
俺の答えを聞かずにおかわりがよそわれた。俺は食べる作業を再開させる。
たまに思い出したように置いてあった白菜の漬物をつまむ。ミスマッチかもしれないけど、これが案外口直しにいいのだ。それに、冷蔵庫の残り物消化だ。
そうして俺が満足して一息ついたところで、二人で手を合わせた。
「「ごちそうさまでした」」
美味しいものを食べて、機嫌が治るなんて俺は案外単純なのかもしれない。それでも、美味しいものを食べて幸せになるのは悪い気分じゃなかった。
「今だけは忘れなよ」
き堕っ天く使んが立ち上がる。
「美味しいものを食べる今だけは、辛いことや嫌なことを忘れて良いんだよ。それで、幸せな気持ちになって帰ってくれよ」
にっこりと微笑んで、皿をキッチンに下げに行ってしまった彼を見て、俺は人を幸せに出来るき堕っ天く使んは本当に天使なのかもしれないなあ、と馬鹿みたいなことを思った。

92 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/11/09(月) 18:29

ただいま、ってことで警衛明け休務。
今日は警衛の話でもすっか。
警衛って何するかって話なんだけど、簡単に言うとただ立ってるだけ。駐屯地の入り口で門番やって、人の出入りを見る。それを24時間やるだけだ。簡単だろ?
正確に言うともっと色々仕事はあるんだけど、基本的に一時間交代とかでローテーションで配置を替えていく。え新ふ参び兵ーなら、門の前で立って身分証の確認とか、業者や来賓の受付をするとかそういう仕事。俺とかの隊長レベルだと、駐屯地内の監視カメラのチェックだとか車で駐屯地巡回したりだとか。ひたすら単純な作業をやってくから眠い。仮眠はあるんだけど、眠い。仮眠っつっても三時間は寝れるんだけど、すぐ出れるように半長靴脱がないでそのままベッドに入るんだよ。まあ、皆やってるし自分のベッドじゃねえし、シーツは綺麗だから躊躇無くやるんだけど。装具とテッパチはベッドの脇に置いといて寝ることに勤める。起きたら監視、ひたすら監視。しかも、日曜日だから人の出入りも全然ねえし暇なんだこれが。寝ないように必死にえ新ふ参び兵ーと雑談して、コーヒーいれて眠気覚ましも頑張ってた。とはいえ、朝の4時とかになったら立ったまま半目で寝てたような気もするけど。
朝は月曜だから営外の人の出勤ラッシュなんだけど、その時に駐屯地で一番偉い人も出勤してくる訳。き大っく将んのことなんだけど。え新ふ参び敬礼しながら服務報告をし、俺はき大っく将んに捧げ銃(ささげつつと読む。偉い人に対して行う銃の敬礼の一つ)すんのもなあと思いながら、彼の乗る車へ向けて敬礼を指揮した。
大体警衛中は知り合いが差し入れとか買ってきてくれるんだけど、結構量が凄い。あ軍ろ医まはドーナツ、レ鼻トル声トさんは紅茶とチョコレート詰め合わせ、立ってたら知らない部隊の人に「これどうぞ」なんて歌舞伎揚げなんかも貰ったりした。俺は結局ドーナツしか口にしないで終わった。その差し入れ、誰かが持って帰った筈なんだけど誰が持ってったんだろう。俺も何個か貰って帰りたかった。
で、次の人に異状の有無とかを申し送っておしまい。疲れたのに疲れすぎてあんまり眠れなかった。今日もゆっくり寝よう。

×××

どうでもいいけど、テッパチは鉄帽のことな。帽子。重いし臭い。ファブリーズかけても臭い、剣道部の臭いがする。一日つけてるとデコとか顎紐のところとかにニキビっぽいのが出来るから、使ったら顎紐とかの布部分を綺麗に洗濯して柔軟剤に浸しておくべきだと思う(でもやらない)。なんでみんなテッパチって言うんだろうな。

111 :ス1ナ7ザ時メ(実/況)
2015/11/25(水) 17:00




ス/ナ/ザ/メが17時をお知らせします。



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114 :eたoまhねeぎoh(実/況)
2015/11/29(日) 06:56

昨日は狩りゲー発売日だったじゃん?だから、き堕っ天く使んと狩りにいこうって話してたんだ。
でも、予約しようってうだうだしてるうちにもう発売日だ。発売日に行ってもソフトなんて売ってる訳がない。F顎Bには「俺は三ヶ月前から予約してますけど~!あれー?eたoまhねeぎohちゃんもしかして予約してないの~?」と馬鹿にされた。うるせえ。俺は潔くDL版にした。だってソフト版でもどうせ面倒で売りに出さないし。
平静を装いながらもかなりワクワクして開くショップ画面。
「空き容量が足りません」
絶望。

大人なのにあ般ろ若まに泣きついた。しかもかなりみっともなく。「……4を消せば?」と呆れながら言われたが、引き継いだとはいえデータが残ってるし色々未練はあった。まあ消したんだけど。
ここまで読んだら、カードを買えばいいだろってツッコミが飛んでくるだろうな。だが、駄目だ。俺は一歩も外に出たくなかったんだ!

き堕っ天く使んと通話しながら、DLをお互い進める。「一時間位待てばいいんじゃねー?」「じゃ、俺洗濯とアイロンしてくるわ」なんて呑気に会話していた。……一時間待っても終わらなかった。いや、き堕っ天く使んのは終わったんだ。でも俺のはまだ33%。結局DLに四時間掛かった。阪/神関係ないだろ!

肝心の狩りは。
蟹は余裕だったのに、兎にはフルボッコにされました。

116 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/12/01(火) 22:32

射撃検定があった。
毎日戦争とか行ってんのに検定とかいってる場合か?ってツッコミは分かる。でも、あるもんはあるんだよ。練度判定は何にだってあるんだからしょうがねえ。ちなみに、射撃検定は小銃な。
やり方は至って簡単。制限時間以内に出てきた的を指定の射撃姿勢で撃つ。伏せ射ちと膝射ちであわせて50点満点。
いつも通り腰と尻の痛くなるトラックに乗って射撃場へ向かうと他の部隊の奴らとも会った。今回は色んな所と合同らしい。知り合いだと会計隊のレ鼻トル声トさんとか特科のキ輩ヨさんとか。二人は配属場所が違うから会えて嬉しそうだった。
「あっれ?なんでレ/トさんここにいんの?ここ射撃場だよ?」
「知ってるわそんなこと!」
「レ/トさん射撃下手じゃん」
「キ/ヨ君こそ。ていうか、上手い下手関係なく検定はあるやろ」
「確かに!落ちないよう頑張れよな」
「アンタもな」
あと何故かあ軍ろ医まもついてきてた。なんか「え新ふ参び兵ーが心配だから」って。

ぼんやりと、射場に立って。無心で正面を見つめた。
「射撃用意!」
その声で心が引き締まる……と同時に現れた的。すぐさま射撃姿勢を取る。自然に、無理のない、一番力まない楽な体勢。考えると難しいけれど、咄嗟の行動が一番自然な体勢だったりするので、俺は自分の体の動くがままに構えることにしている。5秒掛からず姿勢からの照準を定める。その間に安全装置も外して置き、整った所ですぐさま射つ、離す、射つ、離す、射つ、離す、射つ、離す、射つ。俺は呼吸は止める派。吐き出して、止める。単発のタイムラグは長くても2秒。テンポ良く射つのが大事だ。一発ごとに音と衝撃があるけれど、耳栓してるし今ではもう慣れた。初めは銃のプレッシャーや弾込めに一々震えて緊張していたが、今日はひたすら無心に行動してた。射つときもそう、何も余計なことは考えない。当たれと願う程、力んで当たらなくなるもんだと俺は学んだから。射ち終わり。安全装置をかけて、おわり。残弾無し。

「隊長どうでしたー?」
「合格だった」
「そりゃそうですけどぉ……何点です?」
「36点。え新ふ参び兵ーは何個ミスった?」
「ハハ……二個です、48点!」
実はえ新ふ参び兵ーは射撃の腕がヤバイ。殆ど五点的に当ててしまうのだ。だから、逆にミスの数を数える方が早いし、そのミスだって四点的という凄い数字なのだ。
「あ、あ軍ろ医まはー?」
「俺?俺は30点」
程々に取れりゃ良いんだよ、というあ郡ろ医まは悔しそうでも無かったし、今後積極的に射撃姿勢の演練をすることは無いのだろうなと思った。まあ、30点でも充分凄いけどな。
「レ/トさんどうだったー?」
「もっちろん、合格!」
「ギリギリっしょ?」
「そうだけど合格は合格なの!」
「だっさー!俺もギリギリだったけどね!」
「お前もかよ!」

117 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/12/02(水) 22:49

喫煙所でぼんやりしてたら、レ鼻トル声トさんに会った。
「あれ?eたoいhちeょoうhさん」
「あーどうも」
彼は俺の隣に腰掛けた。
「eたoいhちeょoうhさん、煙草吸うんですね」
「たまーに、ですけど」
基本的に俺は身体能力が下がるような気がして煙草は吸っていなかった。周りの煙とかで今更なような気もするけど。なので、普段から手ぶらだったし、今も喫煙所にいるにも関わらず手ぶらでぼんやりしていた。
「息抜きに良いんですよ、ここ」
「そうやね」
俺も煙草吸わないけど此処にいるし、なんて呟く彼も煙草を持っていないようだった。
喫煙所は女子でいう井戸端会議とか、そういう場所なのである。だから他の部隊の人とも話す機会があるし、情報収集には持ってこいなのだそうだ。あ軍ろ医ま談。
たまに苛ついた時とかは煙草を一本もらってぷかぷか吸ったり吐いたり。と考えてたら吸いたくなったのでポケットを漁ってみる。と、一本だけ何故か出てきたので転がっているライターを拾って火をつける。全然美味しくないけど、たまに吸いたくなるのだ。
隣でレ鼻トル声トさんが微笑んでいる。
「……なんですか」
「いや、ね。不味そうに吸うなあって思って」
「そうですかね」
「中々居ないよ、そんな機嫌悪そうに吸う人」
その後も、ぽつぽつとしょうもない雑談をして煙草の火を消した。
「じゃ、お先に」
「うん、またね」

124 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/12/08(火) 20:32

「演習行ってきまーす」
待機所でゴロゴロしていると、レ鼻トル声トさんの声がした。顔を上げると、扉には彼が居て手を振っていた。
「もうそんな時期でしたっけ、検閲」
「俺らのとこはねー」
しばらくはよろしくね、と言ったレ鼻トル声トさんはすぐに去ってしまった。それだけ言いに来たらしい。
「部屋が寂しくなりますねぇ」
え新ふ参び兵ーの言葉に無言で頷いた。俺たちの駐屯地はそこまで大きな規模のところではないから、一つの部隊が演習で居なくなると食堂や風呂があからさまに空く。業務予定を見ても、複数の部隊が行ってしまうようでガラガラになるのは明らかだった。まあ、空いてる方が良いんだけどさ。
「今日、サウナで我慢比べすっか」
「いいですねえ、何賭けます?」
「PXのプリン」
「オーケィ!」

125 :と/り/な/ん(実/況)
2015/12/09(水) 22:36

失敗と反省を繰り返して、人は成長していく。
なーんて都合の良いことが起こったら世の中から失敗ってものはとっくの昔に消えてるんだよなぁ。

あるいは。
子供だけに許された特権。

127 :eたoまhねeぎoh(実/況)
2015/12/12(土) 19:35

あめ。
レイニィデイズ。
うそ。ただのレイニィデイ。

箸を使ってものを食べる。普段うまいまずいを判断してる脳がイカれてるらしく、舌がうまく機能しない。もぐもぐと噛み締める豚と竹の子とパプリカと椎茸。味はなんとなく感じるけど、遠い出来事のようだ。美味しさが全く伝わってこない。咀嚼して、嚥下するだけの単調な食事。
味覚が狂うだけで、食事という行為そのものが色褪せて写る。つまらない。豚肉が固い酢豚を噛みながら思う。別に酢豚の豚肉は固くたっていい、むしろ噛みごたえがあってこそだ。でもこれは違う。閑話休題。
自分で食べながら「早く食事が終わらないか」なんて事を思う。
風邪は体調だけじゃない。人生の彩りさえも狂わせる。なんとも厄介ヤツだ、特に喉風邪。

129 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/12/14(月) 20:47

俺の駐屯地の食堂には、よく牛乳が出る。紙パックの。
で、俺はいつも牛乳取って飯の時飲んでんだけど。今日も今日で牛乳があったから飲んでたんだ。
「そんなに牛乳飲んでまだ成長し足りないんですかぁ?」
「上手いだろ、牛乳」
「たしかに」
「え新ふ参び兵ーが骨太なのも牛乳好きだからか?」
「そうかもしれない……!」
ちゅるちゅると飲みながら、紙パックをちょっとずつ畳んでいく。飲み終わってから畳んでもいいんだけど、今日はなんとなくそうしたんだ。それがいけなかった。
飲みながら、少し息継ぎをしようと思ってストローから口を離しちまったんだ。
「あっ」
盛大にかかった。顔に牛乳が。
一瞬放心して、すぐに顔を袖で拭った。自分の醜態にじわじわと顔が赤くなるのが分かり、唸る。恐る恐る目の前の人間の様子を見る。あ軍ろ医まは「昼間っからぶっかけプレイとか勘弁」って爆笑していた。横を見る。え新ふ参び兵ーは見なかったフリをして飯を食っていた。
軍人なのに反応できないなんて。そもそも何でそんなアホなことになった。すぐにエロい発想に至るってヤバくね?色んな思考が頭の中を駆け巡った末に、俺は一周回って冷静になった。
「ごちそうさまでした」
トレイを持って立ち上がる。食事は既に終わっていたので、逃げることにした。
駐屯地三周位して忘れよう、と決意しながら俺は食堂を出た。

136 :と/り/な/ん(実/況)
2015/12/21(月) 21:24

女子力って何それ美味しいの?ってテンプレな台詞を言ってた時代が俺にもあった。でもさ、気付いたんだ。女子力ってのは自分の為のものなんだって。

エピソードその一。
最近風邪引いたんだよ。喉風邪。だからどうしたって、原因は明らかに部屋の暖房だったんだわ。暖房消したいんだけど、施設がどーのこーので勝手に付いてるヤツだから消せないの。で、暖房付いてりゃ乾燥するよな。それで喉カッサカサ。見事に喉やられちまった。
俺の声が変わったりゴホゴホ言ってるのを見て、ほ/りが加湿器買ってきてつけ始めたんだわ。俺を心配してとかじゃなくて、自分も風邪引きたく無いからだ。夜寝る前に付けて朝消す。その影響か知らんが、最近朝起きても喉乾燥してないんだよな。加湿器様々。加湿器使うとか女子かって偏見あったけど、改めるわ(多分アロマと混合してた)。

エピソードその二。
俺手が弱いらしくて冬になると手の皮が剥けてくるんだよ。もうね、ボロッボロ。指先とか赤くなってカサカサして痛えの。だから、最近ハンドクリームをつけ始めた。こんなんになる前はハンドクリームとかめんどくせえな乾燥させとけよって思ってた。けど、不便なんだよ色々と。だから己の手の為につけ始めた。付けてても効果あんまある気がしないけどな。

こーいう女子力あるじゃん。これって、「女子力たかーい」って言われる前に自分の為にやってるもんなんだよなぁって気付いたんだよ。だから、俺は己を高める為に女子力を上げることを決意した。

137 :と/り/な/ん(実/況)
2015/12/22(火) 20:34

好きか嫌いか、
好き。
友愛か恋愛か、
分からない。
相手が他人と話してたら、
嫉妬する。ふは。
ヤりたいかと言えば、
そーでもない。でも据え膳以下略。
言うなれば、
一目惚れっていうの?
まだ出会って短いけど、
今後幻滅するしされるかもな。
相手のこと、
もっと知りてえの。誰かに取られるとか嫌なんだよな。

これはきっと恋じゃない。
だって俺、移り気激しいからよ。
ああ、まさにウツギ。

×××

っ、あーーー!!!!
クソ……死にたい。俺の思い出的な何かが出てくる。
恋、こいこいこい。いくらナンパしても理想の人間なんかには絶対出会えねぇし、皆優しすぎる。
優しい人間とか、イイよ。イイと思うぞ?でも、何なんだ?ああ幸せぇとか恋しいよぉとか雌ゴリラよろしく考えて胸がいっぱいでも結局は盛者必衰しぼんでいくだけで。俺の理想ってのが何処にあるのかわかんねーんだ。
誰でもいいから俺に嫉妬してくんねえかな。あ、いや。誰でもはよくねえか?嫉妬してほしい。たまには独占欲も欲しくなると/り/な/んであった。相手いねえくせに。

138 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/12/24(木) 19:01

クリスマスイブだからか、食堂でローストチキンが出た。喜んだけど、食べにくい。
あと、夜はクリスマスバイキングだったんだけど、ケーキは一人一個までだったし、唐揚げを皿に積み上げてたら「取りすぎなんだよ」って食堂の人に怒られた。そんなのバイキングじゃねえじゃん。
軍人の楽しみなんて飯位しか無いんだから、唐揚げ山盛り積んだっていいだろ。なあ?

恋人?あ、悪い、任務があったんだ。今日も出撃してきた。

139 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2015/12/25(金) 22:11

駐屯地で待機中に暇になると、俺たちはジュースを賭けたジャンケンをする。略してジュージャン。
それは誰かがジュースを飲みたいと言った時であったり、突然の掛け声で始まったりと状況は様々である。
今日の面子は俺、え新ふ参び兵ー、あ軍ろ医まだった。
「なーえ新ふ参び兵ー」
俺が握った拳を見せると、すぐにえ新ふ参び兵ーは察したようでニッコリと笑った。
「お、やんの?」
横で書類仕事をしていたあ軍ろ医まも手を出す。
「俺、パー出すから」
「じゃあ俺もあ軍ろ医まの真似してパー出そっと」
「えー!?」
「え新ふ参び兵ーはこの意味、分かるよなあ?」
あ軍ろ医まがギラリと犬歯を出して笑う。え新ふ参び兵ーは頭を抱えた。多分、素直に従うか裏をかくか悩んでいるのだろう。
「最初はグー」
「じゃん」
「けん」
「ポン」
俺は素直にパーを出した。のに。
「チッ」
「あ軍ろ医まあああ!!」
あ軍ろ医まはチョキだった。なんだコイツひねくれてやがる!!
「え新ふ参び兵ーは!?」
慌ててえ新ふ参び兵ーの手を見るとグーだった。彼はへにゃりと安心したように笑った。
「なーんだ、あいこか」
「あ軍ろ医ま卑怯だぞ!」
「卑怯とは失礼な、戦法だ」
「戦法は戦争の時だけで良いから!」
複雑な表情をして笑うえ新ふ参び兵ーに俺は心底感謝した。

「なんであの時グー出したんだ?」
「あのね、隊長がちょっとだけよそ見した時あったじゃないですか」
「あったっけそんなの」
「本当に一瞬だけね。その時、あ軍ろ医ま先生が俺を見てニヤッと笑ったんですよ」
「それで屈したのか」
「あの人佐官だからさぁ、やっぱり階級という権力には勝てませんよ」
「それが裏目に出たんだな」
「結果オーライでしたね」

144 :と/り/な/ん(実/況)
2015/12/29(火) 08:33

病気アピールとかうぜえなってスタンスの俺も、たまには風邪だって主張すんのも良いかなと思って今回は盛大に言いふらしてる訳だが。
こうね。面と向かって心配されるの、嫌なんだわ。「大丈夫?」って聞かれたら「大丈夫」って答えるしかないじゃん。でも、いまこうして俺が盛大にアピール出来てるのは周りが俺に「大丈夫?」って聞かないからだ。それは俺に興味がないからかもしれないし、心配してないからかもしれねえ。
「馬鹿だなあ、暖かくして寝ろよ」
その一言。たったそれだけで、俺は嬉しいんだ。それだけで「大丈夫だ!」と無理をしないで済む。
風邪のときくらい、甘えたっていいじゃん。

×××

風邪引くと、いくら呑んでも酔えなくなる新事実。
馬鹿なの、ってほ/りに怒られたけど。

146 :eたoまhねeぎoh(実/況)
2015/12/30(水) 23:10

(>>147)続き。

「豆腐サイコー!」
ハムスターのように頬を膨らませながらえ豆ふ腐びーが言う。豆腐野郎の贔屓目抜きにしても鍋の豆腐は美味い。俺も後でゆっくり食べることにしよう。えのきをちゅるんとすする。キノコ特有の独特の食感が肉と卵の間の味のアクセントとなる。ああ、熱々の肉と一緒に食うと卵の白身に熱が移ってちょっと白くなるんだ。そういう所も魅力だと思わないか?だから俺は白身も好きなんだよ。
「フツーさ」
無言で食ってたあ般ろ若まが一通り食って落ち着いたのか口を開く。
「すき焼きに大根なんて入ってないよね」
え豆ふ腐びーと俺も頷いた。すき焼きのラインナップというのは、大抵肉としらたきとネギ、椎茸とえのき位か。
「俺のは野菜多めのヘルシー志向なの!野菜いっぱいの方が出汁が出て美味いじゃん!」
「ま、美味しいからいいんだけどね」
き堕っ天く使んの回答に特にこれといった反応を示さず、またあ般ろ若まは鍋をつつき始めた。確かに、別に野菜いっぱいだから駄目という理由はない。き堕っ天く使んの作る料理は何でも美味しかったし、そこにアレンジが加わっていても異論を挟む隙無く美味かった。白菜はネギの代わりにずっと煮込まれてもシャキシャキとした食感を保った役を担ってくれていたし、大根はおでんの具のようにふんわりと優しい味がした。

あっという間に食べ尽くした俺達は〆へと突入する。
「すき焼きと言ったらー?」
「「「うどん!!」」」
イエーイ!とハイタッチする俺達。残念ながら酒は一滴も入ってない。
うどんは実は冷凍うどんの方がうまい。そりゃあ物によるけど、鍋のときは冷凍うどんの方が絶対に美味いのだ。なんかグル何とかがどうとか理論を聞いた気がするけど忘れた。うどんをぶっこんで、煮込んで、また食う。俺達はまるで飢えた獣のようだった。
食べ終わった汁は取っといて、明日の朝の雑炊かまたうどんになるだろう。き堕っ天く使んはそういうことも考えてちゃんとアレンジしてくれる。
「ごちそうさまでした」
「ごっそーさん」
「美味かった!」
「そりゃどうも!」
片付け、めんどくさいなあ。

147 :eたoまhねeぎoh(実/況)
2015/12/30(水) 23:51

「へいお待ち!」
どん!とこたつの中心に鍋が置かれる。俺達三人は盛大に拍手をし、き堕っ天く使んはドヤ顔で鍋のフタを開けた。もわんと鍋からこもった湯気があふれ出し、同時に食欲をそそる香りも鍋から飛び出てきた。昼食から何も食べていない腹は食欲に忠実に従い、唸りをあげた。それはえ豆ふ腐びーとあ般ろ若まも同じようで、あ般ろ若まは既に器に入った卵を溶いているし、え豆ふ腐びーは待てと言われた犬のような切ない顔をしている。
そんな俺達の反応を知ってか知らずかき堕っ天く使んは上機嫌でカセットコンロの火をつけ、肉を一枚ずつ取り鍋に沈めていく。

すき焼き。
それは魔の鍋である。
安上がりの水炊き豚しゃぶでも、味付き楽チン鶏鍋でもなく、高級な牛すき焼き。
男四人の飯なんて正直質より量である。おっさんになったとは言え、まだまだ沢山食べる。牛肉は美味いが高いし、コスパが悪い。にも関わらず、年に一度は必ずやらなければいけない。そんな暗黙のルールが俺達にはあった。

赤い牛肉がじんわりと色が変わっていく様子を眺めながら、俺達は待つ。その間に俺はちゃかちゃかと卵を溶いた。贅沢に黄身だけなんて真似はしない。丁寧に全て混ぜて、白身を切るように箸を動かす。
「どうぞ、召し上がれ」
き堕っ天く使んが言うや否や、俺達は飛び出した。戦争の始まりである。目指すは肉、ひたすら肉。これぞまさしくリアルファイト。
「一人五枚までなー」
き堕っ天く使んの言葉で戦争はあっけなく終了した。争う意味は皆無だと思い知ったのだった。恐るべし、き堕っ天く使ん。牛肉を一枚だけ確保した器に、ネギとえのきとしらたき、それと白菜を山程入れた。
肉を卵と絡ませる。てろりと光がかってコーティングされた牛肉はとても美味しそうに見えた。一口でかぶりつく。うまい。うまい。
「うまい!」
「うめえ!」
「うまいでしゅ!」
え豆ふ腐びーの噛みにツッコミを入れる暇が無い。噛み締めるほどに出てくる肉の旨味。舌にそっと混ざってくる卵。初撃は完璧とも言えるほどに美味かった。
「今日の肉はなんと!国産でーす!」
俺達は惜しみ無い拍手をした、心の中で。実際は箸と皿で両手が塞がっていたので出来なかったけれど、き堕っ天く使んはそんなことを気にする様子も無く、自身も肉を貪っていた。
しらたき。つるりとしたフォルムは卵によって更に喉越しの良さを増して、喉の奥へと収まっていった。じっくり煮込まれて味の染みたしらたき程最高のものはない。一緒にとろとろになったネギも食べる。柔らかくいくらでも食べられてしまう。
「え玉お葱ちゃんは風邪気味なんだからぁ、ネギもっと食べなさーい!」
そうき堕っ天く使んに言われてまだ具が残ってる器にネギを山盛り入れられた。今度は半煮えのネギ。味の染みた柔らかいネギも良いが、火の通りきってないシャキシャキとした食感のネギもまた美味いものである。

(>>146)続く。

149 :と/り/な/ん(実/況)
2015/12/31(木) 15:50

大晦日ってことで、何話すか。
毎年おせち作ってるとかそういう話でもいいんだけどよ、逆にテンプレ過ぎて話すには何度も言い過ぎて飽きた感じがする。

年末の挨拶?
私信とかあったような気がするんだけどなぁ……。
来年もグダグダやってくんでよろしくー。

×××

今年は出会いの年だったと思う。
新しい世界に来て、沢山の出会いを貰って。強い絆が出来たり出来なかったり、精神的にも肉体的にも滅茶苦茶鍛えられた。そんで、夏ぐらいからこの日記をはじめて、新しい出会いもあって。ここまで日記が続くとは思わなかったよ。続けられるなら、本当の日記のようにずっと続けていきたい。

152 :ス1ナ7ザ時メ(実/況)
2016/01/03(日) 19:04

何故か名前欄に「ステーキ」と書き込んだス1ナ7ザ時メです。欲望が出てるね?

今日ね、ス1ナ7ザ時メさん仕事終わってバス待ってたんだけど、一向に来ないの。おっかしいなーと思って時刻表見たら正月ダイヤで来るの30分後とかだったんだよね。
ス1ナ7ザ時メさん待ちぼうけですよ。しかも待ってる時間で普通に歩いて目的地着けましたよ。やっちまったなー。

155 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/01/07(木) 22:07

ジュージャンでツイてた話。

昼過ぎ、喉が乾いてきた俺はえ新ふ参び兵ーとジャンケンをした。俺が勝った。なのに、コイツは「あっ、今日財布忘れました~!」と言い、勝ったにも関わらず俺が金を出してジュースを飲むことになった。

夕方、き大っく将んと売店で会ったので、ジュージャンに誘った。
「この棚のジュースどれでもいいってことにしよ」
「やる気出てきた」
結果、俺の勝ち。普段は80円のジュースだけだが、今日は120円のジュースを買ってやった。
やったぜ。

156 :ミ引ン肉チ(実/況)
2016/01/08(金) 11:01

アイスの話。

ス/ナ/ザ/メ君と俺、この前一緒に遊びに行ったんだ。なんか、ス/ナ/ザ/メ君の親戚の子供もついてきたんだけど、その子が結構ヤンチャな男の子で。可愛かったんだけどね。
三人でアイス、食べたんですよ。えーと、31種類あるところで。その子、滅茶苦茶悩んでメロンを頼んだんです。俺はラブなんとか。で、ス/ナ/ザ/メ君はどうする?と聞こうとしたら、彼もう受け取ってたんです。どうやら甥っ子と一緒に頼んだらしくて。それを見た甥っ子がすげえキレてんの。
「なんでス/ナ/ザ/メはダブルなの!?」
そう、俺と甥っ子はシングルで頼んでたんだよね。でもス/ナ/ザ/メ君はダブル、つまり二種類頼んでたんだ。
「俺がメロンとオレンジで必死に悩んで決めたのに、ス/ナ/ザ/メは二つ!?」
怒り狂ってた。もう、子供なのに鬼神のごとく荒れて彼にお説教をしていた。ス/ナ/ザ/メ君は説教されてる間ずっと笑ってるし、俺は笑いを堪えるためにス/ナ/ザ/メ君のアイスを勝手に食ってた。
その時はこれで収まったんだけど、この日以降そのアイス屋を通る度に甥っ子は「ス/ナ/ザ/メがダブルで頼んだアイス屋通りますぅー」って言うようになっちゃいました。

これ、書きかけで一度日記編集したんだけど「途中で切るなんてずるいです!続きはWebで的な感じで気になりますよ!」ってクレームが来ました。ごめんなさいね、お兄さんス/ナ/ザ/メ君との旅行で忙しくてさ。

161 :と/り/な/ん(実/況)
2016/01/21(木) 07:18

ぼんやりシーズン終了させたいって意味を込めて、日記更新。

なんかさ、PCがものすごく重かったんだわ。だから、上司に相談したんだが。
「リセッシュボタンっていうのがあるよ」
「は、え?」
「あ、違う。リフレッシュボタン!」
「PCにシュッてやるんですか」
「馬鹿かびしょ濡れになるだろ」
いや言ったのアンタだろ。

164 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/01/26(火) 06:41

軍隊の定年は一般人よりも早い。なんでかってそりゃ軍隊だから。戦死するヤツもいっぱいいるけど、定年退官するヤツも居ないことはない。指揮官とか上の階級のヤツになるけど。そんな定年退官するジジイのうちの一人の話。
確か名前はボブ。そのボブは退役する前からファンキーなジジイで有名だった。年明けに新年会だと言って駐屯地内で豚汁作り出して配ったり、若かりし頃のき大っく将んの昇進を手伝ったり(>>45)、駐屯地のお祭りの際に一人で出店して莫大な売り上げを叩き出したり(この話はいつかするかもしれない)、なんて色々な伝説を作り上げていた。そんなファンキーボブの話。

あ軍ろ医まが突然言った。
「今度ボブの告別式があるんだけど」
「……は?」
渡されたのは、一枚の紙切れ。それは死亡診断書でも何でもなく、『告別式のお知らせ』という紙だった。
「……ボブ、死んでないじゃん」
「ブラックジョークだよ」
「笑えねえ……」
そう。告別式、と言いながらもボブは死んでいなかった。今度定年退官するボブは殺しても死ななそうな位ピンピンしていて、この告別式はボブの為の送別会らしい。告別式という名称は『ボブという軍人は定年退官により居なくなるから』だそうだ。
「参加費500円」
「安いよな」
「酒飲めるし行こうぜ」
別に酒に興味は無かったけれど、俺は頷いた。ボブには何かとお世話になっていたし、最後に言葉を交わしておきたかったのだ。その告別式で酔っぱらったボブが脱ぎ出したのも良い思い出である……おそらく。

「皆さん、お世話になりました」
迷彩服でも軍服でもなく、ぱりっとしたスーツを見に纏ったボブはまるで一般人のようだった。訂正しよう。一般人のようではなく、今日からボブは『一般人』なのだ。背筋はしゃんとしていて若く見えるが、深く皺の刻まれた顔は確かに歳月の流れを感じた。その顔は柔和に微笑んでいて、少し見ないうちに丸くなったんだろうかと思った。
少し前に流行ったポップスの曲が流れ、皆が花道を作って拍手する。ボブが通る度に敬礼したり、握手したり、何か言葉を交わしたり。泣いている人は一人も居なかった。ボブも笑っている。しまいにはとっとこ走り出して皆が通り過ぎるボブに慌てて挨拶していた。
話は少し逸れるが、定年退官した人は大抵ボストンバックなど大きな荷物を持っている。なので、見送った後は車に乗って去っていったり、またすぐ戻って荷物を持って駐屯地を去るなどそういうのがほとんどだ。
「バンザーイ、バンザーイ、バンザーイ!」
ボブが見送られる。ボブはどうやって去るのだろうか。皆が見守るなか、ボブの元部下が現れ、ボブの花束を受け取り、ヘルメットを手渡した。ボブはヘルメットを被る。いつの間にか大きなバイクが置いてあり、後ろには大きな荷物と花束が括り付けられていた。
「またな」
ボブは慣れた手付きでそれに跨がり、ひらりと手を振るとエンジンをふかして走り去っていった。しかも、戻ってくる様子はなく、本当にこのままこの駐屯地から去るつもりらしい。
「おいおい……マジかよ」
それを呟いたのは俺かあ軍ろ医まだったか。全員が呆気に取られている中、静寂を破ったのはき大っく将んだった。
「ギャハハハ!あのジジイ最後までやるねー!」
その声で、皆はザワザワと話し出した。その声はボブを称える声、呆れる声色んな声があったけれど、決して否定的なものは無かった。
「……寂しくなりますねぇ」
ぽつりと、え新ふ参び兵ーが言った。

165 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/01/27(水) 20:15

あ軍ろ医ま「あ、あいつあれじゃん。テニス選手」
俺「へー。全然知らねえ」
あ軍ろ医ま「お前スポーツ選手知らなそうだよな」
俺「有名な人位は知ってるって。えーと……大五郎とか」
あ軍ろ医ま「五/郎/丸だボケ。焼酎かよ」
俺「ちゃーんの方思い出した」
あ軍ろ医ま「子/連/れ/狼って言ってやれよ」

今日のジュージャンは大負けした。

167 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/01/29(金) 13:00

よく分かる俺のための軍人情報まとめ

俺のいる駐屯地(陸軍)
・eたoいhちeょoうh(普通科、曹長くらい)
俺。前衛に出たり、書類仕事したりなんでもやる。
・あ軍ろ医ま(衛生科、中将)
医務室は俺の溜まり場。ジュージャン相手。何で階級が違うのにタメ語かは機密事項。
・え新ふ参び兵ー(普通科、2等兵)
俺の部下。ジュージャン相手その2。階級には秘密がある。
・き大っく将ん(元航空科ヘリ隊、大将)
駐屯地で一番偉い。
・レ鼻トル声ト(会計科、2曹)
よく会う隣人。
・に稲ゃ野ん(航空科)
き大っく将んの部下。ヘリ隊パイロットらしい。

他の駐屯地にいる人たち
・キ輩ヨ(高射特科、2曹)
レ鼻トル声トさんの友達でえ新ふ参び兵ーの知り合いらしい。俺と昔同じ駐屯地だった。
・ア虻ブ(衛生科、3佐くらいで結構偉い)
あ軍ろ医まの一期下。レ鼻トル声トさんとキ輩ヨさんの教育隊時代の隊長だったそうだ。
・Pあ-しP(野戦特科、1曹)
俺の同期。公務災害申請中。
・つ蓮わは子す(機甲科、士長)
偵察隊。
・コぼジマー店る員(施設科、3曹)
レンジャー、格闘き章持ち。
・蘭伝た説ん(当時1尉)
俺の新隊員教育隊時代の隊長。今は何処で何してるんだろうな。

168 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/01/29(金) 13:01

今日のジュージャン三連戦。

第一戦。
今日は雨で寒かったので、温かいものが欲しかった。
「ジュージャンするか」
ということで、俺とあ軍ろ医まとえ新ふ参び兵ーで。え新ふ参び兵ーが負けた。

第二戦。
第一戦で飲んだ缶を捨てに行って戻る途中、小銭を数えながら歩いてくるえ新ふ参び兵ーと出会った。
「…………」
「…………」
無言で見つめ合う。
「最初はグー!」
「「じゃんけんぽん!」」
俺はパー、え新ふ参び兵ーはチョキ。
「ノオオオ!!」
「っしゃ!」
負けたので自販機に引き返し、ジュースを買ってやった。
「くそ、今日の分が……」
「これでプラマイゼロですね~」
「いやお前すげえ負け越してるからな」

第三戦。
第二戦の足そのままで医務室に行くと、あ軍ろ医まが居た。いや、あ軍ろ医まに会いに行ったから当然なんだけど。俺らが持ってるジュースを目敏く見つけて話し掛けられる。
「またやったのか?」
「俺がジュース買いに行ったら、隊長と目が会っちゃってぇ」
「ポ/ケ/モ/ンバトルかよ!」
「あ軍ろ医まさん入れてもっかいやります?」
てことで、三回目。あ軍ろ医まが負けた。
「っ、あー……負けた……っ!」
「三回やって一人づつ負けましたね」
「これこそプラマイゼロじゃねえか」
俺だけ二回戦は二人だったので、得しているということは黙っておいた。

169 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/02/01(月) 22:35

昼休み、駐屯地内をブラブラしてたら遠くで数人の人影があった。その内の一人があ軍ろ医まだと気が付いたが、面倒事に巻き込まれる予感がして俺は気付いてないフリをしようとした。が、それよりも早く相手は俺に気が付いたようで、こちらに手を振ってきた。俺は手を振り返してそっちに近付いた。
「おー、eたoいhちeょoうhさん」
「こんなすぐに皆と会えるって、この駐屯地狭すぎじゃなーい?」
居たのはレ鼻トル声トさんと、ア虻ブさんだった。ア虻ブさんはあ軍ろ医まと同時期に入った人間で、衛生科だ(だから俺とちょっと面識がある)。駐屯地内の医務室を拠点とするあ軍ろ医まと違って、ア虻ブさんは色んな駐屯地を転々とする派遣隊だった。と言いながらも、彼も幹部の中では相当偉い部類なので前線に出ることはほぼ無いだろうが。
「レ鼻トや声ん相変わらずなのー?」
「いや、まあ」
「ちょっと太ったんじゃない?」
「会計職種だからしょうがないんですよ」
二人はかなり親しげに話していた。話を聞くと、ア虻ブさんはレ鼻トル声トさんが新隊員の頃の教育隊長だったらしい。納得した。ぶっちゃけ、教育隊は滅茶苦茶厳しい(この話もいつかする)。その中で培われた絆とか尊敬の心は何年経っても忘れないものである。
「ア虻ブさんはこの駐屯地に何しに来たんですか?」
俺が聞くと、よくぞ聞いてくれたとばかりに彼は顔を近付けてきた。思わず一歩引いた。
「それがさ!き大っく将んが『たまには遊びに来いよ!』って言うからわざわざ理由作ってこっち来たんだよ!それなのに、部下のに稲ゃ野んちゃんのヘリに俺を押し込めてあの人どっか行っちゃったんだよ!」

ねむいので続きはまたこんど。

170 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/02/02(火) 20:02

休憩中に外に出たら、え新ふ参び兵ーが無表情で缶を潰してた。聞くと、どうやら他部隊の上官に嫌味を言われたらしい。俺たち以外にはそこそこ懐の広いえ新ふ参び兵ーが怒るなんて珍しい。いや、怒っているというよりストレスが溜まっているという方が正しいのか。
淡々と缶を潰して金属スクラップの山を作り上げていく様子は見ていて面白かったので、俺は空になったペットボトルをプレゼントしてあげた。一瞬でぺしゃんこにされた。
全て潰し終わるとえ新ふ参び兵ーはそれを袋に詰めてゴミ箱へぶちこんだ。幾分かスッキリしたらしい。ちなみに缶の中身はスチール缶が殆どで、俺は「全自動プレス機」というあだ名をコイツに進呈してやった。

177 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/02/12(金) 22:22

>>169の続き。

「それがさ!き大っく将んが『たまには遊びに来いよ!』って言うからわざわざ理由作ってこっち来たんだよ!それなのに、部下のに稲ゃ野んちゃんのヘリに俺を押し込めてあの人どっか行っちゃったんだよ!」
そう言ったア虻ブさんはむくれていた。なんだろう。この人かなりの階級の筈なのにき大っく将んと同じくそんな雰囲気を感じさせない……良いことなのか悪いことなのか知らねえけど。
「ヘリに乗って何したんだ?」
意外にもあ軍ろ医まが乗ってきた。
「んー?救助訓練の真似事」
新型ヘリの使い心地とか部下の育成とか、そういう理由を付けてこっちに来たんだよね。そう言った彼の顔は思いの外ふざけておらず、きっとそれも大事な目的の一つだったんだろうと察せられた。
「俺は久しくヘリとか乗ってねえわ」
しみじみとあ軍ろ医まが言う。あ軍ろ医まが前線を離れてからそれなりの月日が流れている。き大っく将んもヘリコプターから降り、前線を離れて久しい。俺も新参兵だった頃が遠い昔のようだ。
「そう言えばア虻ブさん、ぺ眼ーぺ鏡ーのこと知ってます?」
話題を変えるためか、レ鼻トル声トさんが俺の同期の名前を出した。
「Pあ-しP?」
そう、Pあ-しPは俺の同期である。職種こそ別れたものの、新隊員教育時代はお互いに切磋琢磨し合った仲である。ア虻ブさんは心当たりがあったようで頷いた。
「あー彼ね。色々聞かれたからアドバイスしてあげたよ」
「そうですか」
「……どういうこと?」
あ軍ろ医まも俺と同じく二人の会話に着いていけなかったらしく、口を挟んだ。
「ぺ眼ーぺ鏡ーな、出撃中に足を怪我して手術するらしいんよ」
「……え」
「命に別状は無いみたいなんやけど、公務災害の申請がどうとか連絡が来てなあ」
「そうそう」
二人は顔を見合わせて頷いた。……全然知らなかった。いや、心配をかけまいとわざと連絡しなかったんだろう。Pあ-しPは足が速く、格闘でも綺麗な足技が得意だった。そんな取り柄の足を怪我して、平静で居られる訳が無かっただろう。俺は未だに五体満足だが、軍人なのだから怪我の後遺症や障害を持った人間は少なくない。そういう人間をあ軍ろ医まやア虻ブさんは俺以上に見てきて居るのだろう。レ鼻トル声トさんも死亡保険金の支払や遺族への手当やらで書類上で沢山見てきているに違いない。
「その、後遺症とかは」
「分かんない。詳しい話は聞いてないしー」
レ鼻トル声トさんがため息をついた。
「ぺ眼ーぺ鏡ーが治ったら、皆で飲みに行きましょうよ」
誰も返事をしなかったが、全員が同じ気持ちで頷いたのは言うまでもない。

181 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/02/18(木) 19:59

ア虻ブさんがうちの駐屯地に遊びに来て早一週間。ア虻ブさんは本当に忙しい合間を縫って来てくれたらしく、あの会話の後にすぐに他の駐屯地へと移動してしまった。「き大っく将ん今度飲もうねー」とのこと。
俺たちの日常は大して変わっていなかった。一つ変わったことと言えば、レ鼻トル声トさんがよく遊びに来るようになったことだろうか。
「いや遊びじゃないからね?部隊調整ですって」
俺の部下と小難しい話をしながらツッコむレ鼻トル声トさんに、ふとこの間き大っく将んから言われたことを思い出した。
「レ鼻トル声トさんさ」
「なに?」
「ヘリ乗ったことあります?」
「ないけど、どうしたの」
「乗ってみたいとか思ったりします?」
そう。会計科のレ鼻トル声トさんはその特殊な職種故にヘリに乗る機会が無い。外の世界では普通の仕事であるデスクワークも、此処では特殊な仕事なのだ。なので、そこそこ勤めてるであろう今でも多分彼は一度もヘリに乗ったことが無いだろうと思って聞いてみた。
「……まあ、一回くらい乗ってみたいなぁとは思うよ」
「枠あるらしいんだけど、乗ります?」
レ鼻トルト声さんが無言で瞬きをした。そう、この前きっくんから言われたこととはこの事だ。『民間向けの体験搭乗枠が少し余ってるから、誰か乗せたい人を誘ってみて』と。一般人の友人は誘うには距離があるし、丁度レ鼻トル声トさんが居たので好都合であった。
「……いいの?」
「ええ、き大っく将ん直々のお願いですよ」
「大将に言われたんなら仕方ないなぁ」
レトルトさんは眉を下げてへにゃりと嬉しそうに笑った。
「詳しい予定とかは個命が行くと思うんで」
「おん、分かった」
また俺の部下と仕事の話を再開させたレトルトさんは心無しか機嫌が良くなったように見えた。去り際、小声で聞こえるか聞こえないか程度に「ありがとな」と言われたことも、忘れない。


搭乗編は、またいつか。

182 :と/り/な/ん(実/況)
2016/02/19(金) 07:23

親愛なる隣人(笑)が休んでるので、俺も休んで一応表記を停滞中にしたわけだが、全然停滞中じゃない件について。表記変える前のほうがよっぽど停滞中だったわ。
ともかく。隣人があと一週間くらいで帰ってくる筈なので、帰ってきたら盛大に祝おうと思う。ついでにこれも上げよう。んで、一緒に遊ぶ。遊びまくる。
連絡の一つでもすれば良かったかもしれないが、俺の願掛けのようなもん。しょうもないヤツだけどな。

きっかけは俺がちょこっと反応した事に向こうが反応返してくれたってことか。で、俺のストーキング暴露に丸々一ページ費やして、そしたら隣人が手紙をくれた。そっからやり取りが始まったんだ。はじめはどんな会話してたんだっけ。もう会話が長すぎて遡れねーよ。俺の正体が忍者だとか、悩み相談とか、色々聞いてくれたよな。はじめは遠慮してた気もするが、そんなのも馬鹿馬鹿しくなっちまった。で、一度俺の一方的な喧嘩もした。当時は修復不可能かもしれないと悩んだりもしたが、案外仲直りできるもんだよな。下らない会話ばっかりだった。これからもするんだろう、今だってまあまあ寂しい。話したいこと、溜まってるし。
帰ってきたらまず何を言うか。
ま、決まってるよな。

183 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/02/19(金) 14:21

あーー、え新ふ参び兵ーにジュージャン三連敗中なんだが。
くやしい。
すげー悔しい。
来週は勝ってやる。
パーを出すのはやめよう、次はグーだ。

×××

俺は無意識にパーを出す癖があるのか?
皆がよくグーを出すから裏をかいてパーを出すと、チョキを出されんだよなんなんだ!また負けたよ負けましたよ!

186 :と/り/な/ん(実/況)
2016/02/22(月) 22:52

昨日寿司食ったんだけどさぁ、ちょっと後悔したんだよな。
そこ、狭い店で30人座れるか位の回転寿司なんだけど、昼間行ったときは混んでたんだわ。で、ぎっしりネタがレーンに並んでて、ひっきりなしに追加してたわけ。回転寿司にあるまじきレーンのネタほぼ全部出来立て状態。俺店の人に声掛けるのあんま好きじゃねーの。だって、出てくるまでにタイムラグあるし。だから、回転寿司に新鮮なネタがあるの最高なんだよな。そして、厚焼き玉子が出来立てで最高に美味かった。
だからもっかい昨日行ったんだ。ただし夜に。
まあ……ちょっとガッカリだったよ。ラーメンか寿司で悩んだ末にこれかって。
次行くときは昼間にするわ。

188 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/02/26(金) 12:45

俺「(何かの会話で)お前これからどうするんだ?」
あ軍ろ医ま「なんも考えてねえ」
俺「楽天的だな」
あ軍ろ医ま「……楽観的、じゃね?」
俺「え?」
あ軍ろ医ま「野球かよ、楽天的だな」
俺「ミ/スを/リス/ペク/トすんな!」

後日調べてみたら、楽天的って言葉もちゃんとあった。あ軍ろ医まこの野郎。

191 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/03/02(水) 21:48

なんか今日面白い話あったんだけどなぁ……忘れちまった。
あ、そうそう。今日は昨日のジュージャンの教訓を活かしてグー出したんだよ。そしたらえ新ふ参び兵ーはパー出しやがった!!そうだよ、俺はまた負けたんだよ。え新ふ参び兵ーに勝ちまくってたツケが今更回ってきたんだろうか、最近勝率がやべーぞ。

ホラーならショ/ーン/オ/ブザ/デッ/ド。パロディだから笑える。

192 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/03/03(木) 17:12

Pあ-しPのはなし。

Pあ-しPは俺の新隊員教育隊時代の頃の同期である。
今は他の駐屯地で野戦特科でうまくやっているらしいと聞いていた。……聞いていた、んだが。
「えっおちゃーん?」
ア虻ブさんに呼び出され、俺は自分の駐屯地の外に出ていた。ア虻ブさんの部隊の物だというパジェロを運転しながら外の景色を眺める。
「……それで、俺を引っ張ってどうするんですか?」
「会わせたい人が居てねぇ」
ウフ、と微笑んだア虻ブさんはそれ以上の詳しいことは言わずに誤魔化された。しかしながら、目的地が近くなれば考えるのはそこの駐屯地にいる同僚のこと。Pあ-しP元気にしてっかなぁ、とふと思った。
そうして会いに行った先で対面したのはPあ-しPだった。
「……eたoいhちeょoうh?」
Pあ-しPは俺を見て目を丸くして俺を見つめた。
「……よう」
俺はへにょりと笑って挨拶した。
そこに居たPあ-しPは椅子に座っていた。横には松葉杖が立て掛けてある。
「わー、久しぶり!元気だった?」
Pあ-しPは昔と変わらない笑顔で言った。けれど、筋肉がついて綺麗に引き締まっていた自慢の足が細く若干衰えているのを見て俺は少し悲しくなった。顔や表情なんかは昔と変わっていないように見えたが、些細な部分を見れば違和感はいくつもあったのである。
「ああ、ぼちぼち元気だった」
「レ/トさんと同じ駐屯地にいるんだって?キ/ヨくんから聞いたよー!」
「仲良くなった」
「ほんと?今度皆で遊びに行こうよ!」
そこでPあ-しPは少しだけ苦笑いして「足が治ったらね」と付け加えた。俺は黙って頷いた。
「散歩に行かない?ここの駐屯地、案内するよ」
「頼む」
慣れた様子で松葉杖を使って歩くPあ-しPを見てその生活の長さが窺えた。結局散歩は他愛の無い雑談とか、そういう話で終わった。

>>198につづく。

196 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/03/06(日) 23:00

おれといっぱんじんのはなし。

休日、俺とあ軍ろ医まは外の居酒屋で飯を食っていた。酒が弱いとはいえ、居酒屋飯や雰囲気は二人とも好きだったので、休日の飯はもっぱら居酒屋である。
お互い気の置けない仲なので、会話に沈黙が訪れることがある。そんなときはよく周囲の客の会話の声が入ってくるもんで、中々面白いんだ。
「最近の軍人ってさー、どうなの」
そんな声が聞こえてきて俺は唐揚げを食う手を止めてあ軍ろ医まを見た。あ軍ろ医まは特に気にしてない風である。
「どうって?」
「なんか基地のお祭りとか行くとすげえ運動出来なさそうな太った人とかも居るじゃん」
「あーメタボっぽいおっさんいるよな」
「軍人としてアレ駄目じゃね?」
俺は枝豆をひたすら食べる機会と化していた。
「マラソン大会で最下位だった人はクビにすりゃいいんだよ」
「ハハ、ウケる」
「運動出来ないとか軍人の意味ないよな」
枝豆が無くなった。またあ軍ろ医まを見て、少しだけその客の姿を見た。若い男達のようだ。体力に自信のありそうな体つきをしている。
それならお前らが軍人になればいい、なんて言うのは簡単で暴論だ。彼らはオススメしても軍人にはならないだろうから。きっと良い会社に就職してエリートな人生を歩みたいのだろう。彼らには彼らの専門領域があるのだ。俺たちも腐っても専門家なのだけれど。銃の整備もヘリの見分け方も戦場での進み方も彼らは知らないだろう。だが、それを言ったら子供っぽいので言うのは止めた。あ軍ろ医まは結局リアクションを全く取ることなく、目の前のポテトピザを完食したのであった。

197 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/03/08(火) 18:58

不思議なことに、き大っく将んとのジュージャンは負け知らずである。
この前はアイスジャンケン、今日は150円までのジュージャンをやったんだけど両方買った。
明日も勝ってたかっていきたい。

198 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/03/08(火) 22:27

>>192続き。

「彼とのお散歩はどうだった?」
駐屯地内にあるカフェの一角で、ア虻ブさんは優雅にコーヒーを飲んでいた。
「ええ……」
端から見ればPあ-しPはただ松葉杖をついている人間ではあったが、戦場を駆ける彼を知っている俺からすれば健康でない状態の彼があまりにも頼りなくて、恐ろしかった。
「彼、どうしてああなったか知ってる?」
俺は首を横に振った。Pあ-しPとの散歩の間は近況や雑談ばかりで足について触れることは全くなかったからだ。
「きっかけは、よくある戦場での怪我なんだよね」
その日戦場へ出向いていたPあ-しPは自分が指揮下に入っている分隊で、ミサイルの準備をしていた。余談だが、野戦特科は対陸ミサイルを使う部隊であり、キ輩ヨの居る高射特科は対空ミサイルを使う部隊である。そのミサイルの発射準備中、敵ミサイルにより奇襲を受け、発射台が破壊された。その離脱行動中、無理な行動をして足を痛めたそうだ。
「そこで大人しく療養してくれればよかったのにぃ……ねぇ?」
そう、怪我自体はそこまで酷いものではなかった。そのままちゃんと治療すれば後遺症は残らなかったのだが、Pあ-しPの部隊は慢性的な人手不足らしく、彼も無理して出撃し続けていたそうだ。それが祟って、悪化してしまったらしい。自業自得といえばそれまでだが、自分一人が出撃することで死人が減ると考えてしまえば、無理をするのも仕方がなかった。
「この私がメスを取ったからには治せないものなんてありませんけどねー」
ア虻ブさんがニヤリと笑って言った。詳しくPあ-しPの体の状態や手術方法なんかを説明してくれたが、面倒なので割愛。
「あと、公務災害も申請するつもり」
「ああ……」
ようは死んだときの保険金みたいなものだ。戦争中に死んだり後遺症の残る怪我をしたらお金が出る制度。金で全ては解決出来ないが、金で少しでも補填できれば良いとは思う。
「Pあ-しPは今後どうなるんでしょうか……」
「どうだろうねー」
しみじみと返された。
「彼の治り具合にもよるけど、最前線はもう止めた方が良いとは思う」
次第によっては部隊の変更も勧めるかな、退職させたくはないから。ア虻ブさんは遠い目をして言った。まだ若いとはいえ、後遺症の残る人間を採用してくれる所は限られてくる。解雇されたら再就職先にもきっと困ってしまうだろう。
「元気に、なって欲しいですね……」
「なるよ」
俺が小さく呟くと、思いの外強い言葉が返ってきた。
「絶対に、元気にさせてみせる。それが医者の使命だ」
「……Pあ-しPを、お願いします」
ア虻ブさんは深く頷いた。

201 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/03/12(土) 01:17

暗いシリアス話注意


半旗。
それは弔意を示す旗である。
毎朝上げる国旗を上げて、半分下ろす。それだけの行為だ。だが、この行為は相当に重い。
3.11。震災があった日だ。駐屯地に掲げられている半旗を見て俺たちは黙祷を捧げた。死んでいった人々へ、弔意を込めて。
黙祷が終わってえ新ふ参び兵ーを見ると、アイツはぼんやりと旗を眺めていた。
「俺の友達、いたんですよね……」
ぼそりと、呟く。
「連絡つかないなーって思ったら、いなくなってました」
最後に何話したっけなあ、とボソボソと言うえ新ふ参び兵ーは余分な表情をごっそりと落として、薄い笑顔だけを浮かべていた。
「俺の住んでたアパートも持ってた物も津波で全部駄目になって、就職も上手くいかなくて、此処に拾って貰わなかったら俺野垂れ死んでたかもしれません」
その声が、姿があまりにも儚くてそのままコイツが消えてしまうんじゃないかと俺は不安になったが、え新ふ参び兵ーはいつもの笑顔に戻るとその空気は霧散してしまった。
「さ、隊長行きましょう!おやつの時間ですよ!」
え新ふ参び兵ーに引っ張られながら、俺は自室のロッカーにある遺書を思い出していた。軍人たるもの、いつ死んでも大丈夫なように書かされたもの。分かって覚悟はしていたが、死は案外身近にあるものなのだとため息をつきたくなった。
俺はまだ、死ねない。

204 :ミ引ン肉チ(実/況)
2016/04/09(土) 21:02

ス/ナ/ザ/メ君には甥だけじゃなく、可愛い姪っ子もいる。今回はその姪っ子の話。

「あ、か/しこ/まだ!」
街を歩いていたら、突然姪が何かを指差してそう言った。
「か/しこ/ま?」
「プ/リパ/ラの主人公のことだよ」
俺が首を傾げると、ス/ナ/ザ/メ君は苦笑いして言った。姪が指差す先には紫の髪のキャラが居た。なるほど、これが主人公か。最近の子供向けアニメはさっぱり分からん。
「か/しこ/まってキャラなのか」
「違うんだよねそれが。本当はら/ぁ/らって名前なんだよ」
更に首を傾げると主人公は「か/しこ/まっ!」が口癖?なのだと説明してくれた。なるほど。
「か/しこ/まとー、み/れ/ぃとー、ひ/び/きもすきー!」
「そうなんだー」
なんで主人公だけ名前呼んであげないんだろう。


姪っ子ちゃんはまだ幼い。ぶっちゃけると子供らしくおばかである。
「ミ/ン/チお兄ちゃん、キ/ティちゃんかいてー」
「いいよ」
ス/ナ/ザ/メ君の家に遊びに行くと、結構な頻度でお絵描きをねだられる。動画と違って検索して見ながら描けるので中々楽な作業だけれど、専らねだられるのはミッ/フィーとキ/ティなので、そのキャラは慣れて画像を見なくても描けるようになってしまった。プ/リ/パ/ラのキャラは未だに難しい。
適当なチラシの裏にキ/ティちゃんを描く。
「かわいー!!」
喜んでくるくると踊る姪っ子ちゃんは可愛い。いやロリコンじゃないけどね?姪っ子ちゃんが目を離した隙にキ/ティの口に×印を書き加えた。
「キ/ティ、キ/ティ……あれ?あれれ?」
姪っ子ちゃんは×付きキ/ティを見ると踊るのをやめ、頭の上にはてなマークを浮かべ始めた。
「ミッ/フィー?あれ?キ/ティ……?ミッ/フィー?」
そう、姪っ子ちゃんはまだ小さな子供でおばかなのだ。キャラの見分けがつかないのである。彼女はミッ/フィーの口は×、キ/ティは無いと考えているせいで、こうして見た目はキ/ティだが口に×印を付けると途端に見分けがつかなくなってしまうのだ。ちなみに、ポ/ケモ/ンは皆ピ/カチ/ュウだと思ってるし、うさぎに帽子を被ってるのがマ/イメ/ロディだと判別している。
「あれれー?」
おばかだ。かわいい。
ちなみに、マ/イメ/ロディに×印を描いても、帽子を被っているのでマ/イメ/ロディだと判別出来た姪っ子ちゃん。
幼女はなんでこんなばかわいいんだろう!

209 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/04/15(金) 21:56

災害派遣のはなし。
俺は無事です。

その日、俺は当直だった。突然放送が鳴った。
『緊急地震速報です』
寝転がっていたベッドから飛び起きた。……が、予想に反して揺れは来ない。よくよく聞けば震源地は遠い所のようだ。俺はベッドに座り直し、テレビをつけた。何やら報道している。
しばらくテレビを見ながらボンヤリしていると、また放送が掛かった。当直の召集の放送だった。腕章のついた迷彩服を羽織って俺は当直司令室へと向かった。
「あ」
「レ鼻トル声トさんも当直?」
「災難やね」
二人で当直司令室へ入る。既に結構な人が集まっていた。今回の当直司令(当直を指揮する人のこと)はあ軍ろ医まだった。なんつう示し合わせなんだ。いや、あ軍ろ医まなら俺に合わせて当直をねじ込むなんてこともやりかねない。
「人員が揃ったようなので始めます。まず、今回の地震に関しまして……」
あ軍ろ医まが淡々と状況を説明しているのを聞く。ここは震源からは遠い地域だから被害は全く無いが、派遣人員を幾人か出すことになるだろう。災害派遣で役に立ちそうな人間を何人か頭の中でリストアップしていく。
と、また室内に緊急地震速報が鳴り響いた。長い夜になりそうだった。

つづく(>>231)

214 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/04/20(水) 19:46

エロくない


「た、いちょ……」
震える声でえ新ふ参び兵ーが呟く。顔を上げてえ新ふ参び兵ーを見ると、顔を真っ赤にしていた。
「たい、ちょー」
「……なに」
「おれ、もう、むり」
ぷるぷると体を震わせて途切れ途切れに呟くえ新ふ参び兵ーは限界が近いようだった。かく言う俺も限界が近い。体温も上がってるし、そろそろ我慢も出来そうにない。つう、と顔を伝って下に汗が落ちる。
「もーちょい、頑張れ」
俺がそう言って体を動かすと、え新ふ参び兵ーはあう、とかああ、とか言いながら健気に応えてくれた。
「だめ、だめですっ、もう……!」
「ん、いーよ……」
苦しそうなえ新ふ参び兵ーに俺はうっすら笑って顔を下へと近付けた。


「はーい、おわりー」
あ軍ろ医まの言葉に、俺達は同時に地面へと倒れ込んだ。二人して大きく息を吐く。
「ああ……腕が死にそう……」
え新ふ参び兵ーがうつ伏せになりながら言った。そう、俺たちがしていたのは腕立て伏せ、つまりただの筋トレである。ただし、100回とか200回とかそういうレベルの。エロいことしてると思ったか?
「早くプロテイン飲め」
あ軍ろ医まの言葉に俺達はのろのろと起き上がる。あ軍ろ医ま特製クエン酸入りプロテインを震える手で受け取った。腕を酷使しすぎてまともに力を入れられない位ヤバイ。今日は一段と張り切りすぎたかもしれない。プロテインを一気のみしてから、ストレッチを始める。平泳ぎの要領で掻くように腕を動かす。大胸筋のストレッチである、ここが筋肉痛になると胸から肩に掛けてが筋肉痛になるので腕を動かすのに苦労する。ついでに背を反らして腹筋もほぐしてやる。普通に腹筋して鍛えるのも勿論いいが、腕立て伏せでも上半身全般を鍛えられるのが良いとこである。
「でもどうしたんですか、急に筋トレ誘ってくるなんて」
「ああ……」
早くも復活したえ新ふ参び兵ーが首を傾げて尋ねる。
「何となく、体が落ち着かなくて」
今の俺じゃ何も出来ない。今の俺は助けられないから、備えることしか出来なかった。口に出した以上は言わなかったが、ふうん、と言ってえ新ふ参び兵ーは笑った。
「俺達は俺達で、出来ることをすればいいんですよ」
え新ふ参び兵ーは俺を立ち上がらせると背中を押してシャワー室へと連れていった。
「次の為に、備えましょう!」
なるようにしか、ならない。助ける為に備えることしか、出来ない。起きてしまったものはどうしようもないのだとなんとなく諦めたような気がする。

216 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/04/25(月) 20:11

は、あああ!?
明日訓練ってマジかよ。しかも早朝?
「とりあえず6時前じゃないですかぁ?」ってコラえ新ふ参び兵ー、お前も起きるんだからな。他人事じゃねえぞ、お前には俺を起こすっつう重大な仕事があるんだから。
装具よし、鉄帽よし、小銃よし、寝よう。おやすみ。

223 :ス1ナ7ザ時メ(実/況)
2016/05/04(水) 18:52

私信途中まで書いて飽きました!
あ、でも宣言しておこう。今月中にキ/ン/タ/ロ/スと露伴先生(仮)を使う!使うぞ!


昨日、ミ引ン肉チ君ととあるツテで手に入れたオーケストラを聴きに行ったんですよ。
そういう音楽とか聴くの嫌いじゃないんだけど、ス1ナ7ザ時メさんどうしても眠くなっちゃうんだよね。そんな俺に学生時代ミ引ン肉チ君が言ってくれた言葉がある。
「本当に良い音楽っていうのは快音だから眠れちゃうんだよ」
その当時聴いてたオーケストラの公演が静かめの曲が多いってのもあったのかな。しかも、ス1ナ7ザ時メさん達は直接はお金払ってなかったし。
それはともかく、そんな眠りのス1ナ7ザ時メさんが今回寝なかったかといえば。
ちょっとウトウトはしました。が!寝てないよ!今回は盛り上がりの激しい曲から入って、静かな曲と交互に流れてたから静かな曲の時に少しだけ、ね?ウトウトっていうか目瞑って聴いてただけ!全部の曲ちゃんと覚えてる!
そんなこんなもあったんだけど、全ての曲を通して凄く良かった。オーケストラなんて久しぶりだったし、感動しちゃったよね。CDで曲聴き直したくなっちゃった。
ということで、しばらくス1ナ7ザ時メさんは音楽漬けに浸りたい日々です。

224 :ミ引ン肉チ(実/況)
2016/05/05(木) 12:53

肉「最近映画よく見るよ」
鮫「文明的な生活してるね」
肉「ん?」
鮫「ん?」
肉「文化的?」
鮫「あ、そう!文化的な生活!」
肉「文明的……」
鮫「訂正します!」
肉「縄文人かな……?」

229 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/05/09(月) 19:20

あれ、最近言いふらしてるから言ったような気がしたけど言ってなかった。
俺、そろそろ軍人の本気を見せてやろうと思ってプロテイン飲み始めたんだよな。でも大変、プロテインは運動しないで飲むとぶくぶくに太ってしまいます。
さて、俺がただのデブになるか、筋肉を極めるか、どっちでしょうか。

231 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/05/10(火) 21:18

災害派遣(>>209)の続き。

一夜明けて。
『ウチの衛生は人が足りねえから出したくないのが本音』
「実際は?」
『捻り出せって言われてる』
事務所の内線はいつ電話が来るか分からないし、携帯も部下からの電話が来るので、便利なアプリでのあ軍ろ医まとの通話。本当は面と向かって相談したいが、お互い当直で持ち場を離れられないので通話なのだ。
「こっちは小隊三つ位出すと思う」
先程HQから届いたメールを見ながら言う。戦争などの有事が無い時の普通科なんて暇そのものだからそんなもんである。むしろ少ない方だと思った。メールを見るともっと遠方からフェリーで人員を出すそうで、俺の部隊は第二陣の交代要員として出るらしい。
「航空隊はどうなの」
昨晩からずっと飛行場が活発に動いている。被災地へ向けて遠方から来たヘリの中間地点としてこの駐屯地は活躍しているらしい。
『き大っく将んによると、ボチボチ出るとかなんとか』
あやふやな答えだ。多分まだ決まってないのだろう。レ鼻トル声トさんにも聞いてみたが「人が動けば金も動くんよ」と言っていたので、多分何人かは派遣することになるんだろうと察せられた。
『頑張れよ』
「おう、そっちもな」
通話を切る。……不謹慎だが、ツイてない。自分が当直の時にこういうことがあるなんて。ため息をついた。
「たいちょーう」
え新ふ参び兵ーの声がしたので顔を上げると、え新ふ参び兵ーが入り口から顔を覗かせていた。そのまま入ってくる。
「俺の部隊も災害派遣、行くんですよね?」
少しだけそわそわしながら尋ねられたので俺は頷いてやると、え新ふ参び兵ーはぎこちなく笑った。
「……俺、行きたいです」
しばらく見つめ合ってから、俺は思い出した。そうだ、え新ふ参び兵ーは震災で色々と無くして、軍人になったのだった。被災者に貢献したいという気持ちがあるのだろう。俺はチラリとカレンダーを見た。
「多分、GW潰れるぞ」
「代休貰えますから大丈夫ですよ」
俺も笑ってみせると、え新ふ参び兵ーは安心したように息を吐いた。
「悔いの残らないように、行ってこい」
「ええ、もちろん」

続きあるけどもう続かない。
>>214に続く?

233 :ス1ナ7ザ時メ(実/況)
2016/05/12(木) 18:18

くるくる回る乾燥機。
俺のパンツとバスタオルともこもこパーカーもくるくる回る。
次の冬までさよならするから柔軟剤たっぷり。
最後はやわらかふんわり仕上げ。
ふわふわをぎゅって抱き締めて、おしまい。

237 :と/り/な/ん(実/況)
2016/05/16(月) 20:08

電話にて。

俺「おつかれさまです、○○課と/り/な/んです」
先輩「今日も格好いい声してるね」←名乗ってない
俺「はい、ありがとうございます」
先輩「そのノリ、営業かよ(笑)」
俺「(笑)」

238 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/05/17(火) 18:12

この前飲みに行ったときの会話。
レ/ト「野戦特科を簡単に説明して」
キ/ヨ「何で高射特科の俺に聞くんだよ、Pあ-しPに聞けよ」
レ/ト「わざわざ聞きに行くのもなんか……あれじゃん」
キ/ヨ「あれってなんだよ!?」
レ/ト「あんな……めんどくさいんや。察しろばかっ」
キ/ヨ「今照れる要素あった!?」
レ/ト「同じ特科なんだから説明してよ」
キ/ヨ「えー……バズーカぶっぱなすのが野戦特科だよ」
レ/ト「えっ」
キ/ヨ「えっ」
二人が困ったように俺を見たので戦場に状況を置いて説明することにした。
「戦車とかの下りはカットするとして、歩兵が進む状況の時。敵は歩兵が進めないように策を施してます」
ちら、とレ/トル/トさんを見るとどや顔だった。
「そんなん簡単や。地雷を仕込んで進めないようになっている、でしょ」
俺は頷いた。
「じゃあそれを除去して歩兵が進むには?」
「地雷除去車持ってくる」
「それ機甲か施設の仕事だろ!」とキ/ヨさんが口を挟んだので「車以外で」と付け加えた。
うーん……、とレ/トル/トさんが悩んでしまったので俺は答えを言う。
「そこで野戦特科の出番なんですよ」
「バズーカどーん!で、地雷ばーん!」
「擬音多いけどなんとなく分かったわ」
呆れながらレ/トル/トさんは頷いた。
「同じ軍人でもわかんねーことばっかだな」
「キ/ヨ君が金数えらんないのと同じだね」
「俺だってお札くらい数えられますけど!?」

241 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/05/20(金) 08:02

四人でバドミントンした。
書かないかもしんねえけどいちおう確保

242 :と/り/な/ん(実/況)
2016/05/20(金) 10:12

電話にて。その2。

俺「おつかれさまです、○○課と/り/な/んです」
先輩「私だ」
俺「(神々の遊びかな?)」

245 :と/り/な/ん(実/況)
2016/05/23(月) 20:00

先輩との会話。

(女の人の声)
俺「えっなんすか、幽霊?」
先輩「俺の嫁だよ失礼だな!子供の動画に声が入ってるの!」
俺「いやだって、誰も反応しないから俺にしか女の人の声が聞こえないのかと」
先輩「……え?俺には男の人の声しか聞こえないよ……?」
俺「先輩の嫁男だったんですか。騙されませんよ」
先輩「バレたか……」

247 :と/り/な/ん(実/況)
2016/05/24(火) 21:20

先輩「この前俺たち飲んだじゃん」
俺「飲みましたね」
先輩「お前がさ、『先輩絶対覚えてないから言いますけど』って話してたのは覚えてる」
俺「言いましたね」
先輩「その先全く覚えてないんだよな」
俺「よっしゃ」
先輩「思い出せないんだよなー」
俺「ちなみに先輩『そんなこと聞いたら絶対覚えてるって!』って言ってましたよ」
先輩「マジかー全然覚えてないわー」
俺「やったぜ」

248 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/05/26(木) 21:52

軍人にも会社のような資格試験がありまして。
例を挙げるなら、無線通信だとか、会計給与だとか、整備技術だとか。自動車操縦訓練もある、要はただの免許だけど。
つまりは俺、eたoいhちeょoうhも勉強中。
勉強嫌い。

249 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/05/31(火) 20:30

あー……。
己に負けた。
自信あったんだけどなぁ。
慢心、油断、何て言っても己に負けた以外に言いようがない。
惜しいとか、あとちょっととかそんなの関係無い。結果が全て。言い訳もそのあとの落ち込みも、必要がねえ。
落ち込む暇があるなら、努力しろってな。

落ち込こまないで努力できてたら、とっくに勝ってるわ。

×××

と、言いながらも、俺の天使が落ち込んでたから前言撤回して慰めた。俺はいいけど、天使の努力を無駄だと言うのは許さねえ。
天使は頑張ったよ。また次一緒に頑張ろうな。
(天使って呼び方クサい。き大っく将んではない)

251 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/06/02(木) 18:59

プロテイン飲むとカップ麺食いたくなる。
多分プロテインがチョコレート味で甘いから。

×××

今あ軍ろ医まはとある訓練で駐屯地を離れている。
離れててもメールのやり取りなんてほぼしないんだが、今日何故か思い出したのでメールをしようと思っていた。そうしたら、俺が送る前にあ軍ろ医まからメールが来ていた。
示し合わせた訳じゃねーのに不思議だよな。

252 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/06/03(金) 11:15

き大っく将んからいきなり呼び出されたので、司令室に行った。
真顔で言われた。
「この前ジュージャン負けてお金借りたからジュース奢るわ」
「…………」
わざわざ呼び出すなよ!!!

255 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/06/04(土) 21:26

俺が新隊員の頃の話だ。
「ね、守破離って知ってる~?」
「しゅはり、ですか?」
夜、俺が寮の外で靴磨きに勤しんでいると俺の教育隊の隊長である蘭伝た説んが現れた。俺が慌てて立ち上がって挨拶すると「いいよ~気にしないで靴磨いて」と緩い口調で話した。俺の靴磨きをしばらく眺めてから、彼はそう言った。
「えーと、何だっけなぁ。武道の言い伝えとかだったと思うんだけど」
もごもごと何やら言っているけれど、結局思い出せなかったようで蘭伝た説んは「それはともかく」と切り替えた。
「守破離は字のごとく『守って破って離れる』って意味なわけ」
靴で地面に文字を書いてくれた蘭伝た説ん。
「上の人から教えて貰った方法を忠実に『守る』んだよ。それが完璧に出来るようになったらそれを自分流にアレンジして型を『破る』、バリバリーっと。そうすると自分の型を極めていくからさー、既存の型から『離れる』んだよねぇ」
「守って、破って、離れる……」
「そ~だよ~。それが守破離ってやつぅ」
にへ、と蘭伝た説んは口を緩くして眠そうに笑った。
「君の靴磨きに例えるとぉ、まず先輩から方法教えて貰ったじゃん。完璧に出来たら、磨く材質を布じゃなくてコットンとかにしたり靴墨の種類を変えたりアレンジするよね~。そんで、自分にとって一番やりやすい靴磨きの方法に最終的には行き着くわけ」
半長靴もモノとか環境によって一番良い方法が違うしねーえ、なんてぼそりと呟く。俺はこくりと頷いた。
「だから、全てにおいて守破離を心得ておいて欲しいなあ」
そう言うと、蘭伝た説んは去っていってしまった。言いたいことを言うだけ言って去っていく。いつもそういうフリーダムなスタイルだった。破天荒なくせに人を惹き付ける、不思議な隊長であった。
「守破離……」
彼の教えは教育が終わって、今になっても心に根付いている。教育隊のころも、部隊に配属されても、俺は先輩の教えを忠実に守ってきた。そうして少し偉くなったら自分のやりやすいように戦い方や配置を変え、俺は一つの部隊を持った。俺はもう『離れる』ところにまで来てしまったけれど、彼の教えはおそらく一生忘れることはないだろう。

265 :eたoまhねeぎoh(実/況)
2016/06/12(日) 20:26

甘いもんが食いたくなったからクッキー作ってみた。
プレーンじゃ味気ねえなって思ったんで、ナッツ埋め込んだのと、チョコガナッシュをサンドしたのを作ってみた。
味はまあまあ。
子供の頃に作った時よりも手際良く作れて、難易度が低く感じたのが俺も大人になったという証のような気がする。
え東ふ京び蟹ーがくれくれうるさい。

283 :eたoまhねeぎoh(実/況)
2016/07/03(日) 22:49

俺達のライブ、今日から始まったわけですけれども。
熱気とか、勢いが凄いって思った。前回の音楽ライブもそうだったんだけど、観客の皆さんが熱くなってて、生の声が直接聞ける。そういうリアルタイムの環境に圧倒されたよ。

今日のライブは終わったけど、ツアーはまだ始まったばかり。頑張ろう。

285 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/07/06(水) 07:47

え新ふ参び兵ーが朝っぱらからプリンアイスやってやがる……!


朝、待機室に行ったら、既にえ新ふ参び兵ーが居た。
「おはよう」
「おはよーございますう」
今日も暑いですねえ、なんて言いながら冷凍庫から取り出したのはプリンだった。よくあるぷっちんするプリン。
「……冷凍庫?」
「プリンアイスですよ!」
え新ふ参び兵ーはぺりぺりとフタを開けてぷっちんと棒を折ると、アイスのスプーン(木の棒のヤツ)をぶっ刺した。そのまま引っくり返して取り出す。
「おお……」
凍ったプリンが棒アイスのように固まっていた。え新ふ参び兵ーはその姿にかぶりつく。
「うまそう」
「あげませんよ」
しばらくじろじろ見ていると観念したのか一口だけくれた。わくわくしながらかぶりつく。
「思ったよりうまくないな」
「貰っといてそれかよ!!」
奇声をあげるえ新ふ参び兵ーだが、一瞬で表情が収まった。
「まあ確かに想像してたほどじゃないですけど」
「だろ」
でも、今日の夜見たらまた冷凍庫にプリンが入っていたので、案外気に入ったのかもしれない。

×××

朝よくよく見たら、フタ取って既に棒が刺さって凍らせてあった。用意周到だ。

286 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/07/07(木) 18:01

き大っく将んと蚊の壮絶なバトル。
(七夕ネタってなんかあったっけ……)

大将「昨日ヤバかったんだよ!」
おれ「何が」
大将「蚊がちょーうるさくて!ぷぅーーーん、って飛んでんの!!」
おれ「そりゃ蚊だから飛ぶだろ」
大将「俺寝るときパンイチなのは知ってるだろ?」
おれ「いや初めて知ったんだけど」
大将「上半身露出してたせいでさ、すっげー上半身刺されてさ!!ものっそいかゆい!!!」
おれ「災難だったな」
大将「で、流石の俺もむっかーって来たから、虫除けスプレーを部屋に噴射しまくったの!!」
おれ「それで蚊は死んだのか?」
大将「さあな?でも俺はスプレーを空にしてやりきったからまた横になったんだよね。そしたら、」
おれ「そしたら?」
大将「虫除けスプレーの中身が降りてきて顔に掛かってきた」
おれ「ぶっふぉ(吹き出す音)」
大将「俺はその時点で負けを悟ったぜ……完敗だ……」
おれ「自業自得感が強いんだけどご愁傷さま」

290 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/07/09(土) 20:57

軍人の悩みの一つを紹介する。僅かに閲覧注意?
水虫、またはそれに近い症状だ。……しょうもないと思ったか?うん、当たり。しょうもない悩みだ、でもそのしょうもない悩みが結構辛い。

軍人ってのは、基本的に半長靴……コンバットブーツを履きっぱなしだ。雨の中とかでも歩けるように防水で、風通しが悪い。編み上げブーツだからぎゅっと紐で縛るし非常に風通しが悪い、要は蒸れる。……水虫の繁殖する環境に適していると言える。
警衛(>>92)の時は24時間履きっぱなしだし、蒸れる。遠征行軍の時なんかも履きっぱなしで20キロ30キロ歩くから蒸れる。
もちろん、俺たちだって対策位はしてる。行軍の時は休憩時間こまめに靴を脱いで換気する。ついでに湿った靴下を換える。行軍は足を酷使するので足の皮が剥けないように靴下を二重で履いてたりするから、一枚だけ換えるとかそういう工夫。半長靴の中敷きを換気の良いタイプ(微々たるものではあるが)に替えるとか。
涙ぐましい努力の末、俺たちは水虫になるのである。そう、結局なる奴はなるんだよ……。
でも俺は認めねえ。明らかにそういう症状が出てても、病院に行って医者に言われた訳じゃねえからな。あ軍ろ医まに言われても認めねえからな!!!

この理不尽な世界に、抗ってみせる。
(でも水虫の話)

295 :と/り/な/ん(実/況)
2016/07/14(木) 11:43

先輩「ミントンしよ」
上司「え?」
先輩「だからミントンしよって」
上司「スースーするやつ?」
先輩「それはミント」
上司「カップスープのやつ?」
先輩「それはクルトン」
上司「クルトンの親戚なの」
先輩「違いますよ!バドミントン!」
上司「普通ミントンって言わないだろ」
先輩「ミントンって言わないんすか!?」
上司「普通バドだろ、なあ?」
おれ「ええ、まあ(銀魂ではミントンなんだよなあ……)」

301 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/07/17(日) 23:17

「フォックスロット(Foxrot)、こちらエコー(Echo)、おくれ」
「エコー、こちらフォックスロット、おくれ」
「フォックスロット、こちらエコー、感明おくれ」
「エコー、こちらフォックスロット、感明よし」
「フォックスロット、こちらエコー、状況終了につき撤退せよ、おわり」
「エコー、こちらフォックスロット、了解、おわり」

かちり。無線のボタンを切る。
やる度に思うが、通信はいつでもめんどくさい。通信科の人間が何でもない風にして会話するのが凄いと思ってしまう。通信略語なんて俺には意味不明だ。普通に会話すれば良いと思うのだが、傍受の危険があるので色々と問題があるらしい。
ちなみにフォックスロットはえ新ふ参び兵ーのことで、エコーは俺である。安直に頭文字から取っている。あ軍ろ医まだったらアルファ(Alfa)だろうし、き大っく将んならキロ(Kilo)だろう。別に割り振った番号でも構わないのだろうが。

「無線練習終わったのか?」
あ軍ろ医まが顔を出す。
「おう、めんどくさい」
「だよなあ」
俺もわかんねーわ。なんて言うあ軍ろ医まであるが実はモールス符号を完璧に覚えているし、いつも流暢に電信を送っていることを俺は知っている。そういう完璧さが若くして中将に上り詰めた理由の一部なのかもしれない。
「あー、敵に傍受されねー通信機開発されねえかなあ」
「あればいいのにな」
「携帯で電話してえよ」
「衛星通信だから無理だな」
二人揃って欠伸をした。
軍人だって戦いの無い日は呑気な日常を過ごすのである。

303 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/07/19(火) 22:04

俺VS蚊。
二日くらい悩まされて、夜中に耳元で起こされまくった。
ブチ殺そうにも昼間は隠れてやがる。いっつも耳元で聞こえるのは夜だ。
しかも俺はハーフパンツにTシャツで寝てるせいで刺されまくる。左腕九ヶ所とか重点的過ぎるな?
で、昨日。
寝てる時に聞こえた、数度目の羽音。
「死ねえ!!!」
耳の横に拳を降り下ろした。とっさに体を起こして見ると、枕に血痕。掌を見ると、蚊が潰れていた。
俺はため息をついて再び寝た。
今日予想以上に血がついた枕カバーを洗濯することになった俺であった。

304 :と/り/な/ん(実/況)
2016/07/20(水) 14:21

電話にて、その3。

俺「はい、と/り/な/んです」
先輩「あれぇ?北/川/景/子?」
俺「上司なら今居ませんよ」
先輩「マジかよ~また電話するわ」

俺「先輩から電話ありましたよ」
上司「なんて?」
俺「北/川/景/子と間違えられた」
上司「(笑)」

306 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/07/21(木) 21:24

とあるアイスの話。

俺とえ新ふ参び兵ーで駐屯地内のPX(売店のこと)にアイスを買いに行ったときのことだ。
「俺、ガ/ツ/ン/と/み/か/んが好きなんですよねぇ」
「俺も。超好き」
「でもここ売ってないから悲しい」
がさがさとアイスを漁るえ新ふ参び兵ーに俺もアイスを選びながら答えた。
「要望の紙書けばいいんじゃね?」
「ああ、確かに」
俺は黒い最中アイスを手に取り、え新ふ参び兵ーはいちごのカップアイスを選んだ。それを買ってからえ新ふ参び兵ーは要望書に書いて投函した。

後日。
またPXに来た俺たちはアイスの棚を眺めていた。
「そういえば、ガ/ツ/ン/と/み/か/ん入荷されたって書いてあったんですよね」
「マジか」
俺は扉を開けずにアイスのボックスを覗き込む。見慣れたパッケージが目に入り俺は思わずそれを取り出した。
「ガ/ツ/ン/と『濃い』み/か/んじゃねーか!!!」
「惜しい……」
確かにそれは、同じ会社の製品であった。でもそれは派生商品で俺が求めていた物と同一ではなかったのだ。
「濃いみかんって何が違うんだろうな」
「何が違うんでしょうねー」
違うと文句を言いつつも、俺たちはガ/ツ/ン/と/濃/い/み/か/んを買った。サイズは小さかったが、確かに濃くて美味かった。

また後日。
「俺要望書に書いたんですよ」
「なんて?」
「濃いみかんじゃなくて普通の下さいって」
「やるじゃねえか!」
そしてまたケースを覗き込むと、そこには待ち望んでいたガ/ツ/ン/と/み/か/んがあった。
「おお……!!」
え新ふ参び兵ーは三個、俺は二個買った。小さい駐屯地なので、ケースの中は残り三個。明日も買い占めに行かなきゃな。

307 :と/り/な/ん(実/況)
2016/07/22(金) 18:49

もうどうしようもなくなって海に行きたいと思った。
だが、行ったところで海をひたすら眺めているだけに違いない。
だから行っても無駄なんだ、結局は。

309 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/07/23(土) 20:36

おれ「トンボすげえ飛んでんな」
え新ふ参び兵ー「トンボが頭に止まったら勝ちですよ!」
おれ「えっなにそのルール」
あ軍ろ医ま「いや勝ちだろ」
おれ「えっえっなんで」
あ軍ろ医ま「だって面白すぎるだろ」
おれ「そういう理由!?」

311 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/07/25(月) 09:43

ポ_ケ_モ_ンの話。

え新ふ参び兵ー「はじめました!」
おれ「俺も」
え新ふ参び兵ー「駐屯地内全然居ません!!!」
おれ「ポの字も出てこないな。スポットもないし」
え新ふ参び兵ー「珍しい場所だから珍しいのいると思ったんですが」
おれ「そんなの居たら不法侵入事案勃発だろ」
え新ふ参び兵ー「外の世界であるらしいですよ」
おれ「追い出すの大変だから居なくて良かったわ」

312 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/07/26(火) 21:15

おれ「業天作るか」
え新ふ参び兵ー「仰天!?」
おれ「ぎょうてん」
え新ふ参び兵ー「びっくり!?」
おれ「業務用天幕な」
え新ふ参び兵ー「ややこしい!」

314 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/07/28(木) 19:10

おれ「諸事情により怪我をした」
き大っく将ん「すっげーアザ!!どうしたんだよ!?」
おれ「諸事情により」
あ軍ろ医ま「オブジェが倒れてきて避けられずに下敷きになった」
き大っく将ん「マジで!?」
おれ「恥ずかしいから言うなよ……!」
あ軍ろ医ま「ちなみに下敷きになって動けないeたoいhちeょoうhを引っ張り出したのはえ新ふ参び兵ー」
き大っく将ん「え新ふ参び兵ーよくやった!」
え新ふ参び兵ー「隊長が骨折れてたりとかしなくてよかったですよお」
き大っく将ん「えい」
おれ「いてえなばかやろう!!」

316 :と/り/な/ん(実/況)
2016/07/30(土) 10:44

一年半使ってた時計が壊れた。文字盤が壊れた訳じゃなくて、バンドのゴムの部分が千切れかけて壊れた。
千円ちょっとの代物で、代用品程度の感覚で使ってた時計なんだが、案外使い心地とか見やすさが良くてずっとつけてた。ほんとにほぼ毎日つけてた、苦楽をそこそこ共にした時計。寝るときもつけてたんだよな。今はないけど、昔は時間が無さすぎてつけたまま風呂に入ってた、半年くらい。
一度里帰りしたときに実家に忘れたんで、代理の代理で同じメーカーの時計を買ったんだが、結局次の週に取りに帰って同じもんつけてた。
適当に選んだ物がこんな長々と使われるなんて俺自身想像しなかったし、部品の一部が取れちまっても使ってるって相当だぜ。
壊れちまった今、その代理の代理の時計をつけている訳だが。うーん、新しく時計探すかなあ。

文字盤がデカい、アナログ時計。
防水性で、常につけてられるようなスポーツ系。
毎日使うからあんま高いと傷付いたときショックなんだよなー。
バンドのゴム部分が固すぎない、腕につけやすいやつ。
欲を言えば、左上がライト、右上が日付表示ボタンであってほしい。ずっとそうだったから。

ま、このメーカー安いのだからドンキに売ってるんだけどな。同じ時計はもうないけど。

321 :と/り/な/ん(実/況)
2016/08/01(月) 20:49

海に行ったんだよ、やっぱりどうしようもなくなって。
電車にのって、揺れている最中に電話が掛かってきた。内容はなんてことない雑談で、俺は適当に相づちを打ちながら笑った。電車は俺以外誰も乗ってなかったから、電車の中でも遠慮すること無く笑うことができた。
トイレに行きたくなって電話の相手に断って切る。そのまま電車を降りて、駅のトイレに向かった。
用を済ませて、腹が減ったからその駅でラーメン食ったんだ。電話の相手がこれからラーメンを食うと言ってたから。食べたあと、俺はそのまま引き返した。結局家に帰ったんだ。
だから、正確には海に行ってない。行こうとしただけ。

322 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/08/02(火) 18:50

え新ふ参び兵ー「駐屯地の外にあるコンビニでガ/ツ/ン/と/み/か/んをよく買うんですけど」
おれ「PX(売店)に入荷したじゃねえか」
え新ふ参び兵ー「そうなんです。それで気がついたんですけど、ガ/ツ/ン/と/み/か/んにもいくつか種類があるみたいで」
おれ「濃いやつ?」
え新ふ参び兵ー「40%」
おれ「は?」
え新ふ参び兵ー「俺がコンビニで買ってるのは40%のガ/ツ/ン/と/み/か/んなんですよ。PXで売ってるのは30%でした」
おれ「何それ、違うのか?」
え新ふ参び兵ー「形とか味の濃さとか、違いました」
おれ「じゃあ濃いやつは?」
え新ふ参び兵ー「50%位じゃないですか?」
おれ「なんでガ/ツ/ン/と/み/か/ん一つにそんな種類あんだよ!」
え新ふ参び兵ー「全部美味しいですよ」
おれ「アレか、また要望書に『30%じゃなくて40%のガ/ツ/ン/と/み/か/んください』って書くのか?」
え新ふ参び兵ー「ガ/ツ/ン/と/み/か/ん一個に注文多すぎでしょ!」

324 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/08/03(水) 22:09

あ軍ろ医まの医務室にはカルテに押すためのゴム印が沢山ある。
それと、コーヒーがある。
そんな二つのはなし。

カリカリとあ軍ろ医まが何か書類を書いているのを俺は横で眺めていた。
「……なあ」
ぼうとして見つめていると、あ軍ろ医まがペンを置いてこちらを見る。その顔はやや呆れ混じりの表情だった。
「そんなに見つめて楽しいか?」
「いや別に」
即答するとあ軍ろ医まは顔をしかめた。
「暇ならコーヒーでも持ってこい」
しっしっと手を振る彼は俺の答えを聞く前にまた机に向かってしまった。俺は立ち上がってコーヒーを淹れに行く。俺も丁度飲みたいと思ってた所だったし。
俺らの嗜好はバラバラだ。あ軍ろ医まはわりと甘いものが好きだが、眠気覚ましなのかいつもブラックだ。対する俺はミルクも砂糖もたっぷりいれて飲む。出来ればミルクはクリープじゃなくて牛乳がいいから、医務室の冷蔵庫には牛乳が置いてある。入り浸るから専用のマグカップもあ軍ろ医まが用意してくれた。それらに好みぴったりの物を入れて机に持っていく。
「ん、ありがと」
カラ、とアイスコーヒーの氷が音を鳴らす。あ軍ろ医まは一口飲んで定位置にマグカップを置いた。定位置というのは、ゴム印が置いてある小さな棚の前だ。机の上にはゴム印がずらりと置いてある小さな棚があるのだ。マグカップを置いた手でそのまま書類に押すのだろうゴム印に手を伸ばす。一つ触れて取り出した。
「あ」
「……あ」
ぽちゃん。ゴム印を一つ出した拍子に隣のゴム印も出てきてしまったようでぽとりと落下した。まあ、よくあることだ。その下に待ち構えていたのがアイスコーヒーでなければ、の話だが。
「あちゃー」
「もう飲めねえな、流石に」
ゴム印の浮いたアイスコーヒーを二人で眺める。
「ツイてねえ……」

335 :ス1ナ7ザ時メ(実/況)
2016/08/14(日) 21:45

肉「元カノがメンヘラだったんだよ」
鮫「その時どうなったの?」
肉「他の男と付き合い始めたから事なきを得たんだけど」
鮫「ミ/ン/チ君が他の男と付き合ったの!?」
肉「えっ」
鮫「ヤバイね」
肉「大きな誤解が生まれている!」
鮫「ホモ来た」
肉「あーーーーー!!!!!!!オワターーーーーー!!!!!!!」

340 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/08/19(金) 19:10

え新ふ参び兵ー「女子レスリングすごいですねえ」
おれ「女の人であそこまで鍛えられんのは本当にすげえ」
え新ふ参び兵ー「俺ら並にムキムキですよね」
おれ「女性はホルモンの関係で筋肉が付きにくいんだよな」
え新ふ参び兵ー「というと?」
おれ「筋肉を勝手に脂肪に変えようとするんだってよ。だから腹筋も割れにくいんだ」
え新ふ参び兵ー「難儀な体ですねえ」
おれ「恋をするとそういうホルモンが活発化するらしい」
え新ふ参び兵ー「あらかわいい」
おれ「だからそういう選手は男禁止らしいぞ」
え新ふ参び兵ー「ひええ……」

343 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/08/22(月) 23:00

あ軍ろ医ま「お前らガ/ツ/ン/と/み/か/ん好きだなー」
おれ「だって美味いんだからしょうがねえ」
あ軍ろ医ま「流行ってんの?」
おれ「俺とえ新ふ参び兵ーの中でだけ流行ってる」
あ軍ろ医ま「この前ガ/ツ/ン/と/グ/レ/ー/プ見たぞ」
おれ「ああ、アレもうまいよな」
あ軍ろ医ま「アレじゃダメなわけ?」
おれ「みかんがいいんだよ」
あ軍ろ医ま「ガ/ツ/ン/と/パ/イ/ンも?」
おれ「俺はみかんがいいんだ!!」
あ軍ろ医ま「お前のみかんに対する熱意は一体なんなんだ」

348 :eたoまhねeぎoh(実/況)
2016/08/30(火) 17:06

ラストですよ奥さん。
全国回って、最後。
感慨深いなー。

349 :eたoまhねeぎoh(実/況)
2016/08/30(火) 23:01

ラストのラスト。
でも次は音楽ライブ。
終わりがあれば始まりもあるってことで。
おつかれさまでした。

359 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/09/23(金) 01:53

「どうしたんですか、夜中に蕎麦なんか茹でて」
後ろから声が掛かって振り返ると、え新ふ参び兵ーが眠そうな顔をして立っていた。
「食いたくなったんだよ」
端的に答えて、蕎麦を湯から上げる。ちゃっちゃと冷水で締めて、ざるそば。ぐう、と腹の鳴る音がした。
「量多くないですか」
こんもり盛られた蕎麦の山を見て、心配そう……というか物欲しそうな哀れっぽい声をあげた。皿と共に適当に座ると、奴はその向かいに座ってなおも話し掛けて来る。
「夜中に食べると太っちゃいますよ」
「女子かよ」
薬味をつゆにぶちこんで軽く混ぜる。
「いただきます」
つけて、すすって、食べる。わさびの香りが鼻を突き抜ける。蕎麦の程好い固さと食感、うまい。
「たいちょー」
のど越しよく、するすると口の中に入っていく蕎麦。
「ねえたいちょーってばあ」
え新ふ参び兵ーを見た。ヨダレを垂らしそうな顔で汚い。
「俺にも一口下さいよお」
「自分で茹でろよ」
「えぇ!俺の天ぷらはぁ!?」
「なんでグレードアップしてんだよ」
しかもこの場に天ぷらなんてない。俺に揚げろっていうのか。
うるさいえ新ふ参び兵ーを黙らせる為にわさびを口に突っ込んだら、さらにうるさくなった。しょうがないので、俺の安眠の為に一口だけ分けてやったことをここに記しておく。
「この一口、覚えてろよ」
「ガハハ、食べ物の恨みは怖いってかあ!?」
「…………」
「……え、マジで?」

368 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/10/10(月) 18:26

え新ふ参び兵ーが親孝行したいって話。

「たいちょーう」
休みの日、いつもは寝ているえ新ふ参び兵ーが珍しく起きて私服を着ていた。
「出掛けましょう!」
そうして目的も分からず連れ出された俺はえ新ふ参び兵ーに引っ張られるまま付いていった。
「シフォンケーキ」
気が付いたら俺はお洒落な店に居て、目の前にはシフォンケーキと紅茶が置いてあった。え新ふ参び兵ーのは紅茶のシフォンケーキ、俺のはりんごのシフォンケーキらしい。
「一回行ってみたかったんですよ、ここのお店」
でも男一人じゃ寂しいでしょう?とはにかんだ奴に俺は呆れた。男二人だって大して変わらないし、むしろ悲しくなるだけなんじゃないだろうか。
「今回の目的なんですけどー」
「シフォンケーキじゃねえのかよ」
もしゃもしゃと頬を膨らませて食べるえ新ふ参び兵ーは俺のツッコミを無視して話を続けた。
「親孝行が、したいんですよね!」
「突然だな」
昨日寝るときに思い出したらしい。
「今日、俺の親の結婚記念日なんですよ!」
「だから親孝行したいと」
「ええ!」
何がいいですかね?と聞いてくるので首を傾げて考える。
「……やっぱ、一番欲しいものあげたらいいんじゃねえの?」
「隊長は今何が欲しいんですか?」
「もこもこするスリッパ」
「女子か!」
この後色々見て回ったのだが、結局花になった。
「やっぱりね、食えないもの供えても喜ばないですよねー。ガハハ!」
色とりどりの花の入ったカゴをお墓の前に備えたえ新ふ参び兵ーは俺に向かって楽しそうに笑いかけたのだった。
「結婚記念日、おめでとうございます!」

372 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/10/17(月) 22:13

おれ「お前さ、歩くときのしのし歩くよな」
え新ふ参び兵ー「え、なんですかそれ」
おれ「のしのし」
あ軍ろ医ま「なんかそれ分かる」
おれ「だろ?」
え新ふ参び兵ー「のしのしって何!」
おれ「なんか……貫禄?風格あるんだよな」
あ軍ろ医ま「覇王色の覇気出してんじゃねえの」
おれ「それだ」
え新ふ参び兵ー「それだ、じゃなーい!」

×××

親孝行の話書いた。
肝心な部分省略しちまった。いつかまた書くかも。

373 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/10/20(木) 21:53

き大っく将ん「会/いたく/て会/いた/くて/震/えるんだろ?」
え新ふ参び兵ー「んえっ!?」
き大っく将ん「a/i/k/oみたいに!」
あ軍ろ医ま「き大っく将ん違う、震えるのは西/野/カ/ナ」
き大っく将ん「あえええ!?そうだっけ!?」
え新ふ参び兵ー「そうですよう!」
き大っく将ん「マジで!?!?!?」
おれ「わざとボケてんのかと思った」
あ軍ろ医ま「俺も思った」
き大っく将ん「違うし!うわーびっくりした」

376 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/10/29(土) 22:51

痴情のもつれの話。

「eたoいhちeょoうhさん、助けてえ!」
そう叫びながら待機室に飛び込んできたのは、この駐屯地には本来居ない筈のキ輩ヨだった。
「あれ、なんで居るんですか」
俺の気持ちを代弁するようにえ新ふ参び兵ーが彼に声を掛けた。
「逃げてきたんだよ、助けてってば!」
と、待機室の電話が鳴った。キ輩ヨの相手をえ新ふ参び兵ーに任せて俺は電話を取った。
「はい、eたoいhちeょoうhです」
「おつかれさまです、正門です。『ささき』様がそちら宛にお見えになっているのですが、通して宜しいでしょうか?」
正門からだった。
「え新ふ参び兵ー、今日『ささき』って人の来客とかあるか?」
「心当たりないですねえ」
キ輩ヨの顔が青くなるのを見つつ、俺は保留ボタンを解除して相手へ話す。
「すいません、下の名前をお聞きしても」
「『ささきのぞみ』さまです」
「ささきのぞみ……えーと、どのようなご用件の方でしょうか」
俺がフルネームを言った瞬間、キ輩ヨが頭を抱えた。
「俺に会いに来たんだ……!」
「……『昔お付き合いしていた方へ用があり来た』そうです」
彼の叫び声と電話から聞こえた声で俺は察した。
「……どうする、キ輩ヨ。通しちゃマズイよなぁ」
「どうしよう……」
とりあえず『ささきのぞみ』をその場で待たせることにして一旦電話を切る。え新ふ参び兵ーを見ると苦笑いのような複雑な顔をしていた。
「の/ぞ/み/ー/るはさあ、元カノなんだよね。ちょっと……色々トラブルがあって、弁護士を通さないと駄目なようにしてて」
話を聞く限り彼女は『ヤバイ奴』であるらしく、休みの日にわざわざ駐屯地まで来たり、出張先の駐屯地にまで会いに行ったりするらしい。今回もどうやって居場所を突き止めたのかも不明だそうだ。
「なあんでこうなったんだ……」
その後、俺達は正門まで行き彼女と話して追い返したのであった。……そこが一番の盛り上がり所なんだが、キ輩ヨがあまりにも可哀想だったので詳細は伏せる。
「……おつかれさま」
休憩室へと戻ると彼は疲れた顔で大きなため息をついた。思わず労いの言葉を掛けてしまう程に。
「まっさかこっちまで来るとは思わなかったわ!」
「そもそも弁護士通さなきゃですし、よく来ましたよねぇ」
「もーありえねー!」
「次は変な奴に引っ掛かかんなよ」
これが笑い話になるのは何ヶ月後になるのだろうかと、二人を見ながら思った俺だった。

377 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/10/31(月) 16:20

・「生死に一生」
それは昼飯の時だった。
「昼飯昼飯うぉうおー」
クソ歌を歌いながらえ新ふ参び兵ーはトレイを持っていつもの席へと向かっていた。
「あっ!?」
と、目の前で体勢を崩す奴。どうやらネジの出っ張りのようなものに躓いたらしい。
「あっぶねー!」
トレイはといえば、味噌汁が多少トレイ内を汚していたものの、中身をぶちまけることなく鎮座していた。
「生死に一生を得た!」
「……それ九死に一生じゃねえ?」
「そうだ!」

×××

・「間違ったらミス」
おれ「この書類はこうなるから」
新参兵「ほうほう」
おれ「間違えんなよ」
新参兵「間違ったらミスですね」
おれ「え?」
新参兵「え?」
軍医「え新ふ参び兵ー、頭痛が痛いの?」

379 :と/り/な/ん(実/況)
2016/11/14(月) 10:03

先日、路上でジャズを演奏してるオッサン達がいて、中々上手かったんだ。別に好きなジャズアーティストがいるって訳じゃねえけど、生演奏のジャズを聴くのは好きだ。だから人混みに混ざって聴いてたわけ。でも腹減ってきちまってさ、近くの店がオープンテラスになってたんだわ。まさしく演奏を聴く為に開いてたんだろうな、こりゃ良いと思って喜んで店で飯を食った。で、そこでワインとピザをつまみながら優雅にジャズを聴いた。
こうして文章にしてみると相当お洒落なことしてるよな俺。昼間から飲む酒サイコーだわ。

380 :ミ引ン肉チ(実/況)
2016/11/15(火) 08:41

肉「彼女が『別れたらリストカットする』とか言ってヤバイんだよ」
鮫「え?別れたらスクワットする?」
肉「スクワット!?」
鮫「なんで突然筋トレ始めちゃうの?」
肉「こっちが聞きたいんだけど」
鮫「ス/ラ/ダ/ンの赤/木なの?」
肉「知らんがな」

382 :eたoまhねeぎoh(実/況)
2016/11/16(水) 13:33

ライブが始まって早数週間。全国ツアーっていいよな、その場所の名産品食ったりとか未知の体験が出来る。
そう、そのライブの帰り道。東京に帰る路程に寝台特急があったんだ。俺今までそんなの乗ったこと無かったから、興味が出て買ってみた。ホテルに泊まっても良かったんだけどな。面白そうだろ、寝台特急って。
夜行バスは寝心地最悪。夜行船は悪い訳じゃねえけど海が荒れてりゃ酔って気持ち悪い。飛行機はバス程じゃねえけど、エコノミークラスは普通。ときて、電車はどうか。
印象、綺麗。アレだ、カプセルホテルみてえなイメージ。個室もあるけど雑魚寝スペースもあって値段が違う。
寝心地、最高。電車の揺れって一定のリズムを保ってんだろ。あれのお陰なのか凄く気持ちよく眠れる。
寝台特急って滅茶苦茶快適なことを知った。一時期人気とかなんとか言ってたけど、これは流行るの分かるわ。路程は限定的だけど悪くないよ。
最近の一大ニュース、寝台特急でした。

383 :と/り/な/ん(実/況)
2016/11/19(土) 04:58

去年の日記を見てみたら、お_そ_松週間やってた。つーことは、ハマってもう一年?長くねえか。
今年はポッキーの日もなーんもしなかったし、ここ数年世間のイベントと疎遠になってる気がするな。社会人になるとそんなもんなの?イベントごとで喜ぶなんて暇を持て余した大学生がするもんなんだろうか、いやまさかそんなことはないはずだ。まだ心は若いつもりだぞ。
ところで、旅行に行くと一番悩むのは会社への土産だよな。数と「らしさ」とそれなりの安さが全部揃ってるのは中々無いっつう。

×××

ぐげえ。
電車で立ち上がったら思いっきり前のヤツの肘に頭ぶつけた。脳天にエルボーかまされたみたいな感じになって前のヤツ謝ってたけど、むしろ俺の方からぶつかりに行った感じだからな。悪いのは俺だ。アホすぎる。

385 :eたoまhねeぎoh(実/況)
2016/11/21(月) 21:41

ライブもこれで三回目。そろそろ慣れてきた感じもあるかもしんねえ。
少し余裕が出てきて周りを見ることもしてみた。
人の波ってのは綺麗だな。皆がペンライト持って宇宙みたいにキラキラしてる。
真っ青になったり、真っ黄色に染まって一致団結するのも悪くねえ。

そして、遠征お楽しみのご当地グルメや観光とか。
ま、これはまたいつか。

387 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/11/26(土) 12:59

「お前ってさー、食べることに貪欲過ぎねえ?」
クッキーを頬張る俺を呆れた目で見ながらき大っく将んはそう言った。
「……そう?」
「そう!自覚ねえの?」
俺が首を縦に振ると彼は溜め息をつく。でも、本当に心当たりが無い。確かに美味しいものを食べるのは好きだけれど、そんなの誰だって同じだ。外に出なければカップ麺ばっかり食うし、外に出たってジャンクフードばかりだ。
「美食家とか言ってる訳じゃなくてさ」
食にがめついの。
からかっている訳ではなく、本気で言っているらしい。
「待機室のロッカーの中、おやつでいっぱいじゃん」
「だって、待機中暇だし」
「弾嚢の中にチョコ入れてたのだーれだ」
「糖分あればいざという時に動けるの」
「救急品袋のクッキーも?」
「非常食」
「まあそれはいいんだけど」
「いいのかよ」
「お前、話すことって言えば飯か仕事のことばっかだよ?」
そんなことない、と反射的に言い返そうとして止まった。ここ最近の雑談で何を話した?昨日、え新ふ参び兵ーと寒かったから鍋の話。一昨日も寒くて雪見酒の話をした。ああそうだ、温泉の話だってした。その前も食堂で魚の不味さに文句言いながら相撲見て、相撲の話もした。
「……そんなこと、ない」
良い淀んだ俺にき大っく将んが堪えきれないようにふはっと笑う。
「別に悪いこととは言ってねーよ?食べるのが好きって良いことじゃん。いっぱい食べる君が好きーってな」
「そんなに食べるわけじゃねえし」
「またまたぁ!食べ放題で最後まで黙々と食べるeたoいhちeょoうhを大食いと言わずに何という!」
俺は黙って視線を逸らした。ロッカーの中にある大量のお菓子、あれは自分で食べようと思って買ってきて、結局食べずに数ヵ月経ったなれの果てだ。その中には旅行のお土産なんて言われて貰ったお菓子も大量に入っている。部屋にお菓子のカスが散らばるのもあまり好きではないし、飯と定義された時間帯以外で食べ物を口にすることは実はあまり無かった。
「演習の時は飯くらいしか楽しいことないし」
「演習の飯でも楽しいって思えることが俺はびっくりだよ!」
「別に楽しくないけどさぁ……そう思わないとやってらんないでしょ」
「小さな喜びみーつけたってかぁ?」
「うーん……そうなのかも」
俺は窓から晴天の空を眺めた。退屈だから、食べているのだ。気を紛れさせるために。今日も今日で、本当に退屈で楽しい日だった。

392 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/12/06(火) 14:07

パンツ破かれた後輩の話。
R18ではない。

「俺が新隊員の頃のはなしなんですけどー」
コ店ジ員マさんが唐突に話し出した。
「先輩にパンツ破かれたことがあるんですよね」
「……処女を奪われたとか、そういう話ですか」
「違う、違います!」
慌てる彼に俺はそっと安堵のため息を吐いた。酒の席でも流石にその話は重い。
「俺の先輩、滅茶苦茶体育会系で!ある日後輩全員服を脱がされたんです」
それはそれでマズイ。
「ああ、勿論酔っぱらってですよ?」
酒の席でもマズイ気がする。
「で、皆パンイチになったんです。俺、その時トランクスはいてたんですよね。でも、他の皆はボクサーパンツはいてて、先輩に目つけられちゃったんです」
ちなみにその時のパンツの柄はチェックでした、と要らない情報まで貰った。
「俺のトランクスを見て先輩は『皆と同じボクサーにしてやるよ』って言ったんです」
彼は当時のことを思い出したのか、ちょっと顔を青くしてビールをあおった。
「先輩は俺のパンツのゴムの部分をつかんで、思いっきり上に持ち上げたんです。そしたら、裂けて破けました。勢い有りすぎてちょっと俺も浮きましたよ」
「……すげえな」
「それ以来俺はパンツを破かれた後輩です」

394 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/12/09(金) 07:54

き大っく将んとアイスジャンケン。
俺、あ軍ろ医ま、え新ふ参び兵ーはパー。き大っく将んはグー。
「お前ら絶対事前に相談したろ!」
「してませーん」
高いアイスを選んで買って貰った。
「なんで俺ら寒い中外でアイス食ってんの?」
「そういう気分だから!」

402 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2016/12/28(水) 07:21

「意外だ」
俺達がまだ若い頃、あ軍ろ医まに言われたことがある。
「何が?」
「お前が人目を避けて風呂に入ってることだよ」
お前は誰も気にしない図太い神経してると思ってた、ってお前は俺のことなんだと思ってるんだ。
「知らないヤツと風呂入ると気使うじゃねーか」
「部隊の奴らは知らない人じゃねーだろ」
「知らなくはないけど、積極的に話してない人」
「お前それ銭湯とかも行けないじゃん」
「銭湯とかは大丈夫だって」
「はあ?じゃあお前の基準ってなんだべや」
「……二人きりとかだと、話す内容に困るだろ」
あ軍ろ医まは俺の隣でナイフを磨く手を止め、こちらを見た。本当に意外そうな目で。
「相手の挙動とかに気使うし、話し掛けられたら答えなきゃいけねえだろ」
「えー……」
「風呂でくらいは何も考えたくねえ」
あ軍ろ医まはしばらく俺を見つめた後、視線を戻して手入れを再開した。その顔は笑っていた。
「何笑ってんだよ」
「eたoいhちeょoうhもやっぱ人間なんだなって思って」
「どういうことだそれ」
問い詰めてもあ軍ろ医まは笑うばっかりで答えてくれなかったので、俺も諦めて手入れを再開したのであった。

404 :eたoまhねeぎoh(実/況)
2016/12/29(木) 01:11

あっという間の二ヶ月だった。
全国を俺達は駆け抜けて、これからも走っていく。
自分達のペースで良い、楽しいと思うことを楽しくやっていくだけなんだから。
難しく考えなくて良い、やりたいことや見たいものだけ見れば良いんだから。
ありがとうな。
そして、これからも。
俺達と、一緒に走ろう。

405 :eたoまhねeぎoh(実/況)
2016/12/30(金) 00:26

>>84の続きのような?

「ビーフシチューだよーん!」
こと、と置かれたビーフシチュー。鼻腔を擽る香りに唾液が出てくる。茶色と白の液体を見て、そういえば去年もき堕っ天く使んのビーフシチューを食べたなと思い出した。
「今年もブロッコリーはちゃんと入れたぜ」
き堕っ天く使んも去年のことを思い出してるのか、笑いながらそう言ってくれた。茶色に添えるように緑色。
「おーうまそう」
「もう食べて良い?」
「お前ら落ち着け?」
去年と違うのは、その場にあ般ろ若まとえ豆ふ腐びーもいること。き堕っ天く使んもエプロンを脱いで椅子に座った。
「いただきまぁす!」
三人同時にスプーンを持ち、ビーフシチューに手をつける。
「うめー!」
え豆ふ腐びーの安直だが分かりやすい感想にき堕っ天く使んの顔が綻んだ。そうして、彼もスプーンを手に持ち食べ始めた。あ般ろ若まも口には出さなかったが、食べる手が止まっていない時点で言わずもがなだった。
「今年はどうだった?」
抽象的な言葉だったが、き堕っ天く使んの言葉は俺の去年と重ね合わせて言っているのだと分かった。
「んー……」
もぐもぐ、じゃがいもをかじりながら考えた。今年の俺も、まあ大層上がり下がりが激しかった。どちらかと言えば今年の方があったかもしれない。辛いこと嫌なこと、沢山あった。美味しいものを食べても忘れられないことも沢山。けれど、落ち着いた今ではそんなこと初めから無かったかのように穏やかな気分だ。今でも思い出したらまあまあ辛い、が、忘れられるということは大したことじゃなかったんだろう。
「楽しかったよ」
それに、下ばかり見てもしょうがない。反対に楽しいことだって色々とあったのだから。俺はそう一言だけ言った。
「……そっか」
「楽しいこと覚えてた方が人生楽しいしねぇ」
え豆ふ腐びーも付け足すように言う。マッシュルームを口に入れる。形がいつもと違った。薄切りではなく四分の一カットだったし、食感も良い。
「缶詰じゃなくて、生のマッシュルーム使ったんだー」
俺の表情に目敏く気付いたのか、解説をくれた。美味い。ふと見ると、食べる手を止めるあ般ろ若まと目が合った。
「お前がそう思うんなら、そう思ってた方が賢明だ」
頷いて、食べるのを再開させる。
「最もだな」
余計なことは、考えないのが吉だ。

409 :と/り/な/ん(実/況)
2017/01/01(日) 01:33

内部エラーだとかでのちへんができない。
こっちに書いておこう。

明けまして、明けました。

今年は何とも不思議な年越しをした。具体的には言わんが、こういう年越しもあるのかと二十数年生きてて初めて思った。
寝る直前に一人になってやっぱり寂しいと思うことはあるが、こうして小さな幸せを積み重ねていって寂しさを紛れさせることが出来るような気がする。
側に居てくれる知り合いに感謝だ。

411 :と/り/な/ん(実/況)
2017/01/01(日) 18:10

「お待たせしました、塩の肉盛り合わせでーす」
俺達を挟むテーブルに皿が置かれ、俺達は数瞬見つめあう。俺が何か言う前にテ仮ラ面ゾーが一つしかないトングを持ち、肉を網の上に乗せ出す。
「で、なんだっけ」
「俺の交遊関係の話」
「そうだった」
四枚しかないタン塩を乗せると、ソーセージを網の端に転がし、鶏モモ肉を適当に並べ出す。すぐに網の上はいっぱいになった。
「と鶏りな唐ん自身に交遊関係の広さの自覚が無いことがマズイと思うんだけど」
「そーかぁ?」
「だってさ、この前懇親会あったでしょ。俺、主催の人としか連絡先交換してないよ?お前は何人と交換したよ」
「え?……なな、はち、九人。九人だった」
「多いわ!多すぎるだろ!」
テ仮ラ面ゾーは苛立たしげにトングで網を叩く。火力が弱いのか肉は冷凍されていたのが溶けるだけで、全く焼ける気配が無い。俺はテーブル横のスイッチを捻って火力を上げた。
「でも今は四人くらいしか連絡取ってねえし。結局一通り一回食事した位だし」
「飯食いに行ってんのかよ!」
「舞台観に行こうぜって誘って行って連絡してねえ」
「舞台行くって相当仲良いだろ!」
「そーでもねえよ」
てらてらと油がにじみ出した肉を裏返す。良い焦げ色だ。鶏は網に貼り付いて少し裂けてしまった。鶏肉に苦戦するテ仮ラ面ゾーを眺めながら、もやしナムルをつまみにビールを口にする。
「俺は連絡取んなくなってなあなあになることが多いから。お前も充分顔広いだろ」
「そうでもないよ。俺はその場で仲良くなるだけで連絡先とかは交換しないから」
「その機会が多いだけ?」
「まあ、そうね」
良い感じに焼けた肉を俺の方に寄せてきたので、黙って取る。タレをつけて熱々を一口。
「あっつい」
「焼けてる?」
「ん、うまい」
テ仮ラ面ゾーも自身の皿に肉を何枚か取って食べ始める。俺ももう一切れ食べてから、トングを受け取って空いた網の上に肉を置いた。
「元恋人と友達に戻れるってのがまずスゴい」
「俺は別に来るもの拒まずだし」
「F/ac/eb/oo/kでいいね送り合う関係って絶妙なラインだと思うぞ」
「……あのなあ」
焼けた肉を自分と相手の皿に勝手に入れつつ、俺はテ仮ラ面ゾーと目を合わせた。
「情報収集は大事だぞ?」
「テ仮ラ面ゾーは現代社会から離れております故」
「どこの貴族だ。……総合的に好かれる人間になるには色んな人間と接してリサーチするのが手っ取り早い」
「まず好かれようという気持ちが無いんですが」
「出る杭は打たれるんだよ。普通で平凡、平均的な人間になるための一歩ってやつ」
「厨二病かな?」
「言うな」
適当な肉を口に入れれば、ハラミだった。分厚い肉がじわりと味を滲み出して来てうまい。
「でもと鶏りな唐ん、平凡じゃなくて副リーダータイプじゃん」
「そういうお前はリーダーばっかり」
「だってやる人がいないから」
「俺もだよ」
また肉をつまんで、ビールをあおる。
「と鶏りな唐ん本当さ、刺されないように気を付けなよ?」
「刺されるほど好感度下げねえから」
「その台詞がもうね、ヤバイよ」
「善処する」
俺は再びトングをテ仮ラ面ゾーに渡して、肉を食べる作業に戻った。

412 :と/り/な/ん(実/況)
2017/01/03(火) 00:36

はー、しまった。1月2日の日記書けてねえ。
ストックはあるんだけどな。

今日はテ仮ラ面ゾーに誘われたんでワンナイト人狼をえいこらやってみた。
久しぶりだし、俺以外初心者だしでわりと苦労した。レベルが同じくらいでも苦労するけど、初心者相手でも疑心暗鬼になりすぎて自滅するパターンが多いんだよなぁ。
俺のレベル?自称中級者ってとこ。下手なくせにやたら数を重ねて来ちまったから、初心者とは言えない域になっちまった。初心者(笑)ってとこだよな。
基本的に、初心者相手にはフェアじゃねえから戦法とか色んな目線での戦いを披露するんだが、そうすると初心者ってことを逆手に取られて俺の言った戦法を使われるのが厄介だ。それに、俺のこと勝手に強い認定されてよく占われたりするのは笑う。それで人狼一発アウトとか本当にな……。
でも、はは。ゲームはやっぱり楽しいな。
騙し騙され、舌を出すのは楽しい。

×××

うっかり三人プレイをサンマと言った俺。
サンマって三人麻雀の略じゃねえか。
麻雀じゃねえよ人狼だよ。

×××

新年の抱負とか何も考えてなかった。
まあいいか。

414 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2017/01/04(水) 22:44

今日は色々あった。
筋トレでベンチプレスを始めた。むしろやってないのが意外だったか?俺、上半身が全般弱いからベンチプレスは中々良いトレーニングだった。指導してもらってる人がいるんだが、今後もやっていきたいと思う。ベンチプレスは一人じゃ危険だしな。
この話はいつか書きたい。と言いつつ、格闘の話とかも書いてねえし、いつになるんだろうか。

×××

年末年始、全く人と会わなかったんだ。そのせいで、え新ふ参び兵ーが帰ってきた途端すげー口が回る。寝るまでずっとえ新ふ参び兵ーと喋ってた気がする。え新ふ参び兵ーが居なくて寂しかったのかもしんねえ。

415 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2017/01/05(木) 12:44

昨日のベンチプレスのせいか、何処が筋肉痛かわかんねえ位全身筋肉痛に陥った。
同じく筋トレをしてたえ新ふ参び兵ーに聞いたらニヤニヤするばっかりで、何も答えてくれない。多分筋肉痛でガハハ笑いをしたら腹筋が痛いんだろう。アイツは日常で謎の動きが多いから、筋肉痛だと痛くて動けないに違いない。
そんな中、今日もまた筋トレに誘われて俺はどうなるんだろうか。

×××

ソルトな人によると「筋肉痛になったからって休むと余計酷くなるんだよ。筋肉痛になっても使わなきゃ駄目だ」だそうなので、え新ふ参び兵ーと一緒にやったら……うん。
今日はもう寝よう。

×××

書きたいネタがあったのに、内容を忘れた。

418 :と/り/な/ん(実/況)
2017/01/09(月) 22:55

目が覚めたとき、そこに俺が見える人がいるのか。
まさしくそれが問題だ。
いくら知り合いが多くたって、見える人が居なきゃ俺は存在できないんだから。

419 :と/り/な/ん(実/況)
2017/01/11(水) 18:56

「ベンチプレスして、毎日5キロ走って、酒飲みに行ったりダーツしたり、ついでにスノボにも行く。これってリア充じゃねえ?」
ってほ/りに言ったら、
「半分くらい常人とは違うけど、スノボとかダーツはリア充っぽいと思うよ」
と言われた。
酒のみたい。

425 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2017/01/17(火) 08:00

「あ」
「あー」
数ヵ月ぶりに食堂で出会ったレ/ト/ル/トさんは全く変わっていなかった。
「お久しぶりです。ここ、いいですか」
頷くとトレイを置いて俺の目の前に座った。いただきます、と手を合わせて食べ始める。
「最近見なかったですけど」
「ああ、うん。ちょっと海外にね」
海外。海外とは想像していたよりも大きなスケールだった。
「キ/ヨ君が海外演習に行くって言うからついてったの」
ずいぶんと簡単に言われた。色々と突っ込み所が多いが、彼はなんてことのないような顔で飯を食っていた。
「海外にいる間色んなとこ遊びに行ったんだよね。キ/ヨ君面白い場所に沢山連れてってくれてな、俺初海外やったから世界が広がったわぁ」
こっちではまだ珍しい流行りの雑貨屋に行った話とか、カジノの街でショーを見た話とか、遊園地でジェットコースターに乗りまくった話とか。飯の時間だけじゃ聞き尽くせない程に聞いた。
「二ヶ月はねー、長かった」
「こっちの飯とか恋しくなかった?」
「うん。でも一応そういうの出してるお店も行ってたからなんとか」
米もタイ米だったけどねー、なんて言いながら食堂の米を美味しそうに頬張る彼が微笑ましい。
「俺も海外行きたいなぁ」
「皆で行きましょ」
「平和になったらね」
ごちそうさまでした、と席を立った。

434 :と/り/な/ん(実/況)
2017/01/21(土) 23:38

あああ……書いてたのが消えた……。

×××

まとめたんだが、とうとう日記の本棚が分割した。ここ最近面白そうな日記が増えて巡回が捗るな。といいつつ、あんまり追加してないんだが。今度追加する。

×××

毎週のように金曜日になると飲むようになった。しかも、狂ったように飲み歩いてる。
大体ほ/りの行きつけの店とか開拓してる店に連れていって貰うんだが、その数が尋常でない。一晩で3、4軒くらいバーとか飲み屋をハシゴするんだが、まだまだレパートリーが尽きそうにない。
『……もしもし、と/り/な/ん?』
「ほ/り、どうした?」
『今シ/ャ/ン/テと飲んでたんだけどさ……潰れちゃって』
「珍しいなアイツが潰れるなんて」
『しょうがないからホテルにぶちこんできたんだよ』
「お、おお……」
『しかも目覚ましもセットしてあげるって俺優しくない?』
「親切だ」
『それだけ。愚痴りたくなったから電話した』
「そうか……お前も気を付けて帰れよ」

438 :と/り/な/ん(実/況)
2017/01/25(水) 22:50

ほ/り「動物園いきたいなー」
と/り「行けば良いだろ」
ほ/り「一人で動物園ってちょっと寂しい」
と/り「まあ確かに」
ほ/り「うーん」
と/り「オナラしていい?」
ほ/り「突然どうした!?」
と/り「オナラ出そうだったから」
ほ/り「いやそうだけどそうじゃなくて」
と/り「オナラしていい?」
ほ/り「だめ」
と/り「駄目か……」

442 :と/り/な/ん(実/況)
2017/01/29(日) 13:35

と/り「何処にいる」
ほ/り「今ピンクの髪の人が通りすぎていった」
と/り「なんで動く人間を目印にした?」

と/り「マ/ー/ベ/ル作品やってる」
ほ/り「アレなら知ってる。えーと、あめ……あ/め/り/か/ま/ん!」
と/り「キ/ャプ/テン/ア/メリ/カ?」
ほ/り「そうそれ」
と/り「ア/メリ/カマ/ンって頭悪そうな言い方だな」
ほ/り「失礼な、出てこなかっただけ!」


子「ぱぱどこー?」
親「今パパは本をピッしてるのよ(本屋のレジの前で)」
子「ピースしてるの?」
親「ピッしてるの」
子「ピース、ピース!」
ほ/り「……ってことがあったんだけど、かわくない?」
と/り「ガキってバカワイイよな」

449 :ス1ナ7ザ時メ(実/況)
2017/02/08(水) 17:46

恋をしてる。
人間に惚れるかのように、恋をしているんだよ。
息を吸って吐けば、思い出しちゃう。
些細なことで、喜んでしまう。
好きな人に告白するみたいにドキドキする。
はああ、好きだ……。

450 :と/り/な/ん(実/況)
2017/02/08(水) 18:27

下ネタ有り


おれ「『燃/え/ろ/バ/ッ/カ/ル/コ/ー/ン』ていうのが関西でありまして」
先輩「職場に関西人居ないよ」
おれ「居るじゃないですか」
先輩「……せやな(思い出した)」
おれ「せやな」
先輩「関西の人にさ、『せやかて』って言ってほしい」
おれ「工/藤?」
先輩「せやで」

×××

先輩「前に女の人に『胸見すぎ』って言われたんだけど」
おれ「やっぱ見ますよね」
先輩「しょうがないねー」
おれ「でもまな板の人は見ない?」
先輩「見る人は見るんじゃないの」
おれ「本物のまな板でも見てればいいんじゃないですか」
先輩「馬鹿かな?」

452 :と/り/な/ん(実/況)
2017/02/09(木) 18:47

先輩「モテたいー」
おれ「ですね」
先輩「この話を後輩とするとアイツいつも『来世に期待』って言うんだよな」
おれ「来世に期待」
先輩「いっつも笑っちゃって、来世に期待」
おれ「(ネトスラ……)」

455 :と/り/な/ん(実/況)
2017/02/15(水) 08:06

上司「お前これ、間違ってるぞ」
おれ「ああ……カンマないですね」
上司「これ作ったの後輩だからさ、『カンマつけろやボケ!』って言っといて」
おれ「はい」

おれ「なあこの書類さ、カンマないからちゃんとつけて提出してくれ」
後輩「分かりました」
上司「と/り/な/ん君違うよー」
おれ「え?」
上司「『カンマつけろやボケ!』って言えって言ったろ」
おれ「カンマつけろやボケ」
上司「うわっ、棒読み」
後輩「(笑)」

457 :eたoまhねeぎoh(実/況)
2017/02/19(日) 09:03

ファイナルでしたよ。
ええ、ファイナル。
急激に語彙力を無くしてロクなこと言えないんで、出来事があったっていう記念にこの日記を綴らせてもらいます。
今回ライブなんて行ったことのない俺の友人を連れていったんですけども「M/S/S/Pっていう存在を知っていてよかった」って言ってくれてね。そういう風に言ってライブを楽しんでくれると嬉しいなって思います。
俺もこの空間に居ることが出来て、知っていて、皆で楽しむことが出来て嬉しかった。
また次も、楽しもうな。

458 :と/り/な/ん(実/況)
2017/02/22(水) 23:03

最近ネ/ク/ロ/ダ/ン/サー買ったんだけど、夢中でやり過ぎてスマホの呼び出しに気付かなかった。
確かに時間過ぎるの早すぎるなこれ。

猫の日とか知らん。

459 :と/り/な/ん(実/況)
2017/02/23(木) 21:04

>ネ/ク/ダ/ンの話

ゾーン2まで進んだ。ゾーン1は落ち着いて行けば難なくクリア出来るようになったが、どうにもボスが難しい。コ/ーラ/ル/リ/フとか意味わかんねえ。キ/ン/グ/コ/ン/ガはむしろ爆弾を使わない正規の倒し方が分からんぞ。
ハゲでドラゴンダンスを勉強しつつ、ゾーン2を主人公で進める。ハゲでも敵多いしキノコウザいし難しいんだが。ゾーン3とか敵さばく暇無いだろ……最新版のネ/ク/ロ/ダ/ン/サー動画見て勉強すっか。
本当にネ/ク/ロ/ダ/ン/サーが時間泥棒過ぎてこわい。久し振りにこんなにゲームしてるわ。

461 :T/・/N/・か/ら/あ/げ(実/況)
2017/02/25(土) 19:44

そ/げ/部発足したぞ。
なんかこの三人って感慨深いな。テ/ラ/ゾ/ーがS/G/Pやってるときに俺見付けて、あ/の/ポ/ンとかのS/G/Pメンバーに流行らせて、その後ひ/と/夏だろ?よく見るとちゃんと経緯があるんだよな。そっからク/ソ/ゲ/ー/実/況が始まったんだ。
これから更新頑張ってくんで、動画観てくれよな。

462 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2017/02/25(土) 22:06

「プ/レ/イ/ボ/ー/ル!コ/ジ/マ/店/員です!」
施設科のコ店ジ員マさんは昔別の駐屯地で知り合った友人である。明るくて良い人だ。
「本日は、お二人にレスリングを教えたいと思います!」
突然変なことを言い出すのを除けば、良い人だ。
「レスリング」
「そう、レスリング!」
まずは構えを取ってみて、と言われ戸惑いながらポーズを取ってみる。
「ファッ!?」
「!?」
「eたoいhちeょoうhさん、俺と一緒にオリンピック狙いませんか?」
「無理です」
「そんなーーー!!!」
変なポーズのえ新ふ参び兵ーと顔を見合わせる。コ店ジ員マさんが言うには、スポーツはセンス派と努力派に分かれるそうだ。センス派は才能がある為、技などを駆使して勝てるタイプで、努力派はレベルを上げて物理で殴るパワータイプだそうだ。彼が言うにはどうやら俺の構えで俺のレスリングの才能を感じたらしい。
「eたoいhちeょoうhさんは絶対にセンス派です!オリンピック狙えますよ!」
「え新ふ参び兵ーは?」
「え新ふ参び兵ーさんは努力派」
「えぇ……」
え新ふ参び兵ーは変なポーズのまましょんぼりした。レスリングの構えのつもりなんだろうか。
「軍人引退した後なら考えなくもないかな……」
「50歳選手!」

467 :と/り/な/ん(実/況)
2017/03/03(金) 07:28

例えばの話。例えだぞ?俺に恋人が出来たとする。
真っ先に考えるのはどうやって都合よく立ち振る舞うか、だ。
まるで俺がクズみたいな言い方だ。半分違うぞ。
かつて俺に恋人が出来たら発狂するヤツがいた。今は知らん。どうでもいい雑談をして過ごしていたが、恋人が出来たと言うと「このクソ○ッチ!(男なのに)」とか罵られた。別れたというとちょっと嬉しそうに笑った。好きだったんじゃないかって?知らん、告白されてないからな。
いつ何時人間ってのは豹変するか分からない。だから、相手を見定めるべく、言いふらすべきじゃないってんだ。なんでそんなに言いたがるんだろうな。下手したら弱味になりかねんというのに。恋愛が絡むと、人は本当にこわい。出来ることなら、平穏に暮らしたいもんだ。

468 :と/り/な/ん(実/況)
2017/03/03(金) 18:26

>ネ/ク/ダ/ン
上達はしてるが、ゾーン2から進まねえ。ゾーン1は余裕でクリアできるようになったんだが。
ハゲでもゾーン4で死ぬ。
練習しなきゃな……(使命感)

470 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2017/03/05(日) 16:09

初めて銃を持った日のことを思い出す。
「今日からこれがお前の銃だよ」
入隊初日、そう言って隊長の蘭伝た説んから渡されたその銃は今まで平穏の中で暮らしていた俺にとってとても重く感じられた。後ろに下がって、まじまじとそれを眺める。
俺の銃。持ち手や銃床部は木で出来ており、使い込まれた形跡があった。他は金属で出来ており、くすんだ色をしていた。だが、手入れがしっかりされているのだろう、古ぼけた感じはあるものの錆は一つもなくずっしりとした安心感が手の中にあった。銃番号は568568、なんとも覚えやすい。
それから新隊員の教育期間中、俺の銃は常に側に居た。寝食を共にした。
初めて射撃したとき、俺はなんと感じたろうか。多分緊張していたと思う。戦場ですらない、ただの射撃練習だ。だが、一つ間違えれば暴発、死ぬかもしれなかった。拙い動きで行った射撃は散々な結果だった。俺は大事に大事に射撃後の手入れをして、俺が生きていることと俺の銃の重みを改めて感じた。
俺の銃568568は今は俺の手元には無い。時代の変化により、最新型の銃が配布された為だ。他の奴等が持っていた同じ型の銃と共に俺の銃も回収され、廃棄もしくは他の後方支援部隊へと再配布された。
「え新ふ参び兵ー、お前の思い出の銃って何?」
「んー、ワカサギ号ですかねえ」
「はあ?」
聞けばワカサギ号とはえ新ふ参び兵ーが最初に貰った銃の名前らしい。銃に名前付けるってお前……。
「俺の教育隊の隊長がそういう人だったんですよねー銃に名前をつけて、愛着を持てって」
んふふ、とえ新ふ参び兵ーは曖昧に微笑んだ。
俺はまた初代俺の銃のことを思い出した。名前は、俺の銃。俺も大して変わらない人間であると思い直した。

ワカサギ号エピソードについては、また後日。

472 :と/り/な/ん(実/況)
2017/03/14(火) 07:21

おれ「明日から先輩休みですね」
先輩「仕事のことなんだけどさ、もしもの時はこの書類の処置おねがいな」
おれ「えっ先輩死ぬのか」
先輩「えっ」
おれ「もしもの時と言えば死ぬかと思いますよね」
上司「俺もそう思ったんだけど」
おれ「ですよねー」
先輩「死なないですから!」
おれ「先輩のことは忘れない……」
先輩「勝手に殺された」

479 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2017/03/27(月) 23:05

夕暮れに、輝いて見えた。
人殺し、心殺しの俺も、黄金色に塗り潰された。
この風景を美しいと思えるうちは。まだ生きることを楽しんでいられる気がした。

480 :ス/ナ/ザ/メ(実/況)
2017/04/01(土) 17:35

ざんねん、「寿司好きのシェパードとかき氷の森」のス/ナ/ザ/メさんだよ!

エイプリルフールだってことすっかり忘れてました。
午後だしごめんねぇ。

×××

やったね、ス/ナ/ザ/メちゃん!と/り/な/ん先生に友達が出来たよ!

×××

※エイプリルフール跡地
>宇宙迷宮ツアーへようこそ

宇宙会社、Galagalaxyへようこそ!
こちらはツアー案内所となります。

一番のオススメですね!こちらの宇宙迷宮ツアーとなっております。
宇宙迷宮ツアーでは我が社が開発したGalaxy迷宮に入って頂き、ガイドと共に星々を探索するプランとなっております。迷宮と言いましても宇宙ですから特に道は固定化されておりません。だからこそ、広大な空間の中では迷いやすく迷宮であると言っても過言ではありません。
しかしご安心下さい。我が社のガイドは宇宙迷宮のプロで御座います!迷宮遺産指定物や宇宙秘宝などの見逃せない地域も完全に網羅し、皆様を安全にガイドすることが可能です。
もちろん、ガイドをつけずに己でマッピングして探索を楽しむのも一つの楽しみ方です。ガイド不用の際はお申し出下さいませ。

……?読み方が分からない?ガーラギャラクシー、ガラガラクシー、何とでも呼んで下さい。特に呼び方は決めていませんが、社員の中では専ら「ガラガラ」と親しみを込めて呼ばれていますよ。社長は騒がしいお祭りや混在する宇宙の様子からイメージしたそうです。

それでは、宇宙迷宮ツアー!
お楽しみください!

482 :と/り/な/ん(実/況)
2017/04/05(水) 06:24

>>452の続き。

おれ「お前はホワイトデーどうだったの」
女子「既婚者の人に『来世で結婚しよう』って言われてお返し貰っちゃいましたあ」
おれ「来世……」
後輩「来世で結婚したい」
おれ「え?既婚者の人と?」
女子「キャー、ホモ!」
後輩「違う、違うから!」
おれ「来世に期待だな」

×××

満了までにやることリストとか色々書き終える気がしないんで、無理に更新控えるの止める。
茶会ログとか一行も書いてないけど、おう、頑張るよ。いつかな。

×××

某仮面のせいでルービックキューブ再熱中。

×××

<<<2323
これ。

493 :eたoいhちeょoうh(実/況)
2017/04/18(火) 22:43

おれ「最近風呂入ってると誰かの視線を感じてさ」
新参兵「幽霊ですか!実は俺も感じてて……こわいですねー」
軍医「お前ら公共の大浴場入ってるんだよな?」

新参兵「夜に歩哨やってたら、肩がぐっと重くなったんです。周りには誰も居ないし『これ幽霊だな』と思って耐えてたんですけど、どんどん重くなってきてついしゃがんじゃったんですよ。でも仮にも歩哨中だし、踏ん張って立ち上がったんです。そしたらまた幽霊が重くなってしゃがんじゃって、しゃがむ姿勢が駄目だなと思って今度は態勢に気を付けながら屈伸運動しまして」
軍医「幽霊で筋トレすんな」

新参兵「今日は何して怒られたの?」
大将「なんで怒られてると思った!?」
新参兵「怒られてないの?」
大将「いや怒られたけど」

おれ「偉いやつってどういうもんかと思ってき大っく将んの部屋に忍び込んでアイツの階級章のついた服着てみたんだよ。外歩いてみたら全員見てくるからすげーなと思ったら、背中にえ新ふ参び兵ーの筆跡で『うんこ』って書かれた貼り紙が貼ってあって大将の人望の無さを感じた」
軍医「突っ込みどころ多すぎて何から言えばいいか分かんない」

新参兵「隊長の趣味って昼寝以外に何あるんですか?」
おれ「しごと」
新参兵「仕事は趣味じゃない!」
おれ「めし」
新参兵「食堂の不味い飯以外、外でなんて食べてないでしょ」
おれ「いき」
新参兵「……すいませんでした」
軍医「コイツ眠いだけだぞ」

大将「お前ら、俺についてこい!」
おれ「おー」
大将「声が小さい!」
おれ「…………」
大将「なんで黙った?」
おれ「馬鹿には聞こえない声です」
大将「うわーーーーーーーー!!!!!!!」
おれ「き大っく将んうるさい」
大将「馬鹿にしか聞こえない声でーす!やーいeたoいhちeょoうhのばーか!」
おれ「き大っく将んうるさい」

499 :と/り/な/ん(実/況)
2017/04/29(土) 19:51

どうやら日記がちょっとだけ作れたみたいで。
タイミング逃したーー!!俺のバカ!!

ということで。
ここらで一回閉めます。
また作れるようになったら作る。それまでは他のとこにある日記でボチボチ更新していくんで。

約一年半。
付き合って貰ってありがとな。
次もまた、シェパードをよろしく頼む。

500 :と/り/な/ん(実/況)
2017/04/29(土) 19:52

NEXT is ...

→→→有限不実行のシェパードと林檎の太陽
>>>2115

.